プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました
はじめまして。「液体金属が滴る置物」製作者のSgr A*と申します。2016年8月、こちらの動画をニコニコ動画に投稿したところ、約23万再生という、予想を遥かに超える反響をいただきました。

 

 

本来この「液体金属が滴る置物」は、液体金属に対する好奇心で作り上げた非常に個人的な作品でした。しかし昨年の動画投稿を機に、液体金属が好きな人や、この作品に興味を持ってくださる人がこんなにもいらっしゃるということを知って、少しでも「欲しい」と思ってくださった方の手元に届けられるレベルを目指し、改良を重ねてきました。着想から約5年という時を経て、この「液体金属が滴る置物」は、複製し一般的な家庭に置いていただくことに耐えうるレベルまでたどり着きました。

 

しかし、皆様に購入していただけるような価格まで下げるためには、工程の一部を外注してある程度まとまった数を発注する必要があります。そこで今回、この「液体金属が滴る置物」がどのくらい必要としていただけるかを確かめるため、クラウドファンディングに挑戦します!

 

1つひとつ、製作者が手作業で組み立てたものをお届けします。

 

液体金属との出会い

 

幼い頃から珍しい金属に興味があった私は、5年前にとあるネットショップでガリウムという金属に出会いました。これを機に調べてみると常温で液体の合金ができるということが分かり、ますます興味を持ちました。実際に金属を購入し色々と試すうちに、その不思議な性質に魅せられた私は「油時計のように、金属が流れる置物ができたら面白いのではないか」と思い、置物の製作を始めました。

 

しかしこの作品で使用している液体金属は容器に張り付きやすく、また表面に灰色の被膜が生じてしまうという特性があります。開発当初はこれらの特性を抑えることが難しく、想像していた美しい流れには遠く及びませんでした。それでもただ「金属が美しく流れるさまを飾りたい」という思いがあり、改良を続けました。

 

 

改良を続けること4年

 

皮膜の問題を解決するために数種類の液体を試したり、50℃程度で溶ける別の金属に代えてみたりと模索が続きましたが、全く解決の見通しが立たず、これ以上の改良は難しいと判断し一度は断念します。

 

しかし諦めきることができず、時々思い出したかのように新しいアイディアを試しては失敗し、ということを細々と続けていました。しかし着想から4年、偶然出会った論文をヒントにブレイクスルー。解決の緒を見つけました。

 

 

解決の鍵は液体金属そのものではなく、容器を満たしている液体だった!

 

論文から得たヒントをもとに、十種類を超える液体で試験をくりかえすうちに、なぜ金属に被膜ができてしまうかが少しずつ明らかになってきました。

 

様々な液体と金属の相性テストの様子
数週間かけて経過を観察します

 

理屈が分かれば、問題の解決法は自ずと見えてきます。最終的には、何ヶ月も美しさを保ったまま流れ続ける液体金属を実現することができました。「これだ!」という液体を実現できた時の感動はひとしおでした。

 

 

さらなる課題に直面

 

しかし、1作目には致命的な問題がありました。それは耐久性です。製作後1ヶ月で金属が劣化し、表面に被膜が張ってしまいました。1ヶ月もクオリティーを保てないようであれば、置物としては失格です。

 

そこでさらなる試行錯誤を重ね、耐久性以外にも前作で積み残しとなっていた問題の解決を図りました。

 

 

その結果、さらに4ヶ月の改良期間を経て、実用レベルまで仕上げたのが今回の作品です。今回の改良版は耐久性が大幅に改善しただけでなく、液体金属の動きも螺旋型と鹿威し型の2種類に対応し、ひっくり返すことで異なる動きを楽しんでいただくことが可能です。

 

 鹿威し型

 螺旋型

※いずれも開発中の様子です

 

作品の詳細

 

・サイズ:直径4cm 、高さ15cm の円柱

・重さ:約200g

・液体金属成分:Ga, In, Sn 合金

・透明液体の主成分:エチレングリコール

・本体材質:アクリル樹脂、一部ポリカーボネート

・液体金属量:50g

・耐用年数:半年以上

・耐用温度:0-40℃、10℃以下では金属が固まることがある

 

今回15,000円以上のご支援には、実際に作成した「液体金属が滴る置物」をリターンとしてお届けいたします。 螺旋型と鹿威し型の2種類の落ち方を兼ね備えた容器に入った液体金属の織り成す魅力的な動きを是非ご堪能ください。 また、20,000円ご支援いただいた方には更にライトアップ機能付きの台座もセットでお届けいたします。

 

 

よくあるご質問

 

Q1. 製造はどのように行いますか?

A1. 置物を形作るプラスチックのカットについては、外部業者に加工発注を行います。材料が揃いましたら、1点1点私が手作業で作品を作成し、支援してくださった方のもとにお届けしていく予定です。

 

Q2. 特許を取得する予定はありますか?

A2. 特許取得予定はございません。一方、液体の詳細な成分や制作方法は秘密とさせてください。

 

Q3. ライトアップ台座は電池交換可能ですか?

A3. ライトアップ台座については現在発注先検討中なので詳細は未定ですが、現状電池交換可能なライトとなる予定で調整を進めております。

 

 

留意事項

  • 半年ほどのうちに、徐々に被膜が増えていってしまう可能性があります。(金属が流れる機能は維持されます。)
  • 紹介動画にある"完全に流れきる"機能は保証することができません。

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