プロジェクト概要

 

 

【温かいご支援をありがとうございます!刊行に向け、ネクストゴール164万円を目指します!】

 

〜皆さまの温かいご支援のおかげで、わずか3日間で目標の95万円に到達しました!(2018年1月29日追記)〜

 

ファーストゴールに達しましたが、40日以上のプロジェクト期間を残している中で、次なる目標にチャレンジしたいと思います。

 

その理由は2つです。
ひとつは、当初よりご案内しておりますように、全体経費の一部として95万円をファーストゴールに定めました。しかし、全体経費は164万円です。なので、ネクストゴールに挑戦することで少しでも多くの方の応援により刊行を成功させたいと思います。

 

もうひとつの理由は、このクラウドファンディングの本当の「ゴール」は、一人でも多くの人にこの絵本の存在を知ってもらうことです。

 

金額の多寡だけでなく、皆さまのご支援による「広がり」こそ大きな財産です。なお、無事に刊行できた暁には、著者のクォン・ユンドクさんを日本にお招きする計画が進んでいます。このネクストゴールを達成し、もし少しでも期間が残った際には、招聘費用としても資金を集めたいと思っています。ぜひ、引き続きのご支援と情報の拡散にご協力をお願いいたします。

 

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この絵本は、歴史論争を起こすためではなく、「平和」について考えてもらいたい。そう願う、日中韓の作家たちの想いが込められたプロジェクトです。

 

「コッハルモニ」のあらすじ

 

「コッハルモニ=花おばあさん」と呼ばれた女性にはつらい過去がありました。

日本に併合された時代に日本軍慰安婦とされたのです。

過酷な戦場を生き延びましたが、故郷の人たちは彼女を受け入れず、コッハルモニは心を閉ざしてしまいました。

そんなコッハルモニを救ったのはーー。

 

 

慰安婦をテーマにした絵本「コッハルモニ」がお蔵入りになる前に。

「平和の大切さ」を少しでも多くの子どもたちが考えるきっかけを。

 

こんにちは。2013年創業の出版社「ころから」のパブリッシャーを務める木瀬貴吉です。「パブリッシャー」とは、その名の通り誰かの想いを「Publish=公けにする係」の人です。私は本を出版することだけでなく、「公けにする係」を担うことも大事だと考え、この仕事をしています。この度は、「パブリッシャー」として、東アジアの平和につなげるプロジェクトを立ち上げました。

 

私たち「ころから」は、ノンフィクション、エッセイ、写真集を中心に、この5年間に28冊の本を刊行し、韓国の漫画「沸点」(チェ・ギュソク)の翻訳刊行なども行いました。

 

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5年間で28冊。絵本の刊行は未だございません。

 


その「ころから」が今回挑むのは、日本軍慰安婦をテーマにした絵本「コッハルモニ」(「花おばあさん」の意)の刊行です。この絵本は、2005年6月より始まった「日・中・韓 平和絵本シリーズ」の一環として、クォン・ユンドクさんにより創作されました。全11作品ある中で、この絵本を除く作品が日本で刊行されていますが、センシティブな内容であるため未だに「コッハルモニ」だけが刊行できずにお蔵入りしかけています。

 

2016年の日韓合意において、日本政府は「慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する」と明言しました。これはつまり、日本軍慰安婦は「なかったこと」にはできないテーマだということ。この本は決して、歴史論争を引き起こすことが目的で作られていません。「平和のための絵本」です。

 

私たちにとって初となる絵本の刊行第一号が「コッハルモニ」となり、少しでも多く子どもたちが「平和について」考えてもらえるよう、温かいご支援をお願いいたします。

 

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今回刊行する「コッハルモニ」

 

 

平和を願い、刊行元を何度も探し続けた「絵本作家たちの思い」を繋げたい。

 

「コッハルモニ」は、韓国の絵本作家、クォン・ユンドクさんが元日本軍慰安婦のシム・ダリョンさんの体験談を聞いたことで創作されました。「韓国の創作絵本の世界を切り開いてきた代表的な作家」(北原恵・大阪大学教授)と評価される彼女は、慰安婦という経験の「痛み」だけでなく、帰国後も社会の一員として認められなかった「痛み」に共感したと言います。

「コッハルモニ」は、日中韓の絵本作家が集って2007年にスタートした「日・中・韓 平和絵本シリーズ」の一画をなす作品です。2005年6月に日本の著名な絵本作家4人が呼びかけ人となり、「平和の大切さを絵本で世界の子どもたちに伝えよう」という呼びかけに応じた、韓国、中国の絵本作家を含めた12人が賛同し、3つの出版社が各国で刊行することになりました。その後、2010年から賛同した作家の絵本が順次刊行されています。

 

そうした中で、「コッハルモニ」だけが刊行されていない状況に心を痛めたのが、日本の絵本作家である田島征三さんたちです。田島さんをはじめ同じく絵本作家の浜田桂子さんらが、日本側の出版社が「コッハルモニ」だけを刊行しない現状を深く憂慮し、刊行元を探しておられることを業界関係者を通じて知ったのが、本プロジェクトを立ち上げるきっかけでした。

 

絵本の刊行はなく、出版社としても歴は浅い小さな会社ですが、「絵本業界にしがらみがなく、東アジアの平和に関心のある出版社を探している」と聞き、刊行することを決意した次第です。

 

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「日・中・韓 平和絵本シリーズ」の立ち上げ人のひとり。
絵本作家の田島征三さん(Photo by Shigeru Akimoto)

 

 

「センシティブな内容だから仕方ない」で終わらせたくない。

みんなの手で「コッハルモニ」を翻訳刊行しよう!

