ウイルスの医学的実験を受けたチンパンジーたちに、治療薬を購入したい
寄付総額
目標金額 4,000,000円
- 寄付者
- 1,676人
- 募集終了日
- 2022年10月31日
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- 現在
- 23,325,000円
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- 1,598人
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- 現在
- 31,660,000円
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【第二弾】絶滅危惧種サシバの保全を皆の手で。渡りの全容解明への挑戦
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- 現在
- 2,746,000円
- 寄付者
- 271人
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- 現在
- 1,820,000円
- 支援者
- 118人
- 残り
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- 現在
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#子ども・教育
- 総計
- 208人
絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために!月々のご支援で安定的な整備を
#地域文化
- 総計
- 125人
プロジェクト本文
終了報告を読む
【第五達成のお礼と今後の目標について】
これまで多くの皆様にご寄附をいただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、第1目標金額400万円、第2目標額の800万円、第3目標の1,200万円、第4目標の1,600万円、さらに第5目標の2,000万円をも達成することができました。
第4目標については設定したその日に達成をすることができ、また第5目標の2,000万円についても、想定していなかったスピードでこれほどまで多くのご寄付をいただくことができ、正直とても驚いています。それと同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
寄附募集の受付終了まで残りわずか数時間の状況ですが、1個体でも多くのチンパンジーたちに治療薬を購入できるように、そして全員の治療にはまだまだ資金が必要な状況を多くの方に知っていただけるように、最後のゴールとして6個体目の治療薬購入に必要な2,400万円のゴールを掲げさせていただきます。
これだけ多くの方に知っていただき、ご賛同のお気持ちをいただいている今だからこそ、応援してくださる皆様とともに8個体全員の治療を目指したいと思っています。
C型肝炎持続感染のチンパンジー1個体の治療薬購入に少なくとも400万円(手数料や事務費用込み)が必要となります。つまり、8個体全員を治療するには、およそ3,200万円が必要となる見込みです。
だからこそ、新たにゴールを設定することで、最終日までにはじめてこのプロジェクトをご覧になった方々にも、私たちが8個体全員の治療を目指していること、そしてそのためにはまだまだ資金が必要であるという状況を知っていただくことに繋がればと思っています。
第4目標の達成直後にまた新たな目標を設定することとなり、大変恐縮ではありますが何卒ご理解賜り、1個体でも多くのチンパンジーに治療薬を購入できるよう、引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
なお、必要な区切りの金額に満たない場合は、チンパンジーの日常の健康管理や施設の環境整備、あるいは治療過程で追加の支出が必要になった場合のために使わせていただきたく考えています。何卒ご了承いただければ幸いです。
追記:2022/10/31
熊本サンクチュアリ(京都大学野生動物研究センター)
- はじめに -
かつて、ヒトに肝炎をもたらす病原体ウイルスの特定やワクチン開発のため、チンパンジーがモデル動物として使われていました。
京都大学野生動物研究センターが保有する熊本サンクチュアリは、過去に医学研究に使われたチンパンジーが余生を安らかに暮らす場所です。
熊本サンクチュアリでは2022年9月12日現在、47にんのチンパンジー、6にんのボノボが生活しています。そのうち、かつて医学実験に使われたチンパンジーで、当時の医学的実験により現在もウイルスに持続感染している8にんのチンパンジーが暮らしています。
