西日本豪雨被災地の倉敷市真備町にクリニカルアートで笑顔を

西日本豪雨被災地の倉敷市真備町にクリニカルアートで笑顔を

支援総額

853,000

目標金額 700,000円

支援者
106人
募集終了日
2019年4月26日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

ご支援いただいた皆さまへ

 

全国の皆さまからお寄せいただいたご支援が、目標の70万円に達しました。本当にありがとうございます。


ご支援と共に寄せられた温かいメッセージにメンバー一同感動し、皆さまのお気持ちを正しく反映した活動をしていく決意を新たにいたしました。


プロジェクト期間がまだ残されていることから(4月26日までです)次のゴールを設定させていただこうと思います。

 

〈これまでいただいた70万円の使途〉
当初の予定通り、真備町での活動に使用する画材や素材。また、クリニカルアーティストが真備町に通うための活動前期の交通費他、必要経費として活用させていただきます。

 

〈次のゴール設定 プラス30万円までの使途〉
地域の方や私たちが切望していた 「小さな子どもを育てる親と子の居場所」をいよいよ7月から始めることになりました。


真備町から離れて孤立しているお母さん方や、長引く仮設住宅の暮らしや、生活再建の問題などでストレスが高まっているお母さん方。


そのような方々のために親子でアートを楽しんだり、おしゃべりしたり、子育て相談を受けたり・・・そのような場を作りたいと計画中です。


そこで使用する乳幼児用画材や必要備品、クリニカルアーティスト達の活動後期の交通費として充当させていただきます。

 

子どもの笑い声が響くようになれば、きっと真備の町も元気になるはず。そのためのお手伝いを精一杯させていただきたいと思っています。


どうぞ、皆さま引き続きご協力、ご支援をいただきますようお願いいたします。

 

クリニカルアートまびの会

(2019年4月10日追記

 

クリニカルアートでこころの回復を目指す


ページをご覧いただき、ありがとうございます。「クリニカルアートまびの会」です。私たちは8名のクリニカルアーティスト(臨床美術士)で構成されています。

2018年7月に起きた、西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。かけがえのないものを失ってしまった方々にクリニカルアーティストとして何かできないか…

 

その想いを胸に集まったメンバーが昨年12月から真備町でクリニカルアート(臨床美術)のボランティア活動をしています。

 

今回、私たちが実践するクリニカルアートは、臨床美術学会が認めるアートプログラムで、真備町の方々の心の回復を目指しています。東日本大震災の後の被災地でも、クリニカルアートが届けられていました。

 

真備町でも単発ではなく継続した活動が必要とされています。その中で、真備の皆さんが制作するときに使うオイルパステル、絵具、紙類、額などのたくさんの画材の準備費用、クリニカルアーティスト達が遠方から被災地に通う交通費が不足しています。

 

1年間の活動を予定していくために必要な資金が満たされるよう、皆さまのご協力をいただきたくプロジェクトを立ち上げました。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
 

 

プログラム「色との出会い」 小さなお子さんとお母さんが思い思いに色を重ね、広げてゆきます。

 

 

押し寄せる喪失感、不安、孤独・・・これから必要とされるこころのケア


西日本豪雨から数ヶ月経ちますが、真備町の復興はまだ途上です。被災直後は住宅復旧や安心できる生活環境を整えるための緊急のボランティアが必要とされます。


被災後数ヶ月が経ち、ひとまず危険な状況は回避された被災者の方々に押し寄せてくるのは、大きな喪失感と不安、焦り、そして孤独です。しかし、それを外に出すことのできる場はあまりなく、人知れずPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでおられる方も多いかと思います。


そのような状況で、被災直後から医療活動を行っていた医療従事者の方々が、被災した子どもたちの心のケアが必要と感じ、クリニカルアートの出番ではないかとお声掛けくださいました。そして、臨床美術協会を通して全国のクリニカルアーティストに参加を募り、『クリニカルアートまびの会』の活動がスタートすることになりました。

 

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街を襲った濁流。住宅も畑も学校も飲み込みました。

 

 

五感に働きかけるクリニカルアート


クリニカルアートはアートセラピーの一つで絵を描いたり、ものを作るといった創作の過程を通して、脳や心の回復を目指しています。

クリニカルアートは芸術家、カウンセラー、医師らによって創設されました。そのプログラムは多彩で、さまざまな素材を使い自由な発想による創作を行います。


プログラムで使用する画材や素材、また創作の過程が五感に働きかけるように構成されています。そこでは「上手に描く」ことは求められません。心の中から湧いてくる色や形を表現していきます。


これらのプログラムの根幹となるのが『「何かができるからあなたは価値がある」のではなく、「あなたがいてくれるだけで価値がある」』という存在論的人間観です。
この土台にたってクリニカルアーティスト達は被災者の心に寄り添い、心解きほぐれてゆくお手伝いをさせていただいています。

 

 

私たちがクリニカルアートを届けているのは、倉敷市真備町にお住まいの方々です。高齢者の方もいれば、まだ小さい子どもたちなど、世代はさまざまです。

 

