お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

プロジェクトの募集終了が、あと10日と迫ってまいりました!皆様にお心のこもったご支援を頂きまして、現在達成率57%!10月24日(水)の募集終了まで、スタッフ一同頑張りますので、なにとぞ最後まで応援の輪を広げて頂きますようお願い申し上げます。


さて、1万円以上ご支援下さった方には、スタッフ手作りの、台本を保護するカバーにお名前を記載するというお礼をご用意していますが、今回は、【歌舞伎・新派台本】作品リストにある作品のご紹介、その2です。(その1についてはこちらをご覧ください)

また、台本カバーの作り方については、こちらをご覧ください。
【「年間1,500冊以上」を整理!台本を保護するカバーの作り方動画】

 

昨年10月の歌舞伎座は、古代インドの叙事詩を題材にした新作『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』で幕を開けました。構想に3年を費やして、日印友好交流年に上演が実現したこの作品は、インドの伝統舞踊にインスパイアされた衣裳や、音楽も歌舞伎音楽とパーカッション音楽が融合したこれまでない演出で、日本とインドの文化交流にふさわしい新作歌舞伎となりました。夜の部で、坂東玉三郎が初役で淀の方を勤めた『沓手鳥孤城落月』は、平成31年1月にシネマ歌舞伎となって公開が予定されています。また『漢人韓文手管始』は長崎を舞台にした異国情緒あふれる芝居で、23年ぶりの上演でした。

 


11月の歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」は、『奥州安達原』や『仮名手本忠臣蔵 五・六段目』、『大石最後の一日』や『恋飛脚大和往来 新口村』など、古典の名作や新歌舞伎、上方歌舞伎までさまざまな演目が並びました。幕開きの『鯉つかみ』は映像や本水を使ったダイナミックな立廻りが話題に。『大石最後の一日』では、高麗屋の親子孫三人が、本年1月の三代同時襲名を前にそろいました。


続く12月の歌舞伎座は、三部構成で1年を締めくくりました。『らくだ』は歌舞伎座では52年ぶりとなる上方版での上演でした。『蘭平物狂』は蘭平・繁蔵の親子を、それぞれ尾上松緑と息子の左近が勤めました。玉三郎が絶世の美女を演じた『楊貴妃』は、『沓手鳥孤城落月』と同じく平成31年1月に、シネマ歌舞伎として公開が予定されています。

 

平成30年が明けて、新橋演舞場の初春歌舞伎公演では、九世市川團十郎生誕百八十年として『新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞』、また市川海老蔵が自主公演「ABKAI(えびかい)」で上演したものをひとつの作品にした新作歌舞伎『通し狂言 日本むかし話』などが上演されました。また浅草公会堂では、恒例の若手俳優による新春浅草歌舞伎が開幕、初日の開幕前には正月らしく「鏡開き」で、出演者による振る舞い酒のおもてなしが行われました。

 


2月には博多座で若手による「二月博多座花形歌舞伎」が、幕末の薩摩藩を舞台とした『磯異人館』で幕を開けました。初日前にはお練り、公演中には櫛田神社で豆まき神事に参加するなど、この月の博多ならではの行事もあり大いに賑わいました。

 

歌舞伎座「三月大歌舞伎」では四世中村雀右衛門七回忌追善狂言となった『男女道成寺』、また歌舞伎座では37年ぶりとなる『滝の白糸』が上演されました。当時白糸を勤めた玉三郎が、今回は演出ということでも話題となりました。また『於染久松色読販』では、喜兵衛・お六夫婦を、41年ぶりに仁左衛門と玉三郎が勤めました。


4月の歌舞伎座では、明治百五十年を記念して『西郷と勝』が上演されました。伊達騒動ものの裏や表のエピソードを描いた『通し狂言 梅照葉錦伊達織 裏表先代萩』では、表の仁木弾正と裏の小助の二役を尾上菊五郎が勤めました。また『通し狂言 絵本合法衢』は、主演二役を勤める片岡仁左衛門一世一代と銘打った、演じ納めの舞台となりました。

 

5月の歌舞伎座は「團菊祭五月大歌舞伎 十二世市川團十郎五年祭」でした。二世市川團十郎生誕三百三十年の年でもあり、『通し狂言 雷神不動北山櫻』など、團十郎家に由縁深い演目が上演され、劇場二階ロビーでは成田山開基一〇八〇年を記念した、不動明王の出開帳もありました。また『弁天娘女男白浪』浜松屋では、弁天小僧の菊五郎と、丁稚を務める孫の寺嶋眞秀が一年振りに共演しました。また、6月の歌舞伎座は、坂東楽善の入鹿、尾上松緑の鱶七、中村時蔵のお三輪による『妹背山婦女庭訓』で幕を開けました。中村吉右衛門主演による『夏祭浪花鑑』、十七代目中村勘三郎が得意とした役を中村芝翫が初役で勤め、24年ぶりに上演された『巷談宵宮雨』など、話題の舞台が並びました。

 

いかがでしたでしょうか?次回は7月の公演からご紹介してまいります。現在作品のご希望を伺っていない方も、プロジェクトが成立いたしましたら、順番にお伺いの連絡をいたしますので、それまでごゆっくりお選びくださいませ。


作品リストは、プロジェクト概要「リターンについて」の台本カバーの説明から、または↓こちらからもご覧いただけます。

 

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