第4回ネパール支援活動。パートナーシップで乗り越えよう!

支援総額

555,000

目標金額 500,000円

支援者
101人
募集終了日
2021年1月11日

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プロジェクト本文

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1はじめに

 

こんにちは。NPO法人五条クラブです。

 

私たちは、2018年からネパールでの支援活動を開始しています。

 

これまで過去3回の活動では、日本で支援物資を調達し、現地の子供たちに手渡してきました。訪問を繰り返すたびに活動の範囲は広がり、子供たちとの交流やサッカー指導、現地での継続的な食料の配達も行うようになりました。

 

 

集めた物資を現地で手渡し

 

サッカーの指導も行いました

 

現地での歓迎を受けています

 

第3回の活動では、年間通してフルーツの配送を実施

 

最も大切にしているのは心の交流

 

 

 しかし、コロナ禍でネパール国内も大きな打撃を受けています。ロックダウンが続いて学校の休校が続いていたり、インドからの仕入れが難しくなって物流に影響が出たり、観光客が激減したりと、ネパールの友人たちからは日々苦しい声が届いています。

 

ネパールからのメッセージ(元ネパールサッカー代表監督通訳 ロシャンさん)

 

 

 

 

 ここまで3回の支援活動では、クラウドファンディングで支援者を募りました。

 その結果、合計268人の支援者から、総額1,771,000円のご支援をいただきました。

 支援者のみなさまのおかげで、活動内容を充実させることができました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

 さらには、物資の調達などに関して、下記の企業様・団体様より多大なるご支援もいただいております。誠にありがとうございます。

 

 ・株式会社 イグシ

 ・FC岐阜

 ・郡上バカンス村ホテル

 ・有限会社 セイワ工業

 ・名古屋オーシャンズ

 ・名古屋グランパスエイト

 ・sfida 

 ・株式会社 北斗                                (五十音順)

 

 

 

(サッカー国際審判員の佐藤隆治様からもご支援いただいております)

応援動画はこちらから

 

 

 

 

(↓過去のクラウドファンディング)

 

▼第2回ネパール支援活動

 

▼第3回ネパール支援活動

 

▼サハラクラブ支援


 

 

 

 

 

 

 

 コロナ禍で例年に比べると活動に制限がかかり、おそらく直接訪問することは困難になるかと思います。ですが、今年も支援活動を継続していきたいと思います。

 

 第4回のネパール支援活動の柱は2つです。

 

 

 一つは、今まで行ってきた「物資支援」の継続。

 

 もう一つは、現地の人たちが作った物品を販売し、利益を現地の人たちに還元していくことです。

 

 

 

 また我々は、いまや世界の合言葉となっている、「SDGs」の理念に共感しており、17のゴール達成に向けて行動を続けています。

 

 第4回の活動は、SDGsの1、3、5、8、13の目標とリンクさせています。

 

 1・5 学校、孤児院への物資支援

 3・8 障害者支援施設へのお仕事依頼

 17  学校祭での物資の販売、クラウドファンディングでの支援拡大。

 

 

第1回ネパール支援活動の新聞記事 (新聞社に掲載の了解を取っています)

 

 

第2回支援活動の新聞記事 (新聞社に掲載の了解を取っています)

 

第3回支援活動の新聞記事 (新聞社に掲載の了解を取っています)

 

 

未だに絶対的貧困、女性差別、障害者差別などの問題が根強く残るネパールで、現状を少しでもプラスの方向へ進められるよう、今回も精一杯活動していきたいと思います。

 

それでは、我々がどのような問題意識のもと行動しているのかを理解していただくため、ネパールの抱える問題について説明していきたいと思います。 

 

第4回の活動メンバー

 

 

① 障害者支援

 

 今回の支援活動では、ネパールの障害者への支援を中心にしています。なぜなら、ネパールの障害者は、社会と隔離された中での生活を余儀なくされている部分があるからです。

 

