【大川小の津波訴訟判決について】

 

10月26日、大川小の児童23人の遺族が石巻市と宮城県に損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は県と市に賠償を命じる判決を言い渡しました。

 

つまり、児童が多数死亡したのは、現場の教員に過失があったと判断されたということです。(以下、要旨を抜粋)

 

「広報車の呼び掛けを聞いた段階では、程なく津波が襲来すると予見、認識できた。地震は経験したことがない規模で、ラジオで伝えられた予想津波高は6~10メートル。大川小の標高は1~1.5メートルしかなく、教員らは遅くともこの時点で、可能な限り津波を回避できる場所に児童を避難させる注意義務を負った。」

「被災が回避できる可能性が高い裏山ではなく、交差点付近に移動しようとした結果、児童らが死亡した。教員らには結果回避義務違反の過失がある。」

 

これを不服とする市と県は高裁に控訴しています。

 

2015年11月​、石巻市長面地区で行われた住民らによって行われた最後の一斉捜索

 

教師に責任があるのか。これは簡単に言えることではありません。しかしなぜ遺族が裁判を起こさざるを得なかったのかの大きな一つの理由に、その後の学校の対応があまりにもひどく不信感を抱くに余りあるほどだったからです。

真摯に、逃げることなく対応し、「なぜこのようなことが起きたか」を真剣に考え説明して来ていれば、裁判という結果にはならなかったはずです。

「あの時何が起こったのかを知りたい」。それだけの願いも、いつまで経っても明らかにされず逃げられ続けてきて、最終手段として裁判をするしかなかったのです。

 

震災直後の大川小学校

 

この裁判について、色々な複雑な要素が絡んでいるため、私には簡単にいうことができません。どう言っていいかわからず、今まで書くことができませんでした。今も同じです。

しかし、震災直後から先生や教育委員会が捜索をするどころか現場にほとんど来ていないことは事実です。責任があるなしに関わらず、人間としてどうしてそうなるのか、ずっと疑問に思っています。

 

【リターン品について】

先日、リターン品の送付が遅れる件を皆様にご連絡させていただき、個別にご回答をいただきました。

遅れることについて皆様のご理解をいただき、ありがとうございました。「急がずとも納得のいくものを作って欲しい」との声も多数いただきました。引き続き、妥協せず良いものを作っていきますので、よろしくお願いいたします。

 

 

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