プロジェクト概要

 

 

虐待や貧困など、さまざまな事情から家に帰ることができない子どもたちが、夜の繁華街を徘徊し、性被害に遭ったり犯罪に巻き込まれる事件が後を絶ちません。子どもたちは単なる「非行少女」「不良少年」としてみられ、その背景にある問題や支援の必要性に目を向けられることなく、危険や暴力にさらされ続けているのが現状です。

私たちは、そうした子どもたちを「発見し、出会い、つながること」を目的に、夜の繁華街に大型バスを巡回させ、家に帰れずにいる子どもたちへの支援のきっかけを作りたいと考えます。夜の街をさまよう子どもたちが危険につながる以外の選択肢を持ち、搾取や暴力に行き着かない社会の実現のため、クラウドファンディングに挑戦します。


 

 

 

 


第二目標達成、ありがとうございます!
 残りの一週間で、最終ゴールを目指します!


 

340人以上の方から、200万円を超えるご支援をいただくことができましたクラウドファンディングは残り6日となりましたが、最終ゴールを300万円に設定することにしました。

 

アウトリーチによる出会いから、自立までに伴走し支える体制をつくるため、新たに就労支援事業を立ち上げるための資金を募ります。

 

企業や職業訓練校、民間支援団体等と連携し就 労支援を行っていますが、特に中卒者や高校中退者、虐待や性暴力被害経験、知的障害や精神障害のある若年女性が安心して働き、経験を積める場が不足しています。 そのため、Colaboでも就労支援部門を立ち上げ、一人ひとりの状況やトラウマに配慮した環境で若年女性がやりがいを感じながら働ける中間的就労の場をつくりたいと考えています。応援よろしくお願いします!


家に帰れずにいる少年少女を無視するのではなく、声をかけ、手を差し伸べられる社会をつくるため、引き続き、応援よろしくお願いいたします。

2017年11月14日追記 仁藤夢乃
 

 

 

夜の街をさまよう子どもたちが危険につながる前に

手を差し伸べることができる一歩をつくりたい!

 

こんにちは。一般社団法人Colaboの仁藤夢乃です。私たちは、「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行き着かなくてよい社会に」を合言葉に、中高生世代を中心とする女子を支える活動を行っています。

夜の街で家に帰れずにいる少女たちへの声掛けや相談に乗るほか、児童相談所や警察、学校、病院などへの同行支援を行ったり、虐待や性暴力被害を背景に家家に帰れない少女たちが一時的に泊まれるシェルターを運営し、食事、風呂、衣類や宿泊場所などの提供を行っています。中長期的な支援が必要な場合には、中長期シェルターで暮らしを支え、同じような境遇を生き抜いた女子たちによる自助グループも運営しています。

 


毎年100名ほどの少年少女と出会っていますが、特に貧困や虐待などを背景に、家庭や学校、地域で孤立し、街やSNS上をさまようなかで、危険に取り込まれた青少年と関わっています。

女子の場合は、児童買春やJKビジネスなどの違法の性風俗店への斡旋、性被害。知的障害、発達障害の少女が狙われるケースもあり、被害に遭った少女が自傷行為や自殺未遂を行うケースも後を絶ちません。

 

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理由があり夜の街にいる子どもたちの存在が、背景を知ろうとせず

「不良少年」「非行少女」として語られることが多いのです。

 

私も中高生だった頃、父親のDVや母親の鬱病、両親の離婚、家族からの暴力などから家にいられず、月に25日、渋谷の街を徘徊する生活を送っていました。家族と顔を合わせれば暴言や暴力が飛び交い、命の危険を感じたこともありました。リビングやお風呂、トイレ、キッチンなどの共有スペースを使うのにも気を使いました。

 

家で安心して眠れない日が続くと、学校への遅刻や授業中の居眠り、欠席が増え、教員から注意されるように。なぜ眠いのか、ご飯をちゃんと食べられているのか、声をかけ、聞いてくれる教員はいませんでした。家で起きていることは教員や、他の大人の誰にも打ち明けられませんでした。高校二年生の夏、私は高校を中退しました。将来について悩んでいましたが、頼り相談できる大人はいませんでした。


ファーストフードや漫画喫茶、居酒屋、カラオケや、ビルの屋上に段ボールを敷いて一夜を明かしたこともありました。繁華街での少年補導が厳しくなると、23時を過ぎる前に渋谷から住宅街や郊外に移動し、隠れるようにして朝を待ちました。街では、自分と同じような苦しみを抱える中高生と出会いました。


