横浜市民ギャラリー|収蔵作品修復プロジェクトにご支援を!

横浜市民ギャラリー|収蔵作品修復プロジェクトにご支援を!

寄付総額

1,535,000

目標金額 1,400,000円

寄付者
65人
募集終了日
2022年6月30日

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プロジェクト本文

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本プロジェクトへのご支援は、全て税制上の優遇措置の対象です。

 

神奈川・横浜の魅力あふれるコレクションを後世へ
―横浜市民ギャラリー 収蔵作品の修復にご支援を

 

横浜市民ギャラリーは、1964年に設立された横浜市内で最初の公立美術施設で、日本で最初に「市民ギャラリー」を冠した施設といわれています。これまで長年に渡り、横浜市民の文化芸術活動を支援し、同時代の作家の芸術表現を発信する施設として、誰もが芸術文化に触れられる機会を提供してきました。

 

同時に当施設には、神奈川・横浜ゆかりの作家の作品を中心に、約1,300点が収蔵されています。戦後、20世紀後半の美術シーンを反映しているほか、時代ごとの横浜の風景を描いた作例も多くみられる貴重な作品群です。しかし、制作から年月の経つものも多く、修復が必要なケースが散見されるようになりました。作品によっては高額な費用が発生したり、処置が長期に及びます。

 

これらのコレクションをより良い状態で次世代に継承し、多くの方にご鑑賞いただくため、修復費用を広く募るクラウドファンディングに挑戦することになりました。
 

これまでは予算の中から修復費用を捻出して対応してきましたが、現状のペースでは修復・クリーニングが必要とされている作品の処置に数十年を要し、また応急処置的な内容でしか処置できないケースが多いため、外部資金を募ることで処置ペースやその質を上げたいと思っています。

 

今回は、横浜にゆかりのある作家2名の作品、三橋兄弟治《教会の見える風景》と、柴田善登《山下公園の五月》の修復費用を募ります。修復を終えた作品は、今年度の「コレクション展2023」(2023年2月24日~3月12日)にて展示、お披露目いたします。

 

一人でも多くの方々に横浜市民ギャラリーの存在と、貴重なコレクションの魅力を知っていただき、ご賛同くださる皆さまと一緒に、これらの貴重な作品を守り、次代に受け継いでいきたいと考えています。ぜひ皆様のご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

 

横浜市民ギャラリー YOKOHAMA CIVIC ART GALLERY


 

▌横浜市民ギャラリーについて

 

横浜市民ギャラリーは、1964年に設立された横浜市内で最初の公立美術施設です。二度の移転を経て2014年から現在の西区宮崎町で運営を行ってきました。当施設は、日本で最初に「市民ギャラリー」を冠した施設といわれています。

 

当施設はこれまで長年に渡り、横浜市民の文化芸術活動を支援し、同時代の作家の芸術表現を発信する施設として、市内において中核的な役割を担ってきました。これからも美術を中心として利用者の皆さまの文化活動を支え、地域と連携しながら、誰もが芸術文化に触れられる機会を提供します。

 

※出典) 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 財団のあゆみ

 

初代横浜市民ギャラリー外観(1966年)

現在の当施設外観(2014年) photo:UESUGI Akira

 

当施設では、美術団体や教育機関、市民を中心とした皆さまに展示室やアトリエをお貸出ししており、展覧会の開催や造形講座の開催等にご利用いただいています。

 

また、自主事業として現代美術を紹介する「新・今日の作家展」、市内の子どもたちの作品を無審査で展示する「横浜市こどもの美術展」、およそ1,300点のコレクションをテーマを設けて紹介する「コレクション展」の3つの展覧会を開催しています。

 

加えて、大人向け・子ども向けの造形講座、地域連携事業、ボランティア・インターンの受入れなど、幅広い活動を実施しています。

 

「新・今日の作家展2016 創造の場所―もの派から現代へ」鈴木孝幸作品展示風景 photo:Ken KATO

 