感染しているウイルスは「C型肝炎ウイルス」といって、このウイルスが体に残ったチンパンジーは、肝臓や腎臓などに様々な障害が出て、通常のチンパンジーよりも早く亡くなってしまいます。
つまり、現在も持続感染しているチンパンジーたちは、人間の都合によって本来であればあらわれなかったであろう体の不調が生じていたり、まっとうできたであろう寿命を縮められているということがわかったのです※。
※参照:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-08-10-7
C型肝炎ウイルスによって、出血が止まらなくなってしまったサンゾウ。
出血が止まらないため、鼻血でさえ命取りになりかねません(サンゾウは昨年11月30日に心不全で死亡しました)。
医療の進歩で良い治療薬が開発され、ヒトのC型肝炎は治療可能になりました。チンパンジーも治療可能なはずですが、治療薬が非常に高価であること、熊本サンクチュアリの母体が「研究」を目的とする大学の組織であるため、飼育する動物の「健康管理や福祉向上」を目的とした活動への予算については優先順位が低いことから、これまでチンパンジーのC型肝炎の治療はできないままでいました。
そこでこの度、クラウドファンディングを通じて、C型肝炎ウイルスに持続感染しているチンパンジーたちに治療薬を購入できればと考えています。
まずは1個体の治療薬購入費用を第一目標金額として目指します。もし目標を超えてご寄附をいただいた場合は、2個体目以降のC型肝炎持続感染のチンパンジーの治療薬の購入や現在障害が出ているチンパンジーたちの対症療法のための薬購入にあてさせていただきたいと思います。
かつて未知だったウイルスへの治療薬開発のため力を貸してくれた彼らに、彼らが生きている間に、私たち人間が恩返しをしなければなりません。
ご賛同いただける皆様からのご寄附を、心よりお願い申し上げます。
熊本サンクチュアリは、1978年、民間の医学関連企業で医学実験用の個体としてチンパンジーが飼育され始めたことをきっかけに設立されました。当初は、そうした実験で「使用された後」のチンパンジーを引き取って繁殖させることが目的でした。
その後、熊本の地の民間医学関連企業でも、ウイルス感染実験がおこなわれました。当時C型肝炎ウイルスの医学的実験の対象となったチンパンジーたちが、現在の熊本サンクチュアリで暮らしています。
これまでの経験や、最近私たちがおこなった研究の成果により、C型肝炎のウイルスが体に残った状態のチンパンジーは、肝機能が低下したり、場合によって腎臓に病気が起こってそれが死因となったりすることが分かっています。
また、C型肝炎のウイルスが体に残った状態のチンパンジーは、そうでないチンパンジーに比べて、早く亡くなる傾向にあります。
2022年9月1日現在、8にんのチンパンジーがC型肝炎ウイルスに持続的感染をしています。彼らもまた例外でなく、肝炎ウイルスによって引き起こされたと推測される血液凝固障害があるなど、健康上の問題がおこっていて、手厚い看護が必要になっています。
絶滅危惧種でありヒトに最も近い生き物であるチンパンジーを犠牲にするような医学研究はおこなうべきではないという考えが国際的にも広まり、日本でもチンパンジーの医学実験をとめようという声が高まって、2006年を最後にチンパンジーの医学研究利用は止まりました。
ただ、医学研究は停止しましたが、過去に医学実験に使われたチンパンジーたちは欧米や日本で今も多くが生存しています。彼らの現状を正しく把握し、できるだけ余生を安らかに暮らしていけるようにするにはどうするべきか、国際的な議論が必要だと考えています。
近年の医療の進歩によって、C型肝炎を治療する良い飲み薬が開発されてきました。
ヒトでは、こうした治療薬の服用によって、かなり高い割合でC型肝炎は治療可能となっています。チンパンジーでも、ヒト用の治療薬の投与によって、体内のC型肝炎ウイルスを消失させることができると考えられます。
この治療によって、8にんのC型肝炎ウイルス持続感染のチンパンジーたちのこれ以上の健康状態の悪化を防いだり、健康な状態に戻したりできることが期待できます。
ただし、治療薬が非常に高価であることから、これまでチンパンジーのC型肝炎の治療はできないままでいました。ヒトであれば保険が適用されますが、チンパンジーには保険も国からの医療費助成金もないので、治療薬の購入費用を全額負担する必要があります。
現在入手できるC型肝炎治療薬のうち1例では、1錠あたり約2万円弱の費用がかかります。この錠剤を1日1回投与することを数か月間継続する必要があります。1個体のチンパンジーの治療をおこなうために、治療薬代として300万円超がかかります。8個体すべてを治療するためには3000万円弱のお金が必要となる見込みです。
今回のクラウドファンディングでは、まずは1個体のC型肝炎持続感染のチンパンジーの治療をするための薬代の購入のためにご寄附をいただければと考えています。目標金額として、事務手数料等を含めた400万円を設定しました。
