能登半島地震　災害でも医療を止めない！けいじゅヘルスケアシステム

　発災から12週間が経ち、敷地・建物内外では春の足音と共に復興の槌音が響き始めました。 

　3月31日をもちまして、多くの温かなご支援を頂戴した「能登半島地震　災害でも医療を止めない！けいじゅヘルスケアシステム」が終了いたします。

　病院では、唯一仮設病棟での運用を継続していた産婦人科病棟も3月いっぱいで給水・給湯・排水の緊急工事が完了し、赤ちゃんの沐浴や妊婦さん方のシャワー使用が可能となり、本来の病棟へ戻ります。

　介護施設では、ライフラインの損壊が激しく復旧に時間が掛かっています。一旦復旧してもボイラーなど機器の調整が必要になり入浴サービスの提供には多くの工夫が必要でした。デイサービス・デイケアでは排水不全で通常通り提供できない状況が続いていますが、地域を集約し機能をまとめてサービス提供を行えるように集約も図っています。

　4月からは、今までの緊急復旧ではなく、恒久的復興を視野に工事をすすめ、今年度中には復興工事を完了する予定です。

　災害という未曽有の出来事が起こり、医療を止めない！を合言葉に、全職員がOne Keijuとなり言葉の通り一丸となりました。職員間では非常に強い絆がうまれ、困難にあたっていても笑顔が絶えない明るい職場になっています。 ピンチをチャンスと捉え、よりよい医療・介護の提供のために、無理や無駄を無くし復興の槌音が鳴りやんだ時には、全国の皆様から支援をしてよかったと思っていただけるように鋭意努力を重ねてまいります。

「復興の桜　満開にしよう！」プロジェクト

　ご支援と共に頂戴した約2,500の応援メッセージに私たちは日々支えられました。この素晴らしい応援メッセージ・患者さん・ご利用者からの激励メッセージとけいじゅヘルスケアシステムの感謝メッセージを一つずつ桜の花びらに書き、復興の桜を作り、恵寿総合病院玄関吹き抜けに掲示し、総数5,000輪の花々が咲き誇る圧巻の復興の桜の前で感謝とこれからの決意を誓いました。 震災により道路が危険な状態で、下を向きながら歩いている日々ですが、満開の復興の桜を見上げ、次への大きな一歩を歩みだします。

2024年2月16日追記

2/9（金）、2300人を超える皆様にご支援いただき、目標金額である1億円を達成することができました。

皆さまのご厚志と温かなコメントには、言葉では言い尽くせない感謝でいっぱいです。

発災から6週間が経ち、ライフラインの復旧も考えられないようなスピードで進めてきました。それに伴い被害の全容がわかり、復旧すべき箇所が明らかになってきました。

「能登の医療を止めない！」という思いで被災者である職員も寝食を忘れ奔走しています。被害を受けた自宅の片付けも断水のため手付かずのスタッフも多いのですが、非常に明るい笑顔が多く、その笑顔にお互いが支えられています。

皆さまからのご支援やコメントに励まされ、恵寿はとても強くなり”One Keiju”でスクラムを組みながら、困難というボールを回しています。

皆さまから頂戴したコメントを桜の花に見立て「復興の桜を満開にしましょう！」として張り出す準備を進めています。ふと疲れた時に見上げると皆さまからのコメントが目に飛び込んで癒されるように「復興の桜」を掲げます。

活動報告では、職員の様子や復興状況を配信いたします。時々見ていただけると嬉しいです！

以降集まったご支援は、引き続き医療・介護・福祉活動を維持するための、医療機器修繕・購入、医薬品の購入、損壊部分の修繕、食糧確保、不眠不休で頑張っているスタッフへの慰労、1人でも多くの人を受け入れるための物資、資材の購入に充てさせていただきます。

▼理事長 神野正博・理事長補佐 神野正隆 お礼メッセージ

1月11日追記

▼支援、応援に対するお礼

1/11 8時現在までに4,600万円を超えるご支援をいただいております。応援メッセージも約1,300人以上の方に頂戴し、朝晩のミーティングで職員と共有し、力を与えていただいています。 七尾市では全く通水開始も予測がつかず、長丁場になりそうです。しかし、恵寿総合病院では自衛隊の尽力をいただき透析もそして井水のおかげで手術もできています。

▼次の目標金額

1億円

▼サードゴールで集めた金額の使途

医療・介護・福祉活動を維持するための、医療機器修繕・購入、薬剤の購入、損壊部分の修繕、食糧確保、不眠不休で頑張っている人材への慰労、1人でも多くの人を受け入れるための物資、資材の購入に充てます。

▼サードゴールを達成しなかった場合の対応
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合は、集まった資金に応じて最大限の実施を目指しますので、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

1月7日追記

▼支援、応援に対するお礼

1/7　11時現在までに1800万円を超えるご支援をいただいております。あたたかいご支援と応援メッセージ、とても励みになります。ありがとうございます。少しでも多くの方を受け入れるため、引き続きご支援を募らせていただきます。皆さま、引き続きあたたかいご支援をどうかよろしくお願いいたします。 

▼セカンドゴール目標金額

5000万円

▼セカンドゴールで集めた金額の使途

医療・介護・福祉活動を維持するための、医療機器修繕・購入、薬剤の購入、損壊部分の修繕、食糧確保、不眠不休で頑張っている人材への慰労、1人でも多くの人を受け入れるための物資、資材の購入に充てます。

▼セカンドゴールを達成しなかった場合の対応
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合は、集まった資金に応じて最大限の実施を目指しますので、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。