プロジェクト概要

 

 

 

 

くの新卒学生は、就職の際に地方の中小企業を選ぶことはありません。実際に、地方には優良で幹部候補を求める中小企業が多くありますが、地方の固定されたイメージを払拭できず、人材獲得に苦慮しています。結果、都市と地方の人材の不均衡が拡大し、地方の優良企業の成長を妨げ、日本全体の活力低下にもつながりうると考えております。

 

そこで、私たちは、米国での先行事例を参考に、優秀な学生を地方の中小企業に経営幹部として派遣するプログラムを通じて、都市でも地方でも自分らしいキャリアを築ける社会を実現するため、クラウドファンディングに挑戦します。

 

 

震災後、故郷の宮城に根を張り、活動を開始しました。

 

はじめまして。特定非営利活動法人 アスヘノキボウの小松洋介です。私は、大学を卒業後、株式会社リクルートに入社。働く楽しさを実感しつつ、毎日が充実していました。そんなある日、東日本大震災が起きました。一晩中寝ず、テレビで津波の映像から目が離せませんでした。

 

宮城は、私の故郷です。それだけではなく、リクルートの新人時代、宮城県の沿岸部の担当をしており、毎日のように松島から気仙沼まで通っていました。みなさんは温かくて、「リクルートの小松」というよりも、一人の「小松洋介」として、本当によく可愛がっていただき、私自身この新人時代があったからこそ成長できました。

 

そんな可愛がってくれた会社の建物が、次々に津波に飲まれていくのです。言葉では言い表せないほど、ショックを受けました。

 

写真提供:女川町

 

いても立ってもいられず、すぐに物資をつみ、2日後には東北に行きました。それから毎週、被災地でボランティアをする中で、「今は被災地に向き合いたい」と思い、会社を辞めました。もっと被災地の皆さまにお応えしたいと思い、特定非営利活動法人アスヘノキボウの立ち上げへと至ったのです。

 

 

 

女川町での活動の中で見えてきたもの。

 

私が、女川町の復興・地方の仕事に関わり、もうすぐ6年半が過ぎようとしています。

 

復興が進み、造成工事が終わり、少しずつ事業を再開する事業者さんが増えてきました。仮設住宅から公営住宅や自宅を建てる人も出てきました。

そのような中で、課題として感じていることが3つあります。

 

① 都市部から地方への人の流れ

 

最近、地方が盛り上がっていると世間では言われますが、まだまだ地方への人の流れは小さく、地方に対してネガティブに捉える人や関わることが一大決心のように考える人が多いです。

 

もっと、「地方に行くこと」が当たり前にできる仕組みを作らないと、いつまでもこの状況は変わらないと感じています。

 


② 女川をはじめ、地方の中小企業の状況


女川をはじめ、地方の中小企業で、素晴らしいビジョンをもち、一生懸命頑張っているところはたくさんあります。しかし、「人材」が足りない。

 

特に、事業の状況を数字に落とせたり、社長に新らたな可能性をみせる意見を言えるような、社長を支える人材がなかなか見つからないと言います。そのため、事業を推進するのは社長と限られたメンバーで「今」という一点の対応に追われてしまい、将来の事業拡大や新規事業展開のアイデアはあるが、なかなか動くことができていない状況があります。

 

 

③ 現役の大学生の状況


被災地や地方には「地域に興味があり、何かしたい!」、「将来起業したい!」という学生がインターンなどを通して来てくれることも増えてきました。しかし、就職となるとその多くは大手企業を目指す選択をする人が多いです。

 

「まずは社会を知るために、企業に行きます」という言葉が多いことに気づきました。私自身、大手企業出身で学んだことも多々ありますが、地方の中小企業で事業の1から10まで何でもを関わりながら経営と現場に近い場所で仕事をすることには、成長できる可能性(特に「自分で何かやりたい」学生)が秘めていると感じています。

 

 

以上の3つの課題解決策を考えていく中で大事なことは『都市や地方といった垣根を超えて、自分が成長できる働く場所を選択でき、キャリアを築くことができる世の中にする』ことだと思い、プロジェクトを立ち上げました!