 

 前回の訪問で、ネパールの障害者支援は非常に限られているということを知りました。日本のような特別支援学校が整備されている訳ではなく、ボランティアの支援によって成り立っている施設が多いです。また、その施設には卒業がなく、日常でできることを増やすことが目標とされていました。

 

 そのため、就労することは非常に困難です。

 

日常生活のトレーニングが目的

 

施設の運営は、障害者の母親たちですべて行っている

 

 日本に帰国後も、ネパールの障害者のことについて調べていきました。例えば、認定NPO法人ラリグラス・ジャパンのサイト(http://www.laligurans.org/20nepal_shougaisha.html)には、

 

「貧しい家庭では、一人でも多くの働き手を確保するために、たくさんの子どもを出産することが望まれているため、障害児の出生の確率の高い高齢出産も行われています。

 また、健康管理に関する知識をほとんど持たない妊婦は、妊娠中に強い薬を服用してしまったり、普段と変わらない重労働に携わってしまうことも少なくありません。

 母体の栄養不足、多産と過重労働による母体の慢性疲労が原因となり、貧困家庭では子どもが障害をもって生まれてくるリスクが高いといえます。」

 

との記載があり、ネパールの貧困家庭において障害児が生まれやすくなっている背景が理解できます。

 

 

施設の利用者が作成した切り絵

 

 しかし、ヒンドゥー教の「輪廻転生」という考えのもとでは、

 

前世で悪いことしたから、今世低いカーストや障害を持って生まれてきた。来世いいカーストで生まれるよう徳を積まなくては(いいことしないといけない)

 

という考えがまだまだ根強く残っていて、特に地方の方では、障害者が生まれると恥ずかしい、恥だと一生家の中で一生を終える人も少なくないようです。障害は疾病や事故の結果である、と客観的に考えられる人はほんの少数でしかありません。

 

 

 特集/アジア・太平洋地域のリハビリテーション(https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r044/r044_021.html)によると、

 

「つい最近まで、障害者のリハビリテーションのための科学的なプログラムに着手せず、政府も国民も、障害者に衣食住を与えるだけの慈善的施設を設けるだけで満足してきました。

 しかし、この衣食住の提供さえ十分ではありません。政府は法的措置を講じ、障害者を安全に保護する責任を地方自治体や公的宗教機関(Guthi Sansthan)にゆだねてきました。]

 

 とあります。また、現在カトマンズ市内にも少なくとも30の障害者施設がありますが、そのほとんどが民間の施設で、多くは海外の支援者に助けられて運営しています。公の学校はおそらくカトマンズで1つ、バクタプルで1つだけです。

 

 我々も第3回の訪問では、障害者自立支援センターを訪れましたが、障害者を子どもに持つ保護者の方々が中心となり、政府による支援ではなく、寄付によってなんとか運営しているという状況でした。

 

 

資金繰りは長年の課題。施設も老朽化が進む。

 

  施設のスタッフ(障害者の母親たち)と話をしていると、「何とかしたいが方法がない」という状態でした。国は頼ることができない、でも、自分たちで何とかすることもできない…そんな悲痛な思いが伝わってきました。

 

 帰国後、我々にできることを考え抜き、「障害者の方々が作成した民芸品販売」のアイディアに辿りつきました。ネパールの障害者自立支援センターの方々に、「資金の助け」と「社会とのつながり」の両方を支援していくものです。

 

 今回のクラウドファンディングのリターンには、障害者支援施設の方々が作成したネパールの民芸品が含まれています。

 皆様のご支援が、障害者自立支援センターの方々の暮らしの支えに、また日々のやりがいにつながっていきます。是非、リターンの購入という形で我々の活動を支えてください。

 

できることから一つずつ

  

 行く行くは、高校の文化祭バザーでも、障害者自立支援センターで作製したバックや線香などを販売していきたいと考えています。

(伏屋、清水、三井、前野)

