名器ブーシェを再現し、クラシックギターの音色の秘密を解明したい

 

 製作したブーシェのコピーを、一流のギター奏者が演奏。

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The gift courses in English.

 

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How to support the project（In English）

 

 

 

目次　index----------------------

・自己紹介 - 筑波大学の関場大一郎です -

・音色の解明の意義

・何を解析するのか

・クラウドファンディング挑戦の意義

・ギターを語りやすく、新たな楽しみ方が生まれる未来へ

・リターンのご紹介

・寄付金控除について

・プロジェクトについてのご留意事項

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自己紹介

- 筑波大学の関場大一郎です -

 

改めまして、このページをご覧いただきありがとうございます。筑波大学の関場大一郎です。

 

私はいま、原子レベルで設計されたナノ薄膜の分析技術の開発を行っています。薄膜試料そのものは固体化学者が技術の粋を用いて作ります。作った本人達ですら本当のところ設計通りにできたのかが判断できないため、私のところに相談が来ます。私の研究室はその新しい物質を見るための新しい「目」を作るのが仕事です。

 

 

物理学と化学の知識を用いて新しい原理に基づく装置を設計し、最終的には実用化までもっていきます。実用化されたものはその後も化学者達によって使われ続けますが、私の研究室はそのメンテナンスや使用上の改善もしつつ、次の装置開発へと進みます。今は絶縁体を半導体にする技術開発に携わっています。

 

この研究が進むと電気自動車や鉄道といった大電流を用いるモーターなどをより精密に制御できるようになります。家庭や社会のいたるところで大電力が使われるようになっているため、現時点では想像できないような応用も期待されます。

 

しかし、このような新しいデバイスは製品の心臓部に位置するため人目につくことはありません。そのこと自体に不満があるわけではありませんし、研究そのものをパズルのように楽しんでいます。その一方で、新しい目を作るという研究スタイルをこれまでとは全く違う領域に広げ、社会の中で身近に感じられるようにしたいという夢も、だんだんと膨らんできたのでした。

 

 

筑波大学での勤続年数が15年を超え、私は1年間の研究休暇、いわゆるサバティカルを与えられました。サバティカルでは通常海外に滞在し、リフレッシュしたり新しいアイデアを修得したりします。私はサバティカルを、先端計測の経験が役立つ領域を広げるいい機会にしようと思いました。

 

そして、長い間温めてきたブーシェ流のギター製作法の修得と音色の解明というテーマへの着手を決めたのです。

 

 

 

「音色の解明」の意義

 

このプロジェクトを通して、直接ギター音楽の世界に一石を投じることを夢見ています。それが音色と言語表現の関連付けに関する研究です。少し仰々しいテーマ名なので具体的な話やたとえを交えて説明したいと思います。

 

人は外界を五感で認識していると言われます。視覚に関しては色や形に関する「赤い」「青い」、「四角い」「丸い」といった言葉がたくさんあります。触覚では「硬い」「柔らかい」「冷たい」などが、味覚にも「甘い」「酸っぱい」など比較的多くの固有の表現があります。

 

一方、嗅覚と聴覚に関する固有の表現は少なく、「臭い」「うるさい」「静か」などの快か不快かの2択がほとんどです。しかし、嗅覚は具体的な匂いから表現を借りて「オレンジのような香り（柑橘系の香り）」といった細かい意思疎通ができます。ワインのソムリエがそこに含まれる香りを細かく列挙すれば、我々はおおよそどのようなワインか理解できます。

 

 

では、あなたの使っているギターの音色を言葉で伝えてくださいと尋ねられたらいかがでしょうか？音が大きいとか、サステインが長いなど、演奏上の機能的なものは簡単に答えられても、音色に関してはとたんに困ってしまいます。

 

フラメンコ・ギターのように極めて特徴的な音のする楽器ならともかく、フレタとハウザーの音の違いを言葉で表現するのはとてもむずかしいことです。聴き比べればはっきりと違いが分かるのに、それを友人と共有し、話題にして盛り上がろうにも普通はうまくできません。もやもやしてしまいます。

