プロジェクト概要

 

■新着情報はこちらから

・米山寺の宝物館について

・小早川隆景公と命日法要について

・7月豪雨による米山寺の被害(支援をお願いするまでの経緯)

 

小早川家歴代墓所復旧

プロジェクト

 

プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。広島県三原市で、米山寺の住職をしております  垣井賢祥 かきいけんしょう  と申します。


昨年の西日本豪雨災害により、米山寺が所有する小早川家墓所にある重要文化財  宝篋印塔 ほうきょういんとう  が、被害を受けました。

 

宝篋印塔とは

 

仏塔の一種で、もともと  宝篋印陀羅尼 ほうきょういんだらに  という呪文が納められた塔のことを宝篋印塔と呼んでいました。日本ではふつう  石塔婆 いしとうば  の形式の名称として、下から基壇・基礎・塔身・笠・相輪と積み上げ、笠の四隅に飾りの突起があるものをいいます。後には供養塔・墓碑塔として建てられました。あらゆる災いから守ってくれるご利益があると言われています。

 

 

このときの豪雨災害によって三原市も大変な被害を受け、地域住民の生活を支援することが最優先でした。また、この墓所には、国、県、市の重要文化財の宝篋印塔があり、補助をしていただくのに予算化などの手続きも必要でした。

 

復旧には、約6000万円の膨大な費用がかかるため、国、県、市からの補助を受けても所有者であるお寺の負担金をどうやって捻出するかなど、悩みはつきませんでした。何とかしなければと思いながらも時間ばかりが過ぎ、今年の2月、やっと復旧作業着手に至りました。

 

しかし、山寺ですので、檀信徒も少なくお寺の負担金に関わり、檀信徒の皆さまばかりに、お世話をいただくわけにもいきません。そこで、歴史に造詣が深く、復旧への願いにご賛同していただける有縁・無縁の方々にも、広くご支援を賜りたいと存じまして、クラウドファンディングを利用させていただきました。

 

何百年もの長きに渡り、建立当時の様子をとどめてきましたこの貴重な小早川家墓所を以前と同様に完全復旧させたいと強く願っております。何卒、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

 

 

 

小早川家墓所について

 

小早川家の  菩提所 ぼだいしょ  である米山寺は、平安時代の仁平3年(1153)に天台宗の寺として建てられた寺院(巨真山寺と称した)で、小早川氏四代の小早川茂平が  伽藍 がらん  等を整備し、小早川家の菩提寺としました。室町時代には米山寺と呼ばれるようになり、その後、臨済宗、曹洞宗と改宗し現在に至ります。

 

初代  土肥実平 どひさねひら  から十七代  小早川隆景 こばやかわたかかげ  (県重要文化財)までの宝篋印塔並びに、源氏三代の墓(国の重要文化財を含む)とされる20基の重要文化財宝篋印塔が整然と並んでおり、歴代の墓がこれだけ揃っている墓所は、全国的に見ても非常に珍しく貴重な文化財です。

 

 

小早川家の本流をたどると、神奈川県湯河原町の土肥家につながります。源頼朝の片腕として平氏と戦い、鎌倉幕府設立に多大な功績を残した土肥実平(小早川家の始祖)が、沼田荘(現在の広島県三原市本郷町付近)をもらい、本郷にある三太刀(御館)山に居住を構え、近くの米山寺を小早川家の菩提寺としてまつるようになりました。

 

その当時、土肥一族は、早川の荘を有していましたが、謙遜して小早川と名乗るようになったとされています。

 

これが、災害前の元の状態です。

 

 

小早川隆景とは

 

小早川歴代の人物の中でも特に有名なのが、秀吉政権下で、五大老といわれた重臣として遇された小早川隆景です。隆景は、安芸国吉田郡山城で毛利元就の三男として生まれました。

 

小早川隆景寿像(国重要文化財)

           

厳島の戦いでは、水軍を率いて毛利軍大勝に貢献し、備中高松城水攻めでは、和睦交渉の中心となり秀吉の信頼を得ました。

 

また、海に浮かんだように見える姿から浮城と呼ばれた三原城を築いた隆景は、信仰心も非常に厚く、城下に神社仏閣をたくさん建立しました。

 

 小早川隆景墓(県重要文化財)

 

一方、茶道などにも精通しており、「文武両道」の武将でもありました。さらに隆景は、毛利家を守ることにその生涯を捧げた「信義を貫く」武将でした。

 

彼の生き様が、今なお多くの歴史ファンの心をつかんでおり、全国から隆景を訪ねて来られる観光客もおられます。国の重要文化財である「隆景の寿像」も米山寺の境内にある宝物館に所蔵されています。

 

左:土肥實平(小早川家初代)右:土肥遠平(小早川家二代)の座像 米山寺所蔵

 

 

被害状況

 

昨年7月の西日本豪雨災害によって、20基の内16基が埋没しました。

 

その当時の朝、墓所の裏山が大きくえぐられている様子に気づき、大粒の雨が降りしきる中、急いで小早川家墓所に駆け寄ってみると、多くの宝篋印塔が埋没している惨状を見て、言葉を失い呆然とただ立ち尽くすだけでした。

 

 

 

 

被害総額6000万円

小早川家墓所復旧3年計画

 

