
支援総額
目標金額 700,000円
- 支援者
- 88人
- 募集終了日
- 2024年7月13日

地域の野良猫を守りたい!小さな命にTNRと医療を届けるプロジェクト
#動物
- 現在
- 40,000円
- 支援者
- 15人
- 残り
- 2日

文学とジャズで世界をつなぐ-村上春樹ライブラリーの挑戦にご支援を
#子ども・教育
- 現在
- 4,944,000円
- 寄付者
- 207人
- 残り
- 71日

【第6弾】鹿児島の児童50人以下の小学校に文化芸術体験を届けたい!
#地域文化
- 現在
- 1,235,000円
- 支援者
- 68人
- 残り
- 34日

ごかつら池どうぶつパーク|命を守り、次世代へ繋ぐ小さな動物園の挑戦
#観光
- 現在
- 5,770,000円
- 支援者
- 363人
- 残り
- 35日

命を守る手術器械の職人技を次代へ。技術継承にご支援を
#生活用品
- 現在
- 1,859,000円
- 支援者
- 56人
- 残り
- 9日

市場流通0.1%以下の「国産ごま」を信州から全国へ世界へ発信
#まちづくり
- 現在
- 600,000円
- 支援者
- 27人
- 残り
- 9日

救う命を選ばない。どんな犬猫も保護し続け福岡の里親さんを増やしたい
#動物
- 現在
- 3,194,000円
- 支援者
- 301人
- 残り
- 21時間
プロジェクト本文
終了報告を読む
▼自己紹介
多くの方々からのご支援を賜り、目標の70万円を達成いたしました。
責任の重さから身の引き締まる思いですが、さらなるご支援を賜ることができたら、公演会場・回数を増やせると考えています。
ネクストゴールの目標を90万円に設定し、予定していた3会場から4会場に増やし、1日分(2公演)を実施したいと思います。
ネクストゴールに到達できなかった場合には、事業の継続そして公演内容を充実させていくために活用させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
私どもNPO法人シアタープランニングネットワークは「ホスピタルシアタープロジェクト」の名のもと、じっとしていられなくても、座れなくても、ゴロンと寝転がったままでも、声を出しても大丈夫な参加型のライブ・パフォーマンスを提供しています。
英国の老舗劇団オイリーカートの理念と実践を学び、知的・学習障がいや肢体不自由、重複障がいの子どもたち、また医療的ケアを必要とする子どもたちとその家族が、「劇場」という場所から遠ざけられてきた要素を排除し、会場のみならず創造をもバリアフリー化し、観客数を限定(一公演あたり6家族程度)、周囲に気がねすることなく、のびのびとリラックスして楽しめる体感型のインクルーシブシアターです。
俳優、ダンサー、バイオリニスト、ピアニストら舞台芸術のプロフェッショナルが集い、美しいパフォーマンスと多感覚の遊びを通して、様々な感覚に働きかけることで、一人ひとりの子どもたちのセンス・オブ・ワンダーに働きかける演劇をお届けしています。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
2010年度から障がい児・者の施設を訪問する活動を実施してきました。ワークショップリーダーの資質をもつアーティストらと議論し、試行錯誤を繰り返しながら作品を創造し、大きな病院から小さな放課後等デイサービスまでを巡演し、多くの子どもたち、大人の障がい者たちと向かい合いました。真摯なまなざしと笑顔に出会いながらも、観客席でじっと大人しく鑑賞しなければならないという暗黙のルールに違和感を覚えました。音楽や物語を全身で楽しんでいた子どもが、即、退場ということを経験していたからです。また、芸術面でも何かが違うという違和感がありました。障がい児に見せるためには、わかりやすい物語でなければならない、楽しませるためには即自的な笑いが必要…といったものです。プロデューサーとしての私が心底から求めていたのは、もっと子どもたちにとって自由な環境のもとで、ライブの舞台芸術が生みだす、詩的で美しい体験だったのです。
私の求めているものが英国にありました。
30年以上にわたり、不可能な観客と呼ばれ続けてきた5歳以下の子どもたちと、障がいをもつ子どもたちのための演劇を模索してきた劇団オイリーカートの創設者ティム・ウェブ&アマンダ・ウェブ夫妻と出会い、2016年秋、日本財団のご支援により日本へお招きし、理念と手法を学ぶ機会を得ました。自閉症や重度重複障がい等、障がい別に対象を区分して、その子どもたちに寄り添い、楽しむことをモットーとした理念と手法は、優しさと不思議に溢れた魔法のように思われました。