 

単にギターの音色を聴いて楽しむだけであれば、ことばでの表現が難しくても実害はありません。しかしギターを新調するとき、プロ、アマチュアを問わずギターにどのような音色を求めるのかを頭の中で明確にしないといけません。そしてお店の店員さんや製作家に伝えないといけません。

 

製作家は完成したギターの音色を明瞭にイメージしなければギターを作れません。そのため、普段どんな曲をどんなときに弾くのか、好きなギタリストは誰か、ときには求めるギターの音色を色に例えると何色か、といった情報から「きっとこういう楽器だ」と仮説を立てます。あとはできてのお楽しみです。

 

 

音色を表す語彙の不足だけならギターに限らないだろうという方も多いと思います。しかし、例えばバイオリンではストラディバリウスやグァルネリ・デル・ジェズーといった典型的名器があり、そうした固有名詞が音質を表す語彙の一種として機能するほどになっています。そして誤解を恐れずに言えば、バイオリンは機能的にも芸術的にもほぼ完成の域にあり、過去の典型的名器から逸脱することは求められていません。だからこそ固有名詞が音色を伝えるコミュニケーションの機能を持ちます。ピアノも似たような状況でしょう。

 

一方、19世紀半ばに出現したアントニオ・デ・トーレスから急速に派生した現代のギターは、ナイロン弦やカーボンファイバーなどの新素材を取り込みながら現在進行形で発展中であり、過去の名器はその尺度たりえません。それがギターを他の楽器から違いたらしめる最たる部分ではないでしょうか？ギターに用いられる木材は今でも新しいものが次々と試みられており、それらは代替品としてではなく、より新しい音色や機能を探るための開拓とでも言うべきものです。

 

このような混沌とした状況の中、聴衆やアマチュア演奏家を含む我々ギター関係者はどのようにギターの音色、すなわち「そのギターらしさ」について語ればいいのでしょうか？

 

 

  

何を解析するのか

 

同じ音を出しても楽器ごとに音色が異なるのは、そこに含まれる倍音の種類とそれらの相対的な量が異なるからです。現在は音を空気の振動としてマイクで拾って電気信号化し、そこにどのような周波数成分（倍音）が含まれるかをスペクトルとして可視化することは簡単です。これを音のフーリエ変換と言います。

 

いかなる波形であってもいろいろな波長の単純な波の足し算で表せるという驚異的な定理をフランスの政治家であり数学者であり物理学者でもあるジョゼフ・フーリエが提唱したとき、科学界に激震が走りましたが、それは奇しくもギターの黎明期にあたります。閑話休題。ギターの音色を調べるために周波数成分を調べることはかなり早い段階から行われていますし、今でも一部の製作家は作ったギターの品質確保のために日常的に行っています。

 

ではそういった周波数特性を見れば名器がなぜ名器なのか、また音色についてのコミュニケーションにすぐ活かせるかというと、そうではありません。ましてやそこから名器を再現するというのはほぼほぼ不可能です。

 

ギターのような撥弦楽器はひと塊の周波数がずっと持続しているわけではありません。時間を軸に大きく分けて、音の立ち上がり、基音部分、残響の3つに分けられます。爪により伸ばされた弦を開放して得られたエネルギーは主に基音の周波数に与えられますが、高速で時々刻々と他の周波数に分配されていきます。

 

 

 

このプロジェクトでは、周波数の組み合わせがどのように時間変化するか、その「時間変化のパターン」がギターの音色を印象付けているのではないかと考えています。従来の周波数測定は数秒から数分の間ギターの表面板を一定に振動させ、その応答を見ています。その場合、対象とするギターでどのような周波数が立ちやすいかというリストは得られますが、それらの周波数にどのような割合でエネルギーが分配され、どのように時間変化するのかは一切分かりません。

 

