子どもには労働ではなく教育を。ACE SDGsプロジェクト2022

寄付総額

10,965,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
317人
募集終了日
2022年7月20日

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「子どもには労働ではなく教育を。」
子どもの権利サポーターとして

 

「児童労働をなくし、

子どもを誰一人取り残さないこと」

 

今年25周年を迎えるACEは設立からずっと、

児童労働をなくすことを目指してきました。

 

あらゆる角度から、

この問題に関係する人たちを巻き込み、

活動し、成果を出してきました。

 

一方で、コロナ禍で教育機会が奪われ、

児童労働に戻り、

子ども時代を失ってしまっている

子どもたちがいる現実もあります。

 

アフターコロナの中で、
児童労働のない未来を一緒に作るために、
ACEの活動を応援してください。

 

ACEのSDGsプロジェクトを応援する▼

 

 

 

 

奪われた子ども時代

 

世界の様相をすっかり変えてしまった新型コロナウイルス感染症。アフターコロナと浮かれながら、私たちは少しずつ、そして慎重に、日常を取り戻しつつあります。

 

しかし、コロナ以前に戻れるのか、というとそうではありません。多くの命が失われ、国際間の移動が制限され、経済が疲弊した結果、私たちの生活は少なからず打撃を受けています。

 

ACEのプロジェクトを行っているインドやガーナでも、コロナの影響は大きく、一番弱い存在である子どもたちにしわ寄せが行ってしまっている実情があります。

 

コロナ禍では学校がいつ始まるかわからないくらい長く休校になりました。オンラインでの通信環境が整っていない農村部では、この間教育を受けることができずに空白の時間ができてしまった子どもたちも多くいました。

 

学校は今再開しましたが、中には残念ながら児童労働に戻ってしまった子どもたちもいました。

 

教育の機会を逃がし、心や体に傷を負うなど、未来の可能性を奪うだけでなく、本来遊んだり、学んだりしながら人として成長するための「子ども時代」を奪うのが児童労働です。

 

「誰一人取り残さない」

 

コロナの影響で教育の機会を奪われた子どもたちもいれば、オンラインで教育を受けられた子どもたちもいます。アフターコロナで学校が始まったものの、コロナ前よりも教育格差が生まれてしまっている状況は否めません。

 

そんな今まさに、この持続可能な開発目標(SDGs)の理念の実現が必要な時なのです。

 

お写真入れる

 

児童労働とは

 

児童労働は英語で「Child Labour」。文字的には「子どもが働くこと」という意味ですが、子どもが働くことすべてを指しているわけではありません。


義務教育を妨げる労働や、法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことを指します。

 

・教育を受けることを妨げる労働
・心身ともに健康的な発達を妨げる労働
・有害で危険な労働
・子どもを搾取する労働

 

これらに1つでも当てはまれば、それは「児童労働」として国際条約で禁止されています(※)。

 

最新の世界の児童労働者数は、1億6000万人。5~17歳の子どもの10人に1人が児童労働をしていることになります。

 

一見すると新型コロナウイルス感染症拡大の影響のように思われますが、この数字は新型コロナウイルス感染症が広がる前の2020年初めに行われた調査に基づいています。

 

コロナウイルスの影響で、ここから更に児童労働者数が増加している可能性も懸念されます。

 

 

✓アフリカの状況が深刻。子どもの4人に1人が児童労働

 

✓50%以上が5~11歳、しかも増加している

 

✓新型コロナウイルス感染拡大により、さらなる増加が懸念

(※)「子どもの権利条約」、「最低年齢条約」(ILO)、「最悪の形態の児童労働条約」(ILO)

 

 

児童労働が起きる構造と、私たちの生活とのつながり

 

 

児童労働は、複雑な要因がからみあって起きています。


子どもに労働をさせざるを得ない家庭の状況は、農産物を作っても生活が苦しく、天候に左右され収量が少なくなると収入も減るなど、不安定な収入による家庭の貧困があります。

 

一方で、子どもを学校に行かせようと思っても学校が遠すぎて通えないといった課題や、その背景には政府の財源が足りず支援が届いていないという課題があります。

 

また、子どものような安い労働力により支えられる経済活動が成り立ってしまっている現実もあります。

 

