佐野美術館|登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」改修にご支援を

佐野美術館|登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」改修にご支援を

寄付総額

28,675,000

目標金額 18,000,000円

寄付者
283人
募集終了日
2022年6月30日

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プロジェクト本文

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クラウドファンディング達成の御礼

 

この度、佐野美術館初のクラウドファンディングを行いましたところ、全国の大勢の皆様から多大なるご支援を賜り誠に有難うございました。昨日までに第一目標金額の1,800万円を大きく上回る2,868万円のご寄附を頂戴いたしました。


今回の募金は「隆泉苑」の建物の保全修理という、佐野美術館の根幹に関わる課題へのご支援をお願いするものでしたが、多くの皆様からの温かいメッセージに、富士山の湧水の流れる緑深い庭園とその奥に佇む日本家屋を、この地のランドマークとして大切に思ってくださっていることをあらためて認識し、地域に根付いた美術館としてこの上ない喜びを深くいたしました。


今後、皆様からご支援いただいた資金を活かし、貴重な文化財として未来へつなぐ事業を執り行って参ります。これからも変わらぬご支援ご高配を賜りますようお願い申し上げ、御礼のごあいさつといたします。

 

公益財団法人佐野美術館
館長 坪井則子

 

佐野美術館「隆泉苑」を未来へ―

登録有形文化財の改修にご支援を

 

 

静岡県三島市、佐野美術館のランドマークとも言える隆泉苑は、美術館の創立者である佐野隆一が昭和初期に両親の隠居所として築造しました。平成9年には、国の登録有形文化財に登録されています。

 

吟味された材料と当時の技術の粋を集めた純日本建築で「書院の間」「数寄屋の間」「応接の間」を備え、付随する庭園は約2,000坪の回遊式庭園であり、来館者のみならず、地域の皆様に市街地のオアシスとして親しまれています。

 

また隆泉苑では、美術館が主催する日本刀の講座や美術品の特別鑑賞、お茶会等が開かれ、婚礼や結納などの会場としても活用されています。近年では、日本刀を最高の環境で鑑賞できる会場として知られています。そして時には、映画撮影の場所として国内はもとより海外からもオファーをいただきます。

 

しかしながら、築後約90年の年月がこの建物にかなりの傷みを生じさせています。特に屋根は状態が悪く、特注で焼かれた素焼きの屋根瓦はその上に乗ると割れてしまうほど劣化が進み、そのため家屋内の天井や壁に雨漏りし、更に建物全体の劣化が進んでしまっています。

 

そこで佐野美術館では、隆泉苑を次世代につなぐため、大規模改修を行うプロジェクトを立ち上げました。大規模改修にはおよそ5,900万円が必要であり、美術館のみの財源では実施が困難です。そこで今回、三期に分けてクラウドファンディングに挑戦することを決意いたしました。

 

これまで続けてきた活動を途絶えさせず、隆一の志を未来へとつないでいくためには、皆様からのお力添えが必要不可欠です。多くの方々に親しまれる国の登録有形文化財「隆泉苑」の保存のため、あたたかいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

佐野美術館ロゴ | UTO(株式会社ユーティーオー)

 

 

  ごあいさつ
 
 

 

隆泉苑(国の登録文化財)の木造建築は、公益財団法人佐野美術館に隣接しており、近年は、日本刀を最高の環境で鑑賞できる会場として知られるようになりました。刀剣愛好者の会である「泉山会」「まひとつの会」「日本刀初心者講座」(初級・中級・上級)を開催しているほか、アメリカ・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の学生たちが、新型コロナウイルス感染症拡大の前には、年一回十数人で来館し、国際色豊かな人々が、畳に座って名刀を手にするという日本の文化を初めて体験していました。

 

ところで、この隆泉苑は昭和時代の初期、佐野隆一が父親米吉の隠居場を作るべく、土地約二千坪を購入したことにはじまります。米吉は東海道の三嶋大社の近くで菓子屋『秋月』を営んでいました。米吉は京都を始め全国から銘木を揃え、大工の腕のいい職人を集め、書院の間・数寄屋の間・茶室と洋風応接間を備え、平屋の雁行型純日本建築を造りました。この建物は約九十年後の今も健在で、ドイツから輸入したという一枚ガラスも、建築当時のまま健在です。

