支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 117人
- 募集終了日
- 2020年3月12日
貧困や虐待等で親を頼れない若者が将来を諦めず生きていける伴走支援を
#子ども・教育
- 現在
- 6,136,000円
- 支援者
- 302人
- 残り
- 18日
進行を止めにくい「糖尿病性腎臓病」 治療薬開発に向けた研究の加速へ
#医療・福祉
- 現在
- 8,595,000円
- 寄付者
- 436人
- 残り
- 44日
災害時等における避難行動要支援者等の笑顔を守るサポーター募集!
#医療・福祉
- 総計
- 4人
たんぽぽの里サポーター募集中!保護活動に必要な費用にご支援を
#地域文化
- 総計
- 80人
ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
#国際協力
- 総計
- 91人
「なまけものの通りみち」となる生物回廊農園を共に作り育てましょう!
#国際協力
- 総計
- 54人
ミャンマー|クーデター、洪水被害で困窮する人々に食糧、医療、教育を
#子ども・教育
- 現在
- 1,670,000円
- 支援者
- 67人
- 残り
- 24日
プロジェクト本文
終了報告を読む
みなさまありがとうございます!
達成のお礼とネクストゴールについて
皆さまからの温かいご支援のお陰で、残りあと7日というタイミングで、目標の120万円を達成することができました!心より感謝申し上げます。全国各地からご支援と応援メッセージを戴きました。嬉しさとともに、皆さんからの期待に身が引き締まる思いです。いただいたご支援は、グアテマラの皆さんと一緒に【救命法を広める】ために、大切に使わせて戴きます。
このクラウドファンディングのプロジェクトは、2020年3月12日(水)午後11時まで続きます。そこで残りの期間、次の目標となるネクストゴールを150万円と設定し、最後まで挑戦を続けることにしました。
今回ご支援いただいた日本の皆さんへの本プロジェクトのご報告については、既にご案内している通り、報告書の作成、報告会の開催を予定しています。
一方で、グアテマラや、中南米諸国の皆さんへのご報告については、計画に含まれていませんでした。しかし、救命法を広めるという私達のプロジェクトにとって、まさにこの現地の方々への報告こそが、今後の今後活動の展開のために重要になってきます。
そこで、ネクストゴールに挑戦し追加でいただくご支援は、中南米向けの報告書の翻訳費、印刷費、郵送費として使わせていただきたいと考えています。報告会終了後に、全文をスペイン語に翻訳し、日本の伝統民芸品と一緒に現地にお送りする予定です。
皆さまのご期待に添えるよう、プロジェクト最終日まで走り続けますので、どうぞ引き続きの応援・ご支援をよろしくお願い申し上げます!
2020年3月5日
日本ファーストエイドソサェティ 代表 岡野谷 純
▶English description
▶Descripción en español
若手医師たちを応援したい
皆さま、こんにちは。ページをご覧いただきありがとうございます。日本ファーストエイドソサェティ(JFAS)代表の岡野谷純(おかのやじゅん)です。1990年、当時日本に存在しなかった「子どもの救急救命法」をみんなで学び広めようと、仲間と一緒に活動を開始。1993年に市民団体を立ち上げ、今年で27年目になります。1995年以降は、災害時の被災地支援にも力を入れて活動を続けています。
私は今、グアテマラの若手医師たちと一緒に「救命法を広めるプロジェクト」をスタートしています。日本では当たり前である、命を守るスキルを学ぶ「環境」が、中南米諸国ではまだまだ整っていないのが現状です。社会基盤づくりは国家課題であるとも言えますが、草の根の活動から始めることも必要だと考えています。
そこで今回、「自分たちで市民に教えたい!」と言ってくれたグアテマラの医師たちとともに、救命法講習の環境作りをするために、クラウドファンディングに挑戦することにしました。グアテマラに安心と安全の輪を広げる活動は、中南米諸国、そして世界中の誰もが、大切な人の命を守ることができる社会を実現するための一歩になると信じています。どうか皆さまの応援・ご支援を宜しくお願いいたします。
