愛され育つ家庭を全ての子どもたちに。里親と共に「新しい絆」を

愛され育つ家庭を全ての子どもたちに。里親と共に「新しい絆」を

寄付総額

1,277,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
169人
募集終了日
2019年6月30日

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達成し、冊子の制作が決定しました!
あたたかいご支援を、ありがとうございます。

 

応援してくださる方がたくさんいることが

里親と里子の大きな支えになります。


そのため、残り期間で、 
応援人数 200人 を目指したいと思います。


シェアなどで取り組みを広めていただけると心強いです。

是非とも最後まで応援よろしくお願いいたします!

 

・・・

 

愛され育つこと、
それはすべての子どもに等しい権利だから。
「新しい絆」を里親と共に。

 

こんにちは、特定非営利活動法人SOS子どもの村JAPANです。

 

SOS子どもの村は、「家族と暮らす子どもの権利」を世界中で実現することを目標に1949年にオーストリアで始まり、日本では2006年に法人を設立しました。その後、2010年に「子どもの村福岡」を設立し、2016年にSOS子どもの村インターナショナルに加盟しました。

 

福岡を拠点に、社会的養護が必要な子どもたちを育てる里親の普及や、様々な理由から家庭を失う危機にある子どもと家族のための支援、広報活動を行っています。

 

家庭で愛されて育つことは、子どもの心身の発達にとって何より大切なこと。しかし、様々な理由から、家族と暮らせなくなる子どもたちが全国で約4万5千人います。とはいえ、その中で里親と暮らしているのは2割弱です。

 

私たちは、子どもたちにとって、もうひとつの家族となる里親家庭の普及と、さまざまな事情を抱える子どもと家族の支援を通じて、どの子も、子ども時代を損なわれることなく、安心して成長していける社会をめざしています。

 

そんな想いから、2010年に日本型の家庭養育(里親養育)のモデルを広めるため、日本で唯一の「子どもの村」を開始したのです。

 

 


たとえ 生まれた家庭に 困難があっても、
すべての子どもに家庭で愛されて育つ子ども時代を

 

「子どもの村」は、家族と暮らせない子どもたちを里親制度を利用して受け入れ、育親(いくおや)が各家庭で育てています。ここでの実践を通して里親養育における課題や成果をまとめ、日本の家庭養育のひとつのモデルとして広く共有していくことをめざしています。

「子どもの村福岡」は、センターの機能を持つ村長の家と、5つの里親の家で構成されています。5つの家では、それぞれの育親(里親)さんと子ども(里子)が暮らしています。

 

村の中には、ファミリーアシスタントやソーシャルワーカーが常駐しているほか、

医師や臨床心理士が育親を専門的にサポートするチームになり、里親養育を行っています。

 

この体制に支えられ、ひとつひとつの「家族の家」で、育親を中心に、ゆっくりと「新しい家族」が築かれていきます。ゆっくりゆっくり、「新しい絆」を育んでいくのです。

 

▲「僕は親バカなので、賢いなと思ったら『よし、九大近いし九大で博士号取って…』とか、運動が上手だと『あ、ソフトバンク入れるかも…』なんて、すぐに思っちゃうんですね。」と育親さん。

 

初めて子どもの村にやってきて、育親に会った子どもたち。

 

はじめは表情もなく、抱っこをしてもからだが硬く、どこか大人たちを拒んでいるかに見えました。夜もぐっすり眠りません。しかし、この村で新しい家族と暮らすうちに、少しずつ、少しずつ、からだを預けるようになり、笑顔がもれるようになってきました。

 

小さかった体もどんどん成長していきました。1年で驚くほど背丈が伸びた子もいます。

 

何ごともなく平穏に日々が過ぎていく、安心して眠れる暮らし。そのことが子どもの成長にとってどれほど大切かを考えさせられます。

 

子どもの村のある福岡市では、この10年間で里親への養育委託率が15.6%から40%超へと飛躍的に増えました。

▲数年前、緊張した顔で育親さんの手をしっかりと握って、恥ずかしそうに入園式に参加していた子ども。3月には、卒園式で発表する「お父さん、ぼくのだいすきなおかずをたくさん作ってくれてありがとう!」そんなセリフを家の中でよく練習しています。

