ぼくらとシゴト、閉鎖のご報告。

ぼくらとシゴトを支援していただいた皆様へ

 

こんにちは。ぼくらとシゴト、運営責任者の田中航です。

近況報告が、滞ってしまい誠に申し訳ありません。また滞ったうえに、大変心苦しいのですが、ぼくらとシゴトのサイトの閉鎖をご報告するため、連絡いたしました。

ご支援くださった皆様からの期待に応えられず、誠に申し訳ありません。

 

なぜ閉鎖するのか。今までの経緯を含め、ご支援いただいた皆様に説明させて頂くため、メッセージをお送りします。長文になってしまいますが、ご一読いただければ幸いです。

 

〇2017年6月20日にサイトが無事にOPEN

他人のモノサシをもとに、仕事を選ぶことに課題感を感じて出発したぼくらとシゴト。

自分なりのモノサシを作ってもらうために、考えるきっかけを提供したいと考えました。そのため、学生ライターを募り、[考える題材の探索(ネタ探し)]→[題材に関する情報の収集(取材)]→[情報をもとにした議論(ワークショップ)]をサイクル化させることで、自分なりのモノサシを認識していく仕組みを作りました。また、その様子を記事として配信していくことでユーザーも疑似体験できるように設計しました。当初の計画からは少し遅れてしまったものの、皆様の支援のおかげで6月20日に無事サイトをリリース。学生スタッフも合計で9名集まり、順調に動き出すことができました。

 

〇確かな手ごたえを感じる走りだし

上記のサイクルは、計画より少し遅れてしまっていたものの、学生ライターおよびユーザーからの声に確かな手ごたえを感じていました。特に取材情報をもとにしたワークショップ(週1回開催)は新たな発見が多く、学生ライターにとっては非常に有意義な時間になっていたと確信しています。結果、精度にはムラがあるものの、自分なりのモノサシを言語化し、そのモノサシに合わせた未来図も描けるようになりました。夏場には学生ライターを集めた合宿も開催。さらに自分事としてリアルに未来をとらえるようになってきました。

 

〇就活の本格化とともに芽生えてきた違和感

状況は年度が替わった2018年4月あたりから変化してきます。大学2年生が中心メンバーだったのですが、彼らが3年生になることで、大学での就職活動ムードが高まります。自然なことですが、おのずと彼らの関心もどの企業にエントリーするのか。エントリーシートをどのように書き上げるのか。などより即効性があるものに移っていきます。ここまでは想定していたのですが、彼らの話を聞いていくととある疑問が浮かぶようになります。

 

「自分のモノサシに合致した未来を選んでいるのか?」

 

学生の中には、社会人の視点から見て、その未来を実現するためには(企業就職ではなく)個人で活動をするほうが絶対に効率的だと思う人もいたのですが、みな企業への就職を前提に語ります。また、企業の選び方もモノサシに合致した企業というよりも、現実的な選択肢を求める傾向を強く感じました。

詳しく話を聞くと、モノサシに合わせられない理由は、自信の欠如であることが想像できました。もう少し詳しく言うと、自分では仕事で生計を立てていく自信がないので、まずは一般企業で力をつけたい。ということが前提にあるように感じました。このあたりから、私たちのビジョンにぶれが生じてしまいます。本当にモノサシづくりの重要性をメディアを介し続けてよいのか・・・・。

 

〇違和感を抱いたまま走ってしまった

このようなブレを抱きながらも、そのまま走り続けました。その結果、学生ライターが一人、また一人と去ってしまう状況に陥っていきます。その結果、記事の作成はさらに遅れ、実質活動休止状態に陥りました。スタッフも減り、夏が終わるころには、実質3名体制になってしまいました。ブレを感じた時点で、そのビジョンのままいくのか、それとも変えるのか、明確な判断をしなかった自分の落ち度です。

 

〇代替手段を模索するものの現在に

残ったメンバーで、改めて膝を付け合わせて議論しました。その結果、自分なりに稼げる自信を醸成することが、避けては通れない課題であるという認識に至りました。そこで、様々なアイデアを持ち寄り、事業化できるかをテスト。試行錯誤してきましたが、ぼくらとシゴトのメディアという形が制約条件となってしまい、これならば行ける!という事例が作れないまま2018年を終えてしまいました。そこで改めて、メンバーと議論。ぼくらとシゴトのサイトを閉鎖しようという結論に至りました。この結論は、「自分なりのモノサシを作ること」が不要であるという判断ではありません。いまだに、スタッフ全員がこの重要性は感じております。一方で、最適なアプローチがメディアではないと判断いたしました。

 

ご支援いただいた皆様には、このような報告で大変心苦しいのですが、

ぼくらとシゴトのサイトを1月20日をもって閉鎖させて頂きます。

 

〇最後に

改めて、共感頂き出資頂いたにも関わらず、このような結果になってしまい誠に申し訳ありませんでした。とはいえ、ぼくらとシゴトを通じて「自分なりのモノサシを作る」必要性とその課題となるのが「自信の欠如」であることを確信できました。また、その事業を創るという観点でも、何をいつ意識すべきか学ぶことができました。形は変えていきますが、今後とも一人一人が自分なりのモノサシを持って暮らせる社会に寄与するため、活動を続けていきたいと思います。

 

 

2019年1月14日 田中 航

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