支援総額
目標金額 2,500,000円
- 支援者
- 267人
- 募集終了日
- 2019年6月28日
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- 現在
- 40,457,000円
- 支援者
- 1,970人
- 残り
- 28日
年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024 冬
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- 現在
- 5,398,000円
- 寄付者
- 209人
- 残り
- 46日
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- 現在
- 2,163,000円
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- 208人
- 残り
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- 総計
- 88人
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- 現在
- 3,939,000円
- 支援者
- 231人
- 残り
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「いのち」と「こころ」の灯台を守る!ごちゃまるクリニック緊急再建
#子ども・教育
- 現在
- 22,770,000円
- 支援者
- 889人
- 残り
- 1日
プロジェクト本文
終了報告を読む
ページをご覧いただきありがとうございます。特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS(プラス)で代表理事をしている門田瑠衣子(もんだるいこ)です。
ひとつのベッドに10人くらいで寝ていた、引き取り手のいないエイズ孤児の赤ちゃんたちにケニアの孤児院で出会ったのが14年前。それから現在まで、ケニアとウガンダのエイズ孤児たち、その周りのエイズに影響を受ける人たちが未来を切り拓き、前向きに生きてゆける世界を実現するために、活動を続けています。
2005年からケニアとウガンダで18のプロジェクトを実施し、2万人以上の人にHIV/エイズの啓発教育を、そして昨年は92家庭・333人の子どもに支援を届けてきました。
また、Readyforを通しても、過去2回*たくさんの方からご支援をいただき、どちらのプロジェクトも順調に、現地に支援を届けることができています。(ケニアプロジェクト / ウガンダプロジェクト)
3度目の挑戦となる今回は、「農業」を通して、ケニアのHIVと共に生きる人たち(HIV陽性の人たち) が多く暮らす地域の貧困層の家庭に支援を届けます。
彼ら・彼女らが農業を身につけることによって、
- 服薬がつづけられるよう食事と栄養を確保できるように、
- 食料を自給することで食費支出を減らせるように、
- 作った農作物を販売して収入を得られるように、
そして、自立してHIVとともに前向きに生きてゆけるように。
みなさまもその背中を押す仲間になっていただけませんか。
差別・偏見の中、人目を避けて暮らすHIV陽性者。収入が安定せず貧困のスパイラルへ。
私たちが活動をつづけてきた14年の間に、HIV/エイズを取り巻く環境は大きく変わりました。治療薬の普及が徐々に進み、現在は服薬をしっかり続けることができれば死の病ではなくなりつつあります。
しかし、私たちが活動するような地域では、今もなお健康上の問題や偏見/差別の問題が残っています。
治療薬をヘルスセンターに取りに行く時も、周囲に自分がHIV陽性であることが知られないよう、隣町まで行き、早朝に出かけるなどして、人目を避ける人たちがいます。
偏見/差別により職に就けなかったり、解雇され、家庭の収入が安定せず貧困状態にある人たち。
貧困によって十分な食事と栄養が取れないと、治療薬の副作用が出やすく、定期的な服薬が困難になります。
また貧困の影響を受けるのは、大人だけではありません。エイズ孤児*と呼ばれる子どもを抱える家庭は、義務教育でさえも必要な教育費を払えず、子どもたちが学校に通い続けられずに中退してしまう事態が多く発生しています。
そして、教育を受けられないまま大人になって貧困のスパイラルにー。こうした、複雑で根深い問題があります。
*PLASの支援対象でもあるエイズ孤児の定義は「両親もしくは片親をエイズでなくした18歳未満の子ども」(必ずしも子どもたち自身がHIVに感染しているわけではありません。)とされています。現在、世界には1220万人のエイズ孤児がいると言われており、その8割超がPLASの活動するケニア、ウガンダを含めたサブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカの地域)に集中しています。
貧困からの打開へ。農業が、自立的な暮らしを実現する。
そこで、健康面と家計収入の改善を同時に実現しようと開始されたのが、この農業プロジェクトです。
活動地であるケニア共和国のホマベイ郡ビタ。この地域のHIV感染率は25.7%とケニア国内で最も高く(ケニア全土の平均は6~7%)、HIV陽性の人たちが生きてゆける環境づくりが求められていると言えます。
