都内のおすすめ富士塚　その５（小野照崎神社 下谷坂本の富士）

富士塚フリークが独断と偏見でご紹介する、都内に現存するおすすめ富士塚。さて、第五回目になります。今回ご紹介するのは、台東区下谷、学問・芸能・仕事の神様として名高い小野照崎神社の境内にある下谷坂本の富士塚です。こちらも富士塚を語る上では欠かせない富士塚です！
下町の雰囲気を残す台東区下谷、小野照崎神社境内の本殿隣に、静かに、だけど堂々と、その富士塚はあります。ごつごつとした富士山の溶岩石を積み上げただけのその姿は、まさに富士山の分身です。1828年に築造されたと言われる下谷坂本富士ですが、江戸当時の姿形を現代に残す数少ない富士塚で、国指定の重要有形民俗文化財でもあります。現在は柵で囲われ、大切に守られていますが、毎年富士山の開山に合わせて6月30日と7月1日にだけ扉が開かれ、登拝が可能になります。ぜひ一度は登っていただきたい富士塚です！