
支援総額
目標金額 360,000円
- 支援者
- 45人
- 募集終了日
- 2015年3月29日
2本の桜の木がつなぐ物語【其の三】〜佐藤ふみゑさんの和紙〜
「閖上クラフトエイド」というイベントの成り立ちは、2本の桜の木との出会いによってもたらされました。
閖上・日和山にあった8本のソメイヨシノは、震災の津波被害により、2本の木を除きすべて流出されてしまいました。残された木は、津波の塩害に遭いながらも奇跡的な生命力により、以後2シーズン開花を見せてくれて、人々の心にあたたかな希望を与えてくれましたが、昨年の3シーズン目にして残念ながら花を咲かすことができずに、その生命に幕を閉じる運命となりました。
偶然にもその報が自分のもとに届き、直感的に私はこのように受け止めました。
「この桜をただ伐採するのではなく、震災の記憶への継承と、困難にも諦めてはいけないという桜からのメッセージを世に伝承しなければならない」
その想いが、閖上クラフトエイドの原点になります。
人々に希望をもたらしてくれえた桜を素材に、新たな命を吹き込みたい。この想いは数々の手仕事人とのご縁につながりました。
そのひとつが、桜の樹皮を繊維に混合させたオリジナルの和紙を、御年87歳の現役和紙漉き職人であるの佐藤ふみゑさん(柳生和紙工房)に制作依頼した和紙作りです。
およそ400年の歴史を誇る「柳生和紙」。 仙台藩祖・伊達政宗公の命により、現在の太白区柳生の地にこの伝統ある和紙づくりの礎が成されたといわれています。かつてはこの一帯が和紙の大産地であり、隆盛を誇った柳生和紙ですが、現在ではここ佐藤さん宅の「柳生和紙工房」一戸のみ、この伝統工芸を守り続けています。そして、この杜の都自慢の伝統工芸の技を、たったひとりで守り抜いている柳生和紙工房の佐藤ふみゑさん。80歳を超えた現在も元気いっぱいに手漉き和紙制作に取り組まれています。
「使ってくれる人がいるからやめられないのよ」
いつも満面の笑みでそのように語りながら、あたたかいおもてなしで我々を迎えてくれます。


▲仙台市太白区の柳生和紙工房
閖上クラフトエイドでは、日和山の桜の樹皮を和紙の繊維化として施し、伝統ある柳生和紙の原料に加えて、オリジナルの「柳生+閖上」の和紙の制作に取りかかりました。桜の繊維を持ち込み、何度かの試みのあと桜の命が吹き込まれた和紙が生まれました。
そして、この春、名取市立閖上小学校の今年度卒業生41名の児童に、記念のメッセージを書き添えた記念証書となり、子どもたちに届ける奇蹟へとつながりました。
日和山の桜に込められた「諦めない心」のメッセージを和紙に詰め込んで、生涯を通して記念になれる形として贈呈いたします。
そして、この記念証書の文を記してくれるのが、前述しご紹介した菊地里帆子さんです。
もうすぐ、子どもたちの新しい旅立ちを、日和山の桜の和紙ともに祝うことができます。
リターン
3,000円
・手書きのサンクスレター
・活動報告書
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
・手書きのサンクスレター
・活動報告書
・閖上復興桜木札御守
・不思議な木のキャンドル
・桜の植樹プレートに名前が入る権利
- 申込数
- 22
- 在庫数
- 18
3,000円
・手書きのサンクスレター
・活動報告書
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
・手書きのサンクスレター
・活動報告書
・閖上復興桜木札御守
・不思議な木のキャンドル
・桜の植樹プレートに名前が入る権利
- 申込数
- 22
- 在庫数
- 18

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