発達障がいの子どもたちに、コロナ禍のサポートと未来に繋がる研究を

寄付総額

11,083,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
459人
募集終了日
2021年10月20日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

ご支援方法がわからない方は、

下記のお問い合わせ先までご連絡下さい。

 

<問い合わせ先>

大阪大学大学院連合小児発達学研究科附属
子どものこころの分子統御機構研究センター(担当 山口)

Emall:office@kokoro.med.osaka-u.ac.jp

TEL:06-6879-3863

 

達成のお礼

 

10月20日23時を持ちまして、私たちのクラウドファンディングが終了いたしました。

 

おかげさまで、第一目標、第二目標を達成することができ、総額11,083,000円ものご支援を、のべ459人もの皆さまからいただきました。皆さまからの温かいご支援にこころより感謝いたしております。

 

クラウドファンディング開始時は、8月の暑い最中でしたが、2カ月弱のクラウドファンディング期間中に、肌寒いくらいの気候になりました。この2カ月の間、息切れしそうな私たちの背中を押し続けてくれたのが、皆さまからの温かいご支援と熱い応援メッセージでした。

 

改めて心より厚く御礼申し上げます。

 

現在、私たちは皆さまのお力によって、プロジェクトのスタート地点に立たせていただいたところです。皆さまのご期待にしっかりと応えていけるよう、プロジェクト実現に向け、邁進してまいります。

 

コロナ患者数は、日本国内では減少しておりますが、子どもたちが抱える困難は形を変えながら続いています。皆さまのご支援で作成させていただくサポートブックには、ウィズコロナ、ポストコロナの過ごし方も含め、子どもたちやご家族に役立てていただける情報を盛り込めるよう、現在準備を進めております。

 

プロジェクトの進捗状況については、この新着情報欄でも報告させていただきます。引き続きの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

たくさんの温かいご支援、本当にありがとうございました!
 

 

2021/10/21追記

大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センター

プロジェクトメンバー 一同より

 

多分野融合の「子どものこころの発達についての専門機関」で
発達障がいの原因究明のためのシステム構築とサポートブックの作成を!

 

ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。大阪大学連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センター長 谷池雅子です。

 

私たち、「子どものこころの分子統御機構研究センター」は、発達障がいをはじめとする子どものこころの発達とその問題について、医学・心理学・福祉・教育など様々な分野の専門家が集まり「子どものこころの健やかな発達」のために、研究を行ったり、専門家養成のための教育を行ったりする多分野融合のユニークな研究センターです。私たちが診療を行っている大阪大学医学部附属病院発達外来には、年間延べ2500人程度の子どもたちが訪れます。 

 

私たちのセンターが所属する大阪大学連合小児発達学研究科は、大阪大学、金沢大学、浜松医科大学、千葉大学、福井大学の5大学が連携して一つの大学院を作っている「子どものこころの発達についての専門機関」です。5大学が連携しているため、各大学の得意分野を活かし、さまざまな視点や方法を取り入れた研究を行っています。

 

今回、発達障がいに関わる以下2つを進めるためクラウドファンディングの挑戦を決めました!

 

1)コロナ禍で困っている発達障がいの子どもたち・ご両親に向けたサポートブックの作成

2)未だに原因が解明されていない発達障がいの原因を明らかにし、治療法を開発していく研究に必要なバイオリソース・データ活用システムの構築

 

応援どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

10~15人に一人と言われる発達障がい
その原因は未だ解明されていません

 

自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)などの発達障がいは、報告によって様々ではありますが、10人~15人に一人とも言われています。

 

平成24年に文部科学省が行った調査では、通常学級に所属する知的な遅れがない小中学生のうち、約6.5%に発達障がいの可能性があり、これは当時の人口統計からは約65万人にあたります。支援学級や特別支援学校に所属する、より重度の子どもたちをあわせると、さらに多くの子どもたちが発達の困難をかかえていることになります。

 

発達障がいの原因について、世界中で解明のための研究がされていますが、お子さんによって示す症状が多様であり均一ではないこと、生物学的な背景が多様である上に環境などの外的要因の影響も大きく受けるため、大部分はまだ不明であり根本的な治療法はありません。