この問題を高速時間分解の周波数測定で解決していきます。そして時間変化のパターンのようなものが存在するのかを調べます。似たような構造の楽器は同じパターンに分類されるのでしょうか？興味深い課題です。

 

ここで解析に用いるのが、ブーシェの本物と、今回つくるブーシェを再現したギターです。音色が非常に複雑で豊かなブーシェを解析することができれば、他のギターの解析にも転用できると予想しています。そうすれば、多様なギターの音色をパターンに分け、将来的に「そのギターらしさ」を語る助けになると考えています。

 

 

 

   

クラウドファンディング

挑戦の意義

 

サバティカルで始まる研究テーマを遂行するにあたり、研究資金にはいくつかの選択肢がありました。その中で、クラウドファンディングは大学内に最近設置された新しい研究資金調達方法です。大変な体力と精神力が必要な資金調達方法ですが、それでも最終的にクラウドファンディングを選択しました。

 

今回、多くのアーティスト、ギター販売店、一般のギター愛好者、研究者である私が協力しながら、クラウドファンディングをすることそのものに意味があると思いました。力を合わせて、全力で「これからこういうことをします！」と言って回ること自体に、お金以上の価値があると感じました。多くの音楽は楽器の製作者、演奏者、聴衆の共同作業であり、今回のクラウドファンディングも同様だからです。

 

通常の私たちの研究には全くない新しい視点やプロセスを通し、ギターを語りやすく、より楽しめる未来につなげていきたいと思います。この挑戦を面白いと感じてくださったみなさま、ぜひ一緒に、ギターの新たな一面を覗いてみましょう。

 

 

 

 

    

ギターを語りやすく

新たな楽しみ方が生まれる未来へ

 

ここからは、今回の挑戦で解析が進んだ先のビジョンを語らせてください。

 

楽器の音色のパターンが分かったら、それを大勢の人に聴いてもらい、自分なりに言語化してもらいます。例えばフラメンコ・ギターのような乾いた音色とか、明るい、軽やか、逆にずっしりした、などなど。

 

こういった周波数群の時間変化のパターン（音色のパターン）と人間による言語表現の組み合わせを大量に人工知能（AI）に食べさせます。そうすると、人間がAIに対して「低音域はずっしりと重く、中高音域は軽やかかつ伸びやかなギター。」といった抽象的な表現を述べたとき、AIは「このようなギターのことですか？」と、とあるギターで奏でられた曲を再生します。その曲はどの程度被験者の想像や印象と一致するのでしょうか？

 

 

 

 

AIの学習が進むと人間が頭の中でイメージする音色と一致の度合いは増すのでしょうか？もしかしたら国（言語）ごとに表現と音色の組み合わせパターンは変わるのかもしれません。そういった傾向が見えてきたら、我々はギターの音色を言葉で語るある程度の共通認識を得られたと言えるのではないでしょうか？私はそのような夢を描いています。

 

もし仮に、ギターの音色が分析され、周波数だのAIだので語られるようになったとき、ギター音楽という芸術が無味乾燥になってしまうと感じる方もいらっしゃると思います。それは本当に一理あると思います。

 

しかし次のように考えてみてはいかがでしょうか？2015年あたりから、最も難しいボードゲームの一つである将棋において、人間はコンピュータにほとんど勝てなくなりました。私もその頃、人間の脳という神秘的な世界の砂漠化が進み、ますます人間が人間らしく生きる領域が狭まった気分になりました。

 

しかしその後の進展はどうでしょうか？プロ将棋界は衰退するどころかむしろかつてないほど盛り上がっているように見えます。プロ同士の対局は素人には難しすぎるとずっと思っていました。今は一手一手をいろいろなAIが数値的に評価、説明してくれるため、プロの凄さをリアルタイムで感じられますし、大逆転の一手に驚いたりできます。AIも学習内容に偏りがありますので、名人の一手をAIが遅れて称賛するという逆転現象も起きてドキドキします。

 