その背景には、企業がビジネスをする中で、できるだけ原材料を安く買いたい、また消費者も安いものを求める、という構造が作用しています。グローバルな貿易の仕組みが、必ずしも原材料の生産者にとって有利な仕組みになっていないということも、関係しています。


私たちが日々口にするチョコレートの原料カカオは、その約7割が西アフリカで生産されています。カカオ産業の児童労働者の数は、コートジボワールで79万人、ガーナで77万人との調査報告があります(2020年、シカゴ大学)。

 

日本に輸入されるカカオ豆はその約8割がガーナ産。知らず知らずのうちに、児童労働によって作られた商品を消費しているかもしれない、という現状があります。

 

 

 

子どもたちの声

 

今まで現場を通じた子どもたちとの出会いの中で、印象に残っている2つのエピソードがあります。

 

「なれるものになるよ、来るもの拒まずだよ」

 

サディスさんは13歳の時、綿花を糸にする製糸工場で週6日間働いていました。


6日間働いても給与は5日分しかもらえず、食事は出るが「いつまで食べているんだ」とお皿を投げられたり、仕事で失敗すると、たばこの火を腕に押し付けられたりしました。
同じ工場で働いていた仲間は、労働状況を知った親が雇い主に文句を言いに来た翌日から、姿を消しました。

 

「あの子は殺されてしまったのだと思う」
 

サディスさんは言いました。
このような状況に子どもをおいてしまうのが、児童労働です。

 

将来の夢を聞かれてサディスさんが言った言葉は、「なれるものになるよ、来るもの拒まずだよ」

 

 

「~がほしい」「~がしたい」「~になりたい」

 

子どもであれば一度は思い浮かべることのように思われますが、児童労働をしている子どもには、労働以外の選択肢を描いたり、将来の夢や希望をもつこと自体がむずかしいのです。


また国家にとっても、将来を担うはずの人材の心身の健康が損なわれたり、教育が欠如することにより産業の発展が妨げられることは大きなデメリットになります。


ACEは、このように健全な生活や将来の希望をも奪ってしまう児童労働から子どもたちを守り教育を受けてもらうための活動と、児童労働を生み出さないための仕組みづくりをしています。

 

子ども時代は、心身の健康を保つことはもちろん、教育を受けることで生きていくために必要な知識やスキル、社会性を身につけ、将来に備える大切な時期です。

 

教育を受けられず最低限の読み書きさえできなければ、将来おとなになった時に自立して生きていくことはできません。

 

 

「自分が医者になって村の人たちを助けたい」

 

ゴッドフレッドさんは、7歳の時に父親を亡くし、9歳からカカオ畑で働き始めました。

 

7歳の時に小学校に入学しましたが、ほとんど行けず、学用品などを何も持っていなかったので、学校があまり好きではありませんでした。

 

母親も字の読み書きはできず、彼は祖父母の農園で働きながら、自分の学用品を買うお金を稼ぐために他の農園でも働きました。

 

そんな中、ゴッドフレッドさんの暮らす村ではACEのスマイル・ガーナプロジェクトが実施され、親、住民、子どもたち自身に児童労働の悪影響や教育の重要性を知ってもらうことができました。
祖父母も考え方が変わり、彼も毎日学校に通えるようになりました。

 

「病院のない村で治療が遅れて命を落とす人たちを何人も見てきた。だから医者になって村の人たちを助けたい。」

 

それがゴッドフレッドさんの夢になりました。そして実際に、2016年8月には念願が叶い、医療系の大学への進学が決まったのです。

 

 

 

子どもを取り囲むさまざまなアクターにアプローチ

 

ACEは、働く子ども自身と、子どもを取り巻くさまざまなアクターに対して働きかけをおこない、関わる人たちの意識を合わせて「児童労働がない」方向に向けてそれぞれの持つ力を発揮できるように取り組んでいます。

子ども・若者

ガーナのカカオ生産地とインドのコットン生産地で、児童労働から子どもを守り、教育につなげるプロジェクトを実施しています。

 

✓就学の支援
スマイル・ガーナ プロジェクトでは、貧困世帯に対して学用品と制服の無償支給を行っています。ピース・インドプロジェクトでは、現地の公立学校に通う前に「学校生活」に慣れることのできるよう、「橋渡し」をするための補習学校(ブリッジスクール)を運営しています。