 

一方で発達障がいにより困難を抱える子どもの数はとても多く、その原因の解明と治療・介入法の確立は世界的に緊急の課題となっています。

 

 

また、コロナ禍で別の課題にも直面しました。それが、緊急事態宣言による休校や外出自粛の影響で起こる発達障がいの子どもたち、家族のストレスです。

 

実は発達障がいの子どもたちの中には、環境の変化に対して敏感で、外出や行動が制限され自分のやりたいことができなかったり、毎日やっていた日常のルーチンが崩れてしまったりすると、予測ができず不安やイライラ、癇癪を起こすなど、調子を崩してしまうお子さんがいます。

 

これまで、災害時などの非常事態下でも同様に、そうした問題が出ていましたが、今回のコロナ禍でも子どもたちだけではなく、子どもたちを支えるご家族もお子さんの行動面の変化により大変つらい思いをし、大きなストレスを抱えていることが明らかになっています。

 

 

 

今回のプロジェクトで行えること

 

コロナ禍の中、子どもたちや親がかかえるストレスを少しでも軽減できるように、そして発達障がいに関しての根本的な原因解明のため、以下2つをそれぞれ進めていきます。

 

1)コロナ禍で困っている発達障がいの子どもたち・ご両親に向けたサポートブックの作成

2)未だに原因が解明されていない発達障がいの原因を明らかにし、治療法を開発していく研究に必要なバイオリソース・データ活用システムの構築

 

1:サポートブックの作成

 

災害時やコロナ禍の、子どもたちやご家族に役に立つ情報をと、困っている発達障がいのお子さんやご家族のために、緊急事態宣言を受けて自宅で過ごすための「子ども向け絵本」「養育者読本」を作成し、ホームページ上で公開しましたこちら

 

冊子作成にあたっては、病気の説明や感染予防策については何よりも正確な知識を届けられるよう、医療の専門家の先生方の力をお借りし「こころの健康を守るために生活の中でできること」を提案しました。

 

公的な相談先や、適切な情報を提供しているホームページの紹介も含めており、ソーシャルディスタンスによる孤立を防げるようにしています。

 

養育者や学校関係者を初めとして、大きな反響をいただき、ご活用をいただいています。

 

 

 

しかし、実際に活用していただけているのは私たちのホームページにアクセスして情報を見つけて下さった方々に限られており、残念ながら多くの困っている子どもたちやご家族に、この大事な情報を届けることができていません。

 

そのためには、まず、発達障がいの子どもたちや養育者のための、コロナ禍や災害などの非常事態下での過ごし方やかかわり方についての「お子様向け絵本」「養育者読本」の配布できる本の作成を行います。

 

子ども向け:何をすればよいのか具体的に提案し、イラストを含めることでイメージしやすく工夫しています

親御さん向け:発達上の特性を踏まえた上で、ご家庭の生活の中で具体的にやってみるとよいこと、また親御さんご自身のこころの健康についても触れました。親子ともに、不安な環境の中で、リラックスの時間をもつこと、その方法について触れています。

 

そして、日常生活の中での困りごとへの対処法、お子さんの発達が気になったときの相談先の情報などをまとめて、子どもや養育者のみなさんが困った時にすぐに役立てていただけるサポートブックを12月を目処に作成し、病院や療育施設、市町村の保健センターや教育センターなどで無料配布をします

 

お子さん用の冊子をお渡しした親御さんから「私自身これを読んで安心できました」という声も。
支援学校の先生から保健だよりにリンクを共有したいと申し出もいただきました。

 

 

 

2:研究に必要なバイオリソース・データ活用システムの構築

 

発達障がいに限らずですが、神経の病気の原因を明らかにするには、「脳の中で何がおきているか」を明らかにする必要があります。

 

そのためには、以下のプロセスが必要です。

 

1)患者さんの症状について詳しい情報を集める

2)患者さんからの血液をはじめとした「体からとった試料(DNAや細胞など:バイオリソースといいます)」を集めて詳しく調べる

3)患者さんの症状と「体からとった試料」の特徴を突き合せて詳しく解析する

 