ギターの音色も同様、いくらAIが分析しても、一段上の新しい楽しみ方が待っているのだろうと思います。人々の間で常識が形成されればされるほど、次の前衛が輝きを放ちますし、その逆も真です。それがクラシック音楽の良さなのだろうと思っています。

 

 

 

 

     

ギフトのご紹介

 

今回製作するブーシェのコピーの音色を、クラウドファンディングのリターン限定リサイタルにてお披露目します。演奏してくださるのは一流のクラシックギター奏者のみなさん。ブーシェのDNAを受け継ぐギターの音色を、是非お楽しみください。

 

 

奏者一覧

 

大萩 康司 Yasuji Ohagi

藤元 高輝 Koki Fugimoto

生田 直樹 Naoki Ikuta

ステファニー ジョーンズ Stephanie Jones

徳永 真一郎 Shin-ichiro Tokunaga

熊谷 俊之 Toshiyuki Kumagai

河野 智美 Tomomi Kohno

林 祥太郎 Shotaro Hayashi

小暮 浩史 Hiroshi Kogure

樋浦 靖晃 Yasuaki Hiura

 

各奏者のコンサート日程

 

　

大萩 康司（ギター） Yasuji Ohagi, Guitar  　コンサート

高校卒業後にフランスに渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ハバナ国際ギター・コンクール第2位、合わせて審査員特別賞「レオ・ブローウェル賞」を受賞。その後イタリアのキジアーナ音楽院で学び、4年連続最優秀ディプロマを取得。これまでにNHK「トップランナー」「ららら♪クラシック」やMBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等メディアへの出演多数。日本における代表的な音楽祭のほか、モスクワ、コロンビア、台湾等海外の国際フェスティバルにも定期的に招かれている。第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。洗足学園音楽大学、大阪音楽大学各客員教授。公式Instagram @yasujiohagi_official, 公式Twitter @yasujiohagi   

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（大萩 康司氏）】

 

 

　

藤元 高輝（ギター）Koki Fugimoto, Guitar 

これまでに村治昇、新井伴典、荘村清志、江間常夫、アンスガー・クラウゼの各氏に師事。作曲を塩崎美幸、植田彰、伊左治直の各氏に師事。指揮を本多優之氏に師事。2014年作曲家今村俊博とのパフォーマンスデュオ「s.b.r.」結成。2008年 ヴァイカースハイム国際ギターフェスティバル(ドイツ)コンクール部門第１位。2011年 東京国際ギターコンクール第１位。2016年、武満徹没後20年を記念したCD「武満徹ギター作品集」を発表。2019年 ハインスベルク国際ギターコンクール（ドイツ）第１位。同年、19世紀のオリジナル楽器を使用した「フェルナンドソルギター作品集」。2021年ラヴェル「鏡」より道化師の朝の歌のギター独奏編曲をPrim Musikverlagより出版。趣味は囲碁。公式Instagram @kkfujimoto, Youtube @kkkffff1

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（藤元 高輝氏）】

 

　

生田 直樹（ギター）Naoki Ikuta, Guitar

愛知県春日井市生まれ。13歳よりギターを始め、早稲田大学在学中にクラシックギターに出会い、高田元太郎氏に師事。 2008年より渡英し、ロンドンにあるトリニティ音楽大学にてグレアム・デヴァインに師事し、国際演奏家課程を修了。各地での演奏活動にも積極的で、日本国内のみならずイギリス、アイルランド、ギリシャ、ハンガリー、韓国、香港、タイ、マレーシア、ベトナムでリサイタルを行う。現在は名古屋を拠点に各所で演奏し、海外での公演も定期的に行う。また名古屋ギターフェスティバルを2013年に立ち上げ、毎年定期的に国内外からアーティストを招聘し、日本のギター界にも新しい風を呼び込む。教授活動では愛知県内の高校や大学にも定期的に指導を行い、ギターの普及活動にも力を入れている。中部日本ギター協会副会長。中部日本ギター協会認定教授者及び教育部会長。公式Instagram @naoki.ikuta, Youtube @naoikutaguitar

