安曇野で開催する「扇子だけ」の展覧会を広めたい

支援総額

1,563,000

目標金額 1,500,000円

支援者
44人
募集終了日
2023年5月24日

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プロジェクト本文

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はじめに

 

安曇野涼風扇子展は、日展特別会員 岸野圭作先生の門下生と、日展作家・地元作家などの作品を中心に、2012(平成24)年から通算6回にわたって開催された扇子作品の展覧会を前身としています。

 

 

 

その後、ご自身の出身地・安曇野の文化活動に寄与したいとのご遺言を残して他界された教師の峯岸節子さんのご遺志を受け、古民家再生の建築家・降旗廣信先生から「安曇野の風物詩となるようなものにしてはどうか」というご意見から、全国公募の展覧会への準備が始まりました。

 

 

2018(平成30)年から、全国規模の公募展としてスタートし「第1回安曇野涼風扇子公募展~スエヒロアート~」は全国から1000点を超える応募があり、峯岸節子さんからの寄付に加え、多くの方々からの協賛を原資として、大賞(1名、副賞 賞金50万円)、準大賞(2名、副賞 賞金10万円)を選出しました。

 

現在では名称を「安曇野涼風扇子展」とし、子供たちの作品に対して、峯岸節子さんの意思を残すために「峯岸節子賞」を創設。また、大賞、準大賞のほか、若干名の涼風賞(副賞 賞金2万円)を贈呈しています。 

 

 

2020(令和2)年は、新型コロナウィルス感染症の終息が見通せない状況から已む無く中止となりましたが、公募展はこれまで多くのボランティアに支えられながら、4回の開催を数えます。

 

第5回となる本年2023(令和5)年は、安曇野涼風扇子展のひとつの節目と捉えて、さらに全国から多くの出展を募り、小さな扇に拡がる日本の美意識を安曇野の地から広く発信したいと願っています。

 

|安曇野涼風扇子展 実行委員会について

 

〒399-8205

長野県安曇野市豊科5715-11 法蔵寺研修棟内

TEL 0263-31-6417

FAX 0263-31-6419

Email azuminosensu@gmail.com

Web    https://www.azuminosensu.jp

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

第5回安曇野涼風扇子展を開催するにあたり、さらに多くの出品者に賞を贈呈することにより、日本全国はもとより海外からも出品を招く一つの動機付けとしたいと考え、本プロジェクトを立ち上げました。

 

今回のプロジェクトで、国内の安曇野涼風扇子展への出品者を増やすとともに、日本文化の象徴としての扇子に注目いただき、ひいては世界から出品者が集まる扇子展として発展させたいと考えています。

 

現在700点を超える出品作に対して賞の数は13点と、受賞率約2%の狭き門となってしまっています。

本展は美術展であり、出品作は全て展示されますが、各賞を選定する審査を設けている以上、厳正な審査を徹底しています。

 

 

しかしながら、賞のハードルが全体に対して高すぎることは本意でなく、賞の数を増やし、出品者の方々の期待を高めることで、この扇子展を広める契機としたいと思っています。

 

昨年、出品いただいた700点のなかには、障害を持ちながらも出品していただいた方がおられました。この扇子展が広まることで、障害を持つ方にも扇子に描くことの楽しさを知っていただくきっかけになればと考えています。

 

 

また、教師であった峯岸節子さんの意思を残すために、そのお名前を冠した賞を創設したことから「ご寄付いただいた方のお名前がついた賞」をつくることで、「ご寄付いただいた方の想い」を「受賞作品の作者へ伝えられる形」を考えました。

 

これは、扇子作品をつくる方々への直接的な応援となり、さらに安曇野涼風扇子展の内容充実にもつながることで、観覧者が一層楽しめる展覧会をつくることができると感じています。

 

 

扇子の魅力

 

扇子は「中国生まれ」と思っている方も多いかと思いますが、実は「日本生まれ」です。まだ紙が非常に貴重であった奈良・平安期に、木や竹を繋いで作ったものが原型とされています。

 

日ごろは畳んでコンパクトに、使うときは広く大きくなる。というのは、日本で発展した掛け軸や屏風がそのような形であるように「日本人好み」であるのかもしれません。

 

安曇野涼風扇子展に出品される扇子は、全て京都の職人の方の手で一本ずつ丁寧に作られています。絵の具や墨をはじめ、さまざまな材料で描かれた作品を、損なうことなく扇子に仕立て上げるには熟練した技を必要とします。

 

展示作品の全ては、出品者の皆様が描かれた「世界で一本だけの作品」です。

 

 

 

 

審査について

 

安曇野涼風扇子展は、信州安曇野から発信する「扇子作品だけの美術展」です。そのため、各賞の選定には厳正な審査を行なっています。

 

審査の透明性を示すことから、展覧会初日に会場にて、どなたでも審査の様子を見ることができる公開審査としています。

 

過去、審査を勤めていただきました先生方(※先生方の承諾を得て掲載しております。)

土屋禮一 先生 

高木聖雨 先生 

三田村有純 先生 

石飛博光 先生

 

 

 

出品者の方々からのコメント

 

 

第二回 安曇野涼風扇子展 

大賞 山守良佳さん

 

第2回安曇野涼風扇子展にて大賞を頂き、驚いたと同時に初めての大きな受賞ということもありとても嬉しかったことを覚えています。自分の作品が職人さんの手により扇子になり、それがずらりと並ぶ展覧会は壮観です。

 

また安曇野の方はとても優しく、出品者の方やスタッフの方との交流は賞と同じくらい私の心の中に宝物として残っております。

 

こどもから大人まで愛されるこの展覧会が継続し、今後も多くの方にご参加頂けますよう活動を応援しております。

 