▲「ツリーの高いところにかざりたい!」とチャレンジするお兄ちゃん。お兄ちゃんの姿をみていた弟も、好きなオーナメントを選んで後に続きます。

 

 

しかし、里親制度のもとで暮らす子どもは
2割弱しかいません

 

親の病気や虐待、貧困など、子どもと家族をとりまく環境が厳しくなるなか、家族と暮らせなくなる子どもたちは全国で約4万5千人います。

 

しかし、里親制度のもとで暮らす子どもは全体の20%弱

約83%のほとんどの子どもたちが、乳児院や児童養護施設で生活をしています。

 

これは、諸外国と比べて極めて低い割合です。

 

 

国連子どもの権利条約や国連子どもの代替養育に関するガイドラインでは、子どもたちが施設で育つことは最終手段と定められています。

 

親族による代替養育や養子縁組、里親養育が難しい場合に限定されているのです。

 

特に諸外国では、3歳以下の乳幼児期は、特定の大人と愛着関係を築くことが心身の発達上欠かせないため、施設で養育されることはありません。

 

しかし、日本では、今も約3,000人の乳幼児を含め、多くの子どもたちが児童養護施設などで暮らしています。

 

 

 

今後増えていくであろう“里親”を支えるサポートを

 

2016年、児童福祉法が改正され、社会的養護の子どもたちについて「家庭養育」が原則であることが明記されました。その後公表された「新しい社会的養育ビジョン」においては里親養育や養子縁組を推進していく具体的なビジョンが示され、就学前の子どもについて、7年以内に里親委託率を75%にするという目標も掲げられています。

 

しかし、現在全国で登録されている里親数約1万世帯に対して、実際に子どもが委託されているのは半分以下の世帯のみ。全国的にも徐々に里親が増えつつありますが、それでもまだ多くの登録里親が未委託なのです。

 

多くの里親と里子をサポートする活動を続けてきて、色々な問題点が浮き彫りになりました。

・里親制度への理解が進んでいないこと。

・課題をもった子どもの養育への充分な支援が受けられないと、地域で孤立してしまうこと。

 

養育里親と養子縁組の違いを知らない人も多くいるのではないでしょうか。

 

しかし、里親制度への理解が進み、子どもの村での実践を通じて、専門家によるサポートや地域の支えがあれば里親は増えていくことが理解されつつあります。

 

▲「ヤギ~!!」と言いながら、一緒に採った草を両手いっぱいに持って歩いていきます。またある日は、ご近所さんがトラックで持って来てくれた芋づるを食べてもらおうと、何回も何回も芋づるを抱えて持っていきます。ヤギたちは、もりもりとそれを食べていました。


長年にわたり里親をサポートしてきた
私たちだから、今 できること。

 

里親になった後のサポート体制が見えてきた今、今後里親になる方が最初に手にとることができる書籍を、皆様からいただいた支援金で制作したいと思います。


これまで世界135ヶ国で子どもたちを支えてきた私たちだからこそ、伝えられることが多くあると思うのです。活動をしていて多くの質問をいただく、“里親”が”里子”を養育していくことに関して、法律的側面を中心にQ&A方式でまとめた書籍にする予定です。書籍は、1冊1500円ほどで販売し、販売利益は全て里親の支援活動に充てられます。

 


● 作成する書籍について●
 

2016年の児童福祉法改正の後「新しい社会的養育ビジョン」が示され、今後、里親が増えていくことが予想されます。社会的養護が転換期を迎えているこの時期に、2012年3月に第1刷を刊行した書籍「弁護士に聞く、里親として知っておきたいこと」の改訂版を出版することにしました。従来からの弁護士による解説を踏襲する一方、「子どもの村福岡」における9年間の実践から得られた内容を盛り込みたいという思いから、今回、表題を「弁護士に聞く」から「弁護士、実務家に聞く」へと改め出版することにいたしました。

タイトル:
弁護士・実務家に聞く『里親として知っておきたいこと』里親養育 Q&A


ページ数:
140~150ページを予定

 