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（生田 直基氏）】

 

 

　

ステファニー ジョーンズ（ギター）Stephanie Jones , Guitar 

幼少期より音楽に強い関心を示す。ピアノから始まり、バイオリン、ビオラ、サックス、フルートを学ぶ。その中でギターの魅力的で幅広い音色、そして多様な音楽に対応できる順応性に夢中になった。ステファニーは「初恋だった」と語る。その後クラシックギターの世界的ソリストおよび室内楽奏者となる。オーストラリア国立音大にてティム・ケイン、ミン・レ・ホン両氏に師事し、首席クラスで卒業。ワイマールのフランツ・リスト音楽院にてトーマス・ミュラー-ペリングに師事し修士号およびドイツ国家演奏家資格を取得。現在はドイツを拠点に活動し、アウクスブルク大学にて教鞭をとる。コンクール歴の主なものとしてハナバッハ・ギター・コンペティション優勝、ウプサラ国際ギターフェスティバル・コンペティション優勝、ファイン・ミュージック・ネットワークの「ヤング・ヴィルトゥオーゾ・オブ・ザ・イヤー」選出などがある。コンサート・ツアーやフェスティバル招待で世界を回る一方、これまでに3枚のソロアルバムをリリース：「Open Sky (2020)」、「Colours of Spain (2015)」、「Bach, the Fly, and the Microphone (2009)」。人気四重奏団であるワイマール・ギター・カルテットのメンバーとして2019年に四重奏のデビューアルバムをリリース。著名バイオリン奏者であるカレン・ゴムヨのアルバムの中ではピアソラの「タンゴの歴史」で共演している。公式Instagram @stephjonesguitar,Youtube @StephanieJones

ご寄付はこちら：

① 試奏コンサート参加コース（ステファニー ジョーンズ氏）

②【学生限定】つくばカピオ（ホール）でのギター試奏会鑑賞にご招待コース

③【筑波大学職員・つくば市民など限定】つくばカピオ（ホール）でのギター試奏会鑑賞にご招待コース

 

 

 

　

徳永 真一郎（ギター）Shin-ichiro Tokunaga, Guitar　

徳島県出身のギタリスト。9歳からギターを学び、2007年に渡仏。ストラスブール地方音楽院を経て2011年よりパリ国立高等音楽院にて研鑽を積む。2016年、同音楽院修士課程を満場一致の首席で修了。これまでにギターを川竹道夫、アレクシス・ムズラキス(デュオ・メリス)、ローラン・ディアンス、ジュディカエル・ペロワ各氏に、古楽・リュートを今村泰典氏に師事。また、キジアーナ音楽院のオスカー・ギリア氏のクラスにて最優秀ディプロマを取得。2008年ナクソス国際ギターコンクール(ギリシャ)第3位、2010年オルシュティン国際ギターコンクール(ポーランド)第1位及びグランプリ。2018年ヴェリア国際ギターコンクールのコンチェルト部門にて第２位入賞。2017年、マドリッドのソフィア王妃芸術センターにて指揮ジョルディ・フランセスのアンサンブル・ソニド・エクストレモと共演し、作曲家・松宮圭太氏の《ギターとアンサンブルのための小協奏曲》の世界初演のソリストを務める。2011年から2013年度までヤマハ留学奨学生、またフランスのタラツィ財団並びにADAMI財団奨学生。2018年、アルバム『テリュール』をリリース、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。公式Instagram @shinichiro_tokunag, Twitter @shinichiro_gt

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（徳永 真一郎氏）】

 

 

　