発達障がい自体は世界のいたるところで研究がおこなわれており、研究者たちは「患者さんの体からとった試料(バイオリソース)」を集めてそれを一生懸命解析しています。しかし、発達障がいの原因には遺伝的民族的な背景や文化社会的な問題も関係しているため、世界のサンプルで行われた解析結果が日本でも当てはまるとは限らず、日本で研究を進める必要があります。

 

日本国内でも、いくつかの機関がバイオリソースの整備を図っていますが、患者サンプルの数や活用できる臨床情報は限られており子どもの発達障がいについてはほとんど整備されていません。個々で集めたサンプルも他施設と共有して研究するのではなく、各研究施設で完結して持っている場合が多く中々研究が進んでいないのが現状です。

 

さまざまな要因が入り混じっている発達障がいの原因や病態を明らかにしていくためには、多くの患者さんのサンプルやデータを集めて、研究者たちが協力して大きなバイオリソースやデータベースを作り、みんなでこれを活用して原因を明らかにしていくのが効率的な方法です。

 

 

そのため、大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センターでは、診療と密着した形でサンプルと臨床データを収集できることを強みにブレインバンク・バイオリソース部門を立ち上げました。

 

「発達障がいの患者さんたちの詳しい症状の情報を集める」という目的のために、個人情報は取り除いた形で患者さんの臨床症状や治療内容、治療経過などについての情報を蓄積する臨床レジストリを作り始めています。

 

「体からとった試料(バイオリソース)」についても、ご本人やご家族のご協力をいただいて収集し、研究に使用できるバイオリソースの構築も開始しています。

 

 

しかし、このバイオリソースを管理して実際に活用するには、どのような患者さんのどのような試料がどこにあるのかといった情報をデータベースにして、患者さんの症状などの詳しい情報を集めた臨床レジストリとリンクさせ、発達障がいの原因の解析に活用できるシステムを構築することが必要になります。

 

このシステムを作り、私たちの機関だけで留めるのではなく、広く日本中の研究者に活用できる形にし、発達障がいの原因究明を加速させるお手伝いをしたいと思います。

 

 

 

 

すべての子どもたちとその家族が
いつでも笑顔で毎日を過ごせるように

 

がんの原因や治療法の解明においても、患者さんの症状などの情報を蓄積したデータベースが作られ、患者さんの体からとった試料(バイオリソース)を集めて詳しく調べ、解析を行うといった研究が行われてきました。この結果、がんは治る病気になってきています。このようにして病気の原因が解明され、治療法が開発されてきた病気は他にもいくつもあります。発達障がいでもこの研究方法を応用して、その原因の解明と治療法の開発を目指していきます。

 

発達障がいの子どもたちを含むすべての子どもたちとその家族が、いつでも笑顔で毎日を過ごせるようにしたい、というのが私たちの願いです。

 

今回作成するサポートブックを、子どもたちやご家族にお届けすることでコロナ禍で悩む日々を過ごしている発達障がいの子どもたちとご家族の支えになれば幸いですし、今回作成するデータベースが、いつか発達障がいの治療法開発の一歩になることを願っています。

 

多職種が協力しているからこそできる支援を行い、子どもたち、発達障がい者や家族が明るく笑顔で暮らせる未来に貢献するためにも、皆さまのあたたかいご寄付を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

資金使途

 

今回の目標金額500万円は以下の費用に充てさせていただきます。

 

子どもたちや養育者のためのサポートブックを作成し、冊子にしてお手元に届けるための費用

サポートブックは、2021年12月の完成を目指しています。

作成・製本したサポートブックは、病院や療育施設、市町村の保健センターや教育センターなどに送り、訪れる方に無料で配布していただいて、広く困っているお子さんや養育者の手元に届けます。また、大阪大学子どものこころのセンターのホームページからも、お手元にサポートブックが欲しいという方のご希望を受け付けて送付し、幅広く皆さまのお手元に届くようにいたします。

 

発達障がいの原因を明らかにし、治療法を開発していく研究に必要なバイオリソース・データ活用システムを構築するための費用

発達障がいの原因を明らかにし、治療法を開発していく研究のために必要な、「バイオリソースデータベース」を作り、患者さんの詳しい情報を集めた「臨床レジストリ」と結びつけたデータ管理・活用システムの構築をめざします。

