いつもご支援・応援をしていただきありがとうございます!

さんしょううお実行委員会の後藤康介です。

早速ですが、今回は「音楽」についての裏話です。

 

「巨大人形劇さんしょううお」の音楽は、壮大な「洞窟のテーマ」や重厚な「宿命のテーマ」にはじまり、「タニシラップ」や「カニのテーマ」など楽しいキャラクターソングも盛り込んだ、幅広い音楽性が特徴です。キャラソングは小さな子どもたちがカニやエビになりきって歌ってくれたりしています。

音楽を収録したサウンドトラック(リターンでも選んでいただけます)は、「販売してほしい」という声をいただくくらいのハイクオリティです。

それもそのはず、音楽は作曲家、佐東賢一さんが手がけてくれたからです。

 

そこで今回は、佐東賢一さんのスペシャルインタビューを掲載します。

 

作曲家・音楽プロデューサー 佐東賢一

 

佐東さんは、数々の映画音楽やCM音楽、そして、NHK「おかあさんといっしょ」のケン・バーンの曲と声も担当したマルチな作曲家・プロデューサーです。

実は、飯田市出身という縁で、「さんしょううお」の音楽に関わってもらえることになりました。はたしてどんな思いで作品に関わってくれたのか?僕たちも知らなかった話をたくさんうかがうことができました。

 

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1.作曲を引き受けた理由は?

 

飯田市上郷出身で現在東京で作曲・音楽プロデュースの仕事をしてます。

Youtubeで昨年のデモ上演を観て。なんじゃこれ?とビックリ。

Facebookで沢監督を見かけてメールをしたのがきっかけです。

いろいろやり取りをして行くうちに自分の音楽制作の経験が地元の役に立てればと参加しました。


2.この作品をどのように感じ、どんなコンセプトで作曲したのですか?

 

巨大人形のスケール感は音楽でも表したかったので大編成のアレンジがいいなと思ってました。

メロディー(モチーフ)は単純に大きく2種類ほどにとどめ、逆に様々なアレンジのバリエーション=オーケストラ〜クラリネットアンサンブル〜ロックバンド〜ボレロ〜ヒップホップ〜バラードetc ==で厚みを出すことにしました。

アレンジの違う同じメロディーを何度も繰り返すことでお客様がお帰りの際にそれを口ずさめることを目標としました。

 

ネタバレですが冒頭の「洞窟のテーマ」のメロディはイワナ・カニも歌ってます。「宿命のテーマ」メロディーはさんしょううおと長老の登場曲でも使われてます。対決する両者のメロディーが一緒ってのもまさに宿命を感じます。

 

ぜひその辺をリターンのサウンドトラックCDで確認して見て下さい。

 

3.苦労した部分やとくに聞いてほしいところは?

 

最初に作曲したのが「洞窟のテーマ」です。

しかしこれになかなか沢監督のオッケーが出ませんでした。メロディーについて「なんか違う。う〜ん、そこは下がらず上がって行って欲しいんだよなぁ〜。」といくつか注文もありました。

Skype でプラハの監督とキーボードでメロを弾きながらあーでもない、こーでもないとしばらくやり取りしてました。
でもその粘りのお陰で今の「洞窟のテーマ」のメロディーが完成しました。

確かに最初作ったメロより比べると断然いいです。さすが監督。

「洞窟のテーマ」は言わば監督からの入学試験のようなものだったんですね。その後の曲には一切やり直しなくどれも一発OKでした。

 

キャラソングのレコーディング風景

 

4.佐東さんからみたこの作品やメンバーについて

 

今年、自分はさんしょううお参加者の皆さんをサポートするプロの側からの参加でしたが、皆さんお仕事やお家のことでお忙しいのに積極的に参加されてて素晴らしいと思いました。その熱意があるからこそ沢さんのワークショップから始まったプロジョエクトがここまで大きくなったのでしょうね。

 

寺さんが作り出す巨大人形のからくりは近くで見てびっくりします。実に巧みな仕掛けです。関節の作りなんかロボットのそれのようです。(※制作裏話②で紹介した寺沢さんが制作したカエル人形のカラクリのこと)

 

自分も普段仕事でクリエイティブの現場にいますが、そこで感じる同じ”熱”を、うおの工房でも感じました。これは南信州の新たなクラフトですね。

先日知って驚いたのですが、美術の熊谷美香さん(※制作裏話①参照)はワークショップに参加されるまでは美大とかデザインの仕事等の経験が一切ないそうです。びっくりです。あの独特な色彩センスはそのワークショップで育まれたんですね。

 

5.今後への期待

 

"舞台芸術を次世代に繋げ!"いいフレーズです。再演はもちろんその先もあるんでしょうね。民間団体として独立したばかりでまだまだ足腰が弱いですが、世界に誇る人形劇の街はきっと、うおに集まった才能たちを見守り育ててくれるでしょう。

 

あと自分の希望ですが2点。まずは再演の際、出来れば完全生演奏を実現したいです。今年はソノールクラリネットアンサンブル(※地元アマチュア団体)のみなさんにご参加いただき素晴らしい演奏で上演を盛り上げていただきました。しかしその他の曲はプレイバックでした。来年はさらに金管や弦、その他のプレイヤーのみなさんにもご参加いただきたいです。飯田に幾つか管弦楽団があると聞いてます。スコアを用意しますからぜひコラボを実現したいですね。参加者募集orミュージシャンナンパに参ります。

 

そして来年の再演まで時間が空くので、その間ファンミーティングの意味合いも含め”さんしょううお音楽祭”を開催したいです。上演ほどの手間をかけず人形たちとさんしょううおの音楽をじっくり聞いたり、みんなで♩バッキン!バッキン!って一緒に歌ったりしたら楽しいでしょうね。

 

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ここまで読んでくださりありがとうございました!

次回は、再びメンバーの活動を紹介したいと思います。

お楽しみに!

 

佐東賢一さんの詳しいプロフィールはこちら

http://numan.jp/members-2/ken-sato/

 

音楽はダイジェスト動画でも一部を聞いていただけます