 

しかし、屋根の瓦は、割れ欠け、雨漏りに苦慮しております。直ちに屋根瓦を全て葺き替える必要に迫られております。しかし感染症の影響による各種事業の相次ぐ断念や入館人数の伸び悩みもあり、隆泉苑の屋根瓦を葺き替える費用はありません。屋根の水漏れは一時も先延ばしできません。

 

話は戻りますが、佐野隆一は、旧制韮山中学から東京高等工業学校に進み、日本のエジソンといわれた加藤与五郎博士から、「日本が一流の工業国になるには、外国の特許を買うのでなく、日本人が特許をとらねばならぬ」と教育を受けます。その後、鉄鉱石を鉄材にするために必要なフェロアロイを研究開発し、そのフェロアロイを製造する株式会社鐵興社を創立しました。そして昭和のはじめ、隆一は両親への感謝を込めて土地を購入しプレゼントしたのでした。隆泉苑の名は、隆一の「隆」と三島に湧く「泉」からとり、命名したものです。

 

その後も隆一は、幾多の新化学製品、ビニール、プラスチックなどを研究開発しました。そして、そのころ、幸運にも徳川将軍家旧蔵であった重要文化財正宗など数十点の名刀を所蔵することになり、以後十年間に百点を超える名刀を収集し、隆一は昭和41年に財団法人佐野美術館を設立いたしました。彼は、郷里の若者がこれらの文化財を目にすることにより、心を豊かにし、多くの発想を生む源となることを望んでいたのです。

 

隆一の志を受け継ぎ、今後も活動を続けるために、この「隆泉苑」という貴重な場を何としてでも守ってまいります。皆様からのあたたかいご支援をお待ち申し上げております。

 

公益財団法人 佐野美術館
理事長 渡邉妙子

 

 

  佐野美術館について

 

 

東海道の宿場町として古くから栄え、その雰囲気を今に残す静岡県三島市。佐野美術館は、この歴史とせせらぎのまちで昭和41年(1966)に誕生しました。


美術館は、隆一が両親のためにつくった日本庭園の隣接地に建てられています。美術鑑賞とともに回遊式庭園で四季折々の表情を楽しむことができることも、佐野美術館の大きな特色です。

 

創立者の佐野隆一は、化学工業の先覚者として近代日本の発展に貢献した実業家です。「故郷への感謝の念を込めて、自らが蒐集した美術品が広く親しまれ、さらに子どもたちが感性を育み自ら工夫する心を学ぶ場を」と願い、美術館をつくり美術品を寄付しました。

 

 

コレクションの中核を担うのは日本刀です。太平洋戦争後、徳川将軍家の日本刀をまとめて入手した隆一は、鉄を鍛え造り上げる日本刀に興味を持ち蒐集をはじめました。美術館の開館後も、幾多の愛刀家とのご縁から、現在に至るまで名刀の寄贈が相次ぎ、豊かな刀剣コレクションが築かれています

 

隆一は、日本刀にとどまらず、日本を中心に中国や朝鮮など東洋の古美術品に広く関心を寄せました。その分野は、陶磁器、金銅仏、能面、書画、装身具、人形など多岐にわたり、各々を系統立てて蒐集しました。開館から55年余を経た今、寄贈や購入により広がったコレクション総数は約2,500件です。

 

国宝 薙刀 銘 備前国長船住人長光造 鎌倉時代(13世紀)
当館コレクションを象徴する名刀。
薙刀は実戦で使われたため保存状態のよいものは珍しい。津山松平家伝来。静岡の佐藤寛治氏より寄贈。

 

白釉水禽文枕 中国・北宋時代(11世紀)
宋代陶器の優品。
中国・宋時代に流行した陶製の枕。蓮花の間を歩く鴨が愛らしく描かれる。

 

