プロジェクト概要

 

 

「人と違うこと」で悩む子どもたちの力になりたい。

 

はじめまして。「多様性を目指す教員の会」事務局の永光と申します。


私たちは、LGBTなどで悩む子どもたちが過ごしやすい環境をつくるため、教育関係者を中心に発足した団体です。東京都内では自主勉強会を開催したり、授業案や教材を開発しています。また、依頼があれば講演会も行っています。

昨今、性の多様性については、各地でセミナーなどが開かれ、少しずつ認知も広まってきています。ただ、子どもたちが生活する場には、まだ正しい情報が行き渡っているとは言えず、今も多くの子どもたちが「自分はおかしいのではないか」と悩んでいます。そんな状況を少しでも変えたいと思い、この勉強会を発足させました。

 

今回のクラウドファンディングでは、私から一つお願いがあります。

 

この勉強会の一人が、「人との違い」に悩む子どもたちへ書いた絵本「りつとにじのたね」が完売してしまったので、多くの子どもたちに届けるためにも増刷したいと考えております。そこで、どうか皆様のお力を貸していただけないでしょうか。

 

「りつとにじのたね」作者の想いとは。

 

「りつとにじのたね」の初版本は、いわゆる自費出版という形で作りました。私たちは、総額70万円以上かかって作った絵本を「1人でも多くの子どもたちに読んでほしい」という思いから、本来の定価の半額以下で販売することにしました。すると、初版本200冊はすぐに売り切れてしまったのです。

そうなった今でも、友人や各地の教育機関などから問い合わせが絶えません。中には、「ぜひ増刷してください!」と楽しみにしている方の声も多数あります。ですが、また自費出版となると、費用を全てまかなうのは正直とても難しいので、クラウドファンディングに挑戦しようと決意しました。

 

著者は絵本を作ったきっかけをこんな風に語りました。

 

私は教育機関に勤めていますが、セクシュアルマイノリティの子どもがどんな思いで学校生活を送っているのか、数年前まであまり考えたことがありませんでした。しかし、ある勉強会に参加して、トランスジェンダーの学生から以前の学校生活のことを聞いたとき、「先生には何も期待していなかった」という言葉が胸の奥深くに突き刺さったのです。

誰かをないがしろにしたいとは、誰も考えていません。でも、「知らないこと」によって尊重されない誰かが生まれてしまうこともあると知ったのです。知らないうちに、傷ついている子どもがいるかもしれない。これは大きな衝撃でした。

性の多様性については、書籍や講演会がたくさんあります。新聞やニュースで扱われる機会も増えてきました。しかし、大人向けのものが多く、子どもたちには難しい。そして、人との違いで悩んだりするというのは、LGBTなどの性のあり方に限ったことではありません。

 

そのため、「LGBTというのはね…」と話すより、絵本を使って「人と違うこと」の大切さを分かりやすく伝えていこうと考えたのです。

 

「どのような性を生きるか」は、全ての人に関わることです。だから、私たちは「そのままでいいんだよ」「違うことは素敵なことだよ」と、絵本に込めたメッセージを多くの子どもたちに届けたいと思っています。

 

 

絵本「りつにじのたね」内容紹介!

 

今回は、皆様からいただいたご支援で、絵本「りつとにじのたね」を増刷し、全国の子どもたちや教育機関に届けたいと考えています。そこで、多くの方に手に取ってもらうためにも、本文や新着情報でも絵本の中身を少しずつ紹介していきます!

 

絵本の主人公は、「くまの国」に住む小学生の「りつ」。りつは、かわいいものが大好きな男の子ですが、同級生たちはそんな彼を笑います。「僕は、好きなものを好きって言いたいだけなのに…」と、傷ついたりつは、くまの国から旅立ちます。

 

 

りつの毛は、ふわふわのクリーム色です。だから、りつは「くろの国」でも「つんつんの国」でも、皆と違うことで仲間に入れてもらえませんでした。

 

そして、次にたどりついた「にじの国」で、ネズミの「チウ」に出会います。にじの国は「誰もが大事にされる国」でした。りつは、「人と違うことのよさ」をチウに教えてもらいました。チウは、「にじの国にずっといてもいいよ」と言いますが、最終的にりつは「くまの国」へ帰る決心をしたのです。そこで、チウはりつに「にじのたね」を渡しました。

「りつがくまの国に戻っていく瞬間は、ちょっと辛いかもと思ったけど、こういう絵本が自分の子どものころにあれば、もう少し学校が楽だったかもしれない」

 

絵本を読んだトランスジェンダーの男性からはこんな感想をいただきました。

 

子どもたちが現実に暮らす世界は、残念だけど、いじめや差別がある世界。そこで、実際に生きていかなければならない子どもたちにとって、「りつ」の姿が子どもたちのエールになればと描かれました。そして、辛いことがあっても「にじの国」のような安心できる場所が必ずあると知ってほしいのです。

 

また、絵本を読んでくださった教育関係者の方からは、このような感想もいただきました。

 

誰かが決めた「男らしさ・女らしさ」より大事にしたいのは、自分が好きなことを「好き」って言えること。そして互いに「それいいね!」と認め合うこと。この物語を読んで「その人らしさが一番、違いが豊かさを生むんだね」と誰かに伝えたくなりました。

 

「普通」と違うと悩んでいたり、「本音を言いたいけど周りに合わせないと…」とモヤモヤしている子どもたちにぜひ読んでほしい物語です。「あなたはあなたのままでいいんだよ」そんなメッセージが届くはずです。

 

 

 

絵本に込められた二つの願いとは。


「りつとにじのたね」には、二つの願いが込められています。

①物語を通じて、自分の中に「違い」への偏見があるかもしれないと気付いてほしいということ。大人も子どもも気がつくことができれば、自分を変えられます。

②傷ついた子どもたちに、「にじのたね」を届けたいということ。この絵本が、その子にとっての「にじのたね」になってくれたら嬉しいです。読む人によって解釈は様々だと思いますが、「にじのたね」とは「勇気が出るお守り」のような、自分を守ってくれる見えない力の源になればいいなと思っています。

 

この本を読んでもらうことで、LGBTなどの子どもたちにとってはもちろん、他にも人と違うことで悩んでいる子どもたちにとっても、自分たちの学校が「にじの国」みたいに「誰もが大事にされる国」のような、安心で安全な場所になることを願っています。


是非とも、ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

資金使途

 

絵本増刷費用:¥409,320

リターン送付費用:¥78,000

その他(手数料や人件費):¥110,000

 


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