ラリーは、公道という場所で様々な条件の中で、誰がどの車がどのチームが速いか決める競技です。

ですから我々の走る行為の極限の姿と言っていいでしょうね。

 

世界ラリー選手権の第一戦は冬のモンテカルロ。

昔から「雪と氷のラリー」と言われ、名作映画の「男と女」にも登場してきます。

 

どんなに高性能なマシンでも、LSDがなければ路面に駆動力を伝えることは困難ですし、ドライバーがマシンに
動きを与えてやることが困難になります。

 

 

それぞれの時代で、市販車へフィードバックさせる最高の技術を投入するラリーにおいて、空力や車体剛性、エンジン特性などハード面に加え、最高の技術を持つ、ドライバー、コ・ドライバー(ナビゲーター)、メカニック、エンジニアなどのまとまりが勝つためには必要になります。

それがラリーがモータースポーツの王道と言われる所以ですね。

 

さて、LSDは機械式がメインなのはご承知かと思いますが、一時期(Gr-A中盤期)の日本車優位に時代は電子制御のアクティブLSDがありました。

これは後半レギュレーション上禁止されて、機械式とされてしまいました。

 

しかし、ここで復活したのがモータースポーツの歴史が深いヨーロッパメーカー勢。LSDがなければ、まともに走ることが困難なラリーカー。

 

機械式LSDの中身は、角度のついたカムと、左右車輪の差動を制限するためのプレートと、そのプレートに初期の作動力をかけておくスプリングの三要素です。

 

この組み合わせで、作動タイミング、作動時のレスポンス、差動の力を変えられるのですが、その組み合わせは膨大な量になります。一朝一夕ではモノにできません。

 

そこが歴史の深いヨーロッパ勢の凄さで、昔からのデータが豊富なんでしょう。

 

機械式LSDになってもタイムアップしてきています。

そこに歴史の凄さがあるんですよね。

 

実は今回、私がLSDを製作依頼したのは日本のLSD製作の老舗「CUSCO」さんです。

 

「CUSCO」さんのファクトリードライバーY選手と私とで意見交換しながら造りあげた試作品なんですよ。

 

そんな名品を是非、世に出したい・・・

iQという悲運な車を忘れさせたくない・・・

 

それだけが私の思いです。

 

 

 

 

 

 

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