支援総額
目標金額 620,000円
- 支援者
- 110人
- 募集終了日
- 2019年11月29日
【大相撲を支える】熟練の締め込み織り司中川のインタビュー
クラウドファンディングも残り4日となりました。
おかげさまで、ご支援もついに100万円を超えました。皆様の温かいご支援とご協力に心より感謝申し上げます。
本日は、帯ではなく大相撲の「締め込み」に携わる熟練織り司、中川正信のインタビューを紹介させていただきます。
おび弘の帯のほとんどが滋賀県長浜市にある山門工場で織られています。そこにはおび弘だけが日本で唯一、手織りしている「締め込み」(力士がつける廻し)の機があります。
熟練の締め込み専門の織り司である中川は71歳になりました。始めは着物の帯を織っていましたが、1992年から締め込み専門となりました。この動画の撮影時は2018年の11月(九州)場所より新十両となった極芯道の締め込みを織っていました。
「締め込みを織るのは重労働なので、嫌がる人も多かったんです。でも僕は国技の大相撲に携われるなんて、こんないい仕事はないと思って引き受けました」
締め込みは番付発表後に注文が入り、1カ月間で織り上げなければなりません。男性二人が30分交代で織らないと体力が続かない重労働です。一本織るのに10日ほどかかり、忙しいときには朝6時から夜の6時まで働きます。もちろん途中に休憩は何度もあるのですが夜中に脚が痙攣して目覚めることもあるそうです。
「明日はもうできんぞと思うこともあるんだけど、次の日ここに座ると動いてしまう。その繰り返しです」
最も気をつけているのは、納品まで一切汚れないようにすることで、汗一滴も落とすことはありません。約30分で7cm織り進めるたびに、表裏の傷の有無を確認します。
糸は生き物のように温度や湿気によって微妙に状態が違うため、中川は絹糸がきしむ音や手触りなど長年の経験により培われた感覚で、仕上がりの柔らかさを調整すします。そうして完成した締め込みは、しなやかで肌触りがいいのが特徴だと中川は言います。
現役時代の朝青龍関はその肌触りを気に入り、数本まとめて注文を頂きました。また、魁皇関は色が褪せるまで使ってくださりました。
「直接聞いたわけではありませんが、きっと肌触りがいいんや、締め心地がいいんや、だから締めてくれたんではないかなと思って。やっぱり嬉しかったですね」
通常はどの力士が使うものなのか織り手にはわからない事がほとんどですが、おび弘が織る締め込みには3、4cmの金糸のラインが入るため、それを目印に見分けている事も多いです。
かつては曙や千代大海、前述の朝青龍、魁皇、最近では引退した日馬富士、隠岐の海、嘉風、大翔丸、宇良などが中川の締め込みを使ってくれていると嬉しく話しています。
大相撲の一部を支えている手織りの機織り機と職人。伝統と伝統が繋がり、一つの文化を支え合っています。この日本の文化を、何としても後世に残していきたいと切に思います。
残り4日、一台でも多くの機織り機修理のため、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
リターン
3,000円
おび弘の挑戦を応援コースA
・お礼のメールをお送りいたします。
・このコースは、リターンに費用がかからない分、Readyfor手数料を除く全額を機織り機修理費用に充てさせていただきます。
※こちらのリターンを支援いただいても税制上の優遇措置はございません。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
5,000円
織り道具の贈り物コース
・お礼のメールお送りいたします。
・機織りに使う以下の道具を1つずつお送りいたします。
①生糸を巻いた小杼(シャトル)
②糸枠
※糸の色はこちらで選ばせていただきます。
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
3,000円
おび弘の挑戦を応援コースA
・お礼のメールをお送りいたします。
・このコースは、リターンに費用がかからない分、Readyfor手数料を除く全額を機織り機修理費用に充てさせていただきます。
※こちらのリターンを支援いただいても税制上の優遇措置はございません。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
5,000円
織り道具の贈り物コース
・お礼のメールお送りいたします。
・機織りに使う以下の道具を1つずつお送りいたします。
①生糸を巻いた小杼(シャトル)
②糸枠
※糸の色はこちらで選ばせていただきます。
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
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