もし目標を超えてご寄附をいただいた場合は、2個体目以降のC型肝炎持続感染のチンパンジーの治療薬の購入や、現在障害が出ているチンパンジーたちの対症療法のための薬購入にあてさせていただきたいと思います。
- 治療対象のチンパンジーたち -
ヒトのC型肝炎の治療のためにチンパンジーたちがモデル動物として使われてきました。ヒトではC型肝炎は投薬によってかなりの確率で治る病気となりました。
それに対して、実験的にC型肝炎ウイルスに感染させられたチンパンジーを治療することは、世界的にもまだまったくおこなわれていません。今回のクラウドファンディングで、感染実験に使われたチンパンジーの治療の第一歩を踏み出せればと考えています。
熊本サンクチュアリは、動物園ではありません。
大学の研究センターが運営する施設として、基礎研究を通じて、チンパンジーやボノボへの理解を深める研究施設です。
- 熊本サンクチュアリ 設立の趣旨と方針 -
熊本サンクチュアリは、京都大学野生動物研究センターが保有するチンパンジー・ボノボの研究施設です。
母体である京都大学野生動物研究センターは、野生動物に関する教育研究をおこない、地球社会の調和ある共存に貢献することを目的とした組織です。熊本サンクチュアリは、その実践のための最重要の中核的教育研究拠点として位置付けられています。
熊本サンクチュアリでは、前述の通りチンパンジーやボノボが幸せに暮らしていけることを第一に大切と考えています。彼らを対象とした基礎研究を通じて、人間の本性についての理解を深める研究をおこなっています。また、彼らの健康と長寿をはかるとともに、野生のチンパンジーやボノボの生息地での暮らしを守る活動にも加わっています。
さらに、フィールドワークとライフサイエンス等の多様な研究を統合して新たな学問領域を創生し、人間とそれ以外の生命の共生のための国際的研究を推進すること、ならびに地域動物園や水族館等との協力により、実感を基盤とした環境教育を通じて、人間を含めた自然のあり方についての深い理解を次世代に伝えることを趣旨として運営されています。
なお、野生動物研究センターの基本方針に則り、侵襲的※な医学・薬学・生理学的実験、及び野生状態に比して著しく行動変容をもたらす可能性のある全ての行為は、理由の如何にかかわらず一切おこないません。
※…生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般をいう。 投薬・注射・手術などの医療行為
京都大学野生動物研究センターが共同利用・共同研究拠点であることにより、学内外に開かれた研究拠点として機能するとともに、国際的研究拠点たることを目指しています。
大学の中の研究施設であることは確かですが、ただ研究を推進できればそれでいいというわけではありません。私たち人間の研究のために力を貸してくれているチンパンジーたちが少しでも幸せに過ごしてもらえるように、彼らの生活向上に努めることを第一に考えなければならないと思っています。
一方で、こうした「健康管理や福祉向上」をおこなう地道な活動に対しての予算については、優先順位が低いのが現状です。そこで、今年初めてのクラウドファンディングに挑戦し、まずは老朽化した医療設備の新調や施設改修を進めるための資金を集めるべく、ご賛同いただける方々からのご寄附を募りました。
いただいたご寄附で、第一目標であったエコーの購入、ならびに第二目標で目指していた施設の改修を進めることができました。本当にありがとうございました。
改修はまだ進行中です。完了は10月頃となる見込みですので、本プロジェクトとあわせて引き続き見守っていただけますと嬉しいです。
ひとたび飼育下におかれたチンパンジーは、もう野生には帰れません。まして、C型肝炎ウイルスの医学実験の対象となったチンパンジーたちは、人間が関わらなければまっとうできたであろう寿命を、人間の都合で縮められているかもしれないのです。
こうした命をまもることは、私たちの責務だと考えています。しかし、そのために私たち熊本サンクチュアリの現場の人間だけでできることは、とても限られてしまっています。
だからこそ、クラウドファンディングを活用することで、私たちの趣旨にご賛同いただける方々とともに、彼らの命をまもっていければと考えています。
どうか、みなさまのお力をお貸しください。
温かいご寄附をよろしくお願いいたします。
|伊谷 原一
(野生動物研究センター長 / 京都大学野生動物研究センター教授)
私が現在の熊本サンクチュアリの前身である“熊本霊長類パーク”と関わったのはもう20年以上も前のことです。当時、同パークはまだ京都大学の関連施設ではなく、100頭を超えるチンパンジーが暮らしていました。
その後、一部のチンパンジーたちは国内外の動物園や研究施設に譲渡されたり、貸し出されたりして新たな環境で活躍しています。一方で、彼らの中にはC型肝炎の研究に利用されたため、肝炎ウイルスによる腎臓や肝臓の機能障害に苦しんでいる個体、死んでいった個体が多数います。