能面 小面 江戸時代(17世紀)
藤原定家と式子内親王の恋を描いた『定家』に使用されたとされる面。
ふっくらとした面立ちに切れ長の目元。若々しさのなかにも豊艶な香りをただよわす。

 

沢瀉蒔絵印籠 銘 是真 江戸時代(19世紀)
掌の内に凝縮された、超絶の技。
沢瀉が金銀高蒔絵や螺鈿などの多彩な技法で表される。軽妙洒脱な作風は国内外で人気。

 

着衣鬼図 葛飾北斎 江戸時代・嘉永元年(1848)
唯一無二の絵師、最晩年の傑作。
僧衣の赤鬼が酒の肴を前に悟ったような表情を見せる。亡くなる前年の作。

 

重要文化財 大日如来坐像 平安時代(12世紀)
開館より常設され、当館の歴史を見守ってきた。
大日如来は密教において世界の中心にいると考えられている仏。大阪府河内長野市の河合寺旧蔵。

 

熟柿 平田郷陽 昭和40年代(20世紀) 前島秀章・久代夫妻コレクション
魂宿る、平田郷陽の人形。
子どもの生き生きとした表情と仕草を確かな造形力で作り上げた、人間国宝・郷陽の傑作。


近年は、国際的に活躍した創作折り紙作家・吉澤章氏の作品や彫刻家・前島秀章、久代夫妻による古今東西の人形コレクションの受贈など、佐野美術館のコレクションはより幅広く奥行のあるものとなっています。

 

年に6~7回開催する展覧会は、日本美術を中心に絵画、工芸、写真、現代作家まで多彩です。世代を超えて家族で楽しめる絵本原画展、近年コレクションが充実した人形や雛飾り、そして開館以来毎年欠かさず開催してきた刀剣展。市民がいつでも足を運び鑑賞したくなるよう、展覧会の企画に力を入れるとともに、近隣の学校への出張授業などを通じ芸術を身近に感じてもらうための普及活動を行っています。

 

これからも佐野隆一が掲げた先人への敬意の念と創意工夫の精神を旨として、世代を越えて親しまれる美術館であり続けるため、社会教育施設としての活動に取り組んでまいります。

 

日本刀展示の様子(刀剣展は開館以来ほぼ毎年開催)

展覧会「名刀百花」(2022) 展示室の様子

展覧会「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」(2021)宮西達也さん来館記念イベント ギャラリートークの様子

仁杉家旧蔵 雛飾り展示の様子( 例年2〜4月に展示)

 

 
佐野隆一(1889-1977)は、明治22年三島市生まれ。東京高等工業学校(現東京工業大学)を卒業し、応用化学の研究開発に従事しました。大正14年に合資会社鐵興社を創立し昭和3年(1928)株式会社に発展、化学工業の分野で近代日本の興隆に大きく貢献し、 昭和52年には勲二等旭日重光章を受章。 故郷三島をこよなく愛し、多額の浄財を三島市の発展のために寄付するとともに、昭和41年に財団法人佐野美術館を設立し、愛蔵する美術品をここに寄贈。三島市は「名誉市民」の称号を贈り、その功績を称えました。

 

 

  ご支援で実現すること

 

 

今回のクラウドファンディングは、「隆泉苑」(りゅうせんえん)保全のための改修費を募るプロジェクトです。

 

美術館開館以前のアルバムを紐解くと、隆泉苑で刀剣鑑賞の会を催した際の記録があります。現在も隆泉苑は、展覧会関連イベントをはじめ、通年の刀剣講座、お茶会、賛助会会員向けの特別鑑賞講座、博物館実習の会場と、美術館の活動の中で使用しています。

 

その他にも、公益財団法人日本刀文化振興協会「日本刀に関わる人材育成技能研修事業」の実施会場、様々な撮影場所としての需要などにも応えています。

 

美術館開館前の隆泉苑での佐野家蔵刀展観会 準備の様子/佐野隆一(左)と参加者

泉山会 日本刀初心者講座修了者有志の会

茶会の様子

賛助会ミューズクラブ 館蔵品特別鑑賞講座〜能面と能装束編〜

 