 

患者情報を保存するレジストリについては、向こう2年くらいでで3000件程度の登録をしたいと考えています。また、バイオリソースについては、現在私たちが保有している約400件分についてのサンプルの管理を行えるようにします。

 

このシステムが構築できれば、大阪大学だけでなく、広く日本中の研究者が、私たちのシステムを活用して研究を進めることができるようになり、発達障がいの原因の解明や新しい治療方法の開発のチャンスが大きく広がります。

 

上記どちらも、2022年09月30日までに実施したことをもってプロジェクト実施完了とさせていただきます。また、当初の目標を達成した後は以下の費用に充てさせていただきます。

 

大人の病気も含めた神経難病の原因を明らかにし、治療法を開発していく研究に必要なバイオリソース・データ活用システムを構築するための費用:1000万円

子どもの発達障がいのみならず、高齢の方の認知症、成人の精神疾患など、成人期の精神神経疾患も原因や脳で何が起こっているかがわかっていないものがたくさんあります。第二段階では、「発達障がいの子どもと家族のサポートブック」の作成送付の範囲を広げるとともに、こういった成人の精神神経疾患についての臨床情報に関するデータベースの構築整備、亡くなられた方からご提供いただいた脳の組織を保存管理するブレインバンクのデータベースシステムおよび管理システムの構築と拡充を目指します。

 

 

大阪大学連合小児発達学研究科附属
「子どものこころの分子統御機構研究センター」とは?

 

大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達研究科とは

大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学の5大学が連携して子どものこころに関する研究と教育を行うために、大阪大学の大学院として一つの研究科を形成しているユニークな大学院です。

http://www.ugscd.osaka-u.ac.jp/index.html

 

 

大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センターとは

連合小児発達学研究科の構成5大学全てに、「子どものこころの発達研究センター(大学により正式名称は異なります)」が設置され、子どものこころについての研究を日々行っています。このうち、大阪大学に設置されているセンターは連合小児発達学研究科附属の子どものこころの分子統御機構研究センターとして活動しています。

 

 

応援メッセージのご紹介

 

vol.1_大阪大学小児科 大薗恵一教授

vol.2_福井大学教授 友田明美先生
vol.3_千葉大学教授 清水栄司先生

vol.4_浜松医科大学教授 土屋賢治先生

vol.5_金沢大学教授 横山 茂先生

vol.6_大阪母子医療センター和田和子先生

vol.7_福井大学教授 松﨑秀夫先生

vol.8_千葉大学教授 平野好幸先生

vol.9_大阪大学教授 山崎あけみ先生

vol.10_大阪大学教授 酒井規夫先生

vol.11_大阪大学教授 加藤隆史先生

vol.12_弘前大学教授 中村和彦先生

vol.13_大阪大学特任教授 上野山雄先生

 

 

プロジェクトメンバー

 

谷池雅子

子どものこころの分子統御機構センター長
連合小児発達学研究科教授(医師)

発達障がいを持つ子どもに確かなエビデンスで支援するシステムを創出します。ご寄付のほどどうぞよろしくお願いいたします。 

 

 

 

村山繁雄

子どものこころの分子統御機構研究センター ブレインバンク・バイオリソース部門長 特任教授(医師)

子どものこころの分子統御機構研究センター ブレインバンク・バイオリソース部門長 特任教授 大阪の寺の出で、治らない病気の根治療法開発のためのブレインバンク構築を、菩薩行・ライフワークとしています。20年かけ東京に認知症克服のための高齢者ブレインバンクを設立しました。今回東京で出来なかった発達障害研究の下支え構築のため、阪大に日本の大学で初のブレインバンクバイオリソース部門を創設しました。阪大は他の国立大学と共同で連合大学院を構成し、患児の方とご家族のバイオリソースを構築してきました。その情報を公開データベース化し、研究者と共有することで、発達障害の根治療法開発への画期的貢献が期待できます。大阪発でのこの取り組みに、ご寄付のほどよろしくお願いします。

 

 

