
支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 362人
- 募集終了日
- 2024年2月16日

【緊急支援】能登半島地震の被災猫を救うため、移動手術車を作りたい!

#動物
- 現在
- 15,166,000円
- 支援者
- 1,237人
- 残り
- 4日

白血病に向き合う患者さんへの基金設立から30年。支援活動の発展へ!

#子ども・教育
- 現在
- 3,044,000円
- 寄付者
- 212人
- 残り
- 4日

多様な人が「働ける能登」を未来に繋ぐ|復興プロジェクト

#地域文化
- 現在
- 6,863,000円
- 支援者
- 422人
- 残り
- 4日

第3弾!世界のクマ研究最前線 地球の未来をクマの生態から読み解く

#環境保護
- 現在
- 1,864,000円
- 寄付者
- 133人
- 残り
- 21日

ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!

#国際協力
- 総計
- 87人

97匹多頭飼育崩壊 劣悪環境に苦しむ猫達を生き地獄から救出したい

#動物
- 現在
- 3,023,000円
- 支援者
- 287人
- 残り
- 33日

【大船渡 山林火災】3.11の被災地が再び被災. 緊急支援を開始!

#災害
- 現在
- 3,471,000円
- 寄付者
- 375人
- 残り
- 34日
プロジェクト本文
本プロジェクトの趣旨
「CO2の吸収源」「生物のゆりかご」といわれる、
ブルーカーボン生態系を未来へ。
海洋生物の働きによって海に吸収・貯留されている炭素「ブルーカーボン」。
このブルーカーボンを生み出す生態系を「ブルーカーボン生態系」といいます。
ブルーカーボン生態系にはワカメなどの海藻類、アマモなどの海草類、マングローブ、干潟や塩性湿地などがあり、地球温暖化の原因とされるCO2を吸収できる生態系として地球温暖化対策に貢献すると期待されています。そればかりでなく、様々な海洋生物のすみかにもなっており「生物のゆりかご」としての役割も重要です。
つまり、ブルーカーボン生態系を守ることは、豊かな海、ひいては豊かな地球を守ることにつながります。
静岡県下田 2019年、撮影:科学探査船タラ号乗船アーティスト Nicolas Floc'h
失われつつあるブルーカーボン生態系…
急務であるブルーカーボンの調査・研究・啓発活動にご支援を。
一方で、ブルーカーボンの成り立ちについて、その複雑な仕組みの多くは未だ解明されていません。
そんな中、人間活動が引き起こした地球温暖化をはじめとする環境変化により、今この瞬間にもブルーカーボン生態系の劣化が進み、刻一刻と失われつつあります。
私たち人間に多くの恵みを与えてくれている海。
その海に多くの恩恵をもたらす、ブルーカーボン生態系。
豊かな海を未来へ繋いでいくためにも、今、ブルーカーボンの研究は急務です。
そこで私たちタラ オセアン ジャパンは、クラウドファンディングを通していち早く研究を進め、且つ、より多くの方にこの現状を知っていただくための教育・啓発活動を行うための資金を募ることを決意しました。
どうかご賛同いただける皆様からのご支援を心からお願い申し上げます。
プロジェクトメンバーから皆様へ
■科学コーディネーター チーム
|和田茂樹
(筑波大学下田臨海実験センター 助教)
地球温暖化対策において、ブルーカーボンは世界的にも注目されている研究トピックです。私はこれまで、藻場のブルーカーボンの実態を知るために伊豆半島の下田で主に調査研究を行い、藻場が持つ地球温暖化を食い止める役割を解明する一方で、ここ数年の藻場の劇的な変化も目の当たりにしてきました。
一口にブルーカーボンと言っても、生態系のタイプによって二酸化炭素を吸収する量は大きく異なります。今回のプロジェクトは、海岸線が長く様々なタイプのブルーカーボン生態系を持つ日本で、全国的かつ網羅的な調査を行う初めての試みです。
このような大規模調査は、地球温暖化対策の基盤になると同時に、変化しつつあるブルーカーボン生態系の実態を知り、次の世代に豊かな海を残すことへつながります。
是非、このクラウドファンディングを通じて一緒に海を守っていきましょう。
|仲岡雅裕
(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所教授/MBON 海洋生物多様性観測ネットワーク 共同議長)
コンブやアマモなど大型の海洋植物からなる藻場は、生物多様性が高く、水産資源となる海洋生物の貴重な生息場所であるばかりでなく、栄養塩吸収による水質浄化や二酸化炭素吸収による温暖化緩和など多様な役割を持っています。