そんな貴重な活動の場、隆泉苑ですが、近年は雨漏りが発生する等の不具合が続いています。部分的な補修を重ねてきましたが、根本的な解決にならず、調査してみると、瓦屋根が損傷していることがわかりました。


また築後約90年を経て建物の劣化も進行しています。建物の劣化・損傷のスピードに対して、補修が追いついていないのが現状です。

 


隆泉苑を保全し、この貴重な場所を今後数百年にわたり残していくために、瓦屋根だけではなく損傷が生じた箇所の補修・修繕も行いたいと考えています。改修工事は三期に分けて実施することを計画しており、今回のクラウドファンディングでは第一期の費用を募らせていただきます。

 

現状のままでは、この隆泉苑でこれまでと同じように活動を続けていくことは困難になります。隆一の志を受け継ぎ、未来へとつないでいくためには、今回の改修工事が必要不可欠です。あたたかいご支援を賜わりますよう、お願い申し上げます。

 

|クラウドファンディング概要

■第一目標金額:1,800万円

 

■最終目標金額:5,900万円
 

■資金使途:日本家屋「隆泉苑」の改修費、手数料、その他諸経費

 

・第一期工事:建物中心部の部屋の屋根の瓦、下地補修(書院之間、次之間、続之間、控之間、玄関之間、台所、配膳室付近)

 

・第二期工事:玄関から応接之間、数寄屋之間、続之間、広縁付近の屋根の瓦、下地補修、それに伴う雨漏等補修

 

・第三期工事:西側の和室、廊下、トイレ付近の屋根の瓦、下地補修、それに伴う雨漏等補修

 

 


|隆泉苑について

 

 

美術館のある三島市は、源頼朝が源氏再興を祈願した三嶋大社の門前町として知られるとともに、富士の湧水が市内のいたる所より流れ出でて清流を生む、伝統と湧水のまちです。約2,000坪の当館の敷地も、三島の清流三筋の一つである御殿川の流域にあります。

「隆泉苑」の名は、佐野家遺族より美術館に寄贈された昭和52年(1977)に、隆一の「隆」、三島にこんこんと湧く「泉」からつけられました。庭園には松、梅、つつじ、いろは紅葉などを配し、心字池のほとりに樹齢約100年の枝垂れ桜が庭園を見守るかのように佇みます。木々には野鳥が憩い、市の鳥・かわせみと出会えることも。
庭園を一望できる日本家屋は、伝統的木造工法による書院造りと数寄屋造りが調和しています。表門とともに平成9年(1997)、国の登録有形文化財になりました。令和3年(2021)にBS朝日「百年名家~築100年の家を訪ねる旅~」で取り上げられ、詳しくご紹介いただきました。

 

 

  館長からのメッセージ

 

 

 

実業家・佐野隆一が故郷三島に建てた「隆泉苑」。


日本の伝統建築の粋を集めた建物は、約90年を経てなお、その端正な佇まいで私たちを魅了します。このたび皆様のご協力を仰ぐ事業は、経年変化による修繕、特に屋根部分の大規模修理になりますが、この修理事業によって美しさに磨きがかかり、我が国の誇る日本建築が末永く伝えられていくこととなるでしょう。

 

四季の移ろいの中で輝く隆泉苑を、多くの皆様にご覧いただき、またそれぞれの想いの中でご活用いただけるよう、私達も保全に務めてまいります。どうぞ本事業にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

公益財団法人 佐野美術館
館長 坪井則子
 

 

  応援コメント
 

 

矢田部盛男

三嶋大社 宮司/公益財団法人佐野美術館 理事

 