近年、C型肝炎に効果的な人用の治療薬が開発され、多くの人びとがこの病を克服しています。人に効果的な治療薬は、ヒトに最も近縁なチンパンジーにも効果があるはずです。しかし、治療薬の開発に大きな貢献を果たしたチンパンジーたちは何の恩恵も受けていません。彼らの体内にはまだ肝炎ウイルスが残っているのです。その理由は、この治療薬があまりにも高価すぎるためです。
私たちはC型肝炎のチンパンジーを1頭でも多く減らしたい、彼らに健全な日常を提供したいと考えています。人のために、人によってC型肝炎に感染させられたチンパンジーを救うことは、私たち人の使命だと思います。どうかみなさんのお力をお貸しください。
|平田 聡
(京都大学野生動物研究センター教授)
私が熊本サンクチュアリに赴任したのは2011年9月のことでした。当時、56にんのチンパンジーたちがいました。みんなそれぞれ、個性豊かな、そして色々な経歴を持つチンパンジーたちです。過去にC型肝炎の感染実験対象になったチンパンジーたちに、私はその時初めて会いました。
それから約10年。何にんかのチンパンジーはすでに亡くなりました。人口分析の統計的手法を勉強して、C型肝炎の持続感染となっているチンパンジーと、そうでないチンパンジーの生存率を比べてみることにしました。予想にたがわず、C型肝炎の持続感染のチンパンジーは寿命が短いというはっきりとした結果を得ました。ヒト用に開発された治療薬を使って、チンパンジーのC型肝炎持続感染を治すことができるはずです。
彼らが本来の寿命をまっとうして生きることができるように、みなさまのご寄附をお願いしたいと思います。
|鵜殿俊史
(獣医師)
C型肝炎ウイルスは、ヒトの肝炎の起因ウイルスとして発見されましたが、肝炎だけでなく、血管炎、腎障害、神経障害、扁平苔癬、口腔癌、悪性リンパ腫、心筋症など肝臓以外でも様々な障害を起こすことが知られています。
チンパンジーでも、C型肝炎ウイルスに持続感染している個体では、肝機能の低下により血液凝固障害を起こし大量吐血して死亡した個体、進行性の糸球体腎炎で短期間に腎不全に陥り死亡した個体などが見られています。癌の発生はチンパンジーでは稀と言われていますが、口腔癌になって死亡した個体もいます。
これらのチンパンジーがC型肝炎ウイルスに感染しているのは、研究者によってウイルスが接種されたからです。その感染実験が行われていた当時は、C型肝炎ウイルスがチンパンジーで死に至る病を起こすことは知られていませんでした。
熊本サンクチュアリには、今現在も体内にC型肝炎ウイルスが残ったままのチンパンジーがいます。彼らの肝機能は年々低下してきており、その多くに血液凝固障害がみられています。今後腎不全や他の障害が現れる可能性もあり、できるだけ早い治療が必要です。
しかしC型肝炎治療は一日5万円もの薬代がかかります。2ヶ月から3カ月間、薬を飲むだけの簡単な治療なのに、財政的に治療できない現状が非常に残念で、チンパンジー達に申し訳ないと思っています。
ヒトにC型肝炎ウイルスを感染させられたチンパンジーは、みんな治療してやりたい、みんなが無理なら、せめて若いチンパンジーだけでも治してやりたい、と強く願っています。どうかお力をお貸しください。
|野上悦子
(飼育担当)
これまでにC型肝炎の持続感染で亡くなったのはイクゾウ、レム、スミコ、ヒトミ、トンパチ、元気、ヨシオ、イヨ、ミロ、ロマン、アルク、大王、シオミ、サンゾウです。その多くが長い闘病生活を経て徐々に体力を失い、息を引き取っていきました。
ヒトミは慢性腎炎となり、その影響で心臓の周囲に溜まる水を何度も抜く処置を施しましたが、腎臓の機能は低下するばかりで食欲もなくなり、やせ細っていきました。それでも仲間と喧嘩したり仲裁をしたりする気が強い姉御肌のヒトミは最後までヒトミのままでした。イヨは口腔内を扁平上皮癌に侵され顔が大きく腫れあがり、最終的には食道や気道までもが巨大化した癌に塞がれ、すりおろしたリンゴを飲み込むのがやっとでした。きっと痛いだろうし苦しいだろう病状にもかかわらず、人が大好きなイヨはケアするスタッフにくすぐってもらってよく笑っていました。アルクはある時から急速に腎機能が悪化し、顔やお尻がむくんで食欲もなくなりました。マッサージをすると気持ちよさそうにしていましたが次第に意識が朦朧とするようになりました。腎不全と診断されてからカリウムを抑えた食生活をしていたため、大好きなバナナを控えていましたが、バナナをおいしそうに頬張った翌日にアルファオスの威厳を保ったまま息を引き取りました。
もしC型肝炎感染実験がなかったらその病魔と闘う必要はなかったのかもしれません。今C型肝炎持続感染となりながら暮らしているサイ、クミコ、アキナ、キャンディ、ススム、ユキオ、ショウボウ、ムサシの病気のリスクを下げるために、薬での治療を受けさせてやりたいと思います。みなさまのお力添えをよろしくお願いいたします。
|クリスティン・ハーバーキャンプ
(野生動物研究センター研究員)