 

 

 

②  孤児院

 

 今回の活動のもう一つの柱は、第一回の支援活動から継続している「物資支援」です。

 

 ネパールでは、貧困から抜け出せず、ストリートチルドレンになる子供たちが多くいます。助け合いの精神が強いネパール人は、孤児院を作って子供たちの面倒を見ようとしていますが、元々設置者も豊富な財源がある訳では無いので、常に資金不足の状態となっています。

 

 過去の支援活動では、4つの孤児院を訪問し、物資を手渡したり、レクリエーションをしたり、サッカーの指導を行ったりしてきました。また第3回の支援活動では、孤児院の院長先生のお家に泊めていただき、子供たちの暮らしぶりを体験させていただきました。

 

日本の折り紙はとても好評

 

 

 施設内のものほとんどが支給品で、個人の嗜好品などありません。また、お湯も出ないため、日向で頭や身体を洗わなければならなかったりします。ネパールは標高が高いため、冬はかなり冷え込みます。施設には暖房器具がありませんので、夜中は毛布に包まっていないと凍えてしまいそうです。

 

孤児院の水場。シャワーはないので、ここで身体を洗う。

 

 勉強用具も支給品で、教科書は先輩の使い回しです。当然インターネット環境もありません。それでも、子供たちの学ぶ意欲は素晴らしく、現状を打破するため一生懸命勉強しています。朝と夜の自由な時間には、みな教科書を開き、わからない部分を教え合ったりして勉強をしています。

 

登校前の勉強風景

 

孤児院の院長ハリさんと奥さん

 

 そういった努力の結果、宿泊した Rising Lotus という施設からは、何と今年全国共通卒業試験でトップの成績(満点)で合格した子も出たそうです。

 

 コロナ禍でネパールの学校は休校が続いています。過酷な状況でも頑張り続ける孤児院の子供たちに物資を届け、少しでも力になれればと考えています。

 

満点合格したバンダナちゃん

 

(中垣、羽島、岸、大塚、中井)

 

③ 学校

 

 物資支援を行ってきたもう一つの場所が「学校」です。過去の活動では、合計5校の学校に物資を届けてきました。 

 

  ネパールではEducation for all(万人のための教育)に向けた取り組みにより、公立学校の授業料は無償化(1〜8年生:日本の義務教育に当たる期間)され就学率は9割を超えています。

 
 しかし、 私立学校と公立学校の教育の質の格差が問題視されています。貧困層の子供のほとんどが公立学校に進んでいるのに対し、富裕層の子供の7割以上は私立学校に進んでいます。
 
山間部(貧困層)の小学校の給食風景
 

 第1回に訪問した私立学校では、ICT教育や英語教育(授業のほとんどが英語による)が充実していたり、生徒のほとんどが携帯電話を所有していました。それに対し、公立学校では、私立学校と比べ学習環境に大きな差はあるのはもちろん、英語以外の全ての授業がネパール語で教えられています。これは、彼らの将来に大きな影響を与えることになります。なぜなら、ネパール国内でも、高い賃金が期待される職を得るためには読み書きや計算能力だけではなく、英語能力が不可欠になっているからです。

 

 
 第2回、3回の公立学校の訪問では、物資(洋服や文具)を手渡したり、文化交流、レクリエーションをしたりして子どもたちとの時間を過ごしました。どの子も好奇心が旺盛で学ぶ意欲を大いに感じました。子どもたちの学びに対する意欲は私立学校、公立学校の差はないと感じています。
 
アクティビティは大盛り上がり

 

日本の話をしたら、真剣に聞いてくれた。前のめりな姿勢が印象的。
 
 しかし、初等教育終了を迎えずに中退してしまう子供は30人に1人(20年前の3人に1人から劇的に改善)と少なくない現状もあります。これはネパール全体の統計で、公立学校や農村部や山間部ではさらに多いことが予想されます。
 