そして、2017年春からこれまでの施設巡演から一般公演の形での上演に踏み切りました。というのは、施設等での上演の場合、子どもが施設で体験したものを親がわかちあっていない、知らないままということに気づかされていたからです。
「家族のお出かけにして、家族で鑑賞してほしい」と考えるようになったのです。
当時、日本にはそのような機会が存在していなかったこともあって、観客が存在するのか、外出は可能なのか、という不安と懸念は大きなものがありましたが、杞憂に終わりました。会場にやってきたのは、色んな障がいを抱えた子どもたち、想定以上に重い障がいをもった子どもたちと家族でした。多くの医療的ケア児の姿もありました。そして、障がい児らに寄り添いながらも、子どもらしくはしゃぎ、全身で楽しむ健常のきょうだい児たちの姿がありました。パフォーマンスを通して私たちが出会うのは、障がいのある子ども、医療的ケアを必要とする子どもだけでなく、家族みんなだと考えるようになりました。
以来、様々な支援を頂戴しながら、毎年、新作を創造し、上演会場を少しずつ増やしながら、エリアを拡大させながら、ツアーを展開してきました。コロナ禍のさなかも、徹底した感染対策を施しながら、公演を続けました―もとより観客数が限定された障がい児とその家族のための公演という性質が、どこよりも「安全な場所」と受けとめられていたように感じています。
2020年度から文化庁の委託事業「障害者等による文化芸術活動推進事業」として採択され、活動の場を広げることができました。2022年度と2023年度には沖縄県那覇市の「国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ」に協賛しての公演を実施し、2023年度には兵庫県豊岡市の芸術文化観光専門職大学での公演も行いました。
年々、評価が高まり、海外にも知られるようになり、海外からの問い合わせも受けるようになりました。また、「子どもの通う特別支援学校で公演してほしい」「私どもの施設に来て欲しい」等、数多くの要望も寄せられるようになりました。といっても、少人数の観客に対して手厚く寄り添うコストパフォーマンスの高い公演のため、いわゆる「売り公演」というビジネスはほとんど不可能と言わざるを得ません。手厚い支援を頂いて初めて可能な鑑賞体験なのです。
昨年度まで文化庁の委託事業として4年連続で受託し、高評価を頂き、多くの方々より応援をいただきながら、不甲斐ないことに、5年目はかないませんでした。私たちのカンパニーは、2024年度、この機に、自主事業に立ち戻り、新たなチャレンジに向かいたいと考えています。
▼プロジェクトの内容
2024年4月、カンパニーとともに、このクラウドファンディングや他の助成の申請を含む資金調達を実施することで、今年度の公演に向かっていくという意思を確認しました。とりわけ、知的障がいの子どもたちにとって、継続的な体験がとても重要だと認識しているからです。一年に一度の出会いですが、鑑賞体験を積み重ねるなかで、子どもたちの反応は大きくなり、自ら遊びを発展させられるようになっていきます。重い障がいを持つ子どもたちが私たちの顔を覚えていて、笑顔を向けてくれるとき―それは一緒にいらっしゃるお父様やお母さまがリラックスしているからでもあるのですが、また一人ひとりの成長をみいだすとき、私たちがやるべきことは何かを思うのです。
2024年度、新しい作品『森の空き地 Clearing in Woods』を創造し、秋から巡演をスタートいたします―一般公演化を始めて10作品目にあたるものです。
私どもの作品とその公演のあり方が特殊なのは、観客数という点だけではありません。
舞台芸術のプロフェッショナルとしてそれぞれに活動を行うカンパニー全員が、様々な子どもたちを思い浮かべながら、アイデアを出しあい、専門性を活かして、ゼロから作品を創っていきます。これは、パフォーマンスの途中で想定外の行動にでてしまいがちな子どもたちに、一人ひとりのアーティストがその子どもにとって美しく楽しい体験であるように適切に対応できるようにするためでもあります。
また、お申込みを受けつける際に、障がいの有無や種類・程度を確認するだけではなく、何が苦手なのかをもお伺いし、ときには小道具等から苦手なものを取り除くことも行います。自閉症等、初めての場所や知らない人と会うのが苦手な子どもたちのために、事前資料(ソーシャルストーリー)も用意しています。