 

 

 

「学生も、地方も、日本もよくなる」仕組み。Venture For Japan 始動。

 

将来、日本を背負う次世代である新卒学生の就職活動。現状、初めて職業を選択するときに、情報は都市部が多く、地方は少ない。そのため地方を就職先として選択することは少ないのが現状です。

 

そこで、起業家志望や自分で何かを生み出す側に回りたい新卒学生向けを主に、日本全国の地方のスタートアップ、中小企業へ2年間限定で経営ポスト(社長の右腕や経営幹部)として人材紹介をするプログラムを実施することにしました。

 

「都市部の大手企業で働く」、「大学院へ進学する」、「起業する」などの選択肢に加え、「地方の中小企業で働く」という選択肢が新たに生まれることにより、キャリアのひとつとして当たり前の価値観になるのではないかと考えました。

 

 

この事例として、アメリカにあるVenture For Americaの取組があります。

 

彼らは優秀な起業家志望の大学生を約1ヶ月のトレーニング後に、2年間という期間限定で地方のスタートアップや中小企業に経営ポストで送り込み、企業の事業拡大を実現するというプログラムを提供しています。

 

そして、2年後は、「そのまま企業に残る」、「起業をする」、「転職をする」などの選択肢があり、起業する場合は投資家とのマッチングの機会を提供し学生を支援しています。地方でキャリアを積んだ学生たちは、様々な場所で活躍しているそうです。

私は「これは学生も、地方も、日本もよくなる」と感銘を受け、すぐに本社があるNYへ飛び、代表のアンドリュー氏と話をし、日本で始めることにも背中を押してもらいました。

 

そして、日本でも同様のプログラムを日本版にアレンジし、Venture For Japanを立ち上げることを決めました。

 

 

▼ Venture For Japanの流れ ▼

 

基本的なスキルの習得

主にビジネスマナー、会計、法務などの基礎を学びます。そのほかにも、自分自身のキャリアを考えたり、プログラムの同期との関係づくりなどを行います。

 

・2年間、就職した会社で、社長の右腕として経営の本質を学ぶ

(フォローアップ体制)

①毎月、参加者のメンタリングを実施し、進捗状況や困ったことや悩んでいることにアドバイスを行います。

②定期的に集合研修を実施し、お互いの仕事の状況の報告を行ったり、経営に必要な学びの機会を提供します。

 

・2年後、それぞれの選択を。

「そのまま企業に残る」、「転職をする」、「起業をする」、「大学院などに進学をする」というようなそれぞれ選択肢があります。各選択をするにあたって、意思決定のバックアップ体制の整備しようと考えています。

 

開始年度は、女川を始めとする2~3地域の企業様10社と学生を繋げていき、次年度に30社、3年後には50社と実現。将来的には全国の地方へこの仕組みを広げていきたいです。

 

現在、開始年度の目標10社に対して、すでに約半数がプログラムに興味を持たれています。

 

また、主に起業家志望・自分で何かを生み出す側に回りたい学生へのアプローチとして、プログラムの全体設計にはNPO法人ETIC.に主にご協力をいただいております。

 

また、学生への情報共有や最近の学生の動向に関する情報共有は、一般社団法人HLAB、その他人材派遣企業等とも連携をしていく予定です。

 

学生の将来をサポートをし、この活動を通して、学生、地方、日本をよりよくしていきたいを考えています。

 

 

株式会社鮮冷 専務取締役 岡 明彦

 

 

東日本大震災から五年目に世界進出を見据えた水産加工の新会社を設立しました。設立後、販路は国内はもちろん、世界へ向けて広げていくために国内外と女川を行ったり来たりする生活をしています。有り難いことに国内外の販路は広がり、忙しさも増しています。

 

忙しさが増すにつれて、私の隣で一緒に経営を支えてくれる右腕が欲しいと感じていた時にventure for japanの話を聞きました。そして、右腕を本当に採用したいと思いました。

 

起業したい、何か自分でやりたいと考えており、経営を本気で学びたい人はぜひ、このプログラムやセミナーに参加頂ければと思います。また、小松くんは壊滅的な震災直後から女川に入り、町を共につくってきた仲間です。逃げずに最後までやり遂げると思っています。応援しています。
 

 

 

鈴幸漁業株式会社 代表取締役 鈴木悠太

 

 

3隻の遠洋鮪延縄漁船を世界の海に送り出し、漁獲したマグロを中心とした魚を国内市場に供給しています。魚食流通の川上を担う立場としての仕事と共に、最近ではより川下に近い方々への直販・六次産業化にも力を入れており、多忙な日々を送っています。

 

漁船漁業経営は特殊な業態であると思います。洋上で奮闘している船とのやり取りの中で細かに経営計画の調整をし、船が国内外の港に入港すれば現場に張り付いて船のメンテナンス作業立ち会いや次の航海に向けた仕込の手配・調整等の仕事を曜日・日時に関係なく行わなければなりません。販売・仕入ともに一度に数千万円単位の取引を決めることもしばしばあり、状況を把握し瞬時に最適な決断をする能力が求められます。

 