一方、この地域は湖沿いにあり、マーケットがある利点を生かして、その地域で育てやすい在来野菜を栽培し販売をすることで
- 自身の食事と栄養を確保し服薬を続けられるようにすること
- 自給することで食費支出を低減すること
- 作った農作物を販売して収入を得えて、子どもたちの教育費などにあてること
の3つを同時に実現します。
この事業は、2017年に第1期として始まり、第2期を経て合計50家庭を支援してきました。
プロジェクトの愛称は「FRESH(フレッシュ)」。
Farming enhancement for Resilient and sustainable Economy of Single-parent Households(強く持続可能な家計のための、シングル家庭の農業強化事業)という意味です。
HIV陽性の人たちを主としたこの地域の貧困層の人たちに、農業技術の研修を実施し、苗や防獣フェンス・水汲み用のロバを提供することで、農業という持続可能な生活の術を身に付けます。
そして、このプロジェクトが終了した後は、自分たちで続け、自立してHIV/エイズと共に前向きに生きていくことになります。
ほとんどの家庭で水道がないため、ビクトリア湖の水をタンクに汲んで、自分たちの家まで何キロも運びます。そのため、事業ではロバの支給も行っています。
第2期でこの農業プロジェクト「FRESH」に参加したカレンさんは、モーリン、サダム、シャドラック、オディアンボ、ダンという5人の子どものお母さん。4番目のオディアンボには、高等教育まで進ませてやりたいと考えています。
プロジェクトに参加して、まず畑をちゃんと準備することが大切だと学び、ロバのおかげで乾季にも水場から水を運んで野菜を収穫できたそうです。
さらに貯蓄したお金を元に、別の土地を借りて野菜を栽培・販売したり、ロバに子どもを産ませて育てたりもしています。
貯蓄を活かし、さらに兄弟からの支援も合わせて家を建て直すなど、その生計の改善には、現地パートナー団体のスタッフ(後述)も驚いていました。
他の参加家庭の事例として、4人の子どもと暮らすシングルファザーは、漁師として働いていましたが、魚が取れない日も多く、教育費の支払いに苦労していました。
この農業プロジェクトに参加してから、余分な野菜を近くのマーケットに販売して収入を得ることで、不安定な漁業による収入を補っています。
育てている野菜は栄養価が高く、おいしいと評判です。またプロジェクトの研修では、畑で木を同時に育てることが土に良いということや害虫対策になるということを学び、自ら木を購入して畑に植えたりもしています。
このように、農業を通して、人々の生活の基盤を築くため、第3期を開始したいと思います。
第3期は、新たに25家庭へ農業の技術支援を!
このプロジェクトは、参加者の選定・研修(農業・家計管理)のうち、フェンスの建築・種や苗などの提供、そして野菜の栽培と進みます。
これらは、1997年に発足した現地NGO・VIAGENCO(ヴィアジェンコ)と協働で実施します。代表のベンソン氏を中心に、貧困やHIV/エイズに影響を受ける家庭の生計向上のために活動していて、20名の職員が活動する組織基盤も比較的安定した団体です。
(左)現地NGO・VIAGENCO(ヴィアジェンコ)代表のベンソン氏、(右)プロジェクト参加家庭:プロジェクト期間は「ソーシャルワーカー」を雇い、彼らが支援先の家庭を訪問したりしてフォローします。
プロジェクトに参加する予定なのは25家庭です。学齢期の子どもを育てている貧困層にあるHIV陽性の人たち(シングル家庭)、そして社会的に弱いシングルマザーを優先して参加者が選ばれます。
プログラム内容
①今回のプロジェクト対象として25家庭を選出します。
②-1 選出された家庭へのオリエンテーションから研修は始まります。講師はパートナー団体・ヴィアジェンコやPLASのスタッフ、この地域の農業局のスタッフが行います。
②-2 研修の様子。畝(うね)をつくるなど畑を整えることの重要性といった基本的なことからしっかり身に付けます。
②-3 研修では座学だけでなく、もちろん農機具の使い方といった技術訓練や、グループでのまとめや発表も行います。
③ 研修と並行して、定植(苗を植える)までの間にフェンスを設置します。この地域ではヤギの放牧が多く、これを設置しないとせっかく植えた苗や実が食べられてしまうのです。
④-1 雨季が近づいてくるタイミングで種・苗を配布。研修で学んだことをすぐに使います。
④-2_畑にはヴィアジェンコのスタッフも立ち会って指導します。
⓹プロジェクトの期間中から終了後のフォローまで、ヴィエアジェンコのスタッフが参加者に寄り添い、自立まで伴走します。
⑥ そして収穫。自分たちの食糧とすると同時にマーケットで販売して生活収入を得ます。
■実施スケジュール
~2019年12月 対象家庭決定、実施準備
2020年1月~2月 研修実施、フェンス建設
2020年2月~3月 播種(種まき)、定植(苗を植える)
2020年4月~12月 栽培~収穫~販売
困難な環境の中で前に進もうとするHIV陽性の人たちの姿は、強くて美しい。
今回のプロジェクトは、「農業」を通した支援をHIV陽性の大人たちに向けて行いますが、この活動を通して私たちは同時に、彼/彼女らの先にいる子どもたちのことを想います。
