「しちべえ」の名前の由来
 私たちが今育てているお米「しちべえ」。以前ほりごたつの先輩方から「湿地で作ったお米=しちべえ」が名前の由来であると聞きましたが、私たちの田んぼは湿地ではないぞ?と疑問に思っていました。
 そこで、かつてほりごたつに所属していた、今は卒業した先輩方の活動記録を参考に、ほりごたつの歴史を調べてみました。

 

しちべえはもともと別の場所で育てられていた⁉
 活動記録によると、しちべえは以前新潟県江南区に位置する亀田郷の丸潟新田で作られていました。この地域では減反政策によって多くの水田が休耕田になったそうです。
 丸潟新田が水田になる前、そこは大湿地帯でした。休耕田に目をつけたかつての先輩方は、地元農家や新潟市など様々な人の協力のもと、現在使われていない丸潟新田の休耕田にかつての湿地を再生させ、生き物や自然の姿を取り戻そうという取り組みが行われてきたのです。

 

しちべえを作っていた環境
 再生された湿地では学生や教職員、地域の方々が田植えや稲刈り、はさ掛けなど手作業で行っていました。さらに、水田内の生き物と共生するお米作りとして、無農薬、自然肥料で栽培されていたそうです。活動記録には、大勢の地域の方と楽しそうに交流する先輩方の姿や、様々な水田周りの生き物や魚の写真が残っていました。

 

現在のしちべえ
 私たちが現在十日町市の松之山集落で育てているしちべえは、先輩方や地域の方々が亀田、丸潟新田の湿地に手作業で育てていたお米です。私達も先輩方の姿勢を見習って無農薬、無肥料で生物と共生した稲作をしています。また、手作業で稲作をすることによって伝統的な技を学ばせていただいています。
 しちべえの成り立ちが分かったことで私はより一層、十日町での稲作に対する意欲が高まりました。これからも稲作を通じて地域の方々との交流を楽しみたいです。

 

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