佐野美術館の創立者、佐野隆一さんが郷土三島に寄せられた物心両面に亘る多くの財産のなかでも、昭和初期に建てられた家屋「隆泉苑」は、御両親にお贈りになった邸宅であり、市民は斉しく親孝行のシンボル、そして水の都三島の象徴的な建物として仰いでまいりました。
平成9年には表門とともに有形文化財(建造物)として登録されたその「隆泉苑」がいま、経年による老朽化が著しく進み、全体的に早急の修繕が必要な状態となっています。
富士山の湧水をたたえた池泉回遊式庭園を眼前に臨み、伝統建築技術の粋を結集した、貴重な日本家屋「隆泉苑」を次代に伝えてゆくことは、日本のこころや優れた技術を内包した文化の継承でもあります。
どうか皆様の御理解と御支援をお寄せ頂きますよう、お願い申し上げます。

 

宮西達也

絵本作家

 

文化が滅びていくと、全てが滅びてしまいます。
日本家屋「隆泉苑」を見学させてもらったことがあります。素敵な部屋で食事までさせていただきました。柱も天井も窓も廊下も本当に素晴らしいものでした。空間に心がワクワクしました。部屋の中からの眺めも、外からの佇まいも素敵でした。
昔の日本の建物の良さは、建築家でもない僕でもよく分かりました。この文化を、文化財を、これからも長く多くの人に見てもらいたいです。これからの子供達のためにも絶対残さなくてはいけません。
どうぞ、今回のクラウドファンディングを、みなさんと一緒に応援しませんか。

 

 

土屋和男

常葉大学 教授(建築史)

 

佐野美術館「隆泉苑」は、昭和初期に建てられた近代和風住宅です。玄関の横に洋間があり、そこから右側に書院造、左側に数寄屋造の座敷があります。それぞれの部屋は異なった趣を持ちながら、いずれもきわめて上質の材料が使われ、精度の高い仕事が見られます。また、それぞれの座敷からは庭が眺められますが、同じ庭であるのに座敷に対応して異なる景色が望めます。この建物が建てられた昭和初期は、木造和風のレベルが最高度に達した時期とされ、今では材木も職人技も再現することはほとんど不可能です。この貴重な文化財を未来に伝えていくために、皆様のご支援をお願いします。

 

 

  リターンのご紹介
 
 

|館蔵品の特別鑑賞コース

 

ご支援1口につき、下記の作品から1つを選択(複数選択不可)/会場:隆泉苑/鑑賞時間:1時間(含隆泉苑内見学)学芸員の解説付き/ケース越しではなく間近で鑑賞可能だが、手に取っての鑑賞は不可/展示等のため、鑑賞不可期間あり

 

●日本刀(2023年1〜2月は鑑賞不可)

重要美術品 脇指 銘 相模国住人広光/康安二年十月日(号 火車切) 南北朝時代(1362年)
附 黒漆小サ刀拵 室町時代(16世紀)


●陶磁器+手紙 ※2点1組

黒織部くい違い茶碗 桃山時代(17世紀)
織田有楽手紙 光明院御房宛 桃山時代(16世紀)

 

●能面
能面 小面 江戸時代(17世紀)

 

● 装身具(2022年9〜10月は鑑賞不可)※2点1組
沢瀉蒔絵印籠 銘 是真 江戸時代(19世紀)(柴田是真)
忍草蒔絵櫛笄 銘 泰真 江戸~明治時代(19世紀)(池田泰真)

 

●絵画(2022年9月まで鑑賞不可)
着衣鬼図 葛飾北斎 江戸時代・嘉永元年(1848)

 

 

  税制優遇について
 
 

公益財団法人佐野美術館は、2022年5月より静岡県から、税額控除の資格を有する公益財団として認定されました。これにより、皆様からのご寄付は税法上の特例措置の対象となります。特例措置を受けるための手続きについては下記をご覧ください。
    
個人の皆様からのご寄付は、特定寄付金とみなされ寄付金控除の対象となります。

控除の方法としては2つあり、いずれかを選択できます。

 

・税額控除による方法
「その年に支出した公益財団法人等への寄付金の合計額-2千円」の40%相当額を、その年の所得税額から控除することができます。 対象となる寄付金額は、総所得金額等の40%が限度です。ただし所得税額の25%が控除限度額となります。

・所得控除による方法
「その年に支出した特定寄付金の合計額-2千円」が寄付者の年間所得から控除されます。 控除できる特定寄付金は、その年の総所得金額等の40%相当額が限度です。

