プロジェクトページ申請時原文(その3)

プロジェクトページ申請時原文(その2)の続きです。

 

4.プロジェクトの詳細・具体的な内容

当団体は、以下のキャッチコピー・ビジョン・ミッション・アプローチの下で活動していきます。

《キャッチコピーと期待される効果》
《ビジョン》

◆「何もしない」を受け入れる

こちらは、まず下の写真をご覧いただければと思います。

このコンクリートに咲く花は、一生懸命「咲かなきゃ!」と思って咲いているのでもなく、必死に咲いているのでもありません。いまある状態を受け入れて、ただただ咲いています。

 

「何もしない」を受け入れるとは、この花のように一生懸命や必死ではなく、【己】という【自然】に身を任せ、【する】を手放している自分を受け入れることです。
 

【する】を手放すとは、何かしようと考えずとも、かつ、何も考えずとも自然に【何か】をしている状態(呼吸、心臓の鼓動など)を示します。


それらを全て肯定し、自然に生まれた「~したい」や、「何を思い、何を感じ、何をしたくて、何を伝えたいか」を大切にしてほしいと考えており、これらを自分にも、人にも伝え続けて行きます。

 

◆人間は生きているだけで価値がある

どんな生物にとっても『生きる』とは神秘的、かつ奇蹟の連続で成り立っており、何をせずとも頑張っています。

また、存在していること自体、【だれか】や【なにか】に何らかの意味や影響をもたらしており、それら全てを自らが知り、見失わないことを大切にしていきます。

※友達はこれを「ミジンコ理論」と表現しています。

《ミッション・アプローチ》

ミッションとしては、自己肯定感(生きる力)の醸成を掲げています。

 

自己肯定感と自己有用感を持つことは一種の能力であり、自分で選択し、表現し、納得し、決定する経験を積み重ねることで養われます。

 

これはが『生きる』尊さの体感と生きる力を培うことにつながっていきます。

 

これらを培うためには「生き方を決めるのは僕達だ」という意志、蟻塚亮二先生のお言葉を借りるならば「心が【一人】になること」が重要です。

 

アプローチについては、何よりも【対話(表現)】を大切にしています。

また、場所を[ばしょ]とひらがな表記にしているのも理由があります。


この[ばしょ]は僕自身と、僕が創る場所の両方を指し示しています。

かつ、[ばしょ]はずっと居続ける住みかではありません。

あくまで自分を表現する、【対話】の練習場所です。


表現するならば、僕は今まで不動産営業のような活動をしていました。

「良い物件ですよ!安全な場所です!どうぞお住まいください!」
のように。

しかし、それではその人のためになりません。

あまり良い表現ではありませんが、入り浸って傷の舐め合いになってしまう危険性があるからです。


だからこそ住みかではなく、練習場所だとお伝えしています。


「ここでどんどん自分を表現してみてください。何でも受け入れます。練習しているあいだに、自分を伝えられる人や場所を増やしてみてくださいね。それで、いつかもうここにこなくても、大丈夫になるといいですね」と。

もちろん、絶対に戻ってきてはならないとは言いません。

辛くなったら戻ってこれる、自分を見つめ直せる[ばしょ]でもありたいと思っています。F1で例えるならばピットインです。

そのために、数か月経過したら定期的に参加者が集まれるイベントも開催したいと考えています。

イベントやワークショップ「フィロソフィーダイアログ~自分のために生きよう~」を通じて、これらを少しでも多くの人に伝えていきます。

5.プロジェクトが担う未来への役割

フィロソフィーダイアログでは、アイスブレイクやワークから自分を表現してもらい、他者と、何より自分と【対話】することで、自分の存在を認識・肯定する、かつ、参加者同士の横のつながり(ネットワーク)を構築できます。


また、参加した方には、別途SNSグループ・メールマガジン・掲示板の案内、スタンプカード発行なども現在考えています。


ここで重要なのは「自分が何を思い、何を感じ、何をしたいか」を表現して受け入れてくれる相手や場所が生まれ、自分を伝える練習ができることです。

 

再度申し上げますが、人の内側や心を満たし、自分を認識して肯定する大切な要素は【対話(表現)】【つながり】です。

 

これは自分の原体験から言えますが、学術的にも証明されています。
 

NPO法人CRファクトリーコミュニティ・マネジメント・ラボ会員限定で発信してくれている情報をいくつかご紹介しますね。

会員になるととても有意義な情報を得られます。
こちらは毎回事務局長の原田くんが発信してくれているんですよ。

 

健康のために1番大切なのは、つながり!〜孤独と死亡率の驚くべき関係性〜

2015年3月、米ブリガムヤング大学の研究グループは、ある論文を報告した。それによれば、最も長生きを妨げるものは「孤独」だという。

※詳細はタイトルをクリックしてリンク先をご覧ください。

 

②「支えてくれる人がいる」感覚が幸福度を高める〜ソーシャル・サポートの充実度と幸福度の関係〜

2012年の内閣府の調査において、ソーシャル・サポートと幸福度の関係性が示されている。(グラフ参照)

ここで言うソーシャル・サポートとは、社会的関係の中でやりとりされる支援の充実度を測る指標であり、以下の6項目から成る。

・ 落ち込んでいると、元気付けてくれる

・ 嬉しいことが起きたとき、それを我が事のように喜んでくれる

・ どうにもならない状況に陥っても何とかしてくれる

・ 元気がないとき、すぐに気付いて気遣ってくれる

・ 普段からあなたの気持ちをよく理解している

・ 良いところも悪いところもすべて含めて、あなたの存在を認めてくれる

すなわち、「ソーシャル・サポートが充実している」とは、「支えてくれる人」「認めてくれる人」に恵まれている状態と言える。

<参考文献>

ソーシャルキャピタル「きずな」の科学とは何か

著者:稲葉陽二 ほか

出版社:ミネルヴァ書房

出版日:2014年6月10日

③「孤独」は喫煙よりも身体に悪い〜健康に最も影響力が大きいのは「つながり」〜

2010年、アメリカのブリガム・ヤング大学のホルトランスタッドという研究者は、「タバコを吸わない」「お酒を飲み過ぎない」「運動する」「太り過ぎない」といった項目よりも、「つながり」があることの方が寿命を長くする影響力が高いという結論を導いた。