「コレクション展2018 写真と素描でたどる横浜 1950-1980年代を中心に」会場風景 photo:Ken KATO

 

「横浜市こどもの美術展2019」会場風景 photo:Ken KATO

大人のためのアトリエ講座「古典絵画をまなぶ―中世ヨーロッパの金箔技法」(2017年度実施)

 

ハマキッズ・アートクラブ「へんてこ動物をつくろう!」(2018年度実施)

 

 

▌皆様からのご支援でできること

 

横浜美術館の開設(1989年)から四半世紀も前に生まれた横浜市民ギャラリーには、神奈川・横浜ゆかりの作家の作品が中心に収蔵されています。戦後、20世紀後半の美術シーンを反映しているほか、時代ごとの横浜の風景を描いた作例も見られる貴重な作品群です。

 

これらのコレクションをより良い状態で次世代に継承し、多くの方にご鑑賞いただくため、クラウドファンディングにて修復費用を広く募ります。

 

収蔵作品は、施設内の収蔵庫で保存・管理しながら調査研究を重ね、主に「コレクション展」で紹介してきましたが、制作から年月の経つものも多く、修復が必要なケースが散見されるようになりました。修復するためには、事前調査の情報に基づき、個別に対応する必要があります。作品によっては高額な費用が発生したり、処置が長期に及びます。
 

これまでも予算の中から修復費用を捻出して対応してきましたが、現状の予算から導き出される処置ペースで実施すると、現在修復・クリーニングが必要とされている作品の処置に数十年を要し、また応急処置的な内容でしか処置できないケースが多いため、外部資金を募ることで処置ペースやその質を上げたいと思っています。

 

加えて、クラウドファンディングを通じて一人でも多くの方々に横浜市民ギャラリーの存在と、貴重なコレクションの魅力を知っていただき、ご賛同くださる皆さまと一緒にこれらの貴重な作品を守り受け継いでいきたいと考えています。今後も定期的にクラウドファンディングを実施することで、この新たな基盤づくりを継続していく予定です。

 

今回、初回のクラウドファンディングでは、横浜にゆかりのある作家2名の作品、三橋兄弟治《教会の見える風景》と、柴田善登《山下公園の五月》の修復費用を募ります。修復を終えた作品は、今年度の「コレクション展2023」(2023年2月24日~3月12日)にて展示、お披露目いたします。

 

修復作品①:三橋兄弟治《教会の見える風景》
三橋兄弟治《教会の見える風景》1939年/水彩、紙/74.0×57.0㎝

 

茅ヶ崎出身の水彩画家、三橋兄弟治(みつはし・いとじ、1911-1996)がカトリック山手教会を描いた作品です。三橋は1937年に成美学園(現・横浜英和学院)の講師となったことを機に横浜に移り、以降しばらく横浜に居住しました。この作品は三橋が横浜に住んでいた時代のものです。

 

カトリック山手教会は1923年の関東大震災で焼失し、1933年に再建されました。この作品で教会は、やや離れた場所から、木立や家並みの奥に小さく描かれていますが、教会の存在を際立たせるため構図や、空の表現が工夫されています。

三橋が横浜で教鞭を執った10年間は太平洋戦争を挟み、目まぐるしく不安な時代でしたが、本作からはそのような世情を感じられず、純粋に景色の美しさに向き合い、画面に写しとろうとした三橋のまなざしが伝わってきます。

 


三橋兄弟治(1911-1996)

若い頃に画家になることを決めた三橋は、戦前から教職と画業を両立していました。1947年以降は故郷の茅ヶ崎に戻り、中学校に勤務しながら制作を続け、水彩連盟等で活躍しました。ヨーロッパに幾度も赴き同地の風景をよく描き、水をあまり用いずに描く新たな技法も生み出しました。

 