私はこれまで、日本で飼育されてきたチンパンジーの寿命や老化の影響などを調べる研究をおこなってきました。熊本サンクチュアリでは、たくさんのチンパンジーたちに出会うことができました。みんな個性豊かで、それぞれ独特で、そしてちょっと変わり者だったりします。それと同時に過去に多くのチンパンジーが医学研究のために使われてきた事実を知ることになりました。私たちはC型肝炎ウイルス持続感染がチンパンジーの健康と寿命に及ぼす悪影響を明らかにするだけでなく、今後他の動物を使った生物医学研究が慎重に検討されること、理想的には完全に終焉を迎えることを願いながら研究論文を書くことにしました。
何十年もの間、世界のいたるところでチンパンジーは研究の対象とされてきました。残念ながら彼ら自身ではなく、私たち人間の利益のために彼らを利用してしまったのです。幸いなことに、多くの民意の反映もあってそのような研究や実験は止まっていますが、ここで終わりにするわけにはいきません。私たちは医学実験に使われたチンパンジーたちがその生涯をまっとうするまで、彼らに対して最善のケアを提供する必要があります。
C型肝炎の治療はとても高額ですが、彼らの健康への悪影響をやわらげ、本来の寿命をまっとうした幸せな暮らしを実現させるための、このプロジェクトにぜひご寄附をお願いします。
|川端裕人
(作家)
チンパンジーなどの類人猿はとても長寿です。飼育下での平均寿命は40年くらいだといわれています。
2006年頃まで、日本でもチンパンジーを使った医学実験が行われており、医学実験のために飼育されているチンパンジーが大勢いました。そんな中でも、とりわけ、肝炎ウイルスの感染実験は、今の感覚ではショッキングなものです。今も持続感染しているチンパンジーたちがおり、治療を必要としているというのは、寿命を考えれば当たり前のことなのですが、このたび熊本サンクチュアリからの訴えがなければ、世に知られることもなかったのではないかと思います。
持続感染したまま高齢化したチンパンジーたちが、日々の健康を維持するために、このクラウドファンディングが成功することを願っています。
|山梨裕美
(京都市動物園・主席研究員)
京都市動物園のチンパンジーの中でも、コイコ・タカシ・ジェームス・ローラは熊本サンクチュアリからやってきました。彼らはC型肝炎の持続感染個体ではありませんが、過去に一緒に過ごした仲間には、C型肝炎の実験対象になったチンパンジーが含まれます。
2013~2015年頃、わたしは熊本サンクチュアリのチンパンジーを観察していました。観察していた当時は、これからもまだまだ元気でいてくれるだろうと思っていた、若いチンパンジーたちが、その数年後に立て続けに死んでしまったことがありました。C型肝炎の実験対象になっていたチンパンジーでした。たくさんのオスがいる群れの中で堂々と君臨していたチンパンジーが、数年後に動かずに弱っていた光景は忘れられません。
ヒトのために実験対象となったチンパンジーが、この先に心も体も健康な状態で生きることができるように、みなさまのご寄附をお願いします。
京都大学へのご寄附に対しましては、法人税法、所得税法による税制上の優遇措置が受けられます。
別途お送りする国立大学法人京都大学発行の「寄附金領収証書」に基づき、所轄税務署に確定申告してください。確定申告の時期は通常、毎年2月16日から3月15日(3月15日が土日の場合は翌日か翌々日)までとなっています。国税庁ホームページより確定申告書を作成される場合の「寄附金控除」の入力方法についてはこちらをご覧ください。
税制上の優遇措置についての詳細は、以下をご覧ください。
http://www.kikin.kyoto-u.ac.jp/exemption/
個人の場合(日本国内居住者)
①所得税の控除
所得税法第78条第2項第2号により、その年に支出した寄附金の額(総所得金額等の40%を上限とする)から2,000円を引いた額を、所得税の課税所得から控除することができます。
②住民税の控除
京都大学を寄附金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、個人住民税の控除を受けることができます。
※控除額は、寄附金額(総所得金額等の30%を上限とする)から2,000円を差し引いて控除率を乗じた額となります。
※控除率は都道府県・市区町村あわせて最大10%です。詳細な控除率は、下記総務省ホームページをご覧ください。
総務省ホームページ(個人住民税の寄附金税制の概要)
※個人住民税控除対象の都道府県:京都府・大阪府・滋賀県・徳島県・山口県・愛知県
市区町村についてはこちらをご覧ください。
③相続税の控除
相続または遺贈により取得された財産を相続税の申告期限までに寄附した場合、その寄附金額には相続税が課税されません。
法人・団体の場合(日本国内居住者)
法人税法第37条第3項第2号により、寄附金の全額を損金算入することができます。
寄附金の受領日について