望月秀樹

大阪大学大学院 医学系研究科神経内科学 教授(医師)

『コロナ禍で困っている発達障がいの子どもたちや家族に、サポートブックを作って届けたい!』この事業にご寄付くださりありがとうございます。私の専門は、パーキンソン病やアルツハイマー病、脳卒中など脳の内科疾患です。しかし、発達障がいの方も脳の検査や体からとった資料の解析に対してもお手伝いをしています。また、この試みは将来、パーキンソン病やアルツハイマー病、脳卒中など脳の内科疾患にも応用できると考えております。多くの方のご寄付を頂けますようお願いします。  

 

 

片山泰一

連合小児発達学研究科 教授(神経科学者)

ヒトの行動は様々です。その違いは、どのようにして生じているのか?それは、外から見えない「脳の回路の違い」だと言われています。 電車の路線図のような「脳の回路」が他人と異なっていると、得をすることも損をすることもあります。私たちは、外から見えない「脳で起きている出来事」を少しでも見えるようにして、損をしないで生きていけるように、お互いが了解可能になり、衝突の少ない社会を実現しようと研究を続けています。  

 

 

下野九理子

連合小児発達学研究科 准教授(医師)

小児期に発症する神経疾患や発達障害などにおいてはまだまだ解明されていないことが多く、有効な治療法がない子どもたちがたくさんおられます。そんな子どもたちとご家族の希望ある将来のために基礎的な研究を推進することが求められています。子どもたちへ明るい未来をプレゼントするための私たちの活動に是非ご賛同・ご寄付よろしくお願いします。 

 

 

橘 雅弥

子どものこころの分子統御機構研究センター 特任准教授(医師)

このプロジェクトを成功させて、少しでも多くの子どもたちやご家族に、サポートブックをお届けして、困難な状況を乗り越えるお手伝いをしたい、発達障がいの子どもの未来に役立つ研究を進めたい、と考えています。皆様のあたたかいご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。 

 

 

吉村 武

連合小児発達学研究科 講師(神経科学者)

私たちは最先端の研究を通じて脳と心の発達を科学的基盤に基づいて理解し、子どものこころの健全な発達を支援していきます。研究の長期的な取り組みには皆様からのご寄付による資金が必要不可欠です。このプロジェクトを成功させたいと思いますので、ご寄付をよろしくお願いします。 

 

 

中西真理子

子どものこころの分子統御機構研究センター 特任講師(医師)

日頃は自閉スペクトラム症をはじめとする発達障がいのため、生きづらさを抱える子どもたちの診療にあたっています。お子さんへの療育や、周囲の理解と支援を促し、時には投薬を行い、少しでも生きやすく、安心して成長していけるようサポートしているつもりですが、いまだ根本治療はありません。家族のためのサポートブック作成と、脳や組織を用いて治療につなげる研究をすすめていくため、バイオリソース・データベースの構築にご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。  

 

 

山本知加

子どものこころの分子統御機構センター 助教(公認心理師)

「いつもの毎日をすごすためにできること」シリーズは、大阪北部地震のときから始まったお子さんへの心理教育の冊子です。このコロナ禍においてもお子さんとご家族への寄付のために作成され、ホームページ上で見ることができます。発達障がいのお子さんの養育者の方にお話をお伺いすると、コロナ禍での生活の変化や活動の制限のためストレスに悩まされた様子が伝わってきました。養育者の方への情報提供に加え、お子さん自身が理解し、自分でやってみるということがお子さんのこころの健康と発達を促してくれるように思います。手にして読むことができるようになることで、情報を必要とするたくさんの子どもたちと親御さんの目に留まってくれることを祈っております。

 

吉崎亜里香

子どものこころの分子統御機構研究センター 特任助教(公認心理師)

コロナ禍の子どもたちは、私たちが子ども時代に経験したことのない変化や制限の中で育っています。本プロジェクトを応援して下さる皆さまと一緒に、子どもたちの安心を支え、また発達障がいを持つ子どもたちとそのご家庭の未来を育む研究システムを作りたいと願っています。皆さまのご賛同とあたたかいご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。

 

石井篤子

子どものこころの分子統御機構研究センター 特任助教(公認心理師)