熊谷 俊之（ギター）Toshiyuki Kumagai, Guitar　

9歳の頃よりクラシックギターを始める。2015年にウィーン国立音楽大学を審査員満場一致の最優秀で修了。これまでにオーストリア、ノルウェー、スペイン、チュニジア、リヒテンシュタイン、ボリビア、ペルーなど世界各国の音楽祭に出演し好評を博す。ウィーンでは楽友協会主催「若手音楽家」シリーズに選ばれ、弦楽四重奏を率いてリサイタルを行った。2012年にファーストアルバム「ソナタ~ボッケリーニ賛歌~」、2019年には「トッカータ・ブラジリス」(マイスターミュージック)をリリース。ギターを斎藤治道、佐藤洋美、高田元太郎、アルバロ・ピエッリ各氏に師事。第50回東京国際ギターコンクール2位を始め他多数の国際コンクールに入賞。昭和音楽大学非常勤講師。公式Instagram @kumagaitoshiyuki, Youtube @toshiyukikumagai 

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（熊谷 俊之氏）】

 

 

　

河野 智美（ギター）Tomomi Kohno, Guitar　

東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなどで入賞。CDは『祈り』（2013年）、ジャズクラシック作品集『リュクス』（2015年）、オール・バッハアルバム『The BACH』（2017年）、スペイン作品集『The Spain』（2019年）をリリース、いずれもレコード芸術誌で特選盤の評価を得ている。2020年、サントリーホールにて東京フィルハーモニー交響楽団、梅田俊明氏指揮のもと2大ギターコンチェルトを演奏、秋にライブ盤アルバムとしてリリース（朝日新聞推薦盤）。2大ギターコンチェルトのライブ録音リリースは、世界でも稀有な試みと言われている。これまでにヨーロッパ、ロシア、アジア、南米等各国に招かれコンサートを行っている。2022年ヴァイオリン礒絵里子とともに「デュオ・パッシオーネ」を結成、初のアルバム『グラシア』をリリース。日本・スペインギター協会会長代理。昭和音楽大学非常勤講師。公式Instagram @tomomikohno, Twitter @tomomikohno

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（河野 智美氏）】

 

 

　

林 祥太郎（ギター）Shotaro Hayashi, Guitar　

バルセロナ公立カタルーニャ高等音楽院(ESMUC)修士課程首席卒業。これまでに菊地通介、富川勝智、アレックス・ガロベー各氏に師事。アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール第１位の他多数優勝。2014年にはスペイン、バルセロナで開催された、ミゲル・リョべート国際ギターコンクールで第2位入賞し「あなたほど心に届く演奏は初めて」と評された。2015年白寿ホールにてデビュー。1stアルバム「カタルーニャ」(レコード芸術、ステレオ誌特選盤及び、ステレオ誌BEST1ディスク) / 2ndアルバム「ギターラ」(レコード芸術特選盤)スペインを始め、ドイツ、アメリカなど各地でコンサートを行う他、MNAC(カタルーニャ美術館)、L'Auditori de Barcelona、バルセロナ市庁舎や駐日スペイン大使館、駐日フランス大使公邸などで演奏を行う。バルセロナにてラジオ出演 La Xarxa(91.0FM) 他、TOKYO FM(Music Bird)やテレビ東京(東京交差点)などのメディアに出演。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』の劇伴にてギターを担当。またDUO CHISPAとしてチェロ×クラシックギター のジャンル開拓にも挑戦中。福岡県出身。公式Instagram @shotaro.hayashi884, Youtube @SHOTAROHAYASHI8841

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（林 祥太郎氏）】

 

 

　

小暮 浩史（ギター）Hiroshi Kogure, Guitar　

これまでギターを高田元太郎、福田進一各氏に師事。 東京国際ギターコンクール、ヴェリア国際ギターコンクール（ギリシャ）にて優勝するほか、国内外のコンクールで多数優秀な成績を残している。 2014から2019年までフランスのストラスブール音楽院に留学。ギターをデュオ・メリス（アレクシス・ムズラキス、スサナ・プリエト両氏）、古楽解釈および通奏低音を今村泰典氏に師事。東京オペラシティ主催、期待の若手コンサートシリーズである「B→C」への出演や、NHK－FM「リサイタル・ノヴァ」にゲスト出演するなど、現在は東京を拠点に各方面で精力的な活動をしている。2016年度文化庁新進芸術家海外研修員。   E-mail: kog_hiroshi@nifty.comHP: http://hiroshi-kogure.com , 公式Instagram @hiroshi.kogure, Youtube @HiroshiKogure