「救急車を待つ間、何もできずに横にいる」
30〜40年前の日本と同じ、グアテマラの「救命」の現状
今回のプロジェクトは2018年春、旅行でパナマ、グアテマラ、コロンビアなどを巡った際のある出会いから始まりました。プライベートな旅行でしたが、現地の消防局や病院を表敬訪問し、互いの国の現状について意見交換をする機会を得ました。その中で、彼らの一番の興味は「市民向けの救命指導」でした。日本では消防庁や赤十字社・NPOなど、様々な団体が市民向けの講習会を開催している、ということに彼らはとても関心を示し、途中からは質問攻めになりました。
グアテマラの消防局の皆さんによると、通報で救急車が駆けつけると「家族は何もできずに、ただ横にいるだけ」なのだそうです。この情景はまさに、30〜40年前の日本とそっくりです。もちろん中南米でも、救急隊員や病院職員は世界基準に遅れることなく最新の医学ガイドラインを学んでいます。だからこそ、なおさら「市民が現場で蘇生を開始してくれていれば・・」という願いはとても強いのです。
中南米といっても大変広く、他国領の島も含めれば34ヶ国もあります。ですからもちろん、この話が全ての中南米諸国に当てはまるわけではありません。それでもやはり、多くの国が同じ悩みを持っているように感じられました。
地域の人々からも「蘇生法?学校では学んでいない」「もしあるなら、家族のためにぜひ受けたい」という声が聞こえてきました。
人の心臓が止まると、1分ごとに救命率が7〜10%低下するという報告があります。しかし有効な処置が行われた場合、救命率の低下を3〜4%にとどめることができ、亡くなる方を半分にできるのです(※1)。つまり、病院の外で心臓が止まった場合、その人が生き延びるか、社会復帰するかは、病院に着く前の処置に大きく左右されるのです。
日本では学校や地域など、たくさんの場で、誰もが救命法やAEDの使い方を学ぶことができます。大切な人が突然目の前で倒れた時、「救急車を呼び、倒れた人に声をかけ、呼吸をみて、なければ胸骨圧迫をして・・」と、不安な中でも手順を思い浮かべて実践します。平成29年中の実情をみても、心肺機能停止傷病者の 49.9%に一般市民による応急手当が実施されており、心肺蘇生が実施されなかった場合と比べ、一ヶ月後の生存率、社会復帰率とも増加しています(※2)。
※1Part 4: the automated external defibrillator: key link in the chain of survival. European Resuscitation Council. Resuscitation. 2000;46(1-3):73-91. / ※2 総務省報道資料 平成30年版 救急・救助の現況(2019年12月)
2019年、ようやく実現した現地でのトレーニング
中南米の現状を知って帰国した私は、早速それをNPOのメンバーや講師仲間に報告しました。そして有志の仲間と共に、「中南米に救命法を広める」プロジェクトを立ち上げることにしたのです。…とは言っても難しいことはできないので、まずはJFASが市民向けに実施している2時間ほどの救命講習を、現地の救急隊や医師に見てもらう、市民に体験してもらう、ことから挑戦してみることになりました。
準備とスケジュールの調整がついた、2019年5月末からの2ヶ月間、たった2体の人形とDVDを抱えて、私は再び中南米を訪れました。まずは、最初の1ヶ月間はスペイン語学習に没頭しました。「消防局や病院とのミーティングは英語でも良いけれど、実際に市民に伝えるならばやはりスペイン語が必須 !」と考えたからです。
その後、グアテマラやコロンビアのいくつかの都市をめぐり、各地の学校や団体・行政の方々にご協力をいただきながら、大学や学校、教会、市民会館などで救命講習を開催しました。学校の先生や大学の学生たちが皆、「これだ!!」と真剣に学んでくれました。
「学んだことを広めたい」
30年前の私たちと同じ想いで、声をあげてくれた若手医師たち。
私は当初、「2〜3年はこの活動を続けて種をまき、そのうちに現地の誰かが声を上げてくれたらいい」と思っていました。ところが帰国してしばらく経った10月、グアテマラのソロラという町で講習会を主催してくださった大学院教授と医師たちから嬉しいメールをもらったのです。