 

本プロジェクトでは、弊社「ころから」が「コッハルモニ」を日本語に翻訳し、支援者様を含めたみんなの手で刊行しようと思います。すでに韓国の出版社から翻訳出版の版権を獲得しており、著者のクォン・ユンドクさんにもご快諾いただきました。


私たちが刊行する意味は、「三カ国で同時刊行する」としていた本が日本だけ刊行されない現状が「ふつう」となることを恐れるからです。日本軍慰安婦の問題はセンシティブだから「刊行できなくても仕方ないね」という物わかりのいい社会になること危惧するからです。


また、そんな弊社に対し、田島征三さんはお蔵入りしかけていた絵本を小さな出版社が刊行することについて、こんなメッセージを送ってくださりました。
 

【田島征三さんのメッセージ】

 

ぼくらが、中国と韓国の絵本作家に「平和のために絵本を創ろう」と呼びかけてから、もう10年の歳月が流れていった。その間、10冊の絵本が日中韓で出版されている。
でも、この本だけが、日本での出版権を持っている出版社の都合で出版されなかった。ぼくは南京で、クォン・ユンドクさんの情熱を知った時から、この本が日本で出版されるのを待ち望んでいた。

 この美しく素晴らしい絵本が、良心的な出版人によって日本の地で、世に出ることになった。この絵本を一番必要としているのは、ぼくたちであり、若い人たちなのだと思う。この絵本を「命がけで」出版してくれるのは、ひ弱い小さな出版社だ。本が出来たら、一冊でも多く、ぼくの力の限り頑張って売り歩こうと思っている!

 

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「コッハルモニ」の一場面

 

 

2018年4月刊行を目指して、「知らされていない」状況をみんなで変えよう!

 

本プロジェクトでは、以下のようなスケジュールを計画しています。

1月:クラウド・ファンディング開始
2月:翻訳終了
3月:印刷・製本
4月:刊行

タイトな日程ですが、これまでのノウハウをいかしながら、「いい本」に仕上げたいと思います。また、田島さんたちとともに「日・中・韓 平和絵本シリーズ」を呼びかけた絵本作家の浜田桂子さんよりいただいたメッセージには、以前「コッハルモニ」を日本の中学生に読み聞かせされたときの感想が書かれていました。


「内容に衝撃を受けたが、もっと衝撃を受けたのは、僕たちが何も知らされていなかったことだ」と。

 

本プロジェクトが目指すのは、このような中学生に「コッハルモニ」を日本語で届けることです。また中学生だけではなく、日本の国民の代表が繰り返しお詫びしているにも関わらず、「それでも慰安婦なんていなかった」と信じきっている大人にも届けたいと思います。戦争が引き起こす「未来のできごと」を防ぐためにも、この美しく、そして力強いメッセージをもった絵本を日本で刊行しましょう!

 

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「コッハルモニ」の一場面

 

※ページをご覧いただいた皆さまへ

当プロジェクトの趣旨につきまして、Readyfor側が支持するというわけではございません。ご理解いただいた上、ご共感・応援いただける方はご支援のほど宜しくお願いいたします。

 

 

「コッハルモニ」について

 

刊行する「コッハルモニ」は、全4色、40ページです。

 

すでに販売されている韓国では、これまでに累計で11刷となり、いまも重版が続いています。「韓国人として」ではなく「女性として、ひとりの人間としての痛み」を共有しようという著者の思いが通じたのだと論評されています。

 

また、作者のクォンさんは、この本を日本と韓国の問題に閉じ込めたくはなかったと言います。すべての女性が戦時下で受ける「痛み」を共有するために、細部にわたってさまざまな工夫をされており、(たとえば、侵略側の国旗をあえて描かないなど)より普遍的な問題として受け取ってもらうようフィクションとしての絵本という表現を選択されています。

 

 

資金使途について

 

本プロジェクトの必要経費は、以下の通りです。
この一部をクラウド・ファンディングによって賄いたいと考えています。

◼︎版権、印税 260,000円
◼︎翻訳、編集 200,000円
◼︎装丁、組版 200,000円
◼︎印刷、製本 980,000円
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 合計   1,640,000円

 

リターンについて

 

今回ご支援いただいた方には、以下のリターンをご用意いたします。

 

◼︎5000円
・田島征三さん&浜田桂子さんサイン入りサンクスレター
・日本語版「コッハルモニ」1冊

 

◼︎10000円

・田島征三さん&浜田桂子さんサイン入りサンクスレター
・日本語版「コッハルモニ」2冊

 

◼︎30000円

・田島征三さん&浜田桂子さんサイン入りサンクスレター
・日本語版「コッハルモニ」2冊
・ドキュメンタリーDVD「わたしの描きたいこと」1枚

作家クォン・ユンドクさんの創作過程を描いたドキュメンタリー「わたしの描きたいこと」は、クォン・ヒョ監督によって制作されました(2013年)。日・英字幕付き作品。

 

◼︎50000円

・田島征三さん&浜田桂子さんサイン入りサンクスレター
・日本語版「コッハルモニ」2冊
・ドキュメンタリーDVD「わたしの描きたいこと」1枚

・日本語版「コッハルモニ」に協賛者として企業名や名前掲載

 


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