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（小暮 浩史氏）】

 

 

　

樋浦 靖晃（ギター）Yasuaki Hiura, Guitar

仏・ピカルディギターコンクール優勝 仏・アグスティン・バリオス国際ギターコンクール最高位受賞、バンコク国際ギターコンクール3位受賞、東京国際ギターコンクール本選入賞等受賞多数。パリ・エコールノルマル音楽院卒業スペイン・イタリア・フランス・アルゼンチン、チリ、タイ、インドネシア等、世界各地のギターフェスティバルなどにてソロリサイタルとマスタークラスを定期的に行っている。2011年にはアルゼンチンにてオーケストラとギター協奏曲の初演を行い、スタンディング・オベーションで賞賛を得た。2013年ブルガリアで公演されたアランフェス協奏曲のソリストとして迎えられた。2014年と19年には世界最大のギターフェスティバル・ギター・デル・ムンド（アルゼンチン）に唯一の日本人として招聘された。2018年と2022年の東京文化会館のソロリサイタルは満席で好評を得た。2011年より国内最大のイーストエンド国際ギターフェスティバルを主催している。公式Instagram @yasuaki_hiura_guitar, Youtube @user-oo2lh5su6j

【ご寄付はこちら：試奏コンサート参加コース（樋浦 靖晃氏）】

 

 

各演奏者のコンサート日程

 

2025年
3月7日（金）大萩康司氏　開場18:00　開演18:30
3月14日（金）藤元高輝氏　開場18:00　開演18:30
3月21日（金）生田直基氏　開場18:00　開演18:30

3月22日（土）Stephanie Jones氏　開場13:30　開演14:00
3月28日（金）徳永真一郎氏　開場18:00　開演18:30
4月4日（金）熊谷俊之氏　開場18:00　開演18:30
4月11日（金）河野智美氏　開場18:00　開演18:30
4月18日（金）林祥太郎氏　開場18:00　開演18:30
4月25日（金）小暮浩史氏　開場18:00　開演18:30
5月2日（金）樋浦靖晃氏　開場18:00　開演18:30

 

場所：MUSICASA（ムジカーザ）

151-0066 東京都渋谷区西原3-33-1

 

　

　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　

ギフト・リターンタイトル	限定個数	金額
3,000円応援コース		¥3,000
【学生限定】つくばカピオ（ホール）でのギター試奏会鑑賞にご招待コース	100	¥3,000
【筑波大学職員・つくば市民など限定】つくばカピオ（ホール）でのギター試奏会鑑賞にご招待コース	400	¥5,000
試奏CDコース		¥10,000
10,000円応援コース		¥10,000
試奏コンサート参加コース（大萩 康司氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（藤元 高輝氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（生田 直基氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（ステファニー ジョーンズ氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（徳永 真一郎氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（熊谷 俊之氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（河野 智美氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（林 祥太郎氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（小暮 浩史氏）	90	¥15,000
試奏コンサート参加コース（樋浦 靖晃氏）	90	¥15,000
全試奏コンサート参加コース	10	¥100,000
マゼ氏に質問コース		¥30,000
30,000円応援コース		¥30,000
50,000円応援コース		¥50,000
ギター製作動画視聴権コース		¥100,000
100,000円応援コース		¥100,000
300,000円応援コース		¥300,000
500,000円応援コース		¥500,000
1,000,000円応援コース		¥1,000,000
【寄付金控除対象外】製作ギター取得コース	2	¥1,500,000
10,000 JPY support (+ system fee ~ 220 JPY will be added)		¥10,000
50,000 JPY support (+ system fee ~ 220 JPY will be added)		¥50,000
100,000 JPY support (+ system fee ~ 220 JPY will be added). Course for viewing right of movie contents		¥100,000
1,500,000 JPY support (+ system fee ~ 220 JPY will be added). Course for getting the guitar made by Sekiba and Maze Course for viewing right of movie contents	2	¥1,500,000

