進行状況のお知らせ9

【進行状況のお知らせ】

 

皆様には日頃お世話になっております。

 

前回からその後ですが、当初一緒に進めていた出版社さんとどうしても内容について考えに相入れないところがあり、双方の納得の上そこでは作らないこととなりました。

そのため、もうひとつ準備していた知り合いのプロデューサーさん、印刷所さんに頼み、出版社を通さずに自作する方向に入りました。

 

その直後に、別の出版社の編集者さんから「どうにかうちでやれないか考えさせてほしい」と連絡をいただきました。そこも良い写真集を昔から作っているいい出版社さんですが、以前にお話を持っていった時には、「世には出るべきと痛感するが、会社として写真集を出して利益を出せない」と会議で決まったそうです。しかしながらその編集者さんが、どうにかして会社を納得させる手はずを考えたい、との今になってのご連絡でした。

そのためいったんダミーブックを編集者さんに預け、考えてもらっております。少し時間が欲しいと言われており待っている状態です。

 

私の考えでは、現在の写真集を取り巻く状況では出版社から出すのと出版社を通さずに出すのに大きな違いはありません。小さな違いであるのは、流通(配本で書店に回ったり)と宣伝(出版社が独自に行う)が強みではあります。しかし写真集というものが、一般書店でたまたま手にとって売れたりする数がそうそう多い状況ではありません。

 

そんなかでも私がその出版社さんに考えていただくことにしたのは、制作過程においてまたひとつ他人(プロ)の目を通すことができるというメリットがあるからです。長く見て長く関わってきた自分が自分の作品に対して一番理解していると思いますが、長く見すぎるといつの間にか偏ってしまったり客観的な見方ができなくなったりもします。今までももちろん、ダミーブック完成までも他人(プロ)の目を通っておりますが、製本完成までも他人に見ていただくことのメリットはあると思っています。

 

とはいえ、もういつまでも時間をかけることはしたくないので、少しお時間をいただき必要であればもっと話をし編集者さんから返事をいただき、そこから行けるのかその前の計画通りにするか決めたいと思っています。

 

またまた今回も立ち止まってしまって申し訳ありません。その出版社さんから出すのか考えるにしても、今まで私が取材させていただいた方達の思いを十分に届けられるかが一番の判断ポイントです。

 

また状況をご連絡いたします。

 

【大川小学校の捜索について】

津波の被災地では随分前から実質的な公的の「捜索」はほとんどなされていません。大川小(名目では児童だけでなく、その地区)の捜索のための予算も例えば今年度もほんの単発であったりするだけとなりました。そんな中、来年度1年間の予算がついたそうです。永沼さんが諦めずに市などに言い続けてきた結果です。今までも来年度もその捜索は永沼さん一人がやります。

この文章だけでこの状況の「おかしさ」を少し感じられるかもしれませんが、それを決して言わないでくれと永沼さんには言われております。

捜索はまだ続いています。

 

 

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