『気候変動・SDGs』について政府・国際機関に政策提言します!

『気候変動・SDGs』について政府・国際機関に政策提言します!

支援総額

1,838,000

目標金額 1,200,000円

支援者
103人
募集終了日
2021年12月6日

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2021年11月18日 13:15

COP26ついに閉幕!~現地で得た詳細情報をお届けします!~

 

皆様こんにちは!JACSESです。

 

クラウドファンディングの挑戦も残り18日となりました!

多くの方々からあたたかいご支援をいただきまして、本当にありがとうございます!

本日は、イギリスで開催されたCOP26での詳細情報をお届けします!

 

◆ COP26  第2週目 ◆

第1週目は各国政府の交渉官による技術的な交渉が行われていましたが、2週目に入ると各国大臣など閣僚が集まって、12日のCOP26閉会閉会までに最終合意を目指していきます。

 

 

Gender Day

11月9日はGender Dayでした。

 

実は、こういった気候変動に関するテーマが設定されている日がいくつかあり、ざっと見ただけでも以下がありました。

11/3 Finance Day
11/4 Energy Day
11/5 Youth and Public Empowerment Day
11/6 Nature Day
11/8 Adaptation, Loss and Damage Day
11/9 Science & Innovation Day

 

Gender Dayでは、女性や少女、特に取り残されがちな人々が気候変動によって悪影響を受けているという点とともに、女性や少女のリーダーシップや気候変動対策への参加の重要性にも焦点が当てられました。

各国の閣僚・ビジネスリーダー・NGO・ユースなどが一堂に会し、気候変動対策とジェンダー平等を実現するためのコミットメントを発表し、今こそジェンダーに対応した気候変動対策を実施すべきであるというメッセージが発信されました。

 

ストックテイキングプレナリー

11日午前中にはストックテイキングプレナリーという、全体の棚卸しのような会合が行われました。COP26議長は、資金や市場メカニズムなどで、いくつか重要な課題が残っており、12日の会期終了に合わせて合意できるよう作業を続けると述べていました。

 

 

さまざまな途上国支援のかたち

さて、COPでは「温室効果ガスを削減する」ことや「気候変動の悪影響に適応すること」などを更にがんばろうということに注目が集まりますが、これらを実施するための手段(Means of Implementation)も非常に重要です。資金については、「どの国がいくら拠出を決めたか」などがニュースになりますが、技術や能力強化といった手段も必要です。

特に技術というと民間企業などによる最先端技術の開発をイメージすることが多いかもしれませんが、11日に見たイベントではソーラークッカー(Solar cooker)に関する取組が紹介されていました。太陽熱を活用する調理器具で目新しいものではありませんが、SDG7クリーンなエネルギーアクセスの確保に貢献しつつ、薪などで調理していた女性や子供たちの健康被害の低減や、大気汚染・地球温暖化の原因となるブラックカーボンの排出削減などにもつながるという利点が紹介されました。

 

 

JACSESからの提言

12日にCOP26会場にて行われた環境大臣と非国家アクター(NGO・ユース・JCI)の意見交換にも参加し、10月31日に発表した提言書を大臣にお渡ししました。その上で、JACSESからは以下の2点を強調してお伝えしました。

 

①脱炭素とともに、フロンやメタンなど他の温室効果ガス対策の分野でも、引き続き世界の削減に貢献していただきたいこと

②日本がG7やCOP26で表明した適応分野への支援促進については、途上国の女性や子供たちなど最も取り残されがちな人々やコミュニティへの支援にも力を入れていただきたいこと

 

これからの取り組みで、この2つの視点が取り入れられることを期待しています。

 

ついに最終合意へ

グラスゴー時間で13日夜、COP26が閉幕しました。
1日延長したので帰ってしまった人も多かったのか、初日のWorld Leaders Summitの日と比べると、この日からパビリオンの解体作業も始まり、会場はとても空いていました。

Glasgow Climate Pactと名付けられた全体のカバー決定文書をはじめ、交渉が続いていた市場メカニズムや透明性枠組みに基づく報告フォーマットなどのパリ協定ルールブックも最終合意に至りました

今回、COP26議長は繰り返し"The world is watching us."と言っていたのが印象的で、コロナもあり各国の抱える事情には配慮しつつもリーダーたちが集まってどういう決意を示すのか覚悟が問われるということを重く認識されていたように思います。カバー決定も繊細なバランスで構成されているとのことで、多少表現が弱まったとしても、決裂よりは皆が合意できる線をとってパリ協定を着実に実行していく方向性が失われないようにすることを選んだのではないでしょうか。

なお、今回の文書でのJACSESの活動に関連する点をご紹介しますと、以下のような文章が今回入っています。
・Recognizes that limiting global warming to 1.5 °C requires rapid, deep and sustained reductions in global greenhouse gas emissions, including reducing global carbon dioxide emissions by 45 percent by 2030 relative to the 2010 level and to net zero around mid-century, as well as deep reductions in other greenhouse gases;
・Invites Parties to consider further actions to reduce by 2030 non-carbon dioxide greenhouse gas emissions, including methane;
(・地球温暖化を1.5℃に抑えるためには、世界の温室効果ガスを迅速、大幅かつ持続的に削減する必要があり、これに向け、2010年比で2030年までに二酸化炭素の排出量を45%削減し、今世紀半ばには正味ゼロにするとともに、他の温室効果ガスも大幅に削減することが必要という認識をする。
・メタンを含む二酸化炭素以外の温室効果ガスを2030年までに削減するためのさらなる行動を検討するよう、締約国に要請する。)


メタン等のCO2以外の温室効果ガスについても取り組んでいくことが、このように全体のカバー決定文書にはっきり示されていることは今後にとって重要ではないかと思います。


グラスゴーからの発信は今回で終了です。
帰国後に改めてJACSESから見たCOP26の結果やポイントも発信していきますので、引き続きよろしくお願いします。


今後は交渉で合意されることと併せて、米中が今後10年の気候変動対策での協力強化を含む共同声明を発表する等、交渉外で交わされた宣言や約束事についても、世界で足並みを揃えて実施していくことが期待されます。

 

COP26現地からの情報はいかがでしたでしょうか?

国際社会では気候変動問題に注目が高まっています。

ぜひ皆さんも気候変動や環境問題についてアンテナを張ってみてください!

 

私たちもより一層活動に力を入れていきますので、今後ともご協力・ご支援よろしくお願いいたします!

リターン

3,000


①全額支援コース

①全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

10,000


②全額支援コース

②全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
38
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

3,000


①全額支援コース

①全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

10,000


②全額支援コース

②全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
38
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月
1 ~ 1/ 8

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