そこで、多彩なプログラムを用意し、参加者に合わせてプログラムを選びます。高齢者には力を入れずに描けるもの、小さなお子さんには握りやすい画材や口に入れても安全なものを選ぶようにしています。


クリニカルアートの色彩、感触、色の重なりや広がり、それは隠れている心の奥深くを探っていきます。クリニカルアートは、どんな気持ち、どんな感情も受容してくれるものなのです。

アートプログラムの最後は鑑賞会で結びます。完成した作品に優劣も正解もありません。互いの作品を見て、発見し、共感する。互いを認めあう大切なひと時です。それは品評会のような評価の場ではなく、互いの違いを喜び、共に生きる愛しみを感じるときでもあります。

プログラムの最初は不安げだった参加者さんも、最後には笑顔で完成した作品を手に帰られます。

 

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プログラム「りんごの量感画」このりんごスケッチで描いたのではなく「種から育てて」描きました。

 

 

参加者の様子


はじめ「そんな上手に描けないわ」と言っておられた方が無心に色を塗り、仕上がったご自分の作品をみて、あまりの素敵さに驚かれ、幾度も眺めては喜んでおられました。


子どもたちがいきいきと楽しんでいる様子を、お母さんたちは目を細めてご覧になっておられました。また、子どもが絵の具で手を汚したりすることも自由にさせてあげられたことをお母さん方が喜んでおられました。


これは参加された方のほんの一部分の様子ですが、いずれのプログラムの時も参加者のみなさんは楽しく取り組まれていて、次回を楽しみにしてくださっています。

 

 

 

 

クリニカルアートを通じて、真備町の方々がホッと笑顔になれる瞬間を届けたい


西日本豪雨の後、全国から多くのボランティアが駆けつけてきました。炎天下の中、熱中症の危険にさらされながらも、家や家財道具の泥を洗浄し、使えなくなった住居の解体をし、ボランティアたちは真っ赤な顔で汗を流し復旧作業を行っていました。

しかし昨夏から各地で立て続けに災害が起き、その結果としてボランティアは激減しました。ボランティアが分散するのはやむを得ないことだったのかもしれませんが、まだまだ真備は人手を必要としています。

その中で、ボランティアセンターのスタッフの方の言っていた言葉が忘れられません。

 

「真備町を忘れないで」

ニュースでは真備町の様子はほとんど語られなくなりましたが、泥の後がくっきりと残る主を失った家々が今も数えきれないくらいあります。


あの豪雨の前、そこに確かにあった人々の営みが今では見られなくなりました。多くの住人が真備町を去っていると新聞にありました。しかし、真備町に残りこの地で暮らしていくことを選んだ人たちもたくさんいます。被災者の方々は今なお多くの不便を強いられています。

そのような中「クリニカルアート」を通して、真備町の人々がホッと笑顔になれる瞬間をお届けしたい…、そう願い私たちは活動をしています。


クリニカルアートは、脳と心に働きかけるものなので、一度体験して目に見えるような結果がでるとは限りません。真備町のみなさんが続けて体験していけるよう、私たちも精一杯励んでいきたいです。

※『臨床美術』(クリニカルアート)及び『臨床美術士』(クリニカルアーティスト)は、日本における㈱芸術造形研究所の登録商標です。

 

 

 

リターンについて

 

3,000円、5,000円のご支援をいただいた方にはクリニカルアートカードをお送りします。

 

10,000円のご支援をくださった方には「芸術造形研究所」の基本画材であるオイルパステルとクロッキー帳、もしくは「倉敷帆布」の基帆ペンケースのどちらかをお選びいただきお送りします。「倉敷帆布」は強さとぬくもりのある、使うほどに味わいが出る一級帆布を取り扱っておられます。

 

また、20,000円以上のご支援をいただいた方には、岡山県笠岡市甲弩(こうの)にある薬効手染めシルク工房「あるでばらん」の商品をお届けさせていただきます。岡山県笠岡市甲弩(こうの)にある薬効手染めシルク工房「あるでばらん」は、西日本豪雨の被害により事務所・ショップ・染場・縫製場・倉庫の全てが床上浸水されました。


その後クラウドファンディングで復旧に必要な支援を得ることに成功されました。こちらの「あるでばらん」の100%天然の素材の商品は美しい風合いであるだけでなく、体にも優しい作用があります。リターンを通しても西日本豪雨被災地の支援をしていただけます。
 

「倉敷帆布オンラインショップ」

https://store.kurashikihampu.co.jp
「あるでばらん」のHP

http://www.aldebaran-well.com/index.html
「あるでばらん」の達成後のプロジェクトページ
https://readyfor.jp/projects/aldebaran

 

 

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プログラム「ホップステップリズム絵」小さなお子さんが可愛らしい手で創作中です。

 

 

メンバー紹介

 

青山 利通:岡山県美作市在住、日本中国水墨画交流協会会員 水彩画(無所属)、臨床美術士(美作クリニカルアート代表)