コロナ禍における発達障がいの子どもと家族の寄付、更なる発達障がいの原因解明・治療法開発のためのプロジェクトです。子どもと家族の現在と未来の安心のために、ご寄付どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

研究科長 佐藤先生より

 

佐藤 真

大阪大学大学院連合小児発達学研究科長、教授

大阪大学大学院連合小児発達学研究科では、子どものこころの問題の原因を明らかにし、治療やサポートの方法を開発し、その成果を子どもたちやご家族に届けて、子供たちの明るい未来への貢献を目指しています。研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センターのクラウドファンディングが成功して、子どものこころ研究の発展と、子ども達や家族の幸福に貢献できることを期待しています。皆さまのご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

留意点

 

・大阪大学クラウドファンディングの他のプロジェクトについては、大阪大学クラウドファンディング特設ページをご覧ください。 https://readyfor.jp/lp/osaka_univ/index.html

 

・大阪大学未来基金ホームページに掲載及び、大阪大学中之島センターに掲示するお名前については、リンク先の「リターンに関する留意事項」をご確認ください。

 

 

税制優遇に関しまして

 

大阪大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。
 
- 個人の皆様-
■所得税の軽減
大阪大学への寄附金は、所得税法上の寄附金控除の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)として 財務大臣から指定されています。具体的には、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の40%を限度とする。)から2,000円を除いた額を所得から控除することができます。
 
■住民税の軽減
大阪大学への寄附金を個人住民税の控除対象としている都道府県・市区町村にお住まいの皆様は寄附金税額控除の適用を受けることができます。具体的には、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の30%を限度とする。)から2,000円を除いた額に対し、以下の率を乗じた額が、翌年の個人住民税額から控除されます。
  ・大阪市:10%(府民税2%+市民税8%)
  ・吹田市・豊中市・茨木市・箕面市:10%(府民税4%+市民税6%)
  ・堺市:2%(府民税のみ)
  ・上記以外の大阪府下の市町村:4%(府民税のみ)
 
大阪大学への寄附金は、例えば以下の都道府県・市区町村の個人住民税控除対象となっております。
 
【具体例】
吹田市・豊中市・茨木市・箕面市にお住まいの方は、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の30%を限度とする。)から2,000円を除いた額に10%(都道府県民税4%・市区町村民税6%)を乗じた額が、翌年の個人住民税から控除されます。
 
大阪府(個人住民税控除対象外の市町村)にお住まいの方は、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の30%を限度とする。)から2,000円を除いた額に4%(都道府県民税)を乗じた額が、翌年の個人住民税から控除されます。

 

 


◆ページ冒頭文の変更に伴い、ネクストゴールに関する文章は下部へ移行しました。

達成のお礼とネクストゴールについて

 

たくさんの方からご支援をいただきご寄附をいただいて、第一目標の500万円を達成することができました!ご寄附をいただいた皆さまにこころより感謝いたします。

 

多くのの皆さまから、こころ温まる応援メッセージやご連絡をいただいて、私たちの活動に皆さまが大きな期待を持って見守っていただけていることを実感でき、大きな励みとなっています。本当にありがとうございます。

 

たくさんのご支援をいただいている今だからこそ、少しでも多くの子どもたちとご家族にサポートブックをお届けし、研究を発展させるために、次のゴールを目指しております。

 

ネクストゴール:1,000万円
さらに多くの子どもたちや養育者に、作成したサポートブックをお届けするための費用
成人も含めた神経難病や精神神経疾患のバイオリソース・データ活用システムの構築

 

今や日本中に広がったコロナによる外出自粛の中で、日本中の子どもたちに安心を届けられるよう、ご支援とお知り合いへのお知らせやSNSでの拡散など、引き続きの応援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
 

2021/09/03

大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センター長

谷池雅子

 

 

 

 


 
- 法人様-
大阪大学への寄附金は、法人税法上の指定寄附金(法人税法第37条第3項第2号)として財務大臣から指定されています。具体的には、寄附金の全額を、一般の寄附金の損金算入限度額と別枠で、損金算入することができます。

