なんと!46%(2300万円超)となりました。

 

昨日の新着情報で、できれば今日中に46%に……と記しておりましたが、実現することができました。有言実行、不言実行の多くの支援者様に支えられて、目標へ向かって押し上げられている実感があります。

 

とはいえ、目下の目標は、週末までに、【50%=2500万円突破】

 

4月1日にはまだ41%だったことを考えると、これもきっと成し遂げられるはず……という心持ちで、頑張ります。

 

クラウドファンディングでは、50%を超えると、ご支援の集まり方も加速してくることが多いようです。ご支援を迷っていらっしゃる方は、ぜひいまこのタイミングで。プロジェクトを次のステージに引き上げていただけませんでしょうか。

 

どうかよろしくお願いいたします。

 

◇ ◇ ◇

 

さて、今日の新着情報は、100万円以上の支援者さまにお渡しする、「履帯(キャタピラ)」について。

 

このリターン、密かに注目いただいており、「興味があるけど実際どんなものなのか?」という声にお答えします。

 

◇ ◇ ◇

 

今回の九五式は戦後ポンペイ島に眠り、嵐山美術館→南紀白浜ゼロパークを経てイギリスにわたるまでの約60年間、風雨にさらされていました。

 

そのため、腐食が進んだ履帯(キャタピラ)は、走行に耐える強度がなく、レストア時に複製品が作られ、すべてこれに交換されています。

 

複製キャタピラの部品は本物と全く同じ寸法ですが、実物にある「軽め穴」は複製品では強度確保と安全性確保のために省略されています。昨年ポーランドの工場で「何とか同じ形状で再現できないか?」と聞いたのですが、「本物の戦車のキャピラを製造している工場でもない限り不可能だ」とのこと。その時自分は、日本への里帰りが実現したら、三菱重工さんにお願いしてキャタピラを複製して貰おうと心に誓ったのであります。

 

つまり元の履帯は不要となったのですが、実行者・小林の発案で、100万円コースのリターン品として一部、再利用されることになりました。

 

▲文字通り、今ここでしか手に入らない品です。

 

この本物の履帯が、先日、ポーランドの修理工場から日本に届けられました。私は、一足先に実物を拝見させていただきました。

 

「日本軍の戦車の履帯は、鋳造技術と材質に見るべきところがある」というアメリカ軍のレポートや、日本側の技術者の手記を見た覚えはありますが、本物に触れてなるほどと思いました。

 

鋳造部品とは、熱して溶かした鉄を型に流し込んで固めた部品です。

 

材料や加工方法にさまざまなノウハウがあり、日本の戦車履帯の製造技術は世界トップクラスです。旧日本軍戦車もゴム製品(転輪ゴムやオイルパッキンなど)では欧米に遅れていた部分が見られましたが、履帯についてそのような記述は聞き及びませんし、現在まで自衛隊の戦車に脈々と受け継がれている技術なのです。

 

こちらは今回の返礼品として用意した履板です。履板を繋ぐ履帯ピンは錆の為抜き取ることが困難で、試行錯誤の上で結合部に切込みを入れて引き抜きました。

 

履板一枚の形状を確認するにはこの方法しかありませんが、単純に切り落としたらどうか? と試したのがこちらです。返礼品は一枚単品か、こちらの切り落としか思案中です。

 

切断面を見ると綺麗です。気泡もなく鋳鉄の製法と材質の良さが判ります。

 

驚かされたのは、軽量化のために強度限界まで肉抜きされている様子です。センターガイドと呼ばれる角の部分まで贅肉をそぎ落としている設計思想は零戦と通じる執念を感じます。

 

日本の戦車は軽量小型で、装甲は薄く、砲の貫徹力は弱いと言われます。しかし、採用年次の各国の戦車も似たような性能でした。設計者は履板一枚まで徹底した軽量化を図り、定められらた総重量の中でやり繰りしていたのです。

 

過去の出来事を、現在の視点で評論することは誰でもできます。未来を見つめ、その時その時の精一杯を積み重ねた当時の日本の技術を再評価し、将来のに活かすことこそ「歴史に学ぶ」ということではないでしょうか?

 

一つ一つの出来事は、「是々非々で判断したい」と自分は考えます。

 

「〇〇だからダメ」とか「〇〇だから無理」と言った一括りの判断は建設的ではありませんし、正しい決断を下す妨げにしかならないと思います。

 

◇  ◇  ◇

 

もう少しでやっと半分になろうかというタイミングで返礼品のお話も気が早い気がしますが、プロジェクト成功のイメージを描きつつ、粛々と準備は進めているというお知らせでした。

 

歴史の証人である「履板」購入のご支援、ぜひお待ちしております。

 

実行者:小林 雅彦

 

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