真備町の豪雨災害の被災者へのメンタルケアのボランティア活動のために、近県有志と共に「クリニカルアートまびの会」を発足し代表になりました。ボランティアとは「自由意志」を意味するラテン語のボランタスが語源 自己の意志によって活動に参加してくれる仲間と共に、昨年秋よりメンタルケアボランティアとして長期にわたりボランティア活動を行っていこうと思っています。

 

辻 香乃:兵庫県神戸市在住、児童福祉司、幼稚園教諭、保育士、臨床美術士

幼稚園教諭として働いたのち、「女性家庭センター」で勤務し、様々な困難の中にある女性や子どもたちの保護に携わりました。その仕事を通して、心に傷付きをもった人たちの心のケアに「臨床美術」が果たす役割の大きさを実感しました。今回、ご縁があり「西日本豪雨災害」被災地に訪問させていただくことになりましたが、トラウマを抱えた人たちに「臨床美術」が「安心、安全」に提供できるよう、多方面の専門家のお力を借りて頑張っています。

 

丸山 裕子:岡山県久米郡在住、美咲町社会福祉協議会勤務、臨床美術士(美作クリニカルアート所属)

仕事では地域と共に、子どもから障がい者、高齢者の支援に従事しています。臨床美術士として、誰もが心豊かな生活を送ることをアートの世界から寄り添う支援を考え「介護者の会・病を抱える方のサロン」「障がい者本人の会」「児童館」などからの依頼を受けて臨床美術体験教室を実施し、社協マンとして、7月豪雨災害ではボランティアセンター運営スタッフとして関わらせていただきました。「真備のまちに笑顔と灯りを届けたい!」との思いで、クリニカルアートをみなさんへつなげていきます。

 

岡田 生恵:岡山県勝田郡在住、絵画教室講師、臨床美術士(美作クリニカルアート所属)

上手い下手ではなく、その人らしさが光る作品ができるクリニカルアートに心奪われたひとりです。同じ岡山県で起きている災害をニュースで拝見し、心が痛み、何かできないかという思いのまま月日が流れてしまいました。まびの会が発足し、真備町の皆様に笑顔の時間を少しでも増やすことができたらと願い、クリニカルアートを微力ながら届けていきます。

 

渡辺 洋美:岡山県‎久米郡在住、藍染師、臨床美術士(美作クリニカルアート所属)

藍染めで作品を制作し、県内外でのグループ展や個展を開催しています。臨床美術と出会い、思いもよらない形や色が自分の中から生み出される楽しさや面白さを知り、その喜びをいろんな人に知ってもらい笑顔になるお手伝いをしたいと活動中です。同じ岡山県に住みながら災害のニュースを見ているだけでいいの?自分に出来ることは何?と考えました。真備のみなさんと一緒に笑顔になれる時間を作りたいと願い、この活動をしています。

 

笹尾 紀子:岡山市出身、香川県在住、元中学校美術教諭 講師、臨床美術士(香川県臨床美術クオリアート所属)

高齢者施設や公共の場で、子ども、社会人、高齢者を対象にワークショップを開催。私のふるさと岡山の、のどかな真備の地にとても親しみを感じます。真備の皆様と共に、アートを通して笑顔のひとときを過ごさせて頂きたいと願い、活動に参加しています。

 

小野 和子:香川県在住、パート主婦、臨床美術士(香川県臨床美術クオリアート所属)

自分が辛かった時、クリニカルアートに救われた一人。今度は自分が提供する側になって人の気持ちに寄り添えるようになりたいとまだまだ修行中の新米クリニカルアーティストです。隣県で起きた豪雨の映像が忘れられず、新米の自分にも出来ることがあるはず!と参加を決めました。真備の皆さんと少しでも楽しい時間を過ごせるよう諸先輩方と奮闘中。

 

藤川 真澄:兵庫県宝塚市在住、イラストレーター、漫画家、デザイナー、臨床美術士

クリニカルアーティストの資格を取って間もない新米です。言葉にはできないような過酷な経験をされた真備町の方々のために何かできることはないのか…そんな想いで日々を過ごしていた時にまびの会スタートの呼びかけを知りました。みなさんが少しでも心ほぐれて笑顔になれるひと時をお届けできたならと願い、経験豊かな先輩方と共に活動しています。

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プロフィール

2018年11月に結成されたクリニカルアーティスト(臨床美術士)たちによる西日本豪雨被災地支援のグループです。同年12月から岡山県倉敷市真備町でクリニカルアート(臨床美術)をお届けするボランティアをしています。

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リターン

3,000


サポータコース!

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・感謝報告メールとクリニカルアートのカードをお送りいたします。

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年7月

5,000


サポーターコース!

サポーターコース!

・感謝報告メールとクリニカルアートのカードをお送りいたします。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年7月

3,000


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発送完了予定月
2019年7月

5,000


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2019年7月
1 ~ 1/ 7

プロフィール

2018年11月に結成されたクリニカルアーティスト(臨床美術士)たちによる西日本豪雨被災地支援のグループです。同年12月から岡山県倉敷市真備町でクリニカルアート(臨床美術)をお届けするボランティアをしています。

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