✓女の子への支援
インドの農村部では「女の子には教育は必要ない」という考えが根強く残っており、教育を受けられずに義務教育年齢を過ぎてしまう女の子も多くいます。そのような女の子に対し、基礎的な学力をつけ、安全な仕事で経済的に自立できるように、職業訓練を提供しています。

 

✓子どものエンパワーメント
ガーナとインドのプロジェクト地では、子どもたちの問題を子どもたち自身で話し合う場として「子ども権利クラブ」を学校内に設置しています。家庭、学校、コミュニティで自分の気持ちを「表現して良い」ということや、その方法を伝えています。


 


家庭

✓各家庭の状況に寄り添った支援
ガーナとインドのプロジェクト地では、子どもを働かせている家庭を訪問してヒアリングをおこない、必要であれば行政の支援につなげたり、収入が向上するように農業のトレーニングや、副業のための資金を貸し出したり、さらに家計を管理するためのトレーニングなど、さまざまな角度から、家庭を支援しています。
 


コミュニティ(市区町村単位)

✓コミュニティで子どもを見守る仕組みづくり
地域のおとなによるボランティアグループを結成し、子どもたちを見守る体制をつくり、児童労働を発見した場合には、それを解決する方法を自分たちでみつけられるよう、その体制をつくります。


✓児童労働を禁止する地域条例
プロジェクト地の自治体に働きかけ、児童労働を禁止する地域条例をつくるなど、地域単位での取り組みを強化してきました。
 

 

市民社会組織(NPO/NGO)

✓現地の団体と連携してプロジェクトを実施
ACEは支援地に駐在員をおいていません。現地のエンパワメントのために、インド・ガーナで行う支援活動は、現地のパートナー団体を通じて行われています。


✓日本国内でも多くのNGO/NPOと連携
2004年に設立した「児童労働ネットワーク」では、毎年児童労働に関するキャンペーンを行い、2008年から2018年で242万筆もの署名を集め、日本政府に対して児童労働への取り組み強化を求めてきました。


企業(ビジネスセクター)

✓世界中からモノを購入している企業の「責任」
日本は多くのものを消費しており、企業はその原材料や製品を世界中から購入しています。その企業が購入しているモノに児童労働があれば、それは企業の責任である、という新しい価値観が、2011年の国連ビジネスと人権指導原則によって浸透してきました。


✓ESG投資の流れ
いまは、企業の株を買っている投資家も、製品を作る過程で人権侵害が起きていないかに注目し、きちんと取り組みをしない企業には投資をしない、というような流れができつつあります。


✓児童労働のないビジネスの実現に向けて協働
こうした「企業の責任」に関する周知と、実際にどのように企業が児童労働をなくすことに貢献できるのか、さまざまな協働や対話を通じて連携し、共に行動しています。

 

政府・自治体

✓ガーナ政府と連携:「児童労働フリーゾーン」
児童労働の撤廃に向けて最も影響力が大きいのは、国の方針や計画です。ACEはガーナ政府と連携し、「児童労働フリーゾーン(児童労働のない地域)認定制度」という制度作りに取り組んでいます。基準を設け、その基準をクリアした地域を「児童労働フリーゾーン」と認定し、それをガーナ全土に広げていくことで、ガーナ全体から児童労働をなくすことを目指した国家制度です。
 

 

国際機関

✓Alliance8.7 のパートナー団体として、児童労働撤廃に向けた提言活動
ACEは、SDG8.7の児童労働・強制労働撤廃のためのグローバルな枠組みである“Alliance8.7”(アライアンスハッテンナナ)のパートナー団体として登録し、世界の動きに連なった活動を日本でも実現するべく、関係者への周知をしています。


✓児童労働世界会議でサイドイベントを共催
4年ごとに開催される児童労働の世界会議が、今年5月にアフリカで開催されました。ACEはサイドイベントを共催し、ガーナ労働雇用関係省、JICAとともに、児童労働フリーゾーン・パイロット事業からの示唆や、今後の展開の可能性について議論しました。
 

消費者・一般市民

✓7.5万人以上に伝える活動
児童労働問題や、消費者として関係していること、「児童労働のない商品」を選ぶことで仕組みを変えることにつながることを、講演活動などを通じて7.5万人以上の人に伝え、行動変革を促してきました。
 

 <ここまでのポイント>

 ✔︎  児童労働とは、18歳未満の子どもにとって有害な労働のこと

 ✔︎  世界の児童労働者数は1億6000万人

 ✔︎  新型コロナウイルスの影響により教育格差が深刻化、児童労働者数の増加も懸念される

 

