歯科専用の翻訳アプリを作りたい

▼自己紹介

はじめまして、梅澤と申します。東京医科歯科大学を卒業後、歯科衛生士として4年間臨床で勤務し、東北大学大学院にて歯科系データサイエンスやAIについて研究を行ってきました。大学院在学中にはビジネスコンテストに参加し、東北経済産業局長賞などを受賞しました。これまで世界10カ国（アメリカ・フランス・オーストラリアなど）に在住し、歯科分野で世界と日本を繋ぐ新たなビジネスの創出に取り組んでいます。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

私自身が歯科医院に勤務していた際、外国人患者への治療説明の難しさを実感しました。現状の翻訳アプリでは正確な情報伝達が難しく、オンライン通訳サービスも高額で事前予約が必要なため普及していません。これらの課題を解決し、日本の歯科医院で働く方々が外国人患者にも自信を持って対応できる環境を整えるため、このプロジェクトを立ち上げました。

▼プロジェクトの内容

このプロジェクトでは、歯科医院で働く方々（歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・受付）が外国人の患者さんと日本語・英語・中国語・韓国語でスムーズにやり取りできるよう、最適化されたサービス（DentLingual：デントリンガル）を提供します。

このサービスは従来の通訳サービスの半額以下で利用でき、事前予約も不要なため、急な外国人患者の来院対応も可能です。

詳しくは以下の動画でご案内しています。

▼プロダクトの内容

このプロダクトでは以下の手順で操作を行う予定です。（*開発過程でデザインや仕様が一部変更する場合があります。）

1. 職業選択：メイン画面で職業（歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・受付）を選択します。
2. 言語の選択：英語・中国語・韓国語の中から対応したい言語を選択します。
3. 音声・テキスト入力：音声入力または直接（タイピング等）日本語で入力すると、最適化されたAIが状況に応じた翻訳を行います。
4. 音声読み上げ：翻訳されたテキストをクリックすると、音声として読み上げられます。
5. 逆翻訳：患者さん側からも同様に外国語を日本語に翻訳することができます。
6. 資料の翻訳：問診票や保険証などの資料を写真や画像でアップロードし、その内容を翻訳して表示することも可能です。

プロダクトの詳細は以下の動画でご案内しています。

▼プロジェクトの意義

日本の人口が減少する中、歯科医院を訪れる患者数も相対的に減少していくことが予想され、患者数の減少は経営に大きな悪影響を及ぼします。一方で、海外から日本を訪れる外国人の数は増加の一途を辿っており、外食産業や宿泊施設などでは売り上げ増加の事例が多数報告されています。

しかし、外国人が歯科医院を訪れる機会が増加しているにもかかわらず、歯科医療の現場では十分に受け入れる体制が整っていないのが現状です。

このプロジェクトを通じて、歯科医院の外国人患者受け入れ体制を整え、インバウンドを活用して歯科医院の経営の安定や成長に貢献したいと考えています。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

今回の資金は約100%を「DentLingual」のプロダクト開発費と販売体制や保守の費用に充てます。支援いただいた方には、こちらのソフトウェアの利用権を提供します。「DentLingual」は作って終わりではなく、歯科医院のニーズに応じて改善を続けていきます。

私はこれまで歯科医院での臨床に加え、新規ビジネスの立ち上げや大手企業との共同研究に携わってきました。加えて、本プロジェクトの開発に携わるエンジニアチームは東京大学・慶應大学、海外の一流大学でAIを専攻し、AI開発の最先端に携わっている専門家です。将来的には、フランス語やスペイン語、ベトナム語、インドネシア語など多言語に対応し、AIを活用した様々な機能を実装して日本をデンタルツーリズム大国として発展させたいと考えています。