国内外問わずに走り回る日々の中で、私の横で共に経営を支えてくれる人が今後必要であると感じていた時にVFJの構想を知りました。都市部の大企業に流れがちな有能な人材が当社のような地方の中小企業で経営を学び、早い段階から自らが主体となって事業に取り組むことは、企業・個人どちらにとっても非常にメリットがある事と思います。

 

VFJを通じて「意欲ある地方企業」と「有能な若者」がマッチングし、相互成長を経て、「新しいスタートが世界一生まれる町・女川」に更なる化学反応が起きることを期待しています。

 

 

 

アスヘノキボウに新卒入社 後藤 大輝

 

 

私は、外交官を目指していました。しかし、女川と出会い、人口6,700人の女川という小さい町から日本や世界に発信する方が面白いと感じてしまい、地方で働くことを選びました。今年の3月に卒業してから、アスへノキボウで働いています。

 

地方から持続可能な社会のあり方を創ることができれば、日本全体が直面する課題の処方箋になると思ったのです。組織が小さい分、基本的に0から10まで自身で考えて動かすことがほとんどです。日々多くの課題に向き合っていますが、学びとやりがいしかありません。 

 

 

 

株式会社 経営共創基盤 代表取締役CEO 冨山 和彦 様
venture for japanアドバイザー

 

 

新しい時代の新しい日本を創るのは若者です。護送船団型の古くて大きい企業の時代はもう終わりました。小さくていいから新しい価値観を持ち、新しいビジネスモデルで事業を展開する企業や組織の時代です。

 

今、この大変化は世界中で起きています。若者の働き方、生き方が変わり、こうした新しい波の主役になっていけば、日本には必ず豊かで愉快新しいな時代がやって来ます。

 

Venture for Japanはまさに新しい生き方を指向する若者に場を提供し、応援するイニシアティヴプラットフォームです。若者の働き方、生き方を変え、新しい日本を創っていきましょう!

 

 

 

株式会社日本人材機構 代表取締役社長 小城 武彦 様

venture for japan アドバイザー

 

 

大都市の「歯車」か、地方の「心臓」か。

 

一度きりの人生。小さくまとまってしまっては面白くない。地域の中小企業だからできること、学べることは、とてつもなく広く、深い。

 

小さい企業だからこそ見える事業の全体観、自らの努力が企業の成長、地域の発展に直結する醍醐味。事業・雇用・地域を背負っているオーナーの迫力。

これらに若いうちに触れることが、人生に与える意味は大きい。

 

私は、Venture for Japanを応援します。

 

 

 

1月14日@東京都内で、大学生向けのキャリアセミナーを開催します。

 

そして、今回は、Venture For Japanの一歩として、皆さんから頂いたご支援で、「自分でつくる側になりたい」大学生向けにキャリアセミナーを実施したいと思います。

 

Venture For Japanのプログラムを実施するにあたり、学生たちにキャリアを本気で考えてもらいながら、地方には魅力的な経営者がたくさんいることを知ってもらう機会を作りたいと考えています。

 

「まずは勉強のために企業に就職する」のではなく、「何を実現するために自分はどんな将来の選択をするのか」を考えてもらうことで、一人でも多く、主体的に動く学生を生み出し、地方でキャリアをスタートさせる学生を見出し、Venture For Japanのプログラムを推進していければと考えています。

 

 

 

●「就職ちょっと待った!キャリアデザインセミナー」(仮)

 

日時:2018年1月14日

場所:東京都内

参加費:無料

 

当日は、大学生を対象に様々なゲストのキャリアに関する講演、自分のキャリアを考えてみるワークショップ、VFJの事業説明や地方企業の代表によるプレゼンテーションなどがあります。
 
今から、将来のキャリアマップを学生自らで作ってみながら、具体的な流れを考える内容になります。

 

 

 

「地方で働くことがひとつのキャリアになる」という世界を当たり前に。

 

私は、都市部の大企業へ就職することを否定しているのではありません。都市部に加え、地方で就職してキャリアを築くことが当たり前の世の中になっていくことを目指したいと思っています。

 

地域の課題と学生の課題をつなげる。

 

Venture For Japanはそのきっかけになると信じています。そして、将来的にはventure For Japanがなくても、自然と人の流れが地方に生まれていることを目指していきます。

 

「自分が好きな場所で、自分が考えるキャリアを作り、自分の成長とその場所の成長を生み出していく」。

 

そんな世界が実現できれば良いと思っています。ぜひ、その一歩を進める仲間になってください。よろしくお願いいたします!

 

特定非営利活動法人 アスヘノキボウ HP

特定非営利活動法人 アスヘノキボウ Facebook

 

 

  資金使途


❏ 会場利用料    
❏ ゲスト謝金  
❏ 設営委託費 
❏ 広告宣伝費 
❏ その他諸経費 など

 

 

 

 


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