自分と似た状況にある子ども達の問題が「不良少年」「非行少女」として、子どもの問題、子どもが悪さをしているという文脈でばかり語られる度に「私たちにも事情があって、街に出ているのに」「本当は家にいたいのに」と思っていました。そんな私に声をかけてくるのは、買春者か、危険な仕事に斡旋しようとする人だけでした。

 

「ネットカフェ難民」が社会問題になっていた当時。
「うちらも難民じゃね」「ホームレスだよね」と仲間とつぶやいていたことから
「難民高校生」(筑摩書房)を大学在学中に書きあげました。

 

 

犯罪や危険に巻き込まれる子どもが後を絶たないのは、

支援につながる前に、危険に取り込まれているからなのです。

 

今でも、路上やネット上で声をかけるのは、少女の場合は、買春者や、JKビジネスや違法の風俗店や児童買春の斡旋業者。少年の場合は振り込め詐欺の受け子や、違法の建築作業や除染作業に斡旋する業者などが声掛けをしています。少女を違法風俗店に斡旋するためのスカウトとして少年が使われることもあります。

渋谷や新宿などの繁華街では、毎晩100人ほどのスカウトが街に立ち、少年少女に声をかけています。犯罪や危険に巻き込まれる子どもが後を絶たないのは、困っている子どもたちが支援につながる前に、危険に取り込まれているからです。

 

▼ある中学生の体験


Colaboで保護したある中学生は、真冬の深夜2時ごろ、父親に殴られ裸足で家を飛び出したといいます。暗闇の中、明るく光る自動販売機で暖をとろうと寄り掛かっていたそうです。小さな街の階段に座っていると、男に声をかけられて、事情を話すと、コンビニでおにぎりを買ってくれました。手を握られて、「まずいと思ったが、怖くて抵抗できなかった」と言います。男の家に着き、おにぎりを食べると「歯磨きかお風呂、どっちかやる?」と聞かれ、断ったが強姦されました。初めての性行為でした。彼女は、おにぎり一つで体を売ったのだと、自分を責めていました。
「声をかけて来るのは、そういう男の人だけだった。寝たくてもどこで寝たらいいかわからないし、頼れるのはその人たちだけだった。もっと、女の人とか、危なくない大人の人が声をかけてくれればいいのに。自分はそういう大人になりたい」と彼女は言います。

 

中には、小学生の時の被害もあります。私たちは、家出や深夜徘徊などを単なる非行として捉えるのではなく、背景にある困難や、支援の不足、危険に取り込む大人の巧みさを考えなければなりません。

 

若い女の子が街を歩けば、スカウトに何度も声をかけられて、選べるほどの夜の街での求人情報を受け取ります。それと同じくらい、手を差し伸べようとする大人が声をかけ、支援につながる情報を手渡ししていけば、子どもたちが困ったときの選択肢を増やせるはずです。

 

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あきらめ感が強かったり、自暴自棄になったりしている子どもたちの多くは、
「大人に諦められた」と感じる経験をしていたり、自己責任論の中で「自分が悪い」と思い、
声を上げられずにいます。

 

 

出会いに行かなければ、出会えない子どもたち

 

私たちは、児童相談所や警察、役所などへの同行支援も行っていますが、困難を抱えた中高生が公的な支援を受けることに高いハードルを感じています。夜間巡回中、街で声をかけた少女に「保護じゃないよね?」と、怯えた様子で言われたことが何度かあります。それまでの不適切な対応から、大人への不信感を募らせているのです。

 

「そういう子どもたちは相談窓口に来ない」という声をよく聞きますが、家庭や学校などで傷ついてきた子どもたちが、自ら相談機関を調べて、面談の予約を取り、交通費と時間をかけて相談に行くというのは現実的ではありません。


公的機関の体制が、困難を抱える青少年の実態と合っていないことも、日々感じています。例えば、児童相談所の開所時間は多くが平日の日中のみで、保護のニーズが高まる夜間や土日祝日に、駆け込める場はありません。公的機関で唯一、子どもを発見し、つながる活動に力を入れているのは警察ですが、それは「補導」という形になります。補導された子どもはケアではなく指導の対象として捉えられ、叱られて家に帰されたり、鑑別所に送られる事もあります。補導をきっかけに背景への介入や、必要なケアに繋がるような「ケア付きの補導」が必要だと考えています。