意義

計算例(5万円寄付)

税額控除方式
課税対象額に税率を掛けて算出した税額から差し引くことができるもの。税額から直接控除されますので、所得金額にかかわらず控除を受けられます。

(50,000円-2,000円)×40%=19,200円

所得控除方式
所得金額から差し引くことができるもの。所得控除額が大きいほど課税対象額が少なくなり、その結果、税額も少なくなります。一般的に所得が大きいほど有利です。

(50,000円-2,000円)×10%=4,800円
*年収500万円の場合


• 年収500万円の世帯における、実際の減税額モデル計算

控除区分

1万円の寄付

5万円の寄付

10万円の寄付

税額控除
(寄付金額-2,000円)×40%

3,200円

19,200円

39,200円

所得控除
(寄付金額-2,000円)×10% 

800円

4,800円

9,800円


・個人住民税の税額控除について
公益性のある団体として自治体が佐野美術館を認定している場合は、寄付が住民税控除の対象になる場合があります。「所得税の寄付金控除の対象となる寄付金のうち、都道府県又は市町村が条例により指定したもの」が、個人住民税の減額措置(税額控除=税額が軽減される)の対象となります。
* 全国一律ではありませんのでご注意ください。
* 控除の対象になるかどうかについては、お住まいの都道府県・市区町村に確認してください。

・特例措置を受けるための手続き
 ・所轄税務署へ確定申告を行ってください(年末調整等では控除できません)。
  *確定申告の時期:毎年2月16日~3月15日
 ・確定申告書提出の際に、当財団の発行した領収書を添付してください。

 

・寄付金証明書・税額控除に関する証明書の発行について
証明書名義:ご支援時に入力いただいたご氏名を宛名として作成します。
証明書発送先:ご支援時に入力いただいた「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします
寄付の受領日(領収日):READYFORから実行者に入金された日(2022年8月10日)となります。

領収書の発送日:2022年8月末までを予定しています。
 


ご留意事項

 

●第一目標金額達成後の返金・キャンセル等は一切できませんので、ご承知の上ご支援ください。

●返礼品選択時にご回答いただく質問項目へのご回答は、支援確定後一切変更できませんのでご注意ください。  

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等発信などに利用させていただく場合があります。

●返礼品の各種企画について、新型コロナウイルス感染症の影響等により開催が難しくなった場合、翌年以降に実施する場合もございます。予めご了承ください。

●日時等について、調整の都合上、個別のご要望には沿えない場合がございますので、予めご了承ください。

●本プロジェクトの返礼品のうち、【お名前掲載】に関する返礼品の条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

プロジェクト実行責任者:
公益財団法人佐野美術館 理事長 渡邉妙子
プロジェクト実施完了日:
2022年10月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

公益財団法人佐野美術館 隆泉苑の屋根瓦の第一期修繕費、その他諸経費を募るプロジェクト

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プロフィール

佐野美術館(Sano Art Museum)は、静岡県三島市にある私立美術館です。日本刀をはじめとする多彩なテーマの展覧会を年に7回程度開催しています。 敷地内には富士の湧水を取り入れた回遊式の日本庭園「隆泉苑」があり、四季折々の表情を楽しむことができます。

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招待券付きスタンダードコース

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●ホームページにお名前記載(希望制)
●寄付金受領証明書・税額控除に関する証明書
●招待券(有効期限:2023年3月末まで)

申込数
121
在庫数
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発送完了予定月
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記念品+隆泉苑の特別公開オンライン配信コース

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●隆泉苑の特別公開(オンライン)※2

※1 記念品の内容は変更になる場合がございます。
※2 詳細は2022年7月中にご連絡いたします。

申込数
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佐野美術館(Sano Art Museum)は、静岡県三島市にある私立美術館です。日本刀をはじめとする多彩なテーマの展覧会を年に7回程度開催しています。 敷地内には富士の湧水を取り入れた回遊式の日本庭園「隆泉苑」があり、四季折々の表情を楽しむことができます。

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