シャチに出会える海、知床羅臼。その謎を解く海中のヒントを探れ

みなさまからのご支援，ありがとうございます！

今回は，学生2名におしょろ丸調査の様子を報告してもらおうと思います．

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はじめまして！北太平洋のアイドルこと，海獣班M2のNSです．私はシャチが大好きで，シャチを研究するために北海道に来ました．今回の調査に参加できたこと，非常に嬉しく思っています！

当記事をご覧の皆様，クラウドファンディングにご支援いただいている皆様，誠にありがとうございます！クラウドファンディングを通して，シャチや海生哺乳類の研究に魅力を感じてくださる方を少しでも増やせたらイイな，と思っております．

さて，25日からおしょろ丸調査が始まりました．

私たち海獣班の仕事の一つに，海生哺乳類の目視調査があります．

目視調査は，アッパーブリッジという船の高い位置から行います．船の前方180°を複数人で見渡し，背鰭や噴気を手がかりに海生哺乳類を見つけていきます！発見時は，発見時刻や発見位置，距離，角度，種名，群れサイズ，行動などを記録します．

目視開始1日目は，よく晴れた凪でした．この写真からわかるように，船左方の海面は太陽光で反射しています．このキラキラした反射を「グレア」と呼びます．グレアが強いと，当然ですが海生哺乳類を見つけにくくなります．そのため，調査員は偏光サングラスをかけています．

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さて，突然ですがクイズです．下の写真は何でしょうか？

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正解は，「目視2日目の荒れた海を双眼鏡越しに覗いたところ」でした！

目視2日目は，写真のように白波がたち，目視調査には非常に都合の悪い海況でした．このように白波があると，鯨の噴気と見分けがつかなくなります．また，船の揺れで調査員の体調も不安定になり（！？），発見確率が下がります．

ちなみに，先ほどの写真で使用した双眼鏡はこちらです．この双眼鏡はスタビライザー付き双眼鏡と呼ばれ，手振れを補正する機能が付いており，海上での目視調査にうってつけです！

私の今回の調査の目標は，誰よりも早くシャチを発見することです．皆さまの応援メッセージを，自分へのエールだと思って，当事者意識を持って，頑張ってまいります！

今後とも，よろしくお願いいたします！

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調査後はみんなで夜ご飯です!
今日のメニューは生姜焼き
おしょろ丸のごはんはとても美味しいです♪
明日も調査がんばります!