一方、スカウト組織や買春者は、少年少女に必要な「衣食住+関係性」を、支援より先に与えています。話を聞き、理解を示し、帰るところがないのなら「寮」を、補導から逃れるための「宿泊場所」を提供し、時に食事を与え、学習支援をしている店もあります。彼らは少女たちを「担い手」として捉え、仕事を与えて取り込むやり方をしています。それが、搾取のための手段になっているのです。

 

Colaboとつながる14~26歳の28名が企画し児童買春の実態を伝える企画展
「私たちは『買われた』展」の展示の様子。そこに至るまでの背景を知ってほしいと、
保護者や教員、行政、警察、児童福祉関係者などから言われた言葉を作品にしました。

 

 

「大丈夫?」「気を付けてね」の一言が、信頼の芽を回復させます

 

荒れていた高校時代、朝帰りする私に声をかけてくれたおばあさんがいました。「おはよう。寒いわね。風邪をひかないようにね」と。そんな当たり前の声掛けを私にしてくれる人がまだいたんだ、おばあさんとすれ違ってから、涙があふれたのを今でも覚えています。

私も夜の街で16歳の女の子に声をかけたとき「気づいてくれてありがとう」と目に涙をためて言われたことがあります。その声掛けがすぐに相談につながらなかったとしても、気にかけている人がいることが感じられる経験の積み重ねが、信頼につながります。友達が夜の街で私に声をかけられたのがきっかけで、相談につながったケースもありました。

 

夜の街歩き「気づける大人」を増やす『夜の街歩きスタディーツアー』も開催しています。

 

 

「気づいて、声をかけ、つながる」アウトリーチに特化した支援者集団をつくり、街に出る!

 

このプロジェクトでは、韓国の実践を参考に、夜の繁華街に停めた大型バスを拠点に青少年へのアウトリーチを行います。バスでは、食事や物品をもらえたり、シャワーが浴びられたりするようにします。これまでシェルターで行って来たことをバスの中に詰め込み、街に運んでいくイメージです。

 

 

この活動では、まずは「発見し、出会い、つながること」を目的とします。それが、支援を必要とする子どもたちが困ったときに相談したり、必要なタイミングで支援を受けられるためのきっかけづくりになると考えています。さらなる保護や支援が必要な場合は、全国の支援団体と連携し、チームを組んで支えていきます。

 

まずはColaboが実施団体となって、東京を拠点に活動し、3年を目途に地方でも他団体が実施団体となり活動できるようにしたいと考えています。「発見し、声をかけ、つながる」大人が増えることで、子どもが危険につながる以外の選択肢を持ち、搾取や暴力に行きつかなくてよい社会をつくりたいと考えています。

 

 

みなさんの応援が、実現に繋がります!

 

このプロジェクトについて、日本財団の支援制度に応募したところ、ソーシャルイノベーターの7組に選ばれました!12月の最終選考を経て「特別ソーシャルイノベーター」に選ばれると上限1億円×3年間、優秀賞2組には上限5,000万円×3年間の支援を受けられることになります。

 

この支援を受けて、私たちは「動く青少年センター」を立ち上げ、大型バスを購入・改装し、支援者養成講座を開催。アウトリーチ支援員を雇用し、シェルター用の物件を借り上げて、夜間巡回バスによる活動を始め、夜の街をさまよう青少年の実態調査を行いたいと思っています。現在、子ども・女性・生活困窮者支援者や弁護士、教員、企業など様々な立場の方と、立ち上げ準備を進めています。

 

日本財団の選考基準の中に、どれだけの人に共感・応援される活動であるかということが考慮され、このクラウドファンディングが、活動の応援や共感の広がりを示す指標の1つになるそうです。

ここで集まったご支援は、事業立ち上げに向けた準備にかかる費用に充てたいと考えています。具体的には、韓国での実践の視察にかかる費用や、事業計画や運営方法を固めるための会議費、全国各地の協力者やアドバイザーとのミーティング・協力関係づくりのための交通費・宿泊費、事務局人件費、広報にかかる費用などを想定しています。

ご支援の一歩で、活動への共感・応援を示していただけたら嬉しいです。
応援、よろしくお願いします!

 

 

 


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