9月19日未明、
多くの人が反対の声を挙げる中、安全保障関連法が成立しました。

 

今回ご紹介したいミュージカルは、Hairというラブロックミュージカルです。

私は2009年にブロードウェイのリバイバル版を3度も観に行きました。

 


Hairは、1960年代のベトナム戦争中のニューヨークが舞台です。
その時代を生きた若いヒッピーたちの生き様が描かれ、強い社会的メッセージが込められています。

自分たちをTribe(部族)と呼ぶヒッピー達は、肌の色も宗教の違いも、セクシュアリティの違いも受け入れ、オープンにお互いを愛することでFREE(自由)に生きることがモットーです。

当時、たくさんの若者が戦争に招集され、そして命を落としていくことが問題となり、あらゆるところで反戦のデモやイベント、大きなムーブメントがありました。
このミュージカルは、そんなムーブメントの中で若い役者がメッセージを伝える一つの方法として作られました。

ミュージカルHairでは、楽しく平和と愛を!と唱えていた若者が、ベトナム戦争で友人を殺されたことから、「このままでは大変なことになる」という危機感にあおられ、本気で戦争という問題を捉え、アクションを起こしていく姿が描かれています。

アメリカでは、ベトナム戦争終了時に徴兵制がいったん廃止されましたが、1980年に選抜徴兵法が制定され、徴兵登録が復活しています。

軍隊の人々は、国を守るために、命を張ってくれている存在です。
もちろん入隊する人たちの理由は様々ありますが、中でも入隊することによって経済的なバックアップを国から保障されていることが大きいと感じました。

・・・入隊すればいろんな国に旅ができるだけでなく、確実な収入を得ることができる。
その収入によって、家族を養い、また、ある一定の任務を果たせば学校に行く補助を受けられる。
もし、何かあっても国が家族を支えることが保障され、そして何よりも名誉を得ることができる・・・

軍のリクルーターから、そんなフレーズを聞き、将来をまだ迷っている若者が入隊するという話を私の周りでも見聞きしました。
特に、貧富の差が大きいアメリカで、貧困層の若者が駆り出されていく経済的徴兵の問題を目の当たりにしてきました。

ミュージカルの発信する社会的メッセージ、
今の日本の人たちに、もっと届けていきたいと思います。

コンサートでは、ミュージカルHairから曲を披露する予定です。お楽しみに!


Marika

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