皆様

 

こんにちは。こんにちは。一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン(ToCJ、設立準備中)代表の田辺(自己紹介はこちらをお願いします)です。

 

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (1) - ToCとは何か? - (2016.11.19)

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (2) - ToCの代表事例 - (2016.11.20)

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (3) - 世界を変えるTFA - (2016.11.21)

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (4) - 出所者復帰支援 - (2016.11.22)

ToC入門 (5) - B Lab - & 新着情報の連日更新を当面中止します (2016.11.23)

【残り30日】 ToC入門 (6) - ロジックモデルとの違いとは - (2016.11.28)

【残り29日】 ToC入門 (7) - ToC批判とは - (2016.11.29)

【残り28日】川端、復帰致します!&"オンライン対話会"の予告 (2016.11.30)

【残り26日】 1月来日日程(第一報) & ToCJのFBページ開設 (2016.12.2)

【残り25日】セオリー・オブ・チェンジについて対話する会!(2016.12.3)

【残り24日】問いを立て、システミック・プロブレムを定義する(2016.12.4)

【残り24日】 12/8(木) 朝6:00 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.4)

【残り23日】 休眠口座活用法の成立とセオリー・オブ・チェンジ (2016.12.5)

【残り22日】社会的インパクト評価イニシアチブ、パブコメ募集中 (2016.12.6)

【残り21日】セオリー・オブ・チェンジと稼ぐ力 (2016.12.7)

【残り19日】アメリカから1月来日の延期の相談が入りました (2016.12.9)

【残り18日】一般社団法人を立ち上げるきっかけにつきまして(2016.12.10)

【残り17日】外資NPOを立ち上げる上での課題とは (2016.12.11)

【残り16日】 12/14(水) 深夜24時 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.12)

【残り15日】社会事業の攻めと守りを整え、燃え尽きを防ぐToC (2016.12.13)

【残り14日】全開でいきます。引換券をフルモデルチェンジ!!!(2016.12.14)

【残り14日】現場と社会インパクト評価の間の、埋まらない溝 (2016.12.14)

【残り12日】「ToCって、難しそう〜 わかりやすい映像を」(2016.12.16)

【残り11日】コレクティブ・インパクトの成功事例の中軸にToC (2016.12.17)

【残り10日】国連や世界銀行等、国際協力機関でのToC活用事例 (2016.12.18)

【残り8日】本プロジェクトの5分間ショートムービーが完成! (2016.12.20)

 

残り30日となりました。一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン(ToCJ)の設立準備、そして1月来日準備と、ベンチャーな日々が続いております。

 

ふと今日立ち止まって思ったのですが、「もし今自分が学生か、20代前半の若手社会人だったら、NPOについて、どう思うだろう?」と考えてみました。

 

「もし自分が、20代前半当時の自分に戻ったとして、今就活中だったら、今の時代のNPOに行きたいと思うだろうか?」と、シビアに思う自分がいました。

 

「志ではNPOに行きたいという気持ちと、でもNPOに行くのは当たり外れのリスクが大きすぎる、との間で、結局、民間企業に入ってスキルを養おうとするのではないか」

 

「しかし、民間企業に行ったら行ったで、自分の時間なく働きまくりになることが一般的で、しかも職場の人同士の交流が20年前の自分のときですら少なくしんどかった。今の若手社員の方々は失敗をかばってもらう余裕が職場に20年前に比べると少なく、生きた心地がしないのではないか」

 

「民間企業に行っても生きた心地がしにくく、かといってNPOに行きたくとも、カオスとしたら、行き場がないと閉塞感を感じる若者は多いかもしれない」とすら思えてきたのです。

 

報道では確かにNPOへの社会的期待はあります。ですが、プロジェクト本文で川端さんが説かれているように、実際のNPOの実務の現場は混沌としたカオスであり、経営の骨子たる指針をもたない団体は、私の経験則でしかありませんが、かなり多いと思います。

 