《教会の見える風景》は、三橋が横浜に住んでいた時代の、その半分は戦況が厳しくなったため少ない作例の一つと考えられます。また、その後の空襲で山手も被害を受けたために、再建からまもないカトリック山手教会の姿や、その周辺の様子をうかがうことのできる貴重な作品です。

 


この作品は制作から長く時間が経ったために、絵具の剥落や、剥落につながる亀裂、浮き上がりが所々に見られます。また、額に入れる前の発生と考えられますが、本紙に破れや画鋲の跡があります。

 

部分写真:剥落部。白い絵具が割れて落ちてしまっています

部分写真:白い部分にちりめん状の亀裂が入っています

部分写真:本紙の破れ

 

これら破れの処置や、亀裂や浮き上がりの接着処置を施します。また、紙を平らに伸ばすフラットニング処置を可能な範囲で行いたいと考えています。紙の作品や写真は厚紙のマットで挟んで保管・展示することが多いのですが、作品に直接触れることから、作品の状態維持において重要な役割を果たします。今後も作品をよい状態に保つため、マットを中性紙のものにつくり替え、作品を固定します。

修復時には、作品が入っている額や外箱も綺麗にクリーニングを行います。また、必要に応じて額内の厚み調整用紙の取替えやネジ類の調整等もします。

 

修復作品②:柴田善登《山下公園の五月》
柴田善登《山下公園の五月》1969年/油彩、キャンバス/60.0×80.0cm

 

横浜で活躍した柴田善登(しばた・よしと、1910-1995)の油彩画。本作は関東大震災(1923年)の復興事業として建設が進められ、1930年に開園した山下公園を描いた作品です。4本の木を画面に大きく入れ、視線の前方に海を臨む光景で、湾には何隻もの船が停泊しています。鬱蒼と生い茂り、力強い生命力を感じさせる木々の葉や、幾色も使って表された背景の空のマチエールが印象的な作品です。

 


柴田善登(1910-1995)

福岡県生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)図画師範科を卒業し、福島県の旧制磐城中学校(現・福島県立磐城高等学校)に赴任し美術部で指導を行いました。その後横浜に移住し、制作の拠点としました。新制作協会に所属し、風景を中心に制作・発表しました。

 


本作も制作から時間が経ち、絵具の浮き上がりや亀裂、穴が見られます。画布(キャンバス)の裏には染みが見られます。裏面のキャンバスと額を固定する釘の固定不良も見られます。鉄製の金具は錆びも招くので、ステンレス製のものへの交換が望ましいです。

 

絵具の浮き上がりや亀裂が見られます。

画布(キャンバス)の裏には染みが見られます。

裏面のキャンバスと額を固定する釘の固定不良が見られます。木枠の汚れも目立ちます。

 

※作品の修復は、専門家による修復前の詳細調査に基づいて適切に実施します。 

 

■目標金額:140万円

※本プロジェクトは、All in形式です。期日までに集まった支援総額が140万円に届かなかった場合でも実行者は支援金を受け取ることができます。その場合、支援総額に応じて作品修復点数および修復レベル(応急処置~充分な修復まで)を調整します。

 

 

横浜、昭和後期のアートシーンを映す貴重なコレクション

 

当施設は、現在まで続く企画展のほか、開館直後から90年代にかけて個展や国際交流展などの展覧会を数多く主催・企画して開催してきました。そうした展覧会の機会を中心に収集してきたコレクション(収蔵作品)は約1,300点に上ります。

 

当コレクションは、戦後・昭和期の美術シーンを反映するとともに、神奈川および横浜にゆかりを持つ、地域に根差した作家の作品が多いのが特徴です。また海外の友好・姉妹都市間との交流展を中心に、当時の横浜の風景をモチーフとした新作を依頼したケースが複数あり、当時の横浜の様相を知れる作品も多く収蔵されています。

(※当施設のコレクションについては、こちらのページもご参照ください。)

 