しかし、気候変動や海洋熱波などさまざまな影響により衰退の一途をたどっています。私が研究している北海道東部の藻場は今のところ非常に豊かですが、今後の減少が懸念されています。
日本各地で同じ方法で藻場のブルーカーボンを研究することにより、その変動のメカニズムや気候緩和に対する役割が明らかになることで、今後の藻場の保全や再生に役立つ科学的知見が得られることを期待しています。
|伊佐田智規
(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所 准教授)
沿岸域に生息しているコンブやアマモを始めとする光合成を行う大型藻類によって海に吸収・貯蔵される二酸化炭素「ブルーカーボン」は、地球温暖化などの気候変動を緩和する重要な役割を果たすと考えられています。私はこれまで寒流親潮の影響を受ける北海道東部沿岸域に生息する光合成生物の研究を行ってきました。
しかし、近年の温暖化による水温上昇、極端な気象現象(集中豪雨や海洋熱波)、それに伴う海洋生態系の変化を目の当たりにしてきました。このような変化は、他の地域でも確認されています。海に囲まれた日本の海岸線は世界第6位の長さを誇るため、世界的にも主要なブルーカーボン貯蔵国である可能性が高いです。この大規模調査が、科学的に大きな知見が増えるだけでなく、みなさんと一緒に豊かな海洋生態系を次世代へ残す保全や再生に繋がることを願っています。
|梅澤有
(東京農工大学農学部環境資源科学科 准教授)
近年、東京湾をはじめとした日本各地の海草や海藻からなる浅海域の生態系がテレビ番組や新聞で取り上げられるようになり、藻場の存在が多くの方々に知られるようになってきたと感じています。
一方で、これらの藻場が果たしている機能や、藻場が失われることによって生じる連鎖的な負の悪循環(魚類や貝類などの生物の減少、有害藻類の繁茂の機会の増加など)についてはあまり知られていないかもしれません。
日本各地の海草藻場における大規模な調査の実現が、藻場の認知度のさらなる向上と、漁協、行政、NPO団体等を中心に行われている海草藻場の再生に向けた活動へのサポートにもなることを願っています。
|シルバン・アゴスティーニ
(筑波大学下田臨海実験センター 助教 / 一般社団法人タラ オセアン ジャパン理事)
私はずっと海の近くで暮らしてきましたが、この10年間で、今住んでいる下田周辺や世界中の海洋生態系の劣化を目の当たりにしてきました。そしてその速度は加速しています。気候変動、海洋酸性化、そしてTara JAMBIOの前プロジェクトでも明らかにしたプラスチック汚染が、海洋生命に大きな脅威をもたらしています。
ブルーカーボン生態系は私たちに多くの恩恵をもたらしているにもかかわらず、多くの人はそれを知りません。私たちはその重要性を深く理解する前に失いつつあるのです。この新しいプロジェクトの目的は、炭素循環、生物多様性の維持、プラスチック汚染の捕捉に対する藻場生態系の貢献を評価するだけでなく、これらの生態系の重要性を子供たちや大人に伝えることです。
海の豊かさを守るために、皆さんの理解や支援が必要です。
|渡辺 謙太(New member! )
(国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 主任研究官)
▶︎メッセージはこちらから!
|百田 恭輔(New member! )
(公益財団法人 海洋生物環境研究所 研究員)
▶︎メッセージはこちらから!
|渡邉 裕基(New member! )
(公益財団法人 海洋生物環境研究所 研究員)
▶︎メッセージはこちらから!
|佐藤 允昭(New member! )
(国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所 主任研究員)
▶︎メッセージはこちらから!
■タラ オセアン ジャパン チーム
|日比野 克彦
(アーティスト / 東京藝術大学 学長 / 一般社団法人タラ オセアン ジャパン 理事)
海洋科学探査船タラ号は、科学とアートの視点で海洋環境の現状や課題を社会に子どもたちに伝えています。タラ号は、14名乗りの船ですが、科学者や船員の他に、アーティストが1枠があり、アーチストが乗船しているのです。これまでの13回の探査プロジェクトの中で、50名以上のアーティストがタラ号に乗船しました。国籍もフランス、イタリア、ブラジル、アメリカ、アルゼンチン、スウェーデン、スロベニア、シンガポール、日本、、、と10カ国以上。表現メディアも絵画、彫刻、写真、イラスト、音楽、詩などなど様々。