内容:
「子どもの権利
「施設養護と家庭養護」「里親と養子縁組」という社会的養護に関する基本的なところから、「大切にすべきこと」「親権」「真実告知」「実親との交流と子どもの意見」「親権者の面会・引き取り要求」などという里親養育を考える際や里親になった際に必ず感じる不安や疑問、加えて「医療について」「いじめ被害・加害」「性教育」「子どもの非行にまつわる司法の仕組み」「実親からの遺産相続」「里親の扶養義務」など日常生活の上で起きる諸問題について弁護士などによる解説などを盛り込む予定です。

 

 

愛されて育つことは子どもの権利
それが奪われた時、
権利回復のために努力をすべきは大人の責務

 

あるとき、里子として育った子がいいました。「家庭が『ある』ということが大事なことなんです。」

 

あって当然であると思われる「家庭」が失われたとき、その子の人生がどれほどの困難を背負うことになるのか、子どもにとって「家庭」のもつ意味の重さを心底思わされました。

 

家庭を必要とする子どもたちがいる限り、私たちは活動を続けなければなりません。

 

今回制作する書籍や活動を繋げていくことで、新しい絆をもつ家族を支えていきたいと思います。みなさんと一緒に作り上げることに意味があると思っています。応援いただく人数の数だけ「応援している人がいる」ことが、これから全国に広がっていく里親と里子にとって大きな支えになると思うのです。

 

皆さんも、私たちと一緒に里親と里子をサポートする一人になっていただけませんか?応援どうぞよろしくお願いいたします

 

▲「はっしゃしまーす」と小さな車掌さん。机できっぷを作っています。行き先を書いては、はさみで切符のサイズに切っていました。子どもたちは、身近な体験からいろいろなことを覚えていっています。こんな「あたり前の家庭」を全ての子どもたちに。

 


 

▶︎支援金の使途内訳

・書籍制作資金(印刷費用)1,300,000円

そのうちの100万円をクラウドファンディングで集めます。

書籍は、1冊1500円ほどで販売し、販売利益は全て里親の支援活動に充てられます。

 


 


#広げよう里親制度 新着情報で連載中!
SNSでのシェアも大歓迎です!


 

- 第1回:6/24 更新▶︎そもそも里親はなぜ必要?
- 第2回:6/25 更新▶︎「里親」「養子縁組」の違い・ショートステイ里親とは?
- 第3回:6/26 更新▶︎里親委託率が15%から40%に増えた福岡県の謎に迫る!
- 第4回:6/27 更新▶︎冊子を通して伝えたいこと・子どもたちにとって里親とは



この4回の連載を通し、ぜひ皆さんと里親について理解を深め考えていきたいです。

ぜひ「 #広げよう里親制度」で、この連載を通して感じたことや、里親についての考え、ご自身の体験など...、広めていただければ嬉しいです!

 

 

 

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プロフィール

氏名:坂本雅子 役職:SOS子どもの村JAPAN 常務理事 小児科医として勤務したのち、福岡市役所に入職。副市長を歴任したのち、NPOの立ち上げにかかわる。SOS子どもの村JAPANの創業者のひとり。

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ギフト

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あなたも里親里子を応援するひとりに。

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【愛され育つ家庭を全ての子どもたちに】

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寄付者
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【愛され育つ家庭を全ての子どもたちに】

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【愛され育つ家庭を全ての子どもたちに】

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寄付者
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【愛され育つ家庭を全ての子どもたちに】

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【愛され育つ家庭を全ての子どもたちに】

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【愛され育つ家庭を全ての子どもたちに】

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25,000


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【こどもギフトイベント参加者様からの寄付】

こちらは2019年6月30日に開催された、こどもギフトイベント「いまできる「こども支援」を考える。」参加者様にいただいたご寄付を入金する専用のコースです。

寄付者
1人
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制限なし
発送完了予定月
2019年9月

プロフィール

氏名:坂本雅子 役職:SOS子どもの村JAPAN 常務理事 小児科医として勤務したのち、福岡市役所に入職。副市長を歴任したのち、NPOの立ち上げにかかわる。SOS子どもの村JAPANの創業者のひとり。

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