柳原良平《横浜ドックのカンカン虫》1978年/ポスターカラー、ペン、紙/72.6×102.9㎝

牛田雞村《関内》1926年/絹本着彩/63.4×100.5㎝

岡本太郎《まひる》1963年/油彩、キャンバス/91.1×73.1㎝

常盤とよ子《窓 日の出町裏》1955年/ゼラチン・シルバー・プリント/25.9×39.6㎝

馬場檮男《横浜博覧会の図(中国の船)》1990年/リトグラフ7/50.3×61.5㎝

菅木志雄《Spreading Wood '86》1986年/木、自然石/440.0×240.0×42.5㎝

 

当施設では、これまでも順次収蔵作品の修復やクリーニングを実施してきました。

 

修復を終えた作品は、外気中の汚染物質を遮断するとともに、作品から発生するガスも吸着する効果のある中性紙保存箱に収納します。また、修復後の作品は新たに撮影を行い、作品図版データを更新しています。

 

専門家による版画作品修復の様子

収蔵庫内の様子(グレーのものが中性紙保存箱)

修復後の撮影の様子

 

一方で、大切なコレクションを守るため、IPM(総合的有害生物管理)の手法にもとづき、専門会社とも連携しながら収蔵庫と施設全体の環境管理も行っています。清掃や観察、分析、必要な場合の消毒等を通じ、美術品のおかれる環境の維持・向上をはかっています。

 

こまめに清掃し、虫やカビの発生を防ぎます。

必要に応じて簡易消毒を行います。

 

このように、当施設は従来から作品とその環境を丁寧に保全してきましたが、処置ができない作品もまだ多く控えています。クラウドファンディングの実施により、貴重な作品を次代に受け継ぐため、ぜひご支援をお願いします。

 

 

▌賛同メッセージ(お名前五十音順)

 

写真 keiko nomura

天野太郎

東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター

 

横浜市民ギャラリーが、令和4年度のプロジェクトの一つとして取り組もうとしているクラウド・ファンディング「令和4年度横浜市民ギャラリー収蔵作品修復プロジェクト」を応援致します。

昨年、横浜市民ギャラリーあざみ野で横浜での学芸員のキャリアを終えた者としても大いに賛同します。全国的にも珍しく、横浜市の二つの市民ギャラリーである横浜市民ギャラリーも横浜市民ギャラリーあざみ野も、それぞれ貴重なコレクションを有しています。21世紀は、20世紀を通じてコレクションされた作品の様々な形での劣化が世界的に見られ、所蔵美術館が新たな修復の課題に取り組んでいます。横浜市民ギャラリーのコレクションも60年を経過する作品もあり、細やかな作品のコンディションへの対応が望まれます。長引くコロナ禍にあって自治体も文化活動にこれまで同様の財源を確保することが困難な昨今、こうした市民一人一人が、言わば市民の財産、遺産をサポートすることは大変意義があることだと思います。

 

蔵屋美香

横浜美術館 館長

 

美術作品も、人間と同じように歳を取ります。制作から一定の年月が経つと、画面に汚れが付いたり、シミが出たりします。また、絵具がヒビ割れて浮き上がったり、その部分が剥落したりします。紙やキャンバスなど、絵が描かれている土台(これを美術の世界では「支持体」と呼びます)が破れたり波打ったりして、その歪みがさらに絵具の劣化を招くこともあります。こんなふうに健康を損ねたら、すぐに十分な手当を受ける必要があるのも、やはり人間と一緒です。
横浜市民ギャラリーは、「作品の収集・保管・展示」を行う美術館とはちょっと異なり、「展示」を主とする施設です。しかしさまざまな歴史的経緯から、横浜の地域に密着した貴重な作品を約1,300点も収蔵しています。そのうち、特に緊急処置を要する2点につき、広くご支援をお願いするのが、今回のチャレンジです。
2点の作品が一日も早く元気を取り戻し、よりよい姿でお披露目の日を迎えられるよう、わたしもこころから応援しています。

 