ときには、隅っこに隠れるようにして、鑑賞する子どももいます。その子にとって居心地のいい場所で鑑賞できるよう、演技の場所等が変わることもあります。小道具等に飛び込むのもめずらしくありません。上の最後の写真は、ほとんどのものに関心を示さなかった自閉症の女の子が金と銀のシートが登場したとたん、率先して飛び込んでいったときのものです。そのときの楽しそうな笑顔が目に焼きついています。
また、2018年度の作品『白い本のなかの舞踏会』では、一つのシーンの終わらせ方に納得のいかなかったのか、一人の幼い子どもが介入し、その子どもに倣うようにその会場にいたすべての子どもたちが協力して、新たなシーンを作り上げましたことがありました。子どもたちが作品を完成させたのだと思いました。
それでも、どんなパフォーマンスなのか、イメージがしにくいかもしれません。是非とも映像をご覧いただければと思います。
特に、各作品最後の「ネームソング」(一人ひとりの子どもの名前を子どもの顔写真にあわせて歌い込みます)をご覧いただけると幸いです。
2023年度作品『鳥の歌 The Songs of Birds』トレイラー(2分版)
記録映像のページ(YouTube)
観客の声
初めてのもの、たくさんの人、いつもと違うことが苦手なので
まさか手を伸ばして触ったりできるとは思っていませんでした。
誰もが思い思いに楽しめる公演でした。決まった台詞はなく、
演者さんたちもそれぞれ振り付けがちがっていたため、
自由に動く子どもたちまでもが演者のように見えました。
自分は高校生ですが、後ろから見ているだけでもすごく
楽しかったです。
空間がステキ。絵本の中にいる気分で癒されました。
生演奏がとってもステキでした。
子どもが自分のペースで楽しんでいる姿に喜びを感じました。
このクラウドファンディングのご支援を頂くことで、私どもは、まずコアとなる東京都内・神奈川県内3か所、3日間の計6公演を計画しています。
カンパニーは、パフォーマー4名(俳優、ダンサー)、音楽家(バイオリン、ピアノ)が2名、舞台監督1名、アクセスコーディネーター1名、制作1名、大学生のインターン1名の計10名で構成され、都内で1か所1日2回公演を実施するためにかかる費用は、人件費、舞台費、運搬費、会場費や稽古場借料を含めて、約25~27万円です。他に記録費が必要になります。
尚、ご家族の参加費は、子ども1名+大人1名=2,500円、プラス子ども追加1名500円、大人追加1名1,000円での実施を予定しています。
私たちの取組みを皆様のご寄付で支えて下さい。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
コアとなる公演を実施できるようになることで、さらに資金調達を続け、公演数を増やしていくことを望んでいます。近年、劇場等のバリアフリー化は進んでいるものの、いまだ私たちの公演でなければ家族とともに鑑賞する機会を得られない子どもたちは決して少なくないのです。
また、これまでの経験から痛感しているのは、本当に必要としているご家族には、経済的な壁や、精神的な壁のために届いていないのではないかということです。会場の管理者や施設長等とのコラボレーションを通して、この壁を少しでも低くしていく努力をしていきたいのです。そのために、プロジェクトが成功し、ネクストステージに進ませていただけるのなら、この壁を乗り越えるための資金に活用する仕組みを備えていきます。自主事業だからこそ柔軟に対応していけます。
All the world is a stage「この世はすべて、一つの舞台」-シェークスピアの有名な言葉です。
All the world is an inclusive stage「この世はすべて、一つに包摂された舞台」―私たちが望むのは、私たちのような公演がめずらしいものではなくなる未来。インクルーシブという言葉が必要ではなくなるほど、インクルーシブやケアの視点が溢れる社会が広がっていくことです。
教育でも、福祉でもなく、様々な遊びをちりばめた美しいパフォーマンスを通して、子どもたちのセンス・オブ・ワンダーをひきだし、家族とともに、ありのままの「生」を祝い、喜びをわかちあう演劇体験に、是非ともご支援をお願いいたします。
『森の空き地 Clearing in Woods』
カンパニー・オブ・ホスピタリティ2024連名
遠藤真理子(作曲/桐朋学園大学)
大塚由祈子(俳優/劇団アマヤドリ)