アーティストは、タラ号の船上で海洋生活を科学者と共にし、海の魅力を自身の目で、肌で体感し、深く海洋環境をアーティストの脳で理解します。その体験を自身の表現に生かして作品として発表していく。その作品を鑑賞した人々は科学的データによって海洋環境を理解することとはまた別のインパクトを受けとり、心に刻まれていくのです。
今回の日本のタラ オセアンのプロジェクトのテーマはブルーカーボンです。これまでの研究テーマの、サンゴ、プランクトン、マイクロプラスチック以上に、目には見えないものが対象です。見えないものを見えるようにする力は、科学とアートにあります。見えない未来を少しでも見えるようにし次世代に繋げていくこの科学とアートのブルーカーボンに対する挑戦の応援、支援をよろしくお願いします。
|パトゥイエ由美子
(一般社団法人タラ オセアン ジャパン 事務局長)
今回のクラウドファンディングをきっかけに、ブルーカーボン生態系の重要性やその現状を知る人が増え、何よりも、海に行く人が増えて、その豊かさや素晴らしさを体感し、海洋や地球環境を守るために行動する仲間がさらに増えることを願っています。
「私達1人1人の力は微力だが、無力ではない」という言葉が好きです。
皆さまと一緒に「微力」をたくさん集めて大きな力にし、追い風を吹かせて「探査と共有」の船を前に進ませたいです。このクラウドファンディングが成功し、全国で行う啓発イベントで皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
|小澤友紀
(一般社団法人タラ オセアン ジャパン 広報)
タラ オセアン ジャパンの仕事を始めてから1年が経ちました。以前の私は、海は私たちに恵みを与えてくれる、かけがえのない存在となんとなくは理解していたものの、具体的にどのような影響があるのか深く知ることはありませんでした。
みなさんの中にも同じような方がいらっしゃるかもしれません。「ブルーカーボン」という言葉自体、初めて聞いた方もいらっしゃることと思います。
今回のクラウドファンディングが、まず「知る」機会となり、知った問題を「自分事化」し、何か「行動に移す」一歩になることを願っています。そして、その一歩の中にタラ オセアン ジャパンへの支援が入っていたら、もっと嬉しいです。私はタラ オセアン ジャパンのコミュニケーション担当として、分かりやすく海洋の重要性をお伝えできるように努力しますので、知ることをあきらめないで一緒に行動を起こしましょう!
ブルーカーボン生態系の宝庫である日本沿岸を網羅する全国規模の調査を、早急に。
タラ オセアン ジャパンは再び、全国の国立大学の臨海実験施設の連携組織 “JAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)”並びに、ブルーカーボン研究者たちと協力し、日本発の「科学xアートx教育プロジェクト」の第二弾「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」を2024年に始動します。
このプロジェクトは、日本沿岸域のブルーカーボン生態系を調査・研究し、その重要性を啓発するプロジェクトです。
ブルーカーボンとは、海洋生物の働きによって海に吸収・貯留されている炭素のことで、この炭素を吸収・貯留する海洋の生態系を「ブルーカーボン生態系」といいます。ワカメなどの海藻類、アマモなどの海草類、マングローブ、干潟や塩性湿地などがあげられます。
これらの生態系の中で、植物は光合成をおこない有機物を作り出します。有機物の一部は海底の泥の中や深海で長期間(数百年から数千年)とどまるので、結果的に大気のCO2を海に隔離することになります。
ブルーカーボン生態系の実態と沿岸域の炭素循環などのより深い理解が必要
しかしながら、ブルーカーボンが生み出される仕組みには、植物や動物、微生物など様々な生物が関わっており、その複雑な仕組みの多くはまだ解明されていません。
さらにブルーカーボン生態系は、CO2を吸収するだけでなく様々な「生物のゆりかご」としての役割も担います。そのためブルーカーボン生態系の保全は、地球温暖化対策だけでなく生物多様性保全の観点からも重要です。
南北に長い海岸線を持つ日本沿岸域はブルーカーボン生態系の宝庫です。全国の沿岸をめぐる大規模な調査を行うことで、様々なブルーカーボン生態系の成り立ちが明らかになることが期待できます。
また、日本沿岸では近年、藻場が突如として消えてしまう「磯焼け」と呼ばれる現象が頻発しています。これは、海水温の上昇、ウニ・魚などによる食害、海岸の環境汚染など様々な要因が考えられますが、全容は解明出来ていません。