平成31年の2月から復旧工事が始まりました。今現在は、流された土砂・樹木が撤去され、掘り出された宝篋印塔等は、別の場所にストックヤードを設け移動させています。

 

今後は、そこで破損状況を確認する作業を行う予定です。今年度で第一工程は終了となりましたが、完全復旧までは、計3年かかるといわれています。

 

各工事内容によって、文化庁の担当視察が異なり、補助の決済についても年度ごとであること。また、工事業者についても年度ごと入札して決めるなど手続き上の関係などから修復工事を3度に分けて実施いたします。

 

 

■復旧工事日程

 

・第一工程

期間:2019年2月〜3月(終了)

内容:倒木・土砂撤去、石塔救出

・第二工程(クラウドファンディングでは第二工程の資金を募ります。)

期間:2019年度内に着工・完了

内容:環境整備、擁壁工事

・第三工程

期間:2020年度内に着工・完了

内容:宝篋印塔修理・復旧

・その他

内容:追加伐採・墓所外柵

期間:2019年度〜2020年度内に適宜実施予定

 

2019年5月31日追記クラウドファンディングでは第三工程とその他(墓所外柵工事)にかかる資金を募ります。

 

■必要金額のおよその内訳

 

(1)倒木・土砂撤去・石塔救出…予算:約1,200万円

(2)環境整備・擁壁工事…予算:約2,070万円

(3)宝篋印塔修理・復旧…予算:約2,000万円

(4)追加伐採・墓所外柵…予算:約730万円

 計:約6000万円

 

■6000万円の内訳

 

(1)国・県・市からの補助金…約5,000万円

(2)寄付依頼…約1,000万円

 

■寄付依頼計画詳細

 

1:クラウドファンディングによる資金集め

2:復旧事業に関わる説明会・講演会での寄付のお願い(3月・4月)

3:米山寺での寄付の受付(復旧工事期間)

4:米山寺壇信徒への寄付のお願い(9月~2月)

 

※仮に、寄付計画で1,000万円集まらなかった場合は、皆さまからいただいた資金で、できる限りの修復を致します。

 

 

 

今こそ、多くの皆さまの

お力が必要です。

 

重要文化財である小早川家歴代墓所は何百年もの長きに渡り、建立当時の様子をとどめてきました。全国的に見ても大変貴重な歴史的遺産であり、観光客・参拝者の方々が全国から訪れます。

 

この墓所が今、危機的な状況にあります。もし皆様からのご寄付がなければ、この小早川家墓所を元の形に完全復旧することが出来なくなり、当初の復旧工事の内容を見直さざるを得なくなってしまいます。

 

多くの方にとっての大切な場所だからこそ、今こそ皆さまにご協力いただきたく思います。寄付計画の総額1,000万円という金額は、正直、途方もない金額です。

 

私たちだけで資金を工面することは不可能ですが、皆さまから少しづつでもご協力をいただくことができれば、それは現実的になっていきます。

 

小早川家墓所復旧のため、どうか、どうかご支援のほどよろしくお願いします。

 

毎年、小早川隆景の命日(6月12日)には、墓前で法要が行われます。

 

 

<6月3日追記 クラウドファンディングによる支援金の用途に関わるお知らせ>

 

ネクストゴール設定後も継続的なご支援と情報拡散へのご協力、誠にありがとうございます。クラウドファンディングによる支援金の用途内訳について変更がありましたので、お知らせいたします。

 

当初プロジェクトページでは、「クラウドファンディングで第二工程(環境整備、擁壁工事)の資金を募ります。」と申し上げておりましたが、この度の西日本豪雨災害は激甚災害に指定され、第一工程同様、第二工程においても、国の補助をいただくことができますので、クラウドファンディングでの支援金を最も米山寺の負担割合が大きい、来年度実施予定の第三工程の国の重要文化財以外の宝篋印塔の修理・復旧及びその他(墓所外柵工事)の資金の充当に変更させていただきます。

 

第三工程の国の重要文化財以外の宝篋印塔の修理・復旧にかかる費用は約1000万円。そのうち、500万円は三原市から補助していただけますので、米山寺の負担額は約500万円。さらに、その他(墓所外柵工事)で約200万円。合計約700万円を米山寺で負担いたします。

 

そして、クラウドファンディングでは700万円のうちの一部費用を募らせていただきます。第三工程の着工は2020年4月、竣工は2021年3月を予定しております。

 

支援金の用途内訳は変更となりますが、「小早川家墓所の復旧のために使われる」ということに変わりはありません。誠に勝手を申し上げますが、何卒宜しくお願いいたします。

なお、その支援金の用途内訳に含まれる第三工程の国の重文以外の宝篋印塔に関わる修理・復旧のための測量調査は、今年度前倒しで第二工程と平行して、実施していく予定です。

 

また、支援金の募集期間が終わり、第二工程の環境整備、擁壁工事が完了しても墓所の完全復旧までには未だ時間を要します。最終的には、第三工程の復旧工事が完了し、墓所が完全復旧した姿をこの場を借りて、皆さまにきちんとお伝えすることが出来ればと思っています。

 

 

※本プロジェクトですが、6月28日(金)までの募集終了を予定しておりましたが、システムエラーにより、本来より短い日数が表示されておりました。そのため、4月15日時点で正しい表示となるよう修正いたしました。皆様にはご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。

Readyfor事務局

 

 


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