投稿⑲【角田龍一～18センチメートル～】（明後日上映！）

18センチメートル。
書き溜めたノートの厚さである。
途中からより安価なコピー用紙へ移行する。
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努力の軌跡。
そして失望の軌跡でもある。
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18.3cm。それはノート16冊とコピー用紙1200枚くらいである。
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もしもっと才能があれば、もっと早く「目的地」にたどり着けただろう。
あと10cmだろうか…？　あと100cmだろうか…？
「目的地」までの距離は誰にも分からない。
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いま出来ることは、一枚一枚ひたすらに重ねるだけである。

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積み重ねた先に待ち受けているのが、もしも「失望」であったとしても、決して後悔はしないだろう。

それまで過程にとても愛着を持っているからだ。

角田龍一