2020年、磯焼けが進行し葉を失ったカジメ(右)
静岡県下田市
この「磯焼け」が拡大すれば、海全体の生態系や私たちの食卓への影響はもちろん、日本の伝統である海女さん文化の消滅など、影響ははかり知れません。
ブルーカーボン生態系の持つ炭素隔離能力が失われれば、地球温暖化はさらに進行してしまうでしょう。
いち早くこれらの問題を食い止めるためにも、ブルーカーボン生態系の研究が急務なのです。
最先端の科学技術で、日本全国のブルーカーボン生態系の解明へ。
ブルーカーボン生態系の生物多様性や炭素循環の調査・研究を全国13箇所以上で行います。
また、昨年実施したクラウドファンディングでご支援を募った「Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査」のプロジェクトも平行して行います。
日本沿岸には、世界有数のブルーカーボン生態系が広がっていると考えられており、大規模な調査を行いその重要性を解明することで、世界のブルーカーボンの解明にも繋げることができるのでは…と期待しています。
全国規模の調査をする意義
✔︎多様性の大きな沿岸を網羅することができます。
✔︎南北の幅広い緯度変化を評価することができます。
✔︎ 全国で教育・啓発活動が可能となり、特に各地域に特化したブルーカーボン生態系の重要性を伝えることができます。
どのような調査・研究を実施するのか
✔︎植物が光合成でCO2を有機物に変え、その後有機物が海の中にどのように隔離されるのかを理解することで、ブルーカーボンが生み出される仕組みを解明します。日本全国の沿岸域には、様々な種類の海藻や海草などが生息しており、それぞれで異なるとされるCO2の隔離メカニズムを網羅的に解明する初めての試みです。
✔︎それぞれの場所で環境DNAや生物相調査を行い、「生物のゆりかご」としてのブルーカーボン生態系の機能の解明を目指します。
調査・研究拠点とスケジュール
2024年度はまず、海藻類の藻場でプロジェクトをスタートし、その後海草をターゲットにした研究を実施していく予定です。既に北海道から沖縄まで、数多くの臨海実験所の賛同の元で準備が進められています。
調査は1拠点あたり約1週間行う予定で、研究者・学生・技術職員・アーティスト・タラ オセアン ジャパンスタッフなど、5名から10名ほどが参加します。調査拠点は全国複数箇所に及ぶため、一部メンバーは入れ替わりながら実施します。
沿岸の生態系は季節変動が大きく、海域間の比較を行うためには季節を統一しなければなりません。私たちは、海藻が最も大きく育つ春の時期に集中的に調査を行う予定です。2024年の春だけで全ての場所を巡ることは難しいので、2025年・2026年と最低でも3年はかけて調査を行います。
その後結果は科学論文で発表し、データはオープンデータとしての公開を予定しています。
・調査内容:
-炭素隔離過程(潜水・船舶調査):光合成、有機物輸送、分解性、埋没、堆積、CO2収支
-生物多様性の評価(潜水・船舶調査):生物相解析、環境DNA、磯焼けの実態
-マイクロプラスチック(船舶調査):表層水と堆積物のプラスチック量の測定
・スケジュール:
-2024年度に海藻をメインに、その後海草の調査に入ります。
・調査・研究拠点:
2024:筑波大学下田臨海実験センター(プロトコル共有)、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所、島根大学生物資源科学部附属生物資源教育研究センター 海洋生物科学部門(隠岐臨海実験所)、広島大学大学院統合生命科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション、九州大学理学部附属天草臨海実験所
2025以降:東北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物学教育研究センター、東北大学大学院農学研究科附属女川フィールドセンター、新潟大学佐渡臨海実験所、筑波大学下田臨海実験センター、名古屋大学大学院理学研究科附属臨海実験所、香川大学瀬戸内圏研究センター庵治マリンステーション、岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所、OISTマリン・サイエンス・ステーション、琉球大学熱帯生物圏研究センター 瀬底研究施設
応援メッセージのご紹介
|高砂 淳二 様
(自然写真家)
海は、僕らの心を癒してくれたり、美味しい海の幸を提供してくれたりと、僕らにとってなくてはならない存在です。そしてそれどころか、実は地球の温室効果ガスで溜まった熱のほとんどを吸収してくれているなど、この地球の健康を保つためになくてはならない、とっても大事な存在でもあります。
世界的な問題になっている、気候変動や、プラスチックゴミ、サンゴや生物多様性の問題など、個人の努力では限界があるような研究を、僕らに代わってTARA号はもう20年も続け、成果を上げてきました。そして今回、タラ オセアン ジャパンは、ブルーカーボンの調査・研究に立ち上がるとのこと。磯焼けがひどい日本では、ブルーカーボンの研究は特に貴重な調査になることでしょう。
今回のクラウドファンディングは、個人ではできないようなこの調査に、間接的に加われる素晴らしい機会だと思います。
早急な調査開始を実現するには、皆様のご支援が欠かせません。