山守良佳さん 第二回大賞作品

 

 

 

第4回出品 中野 真弓さん

 

お知り合いの方からのご紹介で、第4回安曇野涼風扇子展に初めて出展させて頂きました。

障害があり、CG画作品で出展させて頂きました。扇子に加工するにあたり、数々の問題があり、展示は平面での発表となりました。

 

しかし、実行委員会の方を始め職人の方々の熱意で後日、扇子に仕立てて頂くことが出来ました。とても嬉しかったです。

 

参加させて頂いたことで創作意欲だけでなく、出来ることに意識を向け、挑戦する意欲も頂いたと感謝しております。

 

そんな、作品や人に対して真摯に向き合い、文化の継承にご尽力されている安曇野涼風扇子展に、これからも多くの方々にご参加頂き扇子に親しんで頂きたいです。

 

中野さんの出品作品 (CG画、印刷加工)

 

※お名前の掲載について承諾をいただいております。

 

 

 

プロジェクトの内容

 

これまでは賞の数が、大賞、準大賞2点、涼風賞10名でありました。これらの受賞者への副賞賞金は全て協賛者からの協賛金が充てられましたが、出品者数に対して賞の数が少ないことから、これまで以上に賞を増やす必要があると考えました。

 

大賞および準大賞については、これまで通りの副賞を協賛金から授与することとし、より多くの受賞者をつくることによって出品者を増やしたいと考えています。

 

 

第5回安曇野涼風扇子展 概要

 

会期 2023年7月17日(月)〜7月31日(日)

 

場所 第一会場 安曇野市豊科近代美術

   〒399-8205 長野県安曇野市豊科5603-3

   

   第二会場 周岳山 法蔵寺

   〒399-8205 長野県安曇野市豊科新田5716

 

詳しくは安曇野涼風扇子展ホームページをご覧ください

 

※災害などのやむを得ない理由で第5回展が開催できなかった場合、延期の日程についてはホームページ上でお知らせいたします。その場合、皆様のご支援につきましては延期時に活用させていただきます。

 

|プロジェクト概要と集めた資金の使途

 

2023年7月に第5回安曇野涼風扇子展を開催します。集めた資金は、新たに設ける賞の賞金にあて、残金は展覧会開催に必要な手続き費用や、協力いただくボランティアの皆さんへの実費弁済として使用したいと思います。

 

大賞および準大賞の賞金は、これまで通り協賛者からの協賛金を原資として充てます。 

 

 

会場について

 

第一会場 安曇野市豊科近代美術館

 

 平成4年4月18日、豊科近代美術館として開館。平成17年、安曇野市 豊科近代美術館に名称変更。飛騨山脈の山麓に広がる安曇野の地、豊科地区の文化施設ゾーン のメイン施設として整備されました。 

重厚感あるロマネスク様式の中世修道院をイメージした建物とバラを中心とした庭園があり、庭園は一般に無料開放され地域の憩いの場として親しまれています。

(豊科近代美術館ホームページより一部抜粋 安曇野市豊科近代美術館公式HP

 

 

第二会場 周岳山 法蔵寺

 

永正3年(1506年)に領主の丸山丹後守が開基し、知恩院出身の承蓮社傅誉の開山によって創建された。境内一帯は戦国時代に武田信玄が築いた城館の跡地にあたるが、慶長16年(1611年)の成相新田宿開設に伴って吉野村から移設された。

 

山門は寛政元年(1789年)、鐘楼門は寛政5年(1793年)に、大隅流の宮大工により建築された。昭和31年(1956年)に本堂が再建された。山門は長野県宝(長野県指定有形文化財)に指定されている。(wikipedia:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/

 

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

 

安曇野涼風扇子展は、毎回全国から多くの作品を応募いただき盛大に開催して参りました。今年第5回目を迎えるにあたり、和の伝統文化の象徴としての「扇子」の更なる発展を期したいと考えております。

 

これまで1000点近くの作品応募に対し、大賞1点、準大賞2点と若干名の涼風賞を選定し、協賛者からのご支援を原資として副賞を授与してまいりました。

折角、応募いただいた素晴らしい作品に対しもっと多くの賞を与えることが出来れば、更に多くの作品を応募いただき扇子展の発展が叶うと考え「賞の命名権」をともなうクラウドファンディングを企画いたしました。

 

また、これまで手弁当のボランティアに頼ってきた事務局運営では限界がありましたので、今回ご支援いただく資金の一部を活用して事務局の充実も図りたいと考えております。皆様には以上の趣旨をご理解いただき、安曇野涼風扇子展の更なる発展をご支援いただきたく衷心よりお願い申し上げます。

 

安曇野涼風扇子展実行委員長

古幡 開太郎(ふるはた かいたろう)

 

 

最後に

 

安曇野涼風扇子展は「安曇野の、夏の風物詩となるものを」という想いで始まりました。

 

自然豊かな安曇野の夏に、涼しげな扇子がズラリと並ぶ様子は、運営している私どもから見ても壮観な光景です。また、世界に1本だけのオリジナルの扇子が作れることも、本展覧会の魅力であると感じています。

 

本展覧会を通して、毎年の夏の楽しみ、安曇野の魅力を更に多くの皆さんに広く知っていただきたく思っております。

 

プロジェクト実行責任者:
古幡開太郎(安曇野涼風扇子展)
プロジェクト実施完了日:
2023年7月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2023年7月に第5回安曇野涼風扇子展を開催します。 集めた資金は、新たに設ける賞の賞金にあて、残金は展覧会開催に必要な手続き費用や協力いただくボランティアの皆さんへの実費弁償として使用したいと思います。

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