2013年の大型台風被災地であるレイテ島にて、高校生の全盲の女の子にインタビューを行った後のこと。

 

「ところで貴方はどうやって数学を勉強したのですか?」と彼女から尋ねられました。

 

レイテ島において、現地で使用されているワライ語への通訳無しで、英語でインタビューができたのは、21人中彼女だけです。それくらいずば抜けて優秀な子でした。

 

 「私は盲学校だったから、教科書やプリントは点字でもらってたし、計算式や提出物も点字で書いてたよ」と、何を聞かれているのかよく分からないままに答えました。 

 

 「いいなぁ、私の学校には、点字の教科書がないんですよ」

 

 「え?じゃあどうしてるの?音読してもらってるの?」

 

 「はい、いつも友達や先生など周囲の人に読みあげてもらうしかないんです。だから数学が分からなくて…」

連立方程式など音読されても、図形を描写されても、それでは何の役にもなりません。

 

台風被害を受けた後、建設された学校での開校式の様子
新着情報一覧へ