寄附金の受領日(領収証書の発行日)は、本クラウドファンディングの募集終了日(2022年10月31日)以降、READYFOR株式会社より国立大学法人京都大学への寄附金着金日(2022年12月10日予定)となります。領収証書を郵送しお手元に届くのは、2023年1月頃を予定しております。
ご留意事項
※寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
※寄附時にご回答いただく質問項目への回答は寄附の確定後、変更できません。あらかじめご承知おきください。
※本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
※本プロジェクトのギフトのうち、有効期限を設けている体験型のギフトについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。
※個人で100万円以上、法人で300万円以上のご寄附をいただいた際には、ご希望者に限り京都大学都境内記念館の寄附者銘板にご芳名を掲示することが可能です。該当される場合はご希望をお教えください。
- プロジェクト実行責任者:
- 伊谷 原一(京都大学 野生動物研究センター長)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
肝炎治療薬購入費用:310万円 / ギフト費用や配送料、大学事務手数料などの諸経費:30万円 / READYFOR 手数料:60万円
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プロフィール
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ギフト
5,000円+システム利用料
5千円|野生動物研究センターオリジナルグッズコース
・お礼のメール
・活動報告レポート
・寄附金領収証書
・京大基金HPにご芳名を掲載 ※希望者のみ
・野生動物研究センターのオリジナルキーホルダー ※種類はお選びいただけません。予めご了承ください。
<ご留意事項>
※HPへのお名前掲載について、万が一公序良俗に反するなど掲載が不適当であると判断できる場合、掲載を取り下げとする可能性がありますのでご了承ください。
- 申込数
- 898
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
1万円|チンパンジー・ボノボの日常をお届けコース
・熊本サンクチュアリのチンパンジー・ボノボの日常を撮影した動画 ※今回初めて熊本サンクチュアリのクラウドファンディングにご寄付された方には、前回の挑戦時に作成したオンラインツアー動画も一緒にお届けします。
・チンパンジー・ボノボの写真
- - - こちらもお届け - - -
・お礼のメール
・活動報告レポート
・寄附金領収証書
・京大基金HPにご芳名を掲載 ※希望者のみ
・野生動物研究センターのオリジナルキーホルダー ※種類はお選びいただけません。予めご了承ください。
<ご留意事項>
※HPへのお名前掲載について、万が一公序良俗に反するなど掲載が不適当であると判断できる場合、掲載を取り下げとする可能性がありますのでご了承ください。
- 申込数
- 636
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
5,000円+システム利用料
5千円|野生動物研究センターオリジナルグッズコース
・お礼のメール
・活動報告レポート
・寄附金領収証書
・京大基金HPにご芳名を掲載 ※希望者のみ
・野生動物研究センターのオリジナルキーホルダー ※種類はお選びいただけません。予めご了承ください。
<ご留意事項>
※HPへのお名前掲載について、万が一公序良俗に反するなど掲載が不適当であると判断できる場合、掲載を取り下げとする可能性がありますのでご了承ください。
- 申込数
- 898
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
1万円|チンパンジー・ボノボの日常をお届けコース
・熊本サンクチュアリのチンパンジー・ボノボの日常を撮影した動画 ※今回初めて熊本サンクチュアリのクラウドファンディングにご寄付された方には、前回の挑戦時に作成したオンラインツアー動画も一緒にお届けします。
・チンパンジー・ボノボの写真
- - - こちらもお届け - - -
・お礼のメール
・活動報告レポート
・寄附金領収証書
・京大基金HPにご芳名を掲載 ※希望者のみ
・野生動物研究センターのオリジナルキーホルダー ※種類はお選びいただけません。予めご了承ください。
<ご留意事項>
※HPへのお名前掲載について、万が一公序良俗に反するなど掲載が不適当であると判断できる場合、掲載を取り下げとする可能性がありますのでご了承ください。
- 申込数
- 636
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月