障害者の可能性を閉ざさない フィリピンたった1つの盲学校の挑戦

障害者の可能性を閉ざさない フィリピンたった1つの盲学校の挑戦

寄付総額

9,995,000

目標金額 8,000,000円

寄付者
195人
募集終了日
2017年2月15日

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2016年12月23日 10:00

現地からの声ーーナックスの話

ナックスは全盲ですが、点字の読み書きはあまり得意ではありません。彼はバタンガスと言って、首都のマニラからは車で2時間以上離れた地方に生まれたため、首都にある盲学校に通学するのは不可能でした。

 

 小学校時代は地域の学校に通ったのですが、そこでは障害のある学生へのサポートは一切行われておらず、点字を教えてくれる人もいなかったのです。教科書は誰かに音読してもらったのを録音し、授業を録音することでノート代わりにし、宿題などは他者に代筆してもらっていました。この状況では小学校以上には進学できないと限界を感じ、7年生から親元を離れて、寮生活をしながらフィリピン国立盲学校に通いました。

 

 盲学校に通い始めてから、ようやく点字を習ったのですが、その時かれはすでに13歳、点字を覚えるには覚えたものの、この年齢からですと読み書きのスピードはあまり上がりません。大学生になった今、ノートを取って復習したり、レポートを書いたりする際には点字も使いますが、結局小さいころから慣れ親しんだ録音のほうが楽だと言います。

 

 あまり裕福でない彼の家庭ではインターネットが使えません。画面読み上げソフトの入ったノートパソコンは、視覚障害者を支援しているアメリカ系NGOから借りているもので、彼自身のパソコンは持っていません。大学の課題を行うためには、大学や図書館などインターネットが使えるところに行かなければならず、ガイドヘルパーが見つからない日は出歩けませんし、そこへ行くための交通費もかさむため、好きな時に勉強や課題を行うことができないのです。

 

 文字を使った学習や情報収集面で不利な彼にとって、唯一バリアが低い科目は音楽です。現在大学4年生の彼は、音楽の教員を目指すコースを履修しています。

 

盲学校での勉強の様子

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