猿渡紀代子
大佛次郎記念館 特任研究員/横浜美術館元学芸グループ長 主席学芸員


今から半世紀も前、1964年に横浜市民ギャラリーが開館したのは、「横浜に美術館がほしい」という市民たちの強い願いを受けてのことでした。それ以来、横浜とかかわりのある画家たちの作品や時代の先端を行く現代美術の作品などが着々と収蔵され、1,300点ものコレクションとなりました。作者が亡くなり、ギャラリーの建物が変わっても、作品は将来にわたって生き続けます。次の世代にそのバトンをしっかり渡すには、個々の作品の状態を最善に保つための修復作業が必要となります。
この度、横浜市民ギャラリーでは、その修復費用を補うことを目的とするクラウドファンディングを行います。公的な文化施設がこうした取り組みをするのは珍しいかもしれませんが、過去・現在・未来にわたって市民の財産であるコレクションのことを多くの方々に知っていただき、コレクションの保全に一緒に取り組んでいきたいという呼びかけでもあります。どうぞ応援をお願いします。

 

月本寿彦

茅ヶ崎市美術館 学芸員

 

三橋兄弟治は明治44年(1911)高座郡茅ヶ崎町南湖(現在の茅ヶ崎市南湖)に生まれました。小学校4年生の時に描いた月見草の絵を担任教師に褒められたことがきっかけで絵画の道を歩み出し、昭和63年(1988)に水彩連盟初代理事長に選ばれるなど、国内の水彩画界を代表した人物ですが、その作風は年代により大きく異なります。1930年代から戦後すぐまでは穏当な具象画の時代ですが、兄弟治の20代から30代にあたるこの時期の作品には、作者自身の若く繊細なまなざしを通しているせいか、対象への感動を素直に表した瑞々しいものが多いようです。この作品が描かれた昭和14年(1939)は横浜に転居する年で、2年前には同じく横浜の成美学園の教師になっています。今回のクラウドファンディングでの寄付金が目標額を達成し、貴重な戦前期の兄弟治作品が鮮やかに蘇ること、そしてその作品をこの目で見ることを、兄弟治作品を収蔵する館の一員として願ってやみません。

 

担当者からのメッセージ

 

齋藤里紗

横浜市民ギャラリー 学芸員

 

今回修復対象に選んだ2点は、50~80年ほど前にも遡る、横浜の風景です。いずれも人物の姿は見られない点や、横浜出身ではない作家が横浜に住まうようになって、描いた作品であるという共通点があります。そして二作ともに、横浜が災害や戦禍に見舞われながらも、復興を果たした風景です。

作品は、その風景を描くに至った作家の思いや、画面内の事物の変わったところや変わらぬところ、または筆跡や絵具のマチエール、色彩等様々に視線や考えを巡らせながら鑑賞ができますが、一方でその時代や社会をうつす歴史的資料の側面も併せ持ち、その点でもたいへん貴重です。

皆さんは二つの作品のどんなところに気づき、眼をとめるでしょうか?

 

作品は鑑賞=展覧会に出品するために、描かれているものの研究だけではなく、保存的観点からも調査し、展示に耐えるための対処を行う必要があります。

制作されてから時間が経った作品を、次代の人びとにもよい状態で鑑賞し、楽しんでいただくため、ぜひご支援をいただけたらと思います。

 

 

▌館長のご挨拶

 

 

 

横浜市民ギャラリーの収蔵作品は、横浜の美術史と1964年以降の日本における現代美術の動向をあらわす、市民の貴重な財産です。コレクションにみることができる、制作当時の時代性が反映された表現は、歴史を物語るとともに、現在においてもなお新たな視点をもたらします。


横浜市民ギャラリーでは、「コレクション展」をはじめ、ホームページや定期的に発行する情報誌、アトリエ講座といった事業を通してコレクションを広く紹介することで、その魅力を発信し、さらなる関心を喚起する機会を創出しています。また、こうした事業と並行して、収蔵作品の状態維持および向上に力を注いできました。


