支援総額
目標金額 1,700,000円
- 支援者
- 182人
- 募集終了日
- 2023年10月22日
見えないマナティーの調べ方
マナティー研究所は、現地NGOのAMMCOと協力して、カメルーンに暮らす絶滅危惧種マナティーの保全活動と環境教育をおこなっています。
今回は、濁った水に暮らす見えないアフリカマナティーがどんなところに暮らしているのか、その調査方法についてご紹介します。
マナティーについての詳細は、活動報告「マナティーってどんな動物?」でご紹介しています!
ぜひご覧くださいませ。
カメルーンのオッサ湖
アフリカマナティーは、アフリカ西側の海から川まで、広く分布しています。
私たちの活動地は、カメルーンのディザンゲという場所にある、Ossa(オッサ)湖です。
日本からはフランスを経由して1フライトで、最寄りのドゥアラの空港へ移動することができます。
ここは、アフリカ有数のマナティー生息地として知られています。
地形の都合上、Ossa湖はいつも曇っています。
日差しはそれほど強くないけれど、気温も湿度も高くて、夜寝るときは扇風機が頼みの綱、という日々でした。
水は泥で濁っているので、水中のマナティーを観察できません。
ここに本当にマナティーがたくさんいるの?と信じられないくらい、湖は静かで、マナティーの気配を感じませんでした。
マナティーを音で見る
さて、AMMCOはさまざまな方法でマナティーの調査をしています。
国内外の研究期間や団体と協力して、環境DNA、サイドスキャンソナー、漁師さんへのインタビュー調査、ドローンを使った調査などを実施しています。
私たちマナティー研究所は、音響調査を提案しました。
音響調査とは、水中マイクを使って、マナティーの鳴き声や餌を食べる音を録音する研究方法です。マナティー研究者の菊池夢美は、アマゾンマナティーで音響調査を実施したことがあります。ぜひアフリカマナティーでも実施してみよう、と相談しました。
姿が見えない動物でも、音を使って見てみることで、どこを利用しているのか、いつ活発なのか、いつ食べているのか、などを観察することができます。
動物を捕まえる必要はないし、朝も夜も関係なく記録を続けられます。
そこで、2020年に小型の音響装置を持ってカメルーンへ行き、それをオッサ湖に沈めました。
カメルーンの大学院生も参加したので、今後の調査方法やデータ解析方法についての指導も行いました。
過去にアフリカマナティーの鳴音調査がされていないので、マナティーがどのくらい鳴くのかわかりません。もしかしたら、アマゾンマナティーのように、大人になったら鳴かなくなるかもしれない。
何もわからないアフリカマナティーなので、とにかくやってみるしかありません!
その結果、3日間の録音で鳴き声が頻繁に記録されていて、餌植物を食べる音もありました。
こうして、私たちはアメリカの研究者と共同研究を開始しました。
数ヶ月以上の長期間の記録ができる水中録音装置を沈めて、マナティーの鳴き声の研究をすすめています。
私が持っていった水中音響装置は、いまもカメルーンの学生がさまざまな場所へ沈めて、データをとり続けています。
これらの研究成果をまとめて、学会発表や論文も出しています。
さらに、鳥羽水族館のご協力を得て、名城大学と共に、水族館のアフリカマナティーの鳴音記録もおこなっています。餌を食べる時の音、鳴き声などが無事に録音できています。
このように、アフリカマナティーの保全プロジェクトと生態調査がスタートして、その活動は実りはじめています。
これからも、アフリカマナティーのプロジェクトを発展させて、得られた成果をさまざまな形で発信していくことを目指します。
クラウドファンディングでいただいたご支援は、こうした活動を継続、発展させるための費用として大切に使わせていただきます。皆様の応援をどうぞよろしくお願い致します。
アフリカマナティー保全プロジェクトは2019年〜2023年度 地球環境基金助成の事業の一環として実施しています。環境教育は日本財団海と日本プロジェクトの事業の一環として実施しています。
リターン
3,000円+システム利用料

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)
グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。
・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
5,000円+システム利用料

マナティーと一緒コース
繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。
・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード
カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像
- - - こちらもお届け - - -
・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
3,000円+システム利用料

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)
グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。
・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
5,000円+システム利用料

マナティーと一緒コース
繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。
・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード
カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像
- - - こちらもお届け - - -
・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月

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