 

インド・ガーナでの活動状況

 

インド、ガーナそれぞれの子どもたちの声をご紹介します。

 

インド:

 

「ブリッジスクールに通えるようになり、勉強できることが嬉しい。コロナ禍ではずっとひとりで勉強をしていたけど、ブリッジスクールにまた通えるようになって勉強がはかどっている気がする。


今は勉強への不安よりもブリッジスクールが再開したことが嬉しい。それに、長い時間友達と話せるからとても楽しい。将来は警察官になりたいから勉強を頑張る。」
 

詳しくはこちら

 

 

ガーナ:

 

「学校が閉鎖されていた時、とっても勉強したかった。だから、学校が再開してとっても嬉しい。」

 

詳しくはこちら

 

 

児童労働の解決は、SDGs達成の近道

 

これまで25年間「児童労働」に取り組む中で私たちが気づいたのは、この問題を解決するための活動が、実は多くのSDGs達成に貢献しているということです。


「児童労働をゼロにする」と明記されているのは目標8「働きがいも、経済成長も」です。しかしそれ以外にも多岐にわたる目標が児童労働撤廃に関連しています。そしてACEはその各目標について取り組みを行っています。

 

各ゴール・ターゲットごとにACEがどのような活動を行っているのかについては、「新着情報」にてお伝えしていきます。詳細はぜひそちらをご覧ください!

 

 

児童労働撤廃に関わるSDGsの目標

 

目標8 働きがいも、経済成長も 

児童労働をさせない、見守る体制を、コミュニティに作る

 

ACEの活動について

詳しくはこちら


 

目標4 質の高い教育をみんなに

地域のチカラを推進し、無償で質の高い教育を実現

 

ACEの活動について

詳しくはこちら


 

目標1 貧困をなくそう

農閑期でも安定した収入を実現し、必要な社会保護へのアクセスを確保

 

ACEの活動について

詳しくはこちら


 

目標2 飢餓をゼロに

小規模農家を支援し、企業との連携で地域の農業の在り方を変える
 

ACEの活動について

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目標5 ジェンダー平等を実現しよう
女子差別と児童婚を防ぎ、職業訓練を通じ女の子をエンパワーする

 

ACEの活動について

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目標12 つくる責任 つかう責任

企業も消費者も、児童労働撤廃に貢献できるビジネスの在り方へ転換

 

ACEの活動について

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目標16 平和と公正をすべての人に
子どもに対する暴力の撤廃、そして子どもの権利を保障するために

 

ACEの活動について

詳しくはこちら


 

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

20を超えるネットワーク組織に加盟。企業/政府等と協働

 

ACEの活動について

詳しくはこちら

 

ACEの活動スケジュール(2022年6月~12月)

 

<インド、ガーナ、児童労働フリーゾーン、日本の児童労働撤廃に関する活動>
【ピース・インド プロジェクト】

✔︎︎新型コロナウイルス感染の影響によって学習が遅れ、児童労働のリスクがある子どものための教育支援
︎✔︎︎義務教育を受けていない子どもへの職業訓練支援と困窮家庭の親の収入向上支援 
✔︎︎児童労働のない村の仕組みづくりと地域の児童労働対策強化への働きかけ
✔︎︎プロジェクト評価と今後の取り組みの検討


【スマイル・ガーナ プロジェクト、児童労働フリーゾーン】
✔︎コミュニティレベルで住民が児童労働をなくし、教育環境を改善するための仕組みづくり
✔支援地域の選定と拡大
✔︎ガーナ政府との協働で作り上げた「児童労働フリー・ゾーン構築のためのガイドライン」の普及に向けた、政府・行政・企業・NGOの連携促進


【日本の児童労働撤廃】
✔︎日本の児童労働を予防するための啓発活動(中学生・高校生・おとな向け、3種類の啓発資料の普及と勉強会の開催)
 
<日本政府への働きかけ>
✔︎児童労働ネットワークを通じて日本政府が国内外の児童労働への取り組みを強化するための提言活動
✔︎日本の政府機関によるAlliance8.7への参加の実現を実現するための提言活動
✔︎「ビジネスと人権」に関する企業のサプライチェーンや政府の公共調達に関する提言活動
✔︎︎子どもの権利を包括的に保障する「子ども基本法」成立とこども家庭庁設立を受けて、確実な施策の実現に向けた提言活動 
 
