新着情報06：他の互助活動から見たナレッジベースの立ち位置

 

皆様、ご機嫌いかがですか？英語力を向上させたいのですが、お金がないのでランゲージエクスチェンジアプリを使い、日本語を教える代わりに無料で英語を教えてもらおうという魂胆の白楽たまきです。

 

さて、当事者間の互助に焦点を当てに当てまくっている双極性障害ナレッジベース開発プロジェクト『完治しない躁うつ病に苦しむ人達を患者間の体験共有で救いたい！』の新着情報をご覧下さり、誠にありがとうございます。

 

今回は、当事者間の互助を既に実践されていらっしゃる、各地の当事者会や当事者の方のブログなどとの関係性、つまりは双極性障害の互助活動分野全体における、このナレッジベースの位置付けについてお話ししたいと思います。

 

＜当事者ブログやSNSの当事者アカウントから情報収集する場合＞
ブログやSNSでご自身の考えや経験を発信して下さっている当事者の方々がいらっしゃいます。これには一定の効果があると考えています。ただし、ナレッジの共有に限って言えば、発信できるのは本人の経験に基づくナレッジ、または本人が知りうるナレッジに限定されますので、情報の多様性を実現するのは難しく、見る側も様々なブログやSNSを見て回らなければならないため、手間と時間がかかります。

 

＜当事者会やSNSで同病者と交流しながら情報収集する場合＞
当事者会やSNSを通して同病者と交流する方もいます。この方法は「精神的な支え合い・励まし合い」を始めとする多くの点で非常に有効だと考えています。ただし、自分に合ったナレッジを見つけ出すという点では、やはり情報の多様性に欠けてしまいますし、他者との交流が苦手な方にとってはハードルが高く、うつ状態の症状が強く出ている人は当事者会に参加することもできません。また、自分にとって有効なナレッジが相手にとっても有効となるケースが決して多くないこの病気においては、会話によるナレッジの共有は非効率な面が否めませんし、トラブルが起こる場合もあります。

 

そこで、当事者間の互助の中でも、ナレッジの共有、つまり「自分に合ったナレッジを見つけ出すこと」に特化した取り組みとして、ナレッジベースと呼ばれる「知」のデータベースを作り、Webサイト上で公開しようと考えたわけです。

 

「互助」と一言で言っても、その具体的な内容は多岐に渡ります。ナレッジの共有はその一部分に過ぎません。しかし、ナレッジの共有に関してはこのナレッジベースが最適な手段として認知されるよう、努力するつもりです。一方で、「精神的な支え合い・励まし合い」や会話のやり取りを前提とした悩み相談などは、当事者会やSNSでの交流がなければ実現できませんし、当事者個々人が持つ詳細なエピソード、苦悩や苦難の道のりといったものも、ご本人のブログでなければ垣間見ることができないかもしれません。このプロジェクトで作るナレッジベースサイトは、こうした既存の互助活動と共存しつつ、お互いの不足を補い合える関係になりたいと考えています。

 

今回の新着情報は以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。次回の新着情報も是非お楽しみに。プロジェクトに興味を持って頂けたら、お持ちのSNSやブログでの紹介、リターンの購入などでご支援頂けますと幸いです。ご意見やご質問、ご感想などのメッセージも、ログイン後、ページ右下の「メッセージを送る」からお気軽にお寄せください。どうぞよろしくお願いいたします。