そこには「ぜひ、自分たちの手で市民に救急救命法を広めていきたい。そのために、講習のやり方を教えてくれないか」とのメッセージ。これこそ、私が待ち望んでいた言葉でした。大切な人の命を救う方法があるのなら、それを広めたい。それはまさしく、1990年にJFAS創設メンバーが抱いた「学んだことを、自分たちの国に広めたい」という想いと同じでした。
そんな医師たちをぜひとも応援したい!と心から願い、救命講習プログラム作りと、教え方を伝える活動を、本格的に開始することにしました。
現地にあった救命講習プログラムを作る必要性
2020年3月下旬、いよいよ現地を訪れ、若手医師や救急隊員たちと一緒に救命講習を作る予定です。2週間の滞在のうち、最初の1週間でプログラムを構築します。次の1週間で、実際に病院職員や学校の先生・学生たちを対象に講習をおこない、内容を見直しつつ救命法講習プログラム(初版)を完成させる予定です。
実は、中南米で救命講習を展開するためには、現地に合ったプログラムを新しく作る必要があります。なぜなら、中南米の国々にはまだAED(スペイン語ではDEA)が存在しないからです。現在、世界の救命講習はAEDありきですから、そのままでは訓練ができないのです。かといって10年前のプログラムでは、胸骨圧迫の深さや速さなどの基準が現在とは異なります。ですから、最新ガイドラインには準拠しつつ、AEDについては効果はアピールしますが訓練はせず、CPR(心肺蘇生法)中心の充実したプログラムが必要なのです。
その国にあったプログラムを作るプロセスを、現地の若手医師や救急隊員たちと共有することにより、よりよい内容のプログラムとなることはもちろん、彼ら自身の理解が深まることも期待できます。彼らが講座を開講してくれることで、多くの人々が「大切な家族の命を助ける方法を学 べる」ようになります。更に、彼らが同僚や学校の先生たちに「インストラクター講習」を開催することで、講師の数を増やすことができ、更にプログラムを広めることができます。
クラウドファンディングに挑戦する理由
前回は単身自費での渡航でしたが、今回は日本からスタッフ2名で赴きたいと考えています。2人体制であれば、プログラム作りの場面では、デモをしながら説明したり、客観的に俯瞰したり、分担して討論ができたりと、活動に余裕ができます。また、ロジスティックスの面でも、危機管理ができ、写真やビデオ撮影などの記録も充実することができます。
自己資金だけで渡航するつもりでしたが、今後の活動の広がりを考え、クラウドファンディングで皆さんのお力をお借りすることにしました。皆さんからいただくご支援は、2人分の渡航費および宿泊費、現地での会議費や、訓練用の人形やDVDなどの備品の購入のための費用として大切に使わせていただきます。
また、クラウドファンディングの挑戦を通して、活動に賛同してくれる方と出会いたいという想いがあります。ぜひ、今後のプログラム作りに対して、たくさんのアドバイスを戴きたいです。国内でも色々なご経験・ご体験をされている皆さまのお知恵をお貸し戴けるとありがたいです。色々な企画を一緒にしていただける仲間もいてくださるとうれしいです。
その国に生きる人々が、自国の環境を良くしたいと願うこと
私たちはこれからも中南米諸国に赴き、たくさんの国で、同じ志を持つ人々とプログラムを開始できる地盤づくりをしていきたいと考えています。次回は今年の秋くらいに渡航し、作成したプログラムを他の国の皆さんとも共有する予定です。また「大人の救命法」の次は、「子どもの救命法」「ケガや病気を助ける救急法」「災害に対する備災トレーニング」などと、プログラムを展開していきたいと考えています。
私たちはあくまでも、その国の人々が、自ら講師として講座を開講することが、一番市民のためになる、と考えています。そのため、医師・救急隊員・学校の教師たちが興味を持ち、自らグループをつくって活動をはじめるために、小さな後押しをしたいのです。日本ではこの30年間、「救命」をとりまく環境と人々の意識は大きく変化してきました。中南米でも、市民活動はいつか社会を動かすと思います。