<持続可能な事業の推進に向けた企業・経営者への働きかけと連携> 
✔︎カカオ、コットン、コバルトなど産出現場での児童労働が多い原料に関連するビジネスセクターとの対話、研修機会の提供、協働促進
✔︎「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」(JICA)における児童労働分科会の共同運営、企業等ステークホルダーとの対話や協働の促進
✔︎企業に対する「ビジネスと人権」に関する研修、ワークショップの実施
✔︎「ビジネスと人権」に関する情報を提供する国内企業向け情報サイトの運営
 
<啓発活動>
✔︎ACE設立25周年記念の啓発イベントを実施
✔︎児童労働について学べるオリジナルワークショップ教材の増刷、普及


<子どもの権利の普及> 
✔︎︎広げよう!子どもの権利条約キャンペーンを通じた、子どもの権利の啓発・普及、子ども支援団体とのネットワーキング 
✔︎︎子どもの権利条約フォーラムへの参加 
✔︎子どもの権利に関する教材の作成準備 

 

上記の活動を行っていくために、皆様からのご寄附が必要です。応援、ご寄附をどうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年行ったSDGsプロジェクトの実績については以下をご覧ください。
>昨年度の報告ページはこちら<

 

©Natsuki Yasuda / Dialogue for People

 

 

ACEについて

 

【ACEの名前の由来】
わたしたち認定NPO法人ACEは、日本生まれの市民社会組織です。現在の代表、副代表、事務局長を含む学生5人で1997年に立ち上げ、今年で25周年を迎えます。


ACE(エース、と読みます)は、Action against Child Exploitation の略。「子どもの搾取に反対する行動」という意味です。児童労働をしている子どもたちは、搾取されています。搾取、とは「強い立場の人が、自分より弱い立場の人を、自分の利益のため/自分の欲望を満たすために、使うこと」。

 

自分の意思に反して、または状況的にいやと言えなくて、子ども時代を過酷な労働に費やさなくてはいけない、そしてその結果、怪我や病気や教育の機会を逃すことで、その子のもともと持っている可能性が開花されずに終わってしまう。そんな児童労働は、子ども本人にとっても、社会にとっても、大きな損失です。そんな児童労働をなくしたいと活動をしています。

 

 

【ACEのパーパス】
私たちのパーパス(存在目的)は、
 子ども・若者が自らの意思で 人生や社会を築くことができる世界をつくるため
 子ども・若者の権利を奪う 社会課題を解決する
です。

 

子ども(国連子どもの権利条約の定義上は、18歳未満)が健やかな子ども時代を過ごし「この世は生きる価値がある」と感じて、自分の、そして社会の未来を切り開く力を発揮できるような社会状況を作ること、それが私たちの使命です。

 

 

【ACEのセオリー・オブ・チェンジ(TOC)】

(2021年6月時点)

 

ACEでは、児童労働はシステムの問題だと考えています。


もちろん地域コミュニティの中で課題を解決していくことは欠かせませんが、児童労働をとりまくシステムそのものを変えていくことにもフォーカスしています。


システムを変えていくことで児童労働の負のループを断ち切り、次の世代に教育の機会を渡していくことができる、長期的に見てプラスの循環を生み出す仕組みをこれからも作っていきます。


また今後は、子どもの権利に取り組む団体だけではなく、子ども・若者自身にも変化の担い手となってもらえるよう「知る」から「行動する」までをサポートしていきます。

 

 

【事業内容】
子ども・若者支援事業:

インドやガーナでの児童労働の子ども・家族を支援する国際協力活動、日本の児童労働の予防活動


アドボカシー事業:

日本政府への政策提言、グローバルな場(国連、G20)での提言活動、調査・研究活動、児童労働ネットワークの運営
 

啓発・市民参加事業:

児童労働や消費者教育の教材の開発・販売、講師派遣、イベント開催、市民の参加機会の創出
 

ソーシャルビジネス推進事業:

企業との連携事業の実施、コンサルティング、研修
 

事業横断プロジェクト:

チョコレート、コットンの分野で事業を横断した連携促進。「広げよう!子どもの権利条約」キャンペーン事務局運営


JICA事業の受託:

ガーナにおける児童労働フリーゾーンパイロット活動(調査活動)を受託(アイ・シー・ネット株式会社との協業)

