1月3日、カヤー州滞在の最終日です。この日は終日KNHWOの義足製作のワークショップに滞在しました。今日は個々で義足製作を一から学ぶことに。知っているようで知らなかった製作のプロセスをレポートします。(写真多めです)

 

まず最初に足の測定をします。被害者の人たちとおしゃべりしながら、和やかな雰囲気で始まりました。

まずは測定

 

付け根の型作りで石膏の包帯を巻いていく

 

ここからは技師の腕の見せ所。測定した数字を見ながら、足の微妙な形をやすり一つで整形していきます。まさに職人の経験と勘!

型取りから起こした足型の原型。測定を元に削っていく

 

足型にストッキングのようにかぶせるビニール素材。型とビニールの隙間に樹脂を流し込むことで義足を作る

 

樹脂を流し込む作業はダイナミック!全員ですばやく足型の隅々まで流し込んでいきます。

樹脂を流し込む

 

義足の上部と足型の下部の間を木材で繋ぐ。脚の長さに合わせて微調整する。

 

ここまで約5時間ほど。ようやくできた試作のモデルで試しに歩きます。「ここが当たって痛い」とか「歩くときガタガタする」といった感触を技師に伝えます。技師はそれに合わせて微調整。

歩く練習をする中で、義足の当たり具合を見る。

 

これで試作モデルの完成です。これをベースにもう1日かけて完成品を作ります。

このフィットの度合いを技師に伝えて1日目は終わり。これを元に2日目に完成させます

 

KNHWOの技師たち。彼ら全員地雷の被害者でもある。

 

KNHWOの技師たちは、みんな地雷被害者です。私はミャンマーの言葉は分かりませんが、被害者に声をかけながら終始和やかな雰囲気の中で製作が進められていました。

 

前回訪問したのは2017年3月のこと。工房の責任者が案内してくれた工房は材料の残りが散乱する寂しい光景でしたが、今回は違いました。

2017年3月の工房の様子

 

5名の技師が集まって見事なコラボレーションによって、カスタムメイドの義足が作られていきます。技師の皆さんの自信に満ちた表情からは、この仕事がまさに彼らの生きがいなのだと感じました。同時に一時は地雷の被害者だった彼らが今度は支援者となって被害者の自立に力を注いでいる姿に被害者同士の連帯と未来への希望を感じました。

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