 第3回の訪問では、町から車で1時間程度かかる山奥の学校にも行ってきました。舗装もされていないデコボコ道で、雨の日には川の増水や土砂崩れで先生が学校に行けないこともあります。

 

 町から離れるほど、当たり前の教育を受けることが難しくなってしまう。そのような状況では、学校に行くことよりも、家の仕事の手伝いを優先してしまい、学校を中退するようなことが起きてしまっても不思議ではありません。

 

町から離れるほど当たり前の教育が受けられなくなってしまう。

 

少しでも子供たちの力になりたい

 

 教育制度は整ってきていても、子供が教育を継続して受け続けられるようにするためには、支援も欠かせないというのが現状です。

 

(櫻井、杉山、江崎)

 

 

● 第4回ネパール支援活動

 このような問題意識のもと、過去3回の活動を行ってきました。ネパールでの仲間も増え、支援の輪は確実に広がってきていると感じています。

 

 

現地の敏腕ガイドロシャンさん(写真中)
コロナ禍で観光業界の打撃は大きい。

 

第3回ネパール支援活動のスタッフ兼現地ガイド ミラン(写真右)
「ネパールをよりよくしたい」という熱い思いを持っている

 

第3回で施設を案内してくれたビピン。
フルーツの配送などをボランティアで手伝ってくれている。

 

 

 今年は直接訪問できる可能性は低いかもしれませんが、例年通りの「物資支援」と、障害者自立センターの利用者の「物資購入」を実現し、日本からの支援を続けていきたいと考えています。

 

 そのために、どうかみなさまのお力をお貸しください。

 

 この状況を、パートナーシップで乗り越えていくためのお力をお貸しください。

 

 みなさまのご支援が、ネパールの子どもたちの力となります。

 

 ご協力、よろしくお願いいたします

 

 

【プロジェクト終了要項】

 

寄贈するもの    
衣類、文具、本

 

寄贈個数    
衣類200着、色鉛筆100セット、本10冊

 

寄贈完了予定日    
2021年3月31日

 

寄贈先    
① Shishu niketan higher secondary school
https://www.facebook.com/Shishu-Niketan-Higher-Secondary-School-430496553826528/

② Shiva shakti adharbhut school
https://www.facebook.com/Shiva-Shakti-basic-School-480685615461565/

③ Shree Mahendra Secondary School
 http://g.co/kgs/DBbM5Z

④ Rising Lotus Children's Village
http://risinglotuschildrensvillage.org/

⑤ Paropakar Adarsha Higher Secondary School の孤児院
https://www.facebook.com/schoolparopakar

⑥ sunagawa womens vocational training senter
Swoyambhu-15,Kathmandu,Nepal

 

 

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NPO法人五条クラブは、地域の子供たちのサッカースクールや、生涯スポーツのためのテニススクール、福島への被災地支援活動、国際支援活動などを行なっています。

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リターン

1,000


全額活動費にあてさせていただきます(学生限定)

全額活動費にあてさせていただきます(学生限定)

・活動報告(新着情報公開)
・サンクスメール

※ リターン不要な方を対象とします

申込数
13
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

1,000


あなたもネパールの仲間(学生限定)

あなたもネパールの仲間(学生限定)

・活動報告(新着情報公開)
・障害者が作るネパール民芸品

申込数
1
在庫数
4
発送完了予定月
2021年3月

1,000


全額活動費にあてさせていただきます(学生限定)

全額活動費にあてさせていただきます(学生限定)

・活動報告(新着情報公開)
・サンクスメール

※ リターン不要な方を対象とします

申込数
13
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

1,000


あなたもネパールの仲間(学生限定)

あなたもネパールの仲間(学生限定)

・活動報告(新着情報公開)
・障害者が作るネパール民芸品

申込数
1
在庫数
4
発送完了予定月
2021年3月
1 ~ 1/ 8

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