 

 

【主な実績】
✔ インドとガーナでの国際協力プロジェクトを通じ、子ども2,360人を児童労働から救出し13,500人の教育を支援(2009年~2020年)
✔ ガーナ政府の児童労働撤廃国家計画にある「児童労働フリーゾーン」のガイドライン策定を支援、2020年3月に完成(デロイト・トーマツコンサルティング合同会社と協働)
✔ 2019年G20サミットプロセスの中で、SDG8.7ダイアローグをG20各国の官僚・国際機関を招いて主催、議論の活性化に大きく貢献(メディアスポンサー:ジャパンタイムズ)
✔  児童労働ネットワークの署名活動(2008年~2018年)を通じ累計242万筆の児童労働取り組み強化を求める署名を集め、政府に提出
✔  2011年より森永製菓「1チョコfor 1スマイル」との連携、大手メーカー初となる活動地のカカオを使用した国際フェアトレード認証チョコレートの開発(2014年1月)


【主な制作物】
✔ デロイト トーマツ コンサルティング(同)とオウルズ・コンサルティンググループとの協働で「児童労働白書」を発行(2020年12月)
✔ 児童労働の入門書「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。」を出版、重版を重ねる(合同出版、2007年、9刷、累計18,500部)
✔ ACEの活動にまつわる人たちのストーリーを取り上げた『チェンジの扉』を出版(集英社、2018年)
✔ドキュメンタリー映画『バレンタイン一揆』(2012年)の製作
✔ 詩人・谷川俊太郎さんがACEの活動にインスパイアされて書いた詩「そのこ」ムービーの作成(2010年)・絵本の出版(2011年)


【受賞歴】
第2回 The Japan Times Satoyama & ESGアワード「特別賞」受賞(2020)
第8回若者力大賞「ユースリーダー支援賞(団体部門)」受賞(2017)
平成26年度「消費者教育教材資料表彰」最優秀賞/平成27年度同優秀賞を受賞(2016)
第5回エクセレント NPO 大賞「市民賞」受賞(2016)
第4回日経ソーシャルイニシアチブ大賞「国際部門賞」受賞(2016)
NGO組織強化大賞「女性スタッフの登用・活躍部門賞」受賞(2016)
平成26年度「消費者教育教材資料表彰」優秀賞を受賞(2015)
第3回「エクセレントNPO大賞」課題解決力賞ノミネート (2014)
第2回 日経ソーシャルイニシアチブ大賞「国際部門賞ファイナリスト」(2014)
第10回 日本パートナーシップ大賞「準グランプリ」「オルタナ賞」受賞(2013)
第1回 日経ソーシャルイニシアチブ大賞「国際部門賞ファイナリスト」(2013)
米国労働省「児童労働撤廃のためのイクバル・マシー賞」ノミネート (2012)
平成 24 年度社会貢献支援財団「社会貢献表彰」受賞(2011)

 

 

 

ギフトについて

 

すべて全額寄附コースとなり、税制上の優遇措置の対象となります。

領収書の宛先は支援時に登録いただく情報になります。

 

①  5,000円|児童労働をなくす一歩目のアクション!|活動報告メール
②  10,000円|児童労働撤廃へ後押しアクション!|活動報告メール

③  20,000円|高校生以下限定・代表へのインタビューセッション参加権つき寄附(※限定10)
④  30,000円|児童労働撤廃へ促進アクション!|活動報告メール
⑤  50,000円|児童労働撤廃へ貢献アクション!|活動報告メール
⑥ 100,000円|児童労働撤廃へ躍進アクション!|活動報告メール
⑦ 100,000円|インド支援地の子どもとのオンライン交流つき寄附(※限定10)
⑧ 250,000円|25周年のACEを25万円で応援!|活動報告メール
⑨ 500,000円|児童労働撤廃へ飛躍アクション!|活動報告メール 
⑩ 1,000,000円|児童労働撤廃へ大飛躍アクション!|活動報告メール

 

 

税制優遇について

 

ACEは東京都から「認定NPO法人」として認定されています。詳しくは所轄税務署や国税庁のウェブサイト等をご覧ください。

 

 ・個人としての寄附:「税額控除」か「所得控除」のうち、有利な方を選択できます。一部の住民税についても寄附金控除の対象となる場合があります。

 

