2014年6月25日の読売新聞 朝刊に、「子どもの未来を考える会」の取材記事が掲載されました。

http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140624-OYTNT50441.html?from=yartcl_popin

〈記事全文〉
 立川市のボランティア団体「子どもの未来を考える会」が、経済的な理由で塾通いをしていない子供たちに、書道や英会話の基礎などを学んでもらう「寺子屋」を開催しようと準備を進めている。保護者の負担をなくすため、同会は開催に必要な資金(目標15万円)の寄付を募っている。

 「寺子屋」は7月25日から7日間、同市錦町の市子ども未来センターで開催。小学生約60人を対象に、地域のボランティアが講師となり、書道や英会話、工作などを教える。「駄菓子屋経営」の講座も設け、商売の基礎も“指南”。学習塾とはひと味違い、将来の自立も意識した内容にする計画だ。

 代表の羽鳥佳子さんは、この春まで、板橋区の就労相談員だった。生活保護世帯の子供が夕食にスナック菓子しか食べていなかったり、文具を買ってもらえず不登校になったりするのを目の当たりにしてきた。「親の収入が子供の学力に反映され、大人になっても生活保護から抜け出せないケースが多い」と訴える。

 厚生労働省によると、18歳未満の子供の貧困率(18歳未満を世帯所得の低い順に並べた時、真ん中に位置する人の半分の値に満たない人の割合)は1985年に10.9%だったが、2009年に15.7%まで悪化した。昨年、「子どもの貧困対策法」が成立し、政府は養育環境で子供の将来が左右されない社会の実現を目指しているが、具体的な支援策は今後の課題になっている。

 羽鳥さんは「行政の手が届かないところできめ細かい支援がしたい」との思いから就労相談員を辞め、今春、団体を設立。住まいがある多摩地区でメンバー13人と、シングルマザーや子どもの交流の場となるサロンを開設し、「寺子屋」の準備を進めてきた。「救いの手が必要な家庭は多い」と実感しているという。同会では、「寺子屋」で必要な教材費15万円を集めるため、クラウドファンディング専門サイト「READYレディーFORフォー?」上で寄付を募っている。目標額に達した場合のみ決済され、無料開校が可能になる仕組みだ。サイトを通じた寄付は8月11日まで可能だ。

 羽鳥さん自身も、子育てと仕事に奮闘しながら一人娘を育てたシングルマザー。成功すれば継続的に開校したい考えで、「子どもを地域全体で育てる一歩になれば」としている。

2014年06月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
読売新聞 掲載記事より
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