現状では、よほど強い志ある人でないとNPOには行き難い。ですが、それではいつまでたってもNPOへの社会的理解は広がりを欠き続けてしまいます。NPOのメンバーの心身が、本人も周囲も望んでいないのに、不意に折れてしまうという仕組みの不備を、切実に改善せねばならないのです。

 

そのためには、NPOの経営の背骨の方法論となるセオリー・オブ・チェンジ(ToC)が日本でも一般的にならねばと、多くの方々がご覧になるReadyFor?における今回のプロジェクトにて、私たちは訴えをさせていただいております。

 

さて、これまでToC入門を続けていますが、「セオリー・オブ・チェンジとロジックモデルとの違いは?」とお感じになった方々もいらっしゃるかもしれません。

 

そもそも「ロジックモデルって何ですか?」と、初見の方もいらっしゃるかと思います。

 

ロジックモデルとは、下図のように「入力(Inputs)」「活動(Activities)」「出力(Outputs)」「成果(Outcomes)」を基本的な構成要素とし、「事業を推進するための経営資源(the resources you have to operate the program)」、「事業において予定されている活動(the activities you plan to do)」、そして「事業者が達成したいと望む上での課題や結果(and the changes or results you hope to achieve)」を定義します。

 

 

非営利セクターではアメリカのW.K.Kellogg財団ユナイテッド・ウェイ等が普及をしてきました。

 

W.K.Kellogg財団のロジックモデルの解説

ユナイテッド・ウェイのロジックモデルの解説

 

実はユナイテッド・ウェイはロジックモデル(LM)をセオリー・オブ・チェンジと呼び、国際協力の分野等では「ToCとはLMである」との見方もあります。このことから議論の混乱が生まれることもあります。

 

一方、私たち一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン(ToCJ)が提携します、アメリカにあるToCの世界的研究機関の Center for Theory of Change は「ToCとLMを区別すべき」との提言をアスペン・インスティテュートとこちらのスライド資料にて行っています。

 

 

"ToCとロジックモデル!なんて頭が痛いのでしょう!

 

・用語がしばしば相互で置き換わる。

・資金拠出者や助成者において期待値で混乱が起こる。

・どうやって使用するかの知見に限りがある。

・ToCとLMは混じり合うことも可能である。"

 

 

"何が問題なのか?

 

・ToCとLMについて皆が語っているが、同じものを意味しているとは限らない。

・資金拠出者が確信を持てず混乱したとき、助成者は不利な立場に置かれる。

・事業を改善したくとも、ツールの力を十分に出しきれない。

・学術的な先行研究において、ToCもLMも明確に定義されていない。"

 

 

"正しく紐解いてみると...

 

・ロジックモデル - ユナイテッド・ウェイのフォーマットが最も広まっている。

・セオリー・オブ・チェンジ - ロジックモデルに比較すると標準化されていない。しかしより多くのコア・コンポーネント(中核的な構成要素)を含めることができる。

 

 

 

 

"ロジックモデルとセオリー・オブ・チェンジの違いは?

 

・ロジックモデルは視覚的に事業の構成要素を描き、ステークホルダーが成果、入力、活動を明確に定義するのを助ける。

 

・セオリー・オブ・チェンジは成果と活動を結び、「どうやって」そして「なぜ」求められる変化が発生するのかを説明する。"

 

 

まとめますと、ロジックモデルとセオリー・オブ・チェンジは別物ですとした上で、それぞれ得手不得手があると考えます。

 

ロジックモデルは創業者が一日二日で迅速に作成して、助成金申請に添付することや、ステークホルダーとの会合で使用することは、世界的にも見られます。確かに、まず「はじめの一歩」として、自分たちの取り組みは何で、どのような成果を目指しているのかを可視化できる利点があると思います。

 