・法人からのご寄附:「寄附金特別損金算入限度額」の枠が適用されます。

 

詳細については、ACEのウェブサイトもご参照ください。

プロジェクト実行責任者:
岩附由香(特定非営利活動法人ACE)
プロジェクト実施完了日:
2022年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

特定非営利活動法人ACEが、世界から児童労働をなくすために必要なあらゆる施策に、他の組織や利害関係者と連携して取り組む(活動費一式)

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プロフィール

認定NPO法人ACE代表。上智大学在学中、米国留学から帰国途中のメキシコで物乞いする子どもに出会い、児童労働と教育を研究テーマに大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)へ進学。在学中の1997年にACEを発足させる。現在児童労働ネットワーク事務局長、Global March Against Child Labour理事、エシカル推進協議会理事、国際協力NGOセンター理事も務める。著書に『わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて』『チェンジの扉』、監訳に『インドの債務児童労働』、監修に『親子で学ぶ SDGs』。ACEは2023年に第6回ジャパンSDGsアワード『SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞』を受賞。モットーは、ACE立ち上げのきっかけとなったカイラシュ・サティヤルティさん(2014年ノーベル平和賞受賞)からインスパイヤされた、Dream Discover Believe Do。

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ギフト

5,000+システム利用料


児童労働をなくす一歩目のアクション!|活動報告メール

児童労働をなくす一歩目のアクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
133人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

10,000+システム利用料


児童労働撤廃へ後押しアクション!|活動報告メール

児童労働撤廃へ後押しアクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
137人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

20,000+システム利用料


高校生以下限定・代表へのインタビューセッション参加権つき寄付

高校生以下限定・代表へのインタビューセッション参加権つき寄付

●代表の岩附とオンラインでつながり、インタビューセッションにご参加いただけます。
参加いただけるのは高校生以下のお子様限定で、8月中旬頃に実施予定です。
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

※セッションの詳細については後日個別にご連絡させていただきます。

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
1人
在庫数
9
発送完了予定月
2022年12月

30,000+システム利用料


児童労働撤廃へ促進アクション!|活動報告メール

児童労働撤廃へ促進アクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

50,000+システム利用料


児童労働撤廃へ貢献アクション!|活動報告メール

児童労働撤廃へ貢献アクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

100,000+システム利用料


児童労働撤廃へ躍進アクション!|活動報告メール

児童労働撤廃へ躍進アクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

100,000+システム利用料


インド支援地の子どもとのオンライン交流つき寄附

インド支援地の子どもとのオンライン交流つき寄附

●インドのACEのプロジェクト実施地とオンラインでつながり、村の様子を感じたり現地の人にインタビューができます(通訳あり)。事前学習や振り返りの時間を前後に設け、他の参加者との交流も予定しています。
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

※詳細については後日個別にご連絡させていただきます。
2023年12月まで有効となります。

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
2人
在庫数
8
発送完了予定月
2023年12月

250,000+システム利用料


25周年のACEを25万円で応援!|活動報告メール

25周年のACEを25万円で応援!|活動報告メール

今年25周年を迎えるACEを、25万円で応援してください!
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

500,000+システム利用料


児童労働撤廃へ飛躍アクション!|活動報告メール

児童労働撤廃へ飛躍アクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

1,000,000+システム利用料


児童労働撤廃へ大飛躍アクション!|活動報告メール

児童労働撤廃へ大飛躍アクション!|活動報告メール

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします

★本プロジェクトへのご寄附は税制優遇の対象となります。寄附受領書の発行をいたします。
2022年10月に送付予定です。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

プロフィール

認定NPO法人ACE代表。上智大学在学中、米国留学から帰国途中のメキシコで物乞いする子どもに出会い、児童労働と教育を研究テーマに大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)へ進学。在学中の1997年にACEを発足させる。現在児童労働ネットワーク事務局長、Global March Against Child Labour理事、エシカル推進協議会理事、国際協力NGOセンター理事も務める。著書に『わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて』『チェンジの扉』、監訳に『インドの債務児童労働』、監修に『親子で学ぶ SDGs』。ACEは2023年に第6回ジャパンSDGsアワード『SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞』を受賞。モットーは、ACE立ち上げのきっかけとなったカイラシュ・サティヤルティさん(2014年ノーベル平和賞受賞)からインスパイヤされた、Dream Discover Believe Do。

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