収蔵作品をよりよい状態で次世代につなぐために、日々の管理や保存に加えて、調査に基づいた適切な修復が必要です。ぜひ皆様のご支援を賜わりますようお願い申し上げます。
 

横浜市民ギャラリー館長

森井健太郎

 

 

▌ギフトのご紹介

 

■サンクスメール

ご支援いただいた皆さまに、御礼のメールを送付します。

 対象:全員

 

■実施報告書(PDF)

ご支援いただいた皆さまに、修復の事前・事後写真や修復内容を掲載した実施報告書を発行します。また、その中にご支援いただいた方のご芳名を記載いたします。

 対象:送付は全員。ご芳名は支援金額3万円以上の方、ご希望者のみ

 送付時期:2023年3月迄

 

■対象作品の写真を用いたクリアファイル

修復を実施した作品は修復終了後の綺麗な状態で新たに写真撮影を行い、クリアファイル(A5サイズ)を制作し、送付します(ご支援金額1万円以上の方、ご希望者のみ)。

 対象:支援金額1万円以上の方、ご希望者のみ

 送付時期:2023年3月迄

 

■報告書類へのお名前の記載

①横浜市民ギャラリー作成の実施報告書(PDF)、同HP掲載用、②公益財団法人横浜市芸術文化振興財団HPに記載する、財団事業報告書および寄附者のご芳名一覧 に、お名前を記載します。

 対象:支援金額3万円以上の方、ご希望者のみ

 

■「コレクション展2023」会場内に掲出するプロジェクト実施報告パネルへのお名前の記載

修復実施作品も展示する「コレクション展2023」(2023年2月24日~3月12日)で掲出する本プロジェクトを報告するパネルに、お名前を記載します。

 対象:支援金額3万円以上の方、ご希望者のみ

 

■「コレクション展2023」オンライン作品鑑賞視聴権

「コレクション展2023」(2023年2月24日~3月12日)のオンライン作品鑑賞の視聴権。

 対象:支援金額3万円以上の方、ご希望者のみ

 詳細ご案内時期:2023年1月頃

 

■「コレクション展2023」支援者向け鑑賞ツアー

「コレクション展2023」(2023年2月24日~3月12日)会期中に実施する、支援者向け鑑賞ツアーにご参加いただけます。

 対象:支援金額5万円以上の方、ご希望者のみ

 詳細ご案内時期:2023年1月頃

 

■支援者向けバックヤードツアー

横浜市民ギャラリーのバックヤードを支援者の方向けに特別にご案内します。

 対象:支援金額10万円以上の方、ご希望者のみ

 詳細ご案内時期:2023年1月頃

 

 

▌税制上の優遇措置について

 

横浜市民ギャラリーの指定管理者は、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体ですが、本クラウドファンディングにおける支援金は、公益財団横浜市芸術文化振興財団への寄附金として受けつけます。

 

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団への寄附は、税制上の優遇措置が受けられます。

寄附をされた方には、「寄附金受領証明書」を送付いたします(2022年9月末迄)。

 

■個人様の場合(所得税)

「その年中に支出した寄附金額の合計額-2,000円」が、課税される所得金額から差し引かれます。(寄附金額は所得額の40%相当が限度額)

 

※個人様の場合はその他、個人住民税の控除や、相続財産からの寄附の場合は相続税の控除が受けられる場合があります。税制上の優遇措置などの詳しい内容については、国税庁のホームページをご覧いただくか、お近くの税務署又は市区町村の窓口にお問合せください。

 

■法人様の場合

一般の寄附金とは別に、次のとおりの額を限度に損金算入することができます。

(所得金額×6.25% + 資本金等の額 ×0.375%)× 1/2

 

〈寄附金控除を受けるための手続き〉

個人・法人いずれの場合も、上記の優遇措置を受けるためには翌年の確定申告が必要となります。確定申告の際は、当財団からの「寄附金受領証明書」が必要です。

 

