プロジェクト概要

<English ver.>

10年目の挑戦。必要とする子どもがいる限り、インドのビハール州ブッダガヤで、無償の学校の運営を続けたい。

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。インドにある無償の学校Prema Metta Orphanage School Trustの共同運営者の百瀬夕子と申します。

 

学校はインドのビハール州ブッダガヤ、スジャータ村という小さな村にあります。この地は仏教の聖地として有名ですが、インドで最も貧しい地域とも言われ、学校に行くことのできない子ども達が多くいるため、貧しい家庭の子ども達が無償で学ぶ事ができるようにと(現在の私の主人が個人で)10年前に立ち上げました。以来、1人でも多くの子どもたちが勉強をする機会を得てほしいと願い活動を続けています。


 

 

教育に縁がなかった家庭で育った子どもたちが、思いっきり学び、遊び、温かいご飯が食べられる場所を。

 

インドでは、公立学校(ガバメントスクール)の場合、授業は無償ですが制服代や文房具代、テスト代が必要となります。それらが貧しい家庭では大きな負担となってしまい、学校に通えない子どもがたくさんいます。私達の学校はそういったすべてのものを無償で提供しています。

 

(左)創立者、夫:アヌープ、 (右)共同運営:百瀬夕子

 

しかし、学校を始めた当初は、なかなかうまくいきませんでした。貧しい人々を騙して土地の詐取をしたり、低賃金で労働させている人は、貧しい方々が勉強をして知識を得ていくと自分たちが不利になると考えたのでしょう。

 

建設中のトイレを壊されたり、盗難被害にあったり、地主さんや、上の階層の人たちの嫌がらせがありました。何度邪魔をされても学校の設立者であり夫のアヌープが諦めずに不正に立ち向かい、ようやく落ち着いてきました。

 

子どもたちが無償で学べる学校です。

 

私達の運営する学校は、インド政府の認可を受けています。月曜日から土曜日までの週6日制で土曜日だけ半日で終了します。季節により始業時間が変わりますが、酷暑期と冬季以外は、8時50分の朝礼から開始し、授業は各45分間です。

 

国語(ヒンディー語)、英語、算数、社会、理科、土曜日には運動や絵を描く授業もあります。家庭の事情などにより、毎日通学できない児童も多く、全員が集まれる事はありませんが、現在65名の児童が在籍しています。

 

以前、80名まで児童数が増えましたが、今の学校の規模ですと教室が狭すぎるため、快適に学べる環境を優先し、生徒数を見直しました。いずれは校舎を拡張し、より多くの子どもに学んで欲しいです。

 

児童の他には4名の教師(女性1、男性3)と給食調理員の女性1名(児童のお母さまで、ご主人を亡くされた方)に働いていただいています。会計監査報告のための会計士さんも1名います。

 

 

家での食事が充分にとれない子どももいるため、月曜日から金曜日までの週5日、毎日作りたての給食を提供しています。

 

メニューはお米とダルという豆のスープのようなカレーに、サブジという野菜の炒め物がつきます。空腹ですと、勉強に集中できなくなるという事も理由の一つですが、何よりも成長するにあたり大切な時期なので栄養のあるものを食べて欲しい、そして、作りたての温かい食事をクラスメイトと楽しく食べて欲しいという願いがあります。

 

 

児童の親御さんたちは、自分自身が学校に行ったことがない方が多いです。その為、教育の必要性が理解できない方も多くなります。

 

「学校で勉強する事が何になるのか?それよりも畑仕事や町で旅行者相手に物乞いをすればその日食べる事ができる」と考え、無償の学校であっても、開校当初は、お子さんを学校に通わす事を喜んでもらえませんでした。

 

そこで、ご飯や鉛筆やノート、防寒具を提供することから始め、授業参観やイベント開催をする中で、学校に通う事によって、お子さんがどのように変化しているのかを見て頂き、徐々に理解してもらえるようになりました。

 

子どもたちひとりひとりが夢をもてるように。

 

プレマメッタスクール卒業生のナグデブくん (21歳)

 

ナグデブは、私の義理の兄のお嫁さんの弟です。お姉さんと彼は異母姉弟で、3人の異母兄弟、4人の兄妹、計7人の兄妹がいます。

 

彼の父親は、最初の奥さんを病気でなくし再婚しましたが、ナグデブの母親である2番目の奥さんも若くして亡くなってしまいました。

 

お姉さんは、みんなの母親代わりとなり、家族の面倒を見る事で忙しく、学校には通えませんでした。そのお姉さんがお嫁に来る時に、当時10歳のナグデブも一緒に今の家に越してきました。

 

私達が運営するプレマメッタスクールで、約3年間勉強しました。日本人の方が彼のチャイルドスポンサーになってくださり、日本でいう中学校、高校に進学する事ができました。

 

プレマメッタスクールを卒業後はずっと学校でボランティアとして働いてくれています。とても勤勉で働き者のナグデブは、学校の運営を手伝いながら、勉強も続け、大学入学資格を取得しました。

 

これからはブッダガヤにある大学で勉強をする予定です。先日、ティーチャートレーニングコースの受講資格も得たので、同時にそちらも勉強し、いずれは公務員になる事を目指しています。