本プロジェクトは約3年の計画で、およそ3,000万円の費用が必要と算出しています。非営利の一般社団法人であるタラ オセアン ジャパンの活動資金は、企業や一般の方々からのご寄附や助成金などに頼っております。今回も既に提携して下さっている企業パートナーからの寄付がありますが、それだけでは足りないため1/3の費用をこの度のクラウドファンディングで集めることにしました。
また、クラウドファンディングを実施することは、ブルーカーボン生態系の重要性やタラ オセアン ジャパンの活動について、今まで知っていただくことができなかった方々との新しい出会いの場にもなると考えています。
1,000万円を第一目標とし、それ以上のご支援が集まった際には、先の調査・啓発費用として大切に活用させていただきます。
このクラウドファンディングで目標金額を達成することができなかった場合は、企業パートナーのご支援を活用してスタートする予定です。しかし予算が限られており、計画を再考してのスタートとプロジェクト期間の遅延が見込まれます。
ブルーカーボンを生み出す藻場生態系は継続的に劣化し続けており、その対策に向けたこのプロジェクトを一刻も早くスタートしなければなりません。
皆様からのご支援は豊かな海の資源を守り、私たちが暮らすことのできる地球の環境を守ることにつながります。あたたかなご支援・応援を何卒よろしくお願いします。
<目標金額>
1,000万円
<資金使途>
「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」にかかる費用
・船チャーター代
・研究者、スタッフ、アーティストの交通費並びに宿泊代
・調査、潜水サポートスタッフ人件費
・調査や研究に必要な器具や消耗品購入
・教育・啓発プログラム開発費用
・運送代
・今後の広報のための調査風景撮影や映像編集のための人件費の一部
・その他READYFOR手数料やリターン送料
いのちの源である“海”をよく知り、よく知ってもらうために。
多くのめぐみを与えてくれている海は今、人間活動が引き起こした気候変動や環境破壊により、大変な危機に直面しています。
こうした現状に対し、アパレルブランドの「アニエスベー」創設者、アニエス・トゥルブレと息子のエチエンヌ・ブルゴワが2003年に“Tara Océan(タラ オセアン)” プロジェクトを立ち上げ、その後フランスではじめて海に特化した公益財団法人と認定されました。私たち“タラ オセアン ジャパン”は、この法人の日本支部です。
タラ オセアンのミッション「探査と共有」(海を理解するために探査し、その結果を変革のために共有する)のもと、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとする、さまざまな環境的脅威が世界の海に与える影響の研究を「科学探査船タラ号」を使って2003年から進めています。
タラ オセアンのミッション「探査と共有」
昨年実施したクラウドファンディングでは、2020年に開始した日本全国の沿岸海域のマイクロプラスチック汚染の現状を探査し共有するプロジェクトを継続するために、276名の皆様から500万円以上のご支援をいただきました。この場を借りてあらためて、多大なるご支援に感謝を申し上げます。
Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクトの調査拠点でも、地元の方に向けた海の啓発イベントを実施します。これはタラ オセアンのミッションである「探査と共有」に基づいています。
最新の調査結果を交えながら、こども達や一般の方に向けて海洋の重要性や現状の課題を伝えるために、セミナーや体験型の啓発活動を各調査サイトにて実施していきます。
さらに、本プロジェクトでは各地の調査地域のNPOやNGOの皆様とも繋がりを持ち、海の重要性や海が置かれている現状を知っていただくという活動が1回で終わるのではなく、持続的にそれぞれの地域で継続されていくことを目指します。
「Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査」プロジェクトの成果の一部はこちらよりご確認いただけますので、ぜひご覧ください。
科学×アート×教育を全国に
「探査と共有」の「共有」では、アートを通して海の重要性を広く伝えるという活動もしています。
科学探査船タラ号にもアーティストが科学者とともに乗船し、アーティストはその体験をアートで表現しています。作品を通して海の状況や重要性をより多くの人に伝え、人の心に訴えることができると考えています。
本プロジェクトでもアーティストに調査同行をしてもらい、その体験から制作された作品を展示するアート展を3年目を目途に開催します。
また、タラ オセアン ジャパンではこども達にもアートの力で海洋環境問題を啓発するための力を付けてもらうために、2020年より毎年タラ号ポスターコンクールを開催しています。
5回目を迎え記念すべき年になる2024年は、「ブルーカーボン」をテーマにしたポスターコンクールを企画する予定です。東京での授賞式や、タラ オセアン ジャパンが連携協定を結ぶ、香川県三豊市の自然に恵まれた離島、粟島が舞台の海洋環境クラブ合宿も引き続き行う予定です。全国のたくさんのこども達からのご応募をお待ちしています。
応援メッセージのご紹介
|落合 陽一 様
(メディアアーティスト)