父親または母親がエイズで亡くなり、家庭の収入が減ることで、十分な教育や医療などを受けるチャンスが少なくなります。学校にいけない子どもたちは単に学歴がないために将来安定的な収入を得られるチャンスが小さくなるだけでなく、私たちが学校で授業の時間以外学んだ人間として生きていくために重要なこと(人間関係の構築、あいさつ、時間を守るなど)を学ぶチャンスも失います。
また地域によっては、HIV/エイズに関する正しい知識が人々の間に広まっておらず、「あの子と関わってはダメ」「あの子に触れたら死んでしまう」とエイズ孤児たちが差別を受けるケースもあります。子どもたちは生活をするコミュニティの中から離され、孤立した状態になることがあります。
子どもたち自身も自分は、「他の子どもとは違う」と思い、自分自身を差別し心を閉ざしていくこともあります。
最悪のケースでは、このような状況に置かれた子どもたちが売春、ストリートチルドレンなどになり、彼ら自身がHIVに感染する確率が高まり、さらなるエイズ孤児を生んでいくという負のスパイラルの構造となります。
子どもたちの未来を守るためにも、HIV陽性の大人たちが農業を通して、「栄養を確保」し、「収入」を得ることで、自立してHIVとともに前向きに生きてゆく術を手に入れてほしいのです。
困難な状況と向き合いながら、現実を受け止め、前に進もうとするHIV陽性の人たちやエイズ孤児、そして、彼らを支えるコミュニティの人々の姿は、強くて美しい。
彼らのそのような生き方に共感して、私たちは、“PLAS”という団体名をつけて活動をしています。これからも継続して、皆さんと一緒に、寄り添い、前に進んでいきたい!皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
エイズ孤児支援NGO・PLAS
[P]ositive [L]iving through [A]IDS orphan [S]upoprt
(エイズ孤児支援を通じて前向きに生きる)
支援先のキャロラインさんと3人の子ども。笑顔で子どもたちと暮らせるように仕組みを届けたい。
みなさまのご支援の使いみち
皆さまからいただくご支援は、技術指導や研修と、農業を始めるための道具の購入に使わせていただきます。
【技術指導や研修】
・農業技術の研修
・家計管理・貯蓄の研修
【道具などの購入】
・種・苗の配布
・農具
・動物除けのフェンス
・湖から水を運ぶための家畜(ロバ。水の確保が難しい人たちのみ)
【その他】
・日本人の渡航費用(初回は2019年8月を予定)
・現地スタッフの人件費
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プロフィール
NPO法人エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事。 1981年熊本県生まれ。 フィリピンの孤児院や国際協力NGOでのボランティアを経験し2005年、大学院在学中にケニア共和国で現地NGOでボランティア活動に参加。 それをきっかけに、2005年にエイズ孤児支援NGO・PLASの立ち上げに携わり、同団体事務局長を経て、現在代表理事を務める。ケニア共和国、ウガンダ共和国にて、エイズ孤児を抱えるシングルマザーの生計向上支援や母子へのキャリアカウンセリング事業等を行う。 2016年、「青年版国民栄誉賞」と言われる人間力大賞にて準グランプリおよび外務大臣奨励賞を受賞。 2015年より特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事。 3児の母でもある。
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リターン
3,000円
お気持ちコース
■PLASスタッフより、感謝の気持ちを込めてお礼のメールをお送りします。
- 申込数
- 119
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
4,000円
【イベントでプロジェクトの進捗を直接聞きたい!】報告イベントへご招待
■出張報告イベントへ無料でご招待します(2019年11月~12月に都内で開催予定)
■プロジェクトは長期に渡るため、定期的なご報告をかねてメールマガジンをお送りします(途中での配信解除も可能です)
・PLASスタッフより、感謝の気持ちを込めてお礼のメールをお送りします。
- 申込数
- 54
- 在庫数
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プロフィール
NPO法人エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事。 1981年熊本県生まれ。 フィリピンの孤児院や国際協力NGOでのボランティアを経験し2005年、大学院在学中にケニア共和国で現地NGOでボランティア活動に参加。 それをきっかけに、2005年にエイズ孤児支援NGO・PLASの立ち上げに携わり、同団体事務局長を経て、現在代表理事を務める。ケニア共和国、ウガンダ共和国にて、エイズ孤児を抱えるシングルマザーの生計向上支援や母子へのキャリアカウンセリング事業等を行う。 2016年、「青年版国民栄誉賞」と言われる人間力大賞にて準グランプリおよび外務大臣奨励賞を受賞。 2015年より特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事。 3児の母でもある。