 

ナグデブくん

 

 

不安定な学校運営を打開するためにはじめた、ゲストハウス。

 

学校は、設立から10年が経ちます。最初は竹とビニールシートで造られた校舎も、世界中から寄付金や物資を送って支えてくださる皆さんのおかげで、徐々に大きく立派になりました。受け入れられる児童の人数も増え、現在は65名が在籍しています。

それでも「寄付があるから何かできる」、「寄付がないからできなくなった」というのは、学校を運営していく上でとても不安定な状態です。

 

また、私たちには「子どもたちを自立させたい」という強い想いもあるので、子ども達のお手本となるよう、学校の運営資金を自分たちでつくり、安定した運営をするためにゲストハウス「Senamura Yoga Ashram Guesthouse」を建設することに決めました。

 

・「セーナ村 ヨガアシュラム ゲストハウス」

 


各国の方の協力を得て学校の隣に、「Senamura Yoga Ashram Guesthouse」を建築しています。まだ完成はしていませんが昨年秋からゲストルーム3部屋で営業を始め、今年は2階にヨガホールと2部屋増築をし、もうすぐ、すべて完成します。

 

このゲストハウスの利益は必要経費を除き、100パーセント学校の運営費になります。しかし、現在はまだ建築中であり、建築費用もかかっている事、客室稼働率が低い事から利益は出ていません。

 

この地域には仕事をする場所が少ないため、私たちの学校を卒業した子ども達がいつかここでサービス業のトレーニングもできるようにしたいです。

 

 

夕暮れが1日が終わりを教えてくれます。

 

緊急事態が発生。プレマメッタスクールの運営継続の危機。

 

今年の9月にインド政府により、教育機関に向けて2つの新しい規則が義務化されました。


ひとつは、校舎や校庭に監視カメラを設置することです。1つの教室に4つの監視カメラ(2017年9月付けの発表)をつけ、記録データをとります。

 

また、公立、私立に限らず、教師は政府公認の教員トレーニングを受けることが必須となりました。多くの教師は教員資格をもっていますが、このトレーニングを受講しておらず、私たちの学校の教員もこれから受講せねばなりません。

 

受講が終了し、有資格者となれば、インド全土の学校で働ける事ができ、教師の最低賃金額もあがります。どちらもインドの教育制度向上に繋がるので歓迎ですが、問題は制度導入に向けて、政府からの金銭的補助がないことです。

 

監視カメラを設置していないために閉鎖された学校もあります。教師はこのトレーニングを受講しないと教員免許を失ってしまいますので早急に対策が必要なのですが、資金が不足しているためこの度、皆様のお力をお借りすることにしました。

 

 

 

今回のプロジェクトでは、皆様からからご支援をいただけた暁には、政府により義務化された監視カメラを設置することが可能となります(4教室、給食室、屋上、校門、校庭) 。


また先生方には、教師トレーニングコースを受講してもらいます。通学コースは受講料が高く、また学校で働く事もできなくなってしまうため、通信教育で受講できるようにテレビを購入します。


そして、1年間の学校運営費にも充てさせていただきます。生徒には毎年配る新しい制服、教科書、筆記用具、遠足やクリスマスパーティー、お祭りに伴うイベントの開催、医療ケアーなどを、先生方には毎月決まった日にきちんとお給料をお渡しできるようになります。


その他、光熱費や校舎の修復など、1年間運営をするのに必要な費用として使わせていただき、この1年間のうちに、翌年の資金を蓄え、ゲストハウスの運営を軌道に乗せたいと考えています。近い将来、寄付に頼らずとも安定した運営ができるように準備します。

 

 

「勉強することができる」
それがどれだけ嬉しいことかを知っているから、この先も続けていく。

 

プレマメッタスクールを立ち上げた私の夫・アヌープは、学校で勉強した経験がありません。しかしそんな彼は、「子どもたちが勉強する場所を作れる、子どもたちの笑顔を守れる、そう思うとすごく心が温かくなる」と話しています。

 

私たちの願いは、プレマメッタスクールを卒業させて終わるものではありません。 日本でいう中学校や職業訓練校に進学してもらい、仕事に就けるようになるまでサポートを続けられるようになる事を目指しています。

 

 

その為にも現在の不安定な運営状況から抜け出す必要があります。ゲストハウスも形になってきており、その収益で学校運営を安定させるまであと一歩のところまできています。

 

皆様も私たちの仲間になっていただけませんか。そして、ぜひゲストハウスにも遊びに来ていただけたら嬉しいです。

 

Prema Metta Orphanage School Trust Facebook
Prema Metta Orphanage School Trustホームページ


ご支援の使いみち

❏ 教師4名と給食調理員1名の1年分のお給料:672,000円
❏ 教材費:262,000円
❏ 制服代:174,000円
❏ 筆記用具:20,000円
❏ 遠足、イベント代:316,000円
❏ 光熱費:24,000円
❏ 通信費:16,000円
❏ 設備メンテナンス費:200,000円
❏ ティチャートレーニング:16,000円
❏ 遊具:12,000円
❏ 会計士:36,000円

❏ その他諸経費 など

 

 


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