落合陽一です。メディアアーティストとして、計算機自然という新しい自然ビジョンでの質量への憧憬に重点を置いた作品を制作してきましたが、タラ オセアン ジャパンの活動は私の研究テーマと深く共鳴します。特に、「ブルーカーボン」という新しいプロジェクトは重要な環境研究に対する探求と貢献の機会の提示には大変興奮しております。タラ オセアン ジャパンが目指す目標を達成するための支援を確約すると共に、より持続可能な未来への貴重な旅に一緒に参加できることを楽しみにしています。
また、僕は、2024年に「タラ号ヨーロッパプロジェクト」遂行中の科学探査船タラ号に乗船するので、タラ号での航海で触発された写真作品を、リターンの一つとして提供します。是非、楽しみにしていてください。
皆様とともに、豊かな海を未来に繋ぐ「追い風」を!
フランスのタラ オセアン財団は2023年に20周年を迎え、今まで12のプロジェクトを遂行し世界中の海を探査してきました。
タラ オセアン ジャパンのローカル探査プロジェクトもおかげさまで2つ目の始動となります。
しかし、タラ オセアン ジャパンの知名度はまだまだ低く、プロジェクト自体の認知度も高くありません。
今後は調査で日本全国をまわりながら啓発・教育活動を行うことで、タラ オセアンの活動をもっと広く知っていただきたいと願っております。
なぜなら、タラ オセアンの活動を知るということは、海の重要性と海が置かれている現状を知るということに繋がるからです。そして、海の重要性とその現状を知れば知るほど、何か行動したいと思ってくださる人が増えるはずです。
今回のクラウドファンディングでも初めてタラ オセアン ジャパンを知ってくださる方もいらっしゃることと思います。ご支援だけでなく、ぜひ周りの方への拡散もお願いできたら幸いです。
フランスでは、船が出航する時に、乗船して出発する人に向かって“BON VENT!(ボン ヴォン!)” と言います。直訳すると、良い(Bon)風(Vent)を!という意味で、航海の安全を祈って「良い風が吹きますように!」と声を掛けます。
ご支援を通して、私たちの活動にたくさんの良い「追い風」を送ってくださいますよう、お願い申し上げます。
リターンタイトル |
限定個数 |
金額 |
A|お気持ちコース | - | ¥3,000 |
B|お気持ちコース(複数口可能) | - | ¥10,000 |
C|オンライン映画鑑賞券+トークセッション参加権 | 200 | ¥6,000 |
D|親子で応援!コース(タラ号20周年記念バンダナ追加!お子様宛て感謝状、オンライン映画鑑賞権付き) | 100 | ¥10,000 |
E|タラ号20周年記念バンダナ | 200 | ¥10,000 |
F|タラ号のコミック本 日本語翻訳版 | - | ¥10,000 |
G|KYOTOGRAPHIE2024鑑賞パスポート | 60 | ¥11,000 |
H|アニエスベー コラボレーション トートバック (白) | 30 | ¥20,000 |
I|アニエスベー コラボレーション トートバック (黒) | 49 | ¥20,000 |
J|アニエスべーxタラ ニットパーカー (女性Mサイズ相当 ) | 終了 | ¥60,000 |
K|アニエスべーxタラ ニットコート (男性Mサイズ相当) | 終了 | ¥60,000 |
L|クラウドファンディング限定オンラインセミナー 参加権 | 100 | ¥30,000 |
M|粟島でのワークショップ参加権 | 15 | ¥30,000 |
N|メディアアーティスト 落合陽一さんがタラ号の航海でインスパイアされ制作された写真作品 | 15 | ¥100,000 |
O|海洋生物学者と一緒に体験する藻場観察&シュノーケリング | 15 | ¥60,000 |
P|タラ号20周年記念パーティー 招待権 | 12 | ¥120,000 |
Q|タラ号20周年記念パーティー招待権 +現地セミナー(お話会)付き | 8 | ¥180,000 |
R|海洋調査同行権利+現地セミナー付き | 7 | ¥300,000 |
S|科学探査船タラ号乗船体験(1泊以上) | 終了 | ¥1,000,000 |
T|科学探査船タラ号乗船体験(3泊以上) | 1 | ¥1,500,000 |
U|【法人向け】ターポリン等に企業ロゴ掲載コース | - | ¥500,000 |
V|【法人向け】粟島でのワークショップ付き | 3 | ¥1,000,000 |
W|【法人向け】海洋調査同行権付き | 3 | ¥2,000,000 |
X|【1月12日追加!】アニエスべーxタラ ニットパーカー (男性Sサイズ相当) | 終了 | ¥50,000 |
ご留意事項
▽本プロジェクトは寄附金控除型のプロジェクトではございません。
▽ご支援の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/)を必ずご一読ください。
▽ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