 

 

      

寄付金控除について

 

一部のリターンを除き、本プロジェクトを通した筑波大学へのご寄附に対しましては、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。（詳細はこちら：https://futureship.sec.tsukuba.ac.jp/tax/index.html）

 

優遇措置の内容

■ 個人でご寄附をされる場合

− 所得控除

所得税法上の「寄附金控除」の対象となる特定寄附金（所得税法第78条第2項第2号）の税法上の優遇措置を受けることができます。具体的には、総所得金額等の40％を上限とした寄附金額について、「寄附金額－2,000円」の額が所得から控除されます。
 
− 住民税の軽減

お住まいの都道府県・市区町村が、条例で筑波大学を「寄附金税額控除」の対象として指定している場合、総所得金額等の30％を上限とする寄附金額について、下記の金額が翌年の個人住民税額から控除されます。
　・都道府県が指定した寄附金　[寄附金額 － 2,000円]×4％に相当する額

　・市区町村が指定した寄附金　[寄附金額 － 2,000円]×6％に相当する額

　※県・市町村の両方が、寄附金税額控除対象指定を行っている場合、都合「寄附金額 － 2,000円」の10％に相当する額となります。
　※平成23年度税制改正により、寄附金税額控除の適用下限額が、5,000円から2,000円に引き下げられてます。
　※本学を寄附金税額控除対象指定している自治体は、茨城県、千葉県、つくば市など多数があり、詳細は「寄附⾦税額控除の対象として本学が指定された県および市町村⼀覧 （平成29年2⽉1⽇現在）」をご覧ください。
 
− 計算例

課税所得500万円でつくば市にお住まいの方が、10万円寄附された場合の計算方法は以下のとおりです。
　(所得税の軽減額)

　・寄附していない場合

　　5,000,000円×20％（税率）-427,500（控除額）＝572,500円

　・10万円寄附している場合

　　{5,000,000円-（100,000円-2,000円）}×20％-427,500（控除額）＝552,900円　　572,500円-552,900円＝19,600円（所得税の軽減額）

　(個人住民税の軽減額)

　（100,000円-2,000円）×10％＝9,800円（個人住民税の軽減額）です。したがって、つくば市にお住まいの方が10万円寄附された場合、 19,600円（所得税の軽減額）＋9,800円（個人住民税の軽減額）の合計29,400円が税制上の優遇措置による軽減額となります。※上記はあくまでも目安です。実際は収入の種類、各種所得控除等により変動が生じることがあります。
 
優遇措置を受ける手続き
本学では、寄附金のご入金を確認しますと、ご寄附を頂いた方へ「寄附金受領証明書」をお送りしています。この証明書を添えて、所轄税務署で確定申告を行ってください。（住民税の寄附金控除のみを受ける場合は、市区町村に申告することになります。）なお、この証明書は、税制上の優遇措置を受けるために必須の書類ですので、大切に保管してください。

 

※寄付金受領証明書に記載の日付は、READYFOR株式会社から本学に入金のある2023年11月8日を予定しております。また、寄付金受領証明書は2023年12月中の発送を予定しております。

※一般的な所得税の確定申告提出期間は、毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1ヵ月間です。なお、この期日が土曜日・日曜日と重なると順次繰り下げ、月曜日までとなります。

 

 

 

       

プロジェクトに関する

ご留意事項

 

●ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、新着情報やSNSなどでご紹介させていただく場合があります。

●領収書の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。

●なお、ご寄付後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されませんのでご注意ください（個別にご連絡いただかない限り、原則としてお申込み時にご入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただくことになります）。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

●本ページに掲載の、個人が写った写真は全て掲載の許可を本人から取得しております。