支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 187人
- 募集終了日
- 2019年12月25日
鞠子と恋する器…。㊦ 桜浮かぶ匠の「陶漆」
リターン品の酒器の中に実は、今回のクラウドファンディングに合わせて プロジェクトメンバーが企画・プロデュースしたオリジナル商品があります。
リターン品❸
2人の匠が生み出す「越前陶漆」ぐい吞みです。
「陶漆」とは、陶胎漆器。その名の通り陶器と漆器の融合で、日本では古く縄文時代からある技法です。
古代・中世以降に製造は下火となってしまいましたが、近年になって、その機能性と造形的な美しさが再評価されてきています。
機能的に漆は、陶器本体の補強になるばかりか、陶器では導き出せない加色表現も可能となります。
さらに匠の手にかかれば、「陶」と「漆」双方の味わいと美しさを引き立てる越前ならではの新しい器の世界を導き出せる可能性があるのではないか―。
そう考え、越前焼の現代の名工・司辻光男(かさつじ・みつお)さんと、越前漆器の1級技能士・土田直(つちだ・すなお)さんを、福井県内の老舗温泉旅館に絡んだプロジェクトの延長でおつなぎし、「さくら鞠子」とのマッチングをイメージしてまず出来上がってきたのが、このぐい吞みです。
日展の特別会員でもある司辻さんの造形テクニックが施されたぐい吞みは、底の高台をあえて取り除き、す~っと上に向かって柔らかな曲線を醸し出しています。さらに上部には、得意とする波状の造形が。
大の日本酒好きだという司辻さん。「滑らかな上品さとともに、持ちやすさも工夫してみたんだけど…」とのこだわりようです。
また、今回は漆器との融合だけに、表面の滑らかさを出すことで、次の漆の塗りの段階で、はけを入れやすくして精度を高めるといった配慮を重ねたといいます。
それに応えるように、土田さんも、1級技能士の腕前を存分に発揮していただきました。
表面は、下部に陶器の焼き締めの風合いを残しつつ、上部には独自融合したピンクの漆を上品に施しました。また内側には、漆器ならではの溜塗り(ためぬり)を加えつつ、飲み口近くに、桜の花びら2枚の模様。
夜の淡いライトの下で手にすると、表面のピンクと花びらの金色が深い輝きを見せます。
実際にお酒をいれてみると、
指先の肌触りは、ザラザラ感のある、いかにも陶器なのに、
口当たりとなると、金属でもガラスでもない、もちろん陶器でも…
何と表現していいのか分からない、ライトな感覚。
越前の伝統工芸品産地の垣根を超えた、2人の匠による新しい挑戦です。
さて、「さくら鞠子」を注ぐと、どんな風情が楽しめるのでしょうか。
もしかして、鞠子の「恋」のお相手は、この器…。
来春の仕込み完成が楽しみです。
【司辻さんの主な経歴】
1947年 越前町小曽原に生まれる
1981年 山崎製陶所から独立し「光窯(ひかりがま)」を開窯
1991年 日展 会友に推挙(2006年から会員)
1999年 越前焼工業協同組合理事長に就任(~2013年)
2006年 日本現代工芸美術家協会 監事に推挙
2014年 「現代の名工」厚生労働大臣表彰
2018年 福井新聞文化賞
【土田さんの主な経歴】
1938年 鯖江市片山町に生まれる
1953年 故 廣瀬武雄氏に師事(下地、上塗)
1979年 株式会社 土直漆器(つちなおしっき)設立
1982年 漆塗り立て1級技能士検定合格
2007年 越前漆器協同組合理事長に就任(現在に至る)
2013年 全日本漆器協同組合連合会理事長に就任(現在に至る)
リターン
3,000円
蔵元から感謝のメッセージカード
★蔵元のメッセージカードをお送りします。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
5,000円
蔵元から感謝のメッセージカード
★蔵元のメッセージカードをお送りします。
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
3,000円
蔵元から感謝のメッセージカード
★蔵元のメッセージカードをお送りします。
- 申込数
- 4
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
5,000円
蔵元から感謝のメッセージカード
★蔵元のメッセージカードをお送りします。
- 申込数
- 6
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
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