▽ご支援完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
▽ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
▽本プロジェクトのリターンのうち、【●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページをご確認ください。
▽ご支援に関するご質問はこちらをご覧ください。
▽当団体はREADYFORの利用規約とTara Océan (タラ オセアン)財団の規約に準じて支援金を受け取りリターンを遂行するものとし、規約上ご支援を受け取ることが不可となる場合はご返金させていただくことがございます。予めご承知おきください。
- プロジェクト実行責任者:
- エチエンヌ・ブルゴワ(一般社団法人タラ オセアン ジャパン 代表理事)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年4月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
2024年度にかかる「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」にかかる費用(船チャーター代、研究者・スタッフ、アーティストの交通費、宿泊代、調査、潜水サポートスタッフ人件費、調査や研究、に必要な器具や消耗品購入、教育・啓発プログラム開発費用、運送代、今後の広報のための調査風景撮影や映像編集のための人件費の一部、その他READYFOR手数料やリターン送料)として活用させていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額の対応については、企業パートナーのご支援金にて補填いたします。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
ファッションデザイナー、アニエスベーが2003年に“Tara Océan(タラ オセアン)" プロジェクトを立ち上げ、その後、フランスではじめて海に特化した公益財団法人と認定されました。“タラ オセアン ジャパン”は、この法人の日本支部です。 タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとするさまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を2003年から進め、科学者とアーティストがともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円+システム利用料
A|お気持ちコース
●お礼のメール
●活動報告レポート(2025年4月にメールで送付予定)
- 申込数
- 103
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
10,000円+システム利用料
B|お気持ちコース(複数口可能)
●お礼のメール
●活動報告レポート(2025年4月にメールで送付予定)
●フランスの週刊誌 Le 1 タラ号20周年記念号 日本語版
※お気持ちを上乗せしてご支援いただける場合は、複数口で(1回に最大100口まで)ご支援が可能です。
- 申込数
- 232
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
3,000円+システム利用料
A|お気持ちコース
●お礼のメール
●活動報告レポート(2025年4月にメールで送付予定)
- 申込数
- 103
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
10,000円+システム利用料
B|お気持ちコース(複数口可能)
●お礼のメール
●活動報告レポート(2025年4月にメールで送付予定)
●フランスの週刊誌 Le 1 タラ号20周年記念号 日本語版
※お気持ちを上乗せしてご支援いただける場合は、複数口で(1回に最大100口まで)ご支援が可能です。
- 申込数
- 232
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
プロフィール
ファッションデザイナー、アニエスベーが2003年に“Tara Océan(タラ オセアン)" プロジェクトを立ち上げ、その後、フランスではじめて海に特化した公益財団法人と認定されました。“タラ オセアン ジャパン”は、この法人の日本支部です。 タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとするさまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を2003年から進め、科学者とアーティストがともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信しています。