一方、セオリー・オブ・チェンジはコミュニケーションツールですので、作成する手間ひまがかかります。作成や検証に際し、ToCファシリテーターという第三者の存在も通常は欠かせません。ステークホルダーとの対話も重ねていかねば、納得感あるセオリー・オブ・チェンジはなかなか作れません。ただ、様々のステークホルダーとの対話や合意形成をしてきた重みがあるゆえ、セオリー・オブ・チェンジは社会変革の起点となり、いわば「社会変革の一丁目一番地」と位置付けられると考えます。NPO経営の背骨を担う方法論と言えると考えます。

 

ただ、大切なのは、「どちらでなければダメだ」ということではないと考えます。それぞれの事業や、その文脈も、多種多様であり、よって多様なツールを選べる環境がまずあることが必要と考えます。そして、世界的な知見も活用でき、より成果を挙げられるならば、この上ないと考えます。

 

上記にて、日本でもつい混同して語られがち(もちろん明確に区別される団体さんもあります)な、ロジックモデルとセオリー・オブ・チェンジの違いについて、かなり凝縮して、お話をさせていただきました。

 

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (1) - ToCとは何か? - (2016.11.19)

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (2) - ToCの代表事例 - (2016.11.20)

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (3) - 世界を変えるTFA - (2016.11.21)

セオリー・オブ・チェンジ(ToC)入門 (4) - 出所者復帰支援 - (2016.11.22)

ToC入門 (5) - B Lab - & 新着情報の連日更新を当面中止します (2016.11.23)

【残り30日】 ToC入門 (6) - ロジックモデルとの違いとは - (2016.11.28)

【残り29日】 ToC入門 (7) - ToC批判とは - (2016.11.29)

【残り28日】川端、復帰致します!&"オンライン対話会"の予告 (2016.11.30)

【残り26日】 1月来日日程(第一報) & ToCJのFBページ開設 (2016.12.2)

【残り25日】セオリー・オブ・チェンジについて対話する会!(2016.12.3)

【残り24日】問いを立て、システミック・プロブレムを定義する(2016.12.4)

【残り24日】 12/8(木) 朝6:00 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.4)

【残り23日】 休眠口座活用法の成立とセオリー・オブ・チェンジ (2016.12.5)

【残り22日】社会的インパクト評価イニシアチブ、パブコメ募集中 (2016.12.6)

【残り21日】セオリー・オブ・チェンジと稼ぐ力 (2016.12.7)

【残り19日】アメリカから1月来日の延期の相談が入りました (2016.12.9)

【残り18日】一般社団法人を立ち上げるきっかけにつきまして(2016.12.10)

【残り17日】外資NPOを立ち上げる上での課題とは (2016.12.11)

【残り16日】 12/14(水) 深夜24時 ToCウェビナー開催のお知らせ (2016.12.12)

【残り15日】社会事業の攻めと守りを整え、燃え尽きを防ぐToC (2016.12.13)

【残り14日】全開でいきます。引換券をフルモデルチェンジ!!!(2016.12.14)

【残り14日】現場と社会インパクト評価の間の、埋まらない溝 (2016.12.14)

【残り12日】「ToCって、難しそう〜 わかりやすい映像を」(2016.12.16)

【残り11日】コレクティブ・インパクトの成功事例の中軸にToC (2016.12.17)

【残り10日】国連や世界銀行等、国際協力機関でのToC活用事例 (2016.12.18)

【残り8日】本プロジェクトの5分間ショートムービーが完成! (2016.12.20)

 

次回は、もしかしたら、もしかするかもしれません。ナイショです。そうです、あの方が復活するか... とはいえ、どうか気長に皆様、見守ってくださいますよう、お願い申し上げます。いかん、もう感極まってます... 本当に心配しました。

 

一方、ToC入門 (7) では、「ToC批判」を取り上げる予定です。海外文献等でToC批判はまれに見られます。どういう批判があるのか、日本語でご紹介したく思います。

 

皆様のご支援に、心から感謝申し上げます。

 

ぜひ経営の背骨を作れる方法論となる、セオリー・オブ・チェンジが日本のNPOを始めとする非営利事業で広まる契機を、ご一緒に創りたく、シェアやご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

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