差異を認め楽しめる社会　〜ある高校でのお話

https://youtu.be/3Gg7ZbfTOiU

 

ある高校で色覚をテーマに授業させてもらった時のお話し

NPO法人TrueColorsは、

これまで“色覚についてのお話”と

“体験レンズ”を使った「講演・体験研修会」を実施してきました。

 

これは、「講演・体験研修会」を、ある高校でおこなった時のお話です。

 

その研修会には、４０人の高校生が参加していました。
“色覚のお話”が終わり、レンズを使った体験が始まりました。

 

ある一人の男子生徒。色の見え方少数派でした。

 

数種類ある“機能性色覚レンズ”の中から一つ手に取って、
彼は壁に貼り出された色々なポスターを見て回っていました。

 

「みんな、このレンズで見えている、こんな色が見えてるの？」

 

「そうよ」

 

その途端、彼は

 

「これや！」と叫びました。

彼がその時見たのは、ラグビーのユニフォームの色。
《ショッキングピンク》が見えたのです。

何か他の友達と違うことがある？！と思ってたけど、それが分かった

 

『色の見え方』だ！

 

今度は、私の隣に座ってる彼の友達に、
〈少数派の見え方が出来る、体験レンズ〉を手渡しました。

 

彼の友達は、手渡されたレンズを持って、
彼が見た同じポスターを見に行ったのです。

 

すると友達は、「オオ、そうなんだ！」とつぶやくと、

 

彼と彼の友達は、イェー！と手を取り合ったのです。

 

それはまさしく私達TrueColorsの求めてる世界でした。

 

差異を認め楽しめる社会

 

子ども達はそうなんだ。
遅れてるのは大人かなって………

 

この高校生たちが見せてくれた【差異を認め楽しめる社会】を創る為に、これまで講演・体験会を実施し、絵本やDVDを制作してきました。

 

そして、

今この想い・考えが、

『ダブルビジョンTシャツプロジェクト』になったのです。