緒方理麻(ヴァイオリン/ふあり)
奥秋圭(フォトグラファー)
木村綾香(ピアノ・キーボード/ふあり)
柴田ゆき(アクセスコーディネーター/多摩子ども劇場)
高柳さち子(俳優)
中村真季子(俳優)
中本琴絵(作曲・コントラバス)
中山夏織(プロデューサー・文化政策&アートマネジメント研究者)
夏村比奈(ダンサー)
星村美絵子(俳優・美術製作)
水上静(俳優・美術製作)
横井史恵(アクセスコーディネーター/Atelier Sistermoon)
渡邊清楓(俳優・美術製作)
渡辺奈穂(俳優・アクセスコーディネーター/インプロ沖縄)
他、かつて参加していたアーティスト、会場の管理者や施設長等、多くの方々にご協力いただいています。
また、学術研究や、大学生の卒業論文、生徒たちの学びにも協力しています。
尚、掲載の画像はご家族・開催会場の許諾を得ております。
また、プロジェクトの成立後、災害等やむをえない事情やコロナウィルス等による緊急事態宣言等によりイベントが予定通り開催的なかった場合には、延期して実施する予定です。
- プロジェクト実行責任者:
- 中山 夏織(特定非営利活動法人シアタープランニングネットワーク)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
これまでの参加者やサポーターらにご支援をお願いするとともに、SNSを通じて告知していきます。資金の使途は、東京都内・神奈川県内で3日間6公演を実施するための経費です。内訳として、人件費(出演者6名、アクセスコーディネーター1名、舞台監督1名、制作1名、インターン生1名)、舞台費(小道具や衣装作成)、会場借料、稽古場借料、荷物運搬費(赤帽)、チラシ印刷費、記録費、そしてクラウドファンディング手数料、リターン製作費に活用いたします。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は、公演時の参加費収入と自己資金で補います。
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プロフィール
シアタープランニングネットワーク代表/プロデューサー・翻訳。 三重県出身。明治大学文学部演劇学専攻卒、英国シティ大学芸術政策経営学修士、同博士課程中退。アートマネジメント・文化政策・英国演劇・アーティストサバイバル等を教える傍ら、様々な国際交流、ドラマ教育や俳優トレーニング、アートマネジメント人材育成等に携わる。近年では、日本のインクルーシブシアターのパイオニアとして海外にも知られる。主な著書『演劇と社会-英国演劇社会史』。翻訳『応用ドラマ』『子どもという観客』、翻訳戯曲『ハンナとハンナ』『カラムとセフィーの物語』他。2012-18年日本芸術文化振興会プログラムオフィサー、2018-22年桐朋学園芸術短期大学特任教授。公益社団法人国際演劇協会理事。明治大学、大東文化大学、桐朋学園大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
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不思議がいっぱいの体験を支えて下さい。
感謝のメールと特製缶バッジをお送りいたします。
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- 2024年10月
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プロフィール
シアタープランニングネットワーク代表/プロデューサー・翻訳。 三重県出身。明治大学文学部演劇学専攻卒、英国シティ大学芸術政策経営学修士、同博士課程中退。アートマネジメント・文化政策・英国演劇・アーティストサバイバル等を教える傍ら、様々な国際交流、ドラマ教育や俳優トレーニング、アートマネジメント人材育成等に携わる。近年では、日本のインクルーシブシアターのパイオニアとして海外にも知られる。主な著書『演劇と社会-英国演劇社会史』。翻訳『応用ドラマ』『子どもという観客』、翻訳戯曲『ハンナとハンナ』『カラムとセフィーの物語』他。2012-18年日本芸術文化振興会プログラムオフィサー、2018-22年桐朋学園芸術短期大学特任教授。公益社団法人国際演劇協会理事。明治大学、大東文化大学、桐朋学園大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。