※寄附金受領証明書について

・寄附金受領証明書は、当財団がクラウドファンディング募集事業を委託しているREADYFOR株式会社を通じて、当財団に寄附金が入金された日付(クラウドファンディング募集期間終了の翌々月。今回の場合は2022年8月10日)で発行します。法人様で発行をお急ぎの場合はご相談を承ります。

 

・寄附金受領証明書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

 

 


ご注意事項

 

●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

●展覧会等の開催について:新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。その場合もご寄附の返金は行わない形とさせて頂きますので、あらかじめご了承ください。

 

プロジェクト実行責任者:
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

集まった資金で対象作品の修復を実施します。修復が終了した作品は、「横浜市民ギャラリーコレクション展2023」(2023年2月24日~3月12日)会場内で展示するとともに、報告パネルでプロジェクトの報告をします。支援者様へのギフトの制作費や、広報に使用します。

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プロフィール

1964年に開設され、日本で最初に「市民ギャラリー」を冠した施設といわれています。旧中区庁舎(1964~1974年)、横浜市教育文化センター(1974~2013年)の二つの所在地を経て、2014年より現在地で運営しています。主に市民の美術団体を対象とした展示室、創作活動のできるアトリエの貸出し、そして年3本の企画展や大人・子ども向けの造形講座等の主催事業を両輪に、横浜の芸術文化の発展の一端を担ってきた長い歴史があります。約1,300点のコレクション(所蔵作品)も有しています。

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ギフト

5,000+システム利用料


【5千円】横浜市民ギャラリー応援コース(ギフト不要の方)

【5千円】横浜市民ギャラリー応援コース(ギフト不要の方)

○サンクスメール
○寄附金受領証明書(PDF)
○実施報告書(PDF)

※寄附金受領証明書のお名前は、ギフト送付先にご登録されたお名前となります。また記載する受領日は、2022年8月10日(2022年分の控除対象)となります。2022年9月中に送付します。(法人様で発行をお急ぎの場合はご相談を承ります)

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


【1万円】修復報告書、対象作品のクリアファイル

【1万円】修復報告書、対象作品のクリアファイル

○サンクスメール
○寄附金受領証明書(PDF)
○実施報告書(PDF)
○修復対象作品のクリアファイル

※寄附金受領証明書のお名前は、ギフト送付先にご登録されたお名前となります。また記載する受領日は、2022年8月10日(2022年分の控除対象)となります。2022年9月中に送付します。(法人様で発行をお急ぎの場合はご相談を承ります)

申込数
18
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

5,000+システム利用料


【5千円】横浜市民ギャラリー応援コース(ギフト不要の方)

【5千円】横浜市民ギャラリー応援コース(ギフト不要の方)

○サンクスメール
○寄附金受領証明書(PDF)
○実施報告書(PDF)

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申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


【1万円】修復報告書、対象作品のクリアファイル

【1万円】修復報告書、対象作品のクリアファイル

○サンクスメール
○寄附金受領証明書(PDF)
○実施報告書(PDF)
○修復対象作品のクリアファイル

※寄附金受領証明書のお名前は、ギフト送付先にご登録されたお名前となります。また記載する受領日は、2022年8月10日(2022年分の控除対象)となります。2022年9月中に送付します。(法人様で発行をお急ぎの場合はご相談を承ります)

申込数
18
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月
1 ~ 1/ 11

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1964年に開設され、日本で最初に「市民ギャラリー」を冠した施設といわれています。旧中区庁舎(1964~1974年)、横浜市教育文化センター(1974~2013年)の二つの所在地を経て、2014年より現在地で運営しています。主に市民の美術団体を対象とした展示室、創作活動のできるアトリエの貸出し、そして年3本の企画展や大人・子ども向けの造形講座等の主催事業を両輪に、横浜の芸術文化の発展の一端を担ってきた長い歴史があります。約1,300点のコレクション(所蔵作品)も有しています。

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