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大阪大学大学院連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構センターでは、医学・心理学・福祉・教育などの多分野の専門家が力を合わせて、子どものこころの発達の問題の解明と治療介入法の研究を行っています。子どもたちの多様性を科学的にとらえ、全ての子どもがその子らしく健やかに伸びゆくために、個性を活かした健やかな育ちを応援しています。

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ギフト

3,000


alt

3000円コース

①お礼状、寄附金領収書の発行
②大阪大学未来基金ホームページに寄附者のお名前を掲載 (ご希望者のみ/ 法人名でも個人名でも可能)

▽累計50万円以上のご寄附をいただいた方は、ご芳名をプレートに記し大阪大学の施設に掲示。
※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金に対するご寄附を累計いたします。大阪大学未来基金についてはホームページをご覧ください。
https://www.miraikikin.osaka-u.ac.jp/

▽寄附金領収書(寄附金控除証明)
2022年2月末までに送付します。領収書の日付は大阪大学に入金がある2021年12月の日付になります。

※ホームページ/報告書/大阪大学の施設に掲載するお名前は管理の都合上、本名もしくは企業・団体様のお名前に限らせていただきます。

申込数
211
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

10,000


alt

10,000円コース

①お礼状、寄附金領収書の発行
②大阪大学未来基金ホームページに寄附者のお名前を掲載(ご希望者のみ/ 法人名でも個人名でも可能)
③活動報告書
④活動報告書に寄附者のお名前を掲載(ご希望者のみ/ 法人名でも個人名でも可能)
⑤研究科オリジナルボールペン

▽累計50万円以上のご寄附をいただいた方は、ご芳名をプレートに記し大阪大学の施設に掲示。
※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金に対するご寄附を累計いたします。大阪大学未来基金についてはホームページをご覧ください。
https://www.miraikikin.osaka-u.ac.jp/

▽寄附金領収書(寄附金控除証明)
2022年2月末までに送付します。領収書の日付は大阪大学に入金がある2021年12月の日付になります。

※ホームページ/報告書/大阪大学の施設に掲載するお名前は管理の都合上、本名もしくは企業・団体様のお名前に限らせていただきます。

申込数
181
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

3,000


alt

3000円コース

①お礼状、寄附金領収書の発行
②大阪大学未来基金ホームページに寄附者のお名前を掲載 (ご希望者のみ/ 法人名でも個人名でも可能)

▽累計50万円以上のご寄附をいただいた方は、ご芳名をプレートに記し大阪大学の施設に掲示。
※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金に対するご寄附を累計いたします。大阪大学未来基金についてはホームページをご覧ください。
https://www.miraikikin.osaka-u.ac.jp/

▽寄附金領収書(寄附金控除証明)
2022年2月末までに送付します。領収書の日付は大阪大学に入金がある2021年12月の日付になります。

※ホームページ/報告書/大阪大学の施設に掲載するお名前は管理の都合上、本名もしくは企業・団体様のお名前に限らせていただきます。

申込数
211
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

10,000


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10,000円コース

①お礼状、寄附金領収書の発行
②大阪大学未来基金ホームページに寄附者のお名前を掲載(ご希望者のみ/ 法人名でも個人名でも可能)
③活動報告書
④活動報告書に寄附者のお名前を掲載(ご希望者のみ/ 法人名でも個人名でも可能)
⑤研究科オリジナルボールペン

▽累計50万円以上のご寄附をいただいた方は、ご芳名をプレートに記し大阪大学の施設に掲示。
※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金に対するご寄附を累計いたします。大阪大学未来基金についてはホームページをご覧ください。
https://www.miraikikin.osaka-u.ac.jp/

▽寄附金領収書(寄附金控除証明)
2022年2月末までに送付します。領収書の日付は大阪大学に入金がある2021年12月の日付になります。

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プロフィール

大阪大学大学院連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構センターでは、医学・心理学・福祉・教育などの多分野の専門家が力を合わせて、子どものこころの発達の問題の解明と治療介入法の研究を行っています。子どもたちの多様性を科学的にとらえ、全ての子どもがその子らしく健やかに伸びゆくために、個性を活かした健やかな育ちを応援しています。

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