世界中のどこに住んでいても「大切な家族と幸せに暮らしたい」という願いは変わりません。家族や同僚が目の前で倒れた時、「救急車が来るまで何もできない」で辛い思いをするのではなく、率先して最善の手当てをできる市民が増えることを願っています。
※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
1990年に「子どもの心肺蘇生法」を学び広める活動を開始しました。 1995年、阪神淡路大震災にて「災害ボランティアの安全衛生」の必要性を厚生労働省に提言、今では活動安全は常識になっています。 2001年、AEDの国内導入を首相に提言、早期に実現できました。 2003年、災害支援者の「安全衛生プチガイド」を内閣府HPにて公開。 2011年、東日本大震災から「赤ちゃん一時避難プロジェクト」の運営を開始。 2018年以降はアジア・中南米諸国にて救命法の啓発活動を実施しています。 ■著書: 震災から身を守る52の方法(分担執筆:アスコム)、 救急救命スタッフのための小児ITLS(分担執筆:メディカ出版)、 ストレス百科事典(分担執筆:丸善)、他。 ■AHA・MFA救急救命法トレーナー、災害支援の国際基準トレーナー、救急救命士、医学博士
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リターン
10,000円
【プロジェクトサポーター】コース
▶現地の医師たちと岡野谷からのサンクスレター
▶活動報告書にお名前掲載(ご希望者)
▶活動報告書(現地での活動が伝わる写真つき)
▶活動報告会にご招待(6月予定)
※報告会は2020年6月に都内にて開催予定です。詳細は追ってご案内いたします。
- 申込数
- 26
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
30,000円
【プロジェクトサポーター】コース+救命法体験会
▶現地の医師たちと岡野谷からのサンクスレター
▶活動報告書にお名前掲載(ご希望者)
▶活動報告書(現地での活動が伝わる写真つき)
▶活動報告会にご招待(6月予定)
▶「スペイン語救命法(AHA・日本人向け)」体験会にご招待
※報告会は2020年6月に、体験会は都内で5〜6月に、都内にて開催予定です。詳細は追ってご案内いたします。
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
10,000円
【プロジェクトサポーター】コース
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▶活動報告書(現地での活動が伝わる写真つき)
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※報告会は2020年6月に都内にて開催予定です。詳細は追ってご案内いたします。
- 申込数
- 26
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30,000円
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※報告会は2020年6月に、体験会は都内で5〜6月に、都内にて開催予定です。詳細は追ってご案内いたします。
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- 2020年6月
プロフィール
1990年に「子どもの心肺蘇生法」を学び広める活動を開始しました。 1995年、阪神淡路大震災にて「災害ボランティアの安全衛生」の必要性を厚生労働省に提言、今では活動安全は常識になっています。 2001年、AEDの国内導入を首相に提言、早期に実現できました。 2003年、災害支援者の「安全衛生プチガイド」を内閣府HPにて公開。 2011年、東日本大震災から「赤ちゃん一時避難プロジェクト」の運営を開始。 2018年以降はアジア・中南米諸国にて救命法の啓発活動を実施しています。 ■著書: 震災から身を守る52の方法(分担執筆:アスコム)、 救急救命スタッフのための小児ITLS(分担執筆:メディカ出版)、 ストレス百科事典(分担執筆:丸善)、他。 ■AHA・MFA救急救命法トレーナー、災害支援の国際基準トレーナー、救急救命士、医学博士