それまで、寿命を短くする悪玉の代表格はタバコだったが、実際は「孤独は喫煙より悪い」ことが判明した。

<参考文献>

文献名:『友だちの数で寿命はきまる』

著者:石川善樹

出版社:マガジンハウス

発行日:2014年11月20日

④幸福度が高い人ほど深い話の量が多い〜深い会話は、相手との関係に「意義の感覚」を生むことができる〜

軽い雑談をたくさんこなせる人ほどコミュニケーション能力が高くて幸せそうな印象があるが、実際のところは、幸福度が高い人ほど深い話の量が多いという研究結果がある。

※詳細はタイトルをクリックしてリンク先をご覧ください。

 

⑤つながりはストレスを軽減する~つながりという薬~

社会関係資本は実際に生理学的トリガー機能として働き、人間の免疫システムを刺激して病気に抵抗し、またストレスを緩衡している可能性がある。

隔離した動物は、そうでないものよりもアテローム性動脈硬化症が広範に広がり、また動物でも人間でも、孤独が免疫反応を低下させ血圧を上昇させることが判明している。

出典:ロバート・D・パットナム 孤独なボウリング 柏書房 2012年第6刷

 

【対話(表現)】して自分を認め肯定する。


これは一例ですが、怒りを伝えられるかどうかは大きく自己肯定感に関わっています。

 

「怒りは負の感情であり、怒ってはならない」

とよく謳われていますが、不要な感情は存在しません。
人間に備わっている感情は全て必要だからこそ現存しています。

 

だからといって、いつも感情的になって怒鳴り散らせと言っているのではありません。

怒りの感情を抑え込んだり否定せず、「いま自分は怒っていますよ」「怒りを感じていますよ」と、伝え方を工夫した上で伝えるのが大切だと言っています。もちろん、そのためには試行錯誤が重要です。

 

「あの人は本当に怒らないよねぇ」とよく耳にしますが、多くの場合、その人は怒っていないのではなく、怒れないのです。怒り方がわからず、どうやって怒りを伝えればいいのかわからないからです。

 

その傾向は、幼少期、親に抑えつけられてきたり、価値観を押し付けられてきて育ってきた方、反抗期に十分反抗できなかった方によく見られます。

 

怒りを我慢すると、時間を経て猛烈な自己嫌悪感と自己否定感が発生します。

怒ったときの場面が何度も頭に浮かび、ぶつけようのない怒りに苦しみます。

それを解決する一番の方法は、「あぁ、自分は怒っているな」という感覚をキャッチし、怒りの発生源に「自分は怒っていますよ」と伝えることです。

フィロソフィーダイアログでは、そのような観点も取り入れていければと思っています。

 

自分を伝える力を培うと共に、参加者同士の横のつながりを増やしていく。

つながりはつながりを生み、孤独を遠ざけてくれる。

「自分にはあの人がいる」と思うだけで、人は生きる力を生み出せます。

 

「生きるNight」でワークショップ「あなたにとって幸せとは何ですか?」をやったとき、ある女の子が答えてくれました。

 

「私にとって幸せは、会いたい人がいることです」

 

参加した全員が大きく頷いたのを今でも覚えています。

人は心の中に会いたい人がいるだけで、生きていけるんです。

また、あるイベントで出会った大学生が教えてくれました。

 

「苦しみの本質は孤独である」

【対話】と【つながり】。

 

再度申し上げますが、この二つの要素は、人の内側と心を満たし、「自分は生きていていいんだ」と自己承認できることで自己肯定感を強め、メンタルヘルスの改善自殺防止につながります。

結果、それぞれの人から溢れだすあたたかい【何か】が、他人に、社会に影響を与え、日本全体に生きる活力が湧いていきます。

今までの活動を通して痛感しているのは、男女問わず、自己肯定感が低い10代~40代の方が多くいらっしゃることです。

また、共通しているのは、自分を上手く表現できない、かつ、表現しても受け入れてくれる[ばしょ(人・場所両方含む)]がないことです。

人のため・世のために働く、行動する、思考するなど「他を優先する」が心身ともに染みついてしまっており、自分のことがおざなりになって、疲弊しきってしまう方が後を絶ちません。

近年、自殺者数が3万人を切ったとニュースになっていましたが、万単位の自殺者数が出ていること自体、異常なのです。実際は数倍単位の方が亡くなっています。

《H27年3月発表 警察庁統計資料より 出典:警察庁「平成26年中における自殺の状況」》

生き方を決めるのは、僕達自身、あなた自身だと知ってほしい。

だから自分のために生きてほしいと伝えたい。

『生きる』尊さを知ってほしい。

生きることは、人間は、尊いんだと知ってほしい。

僕はそれを訴えるため、「自分のために生きる」を提唱し続けていきます。

ぜひともご協力ください!!よろしくお願いします!!

 

…我ながら長いですね。

ただこれがプロジェクト申請時に作った原文なんです。

多少の加筆修正はありますけどね。

 

なので、もしこれからプロジェクトを立ち上げたい方などの参考になればとても嬉しいです。

 

ここまで読んでくださった皆様。

本当にありがとうございました。

心より御礼申し上げます。