子どもたちに読書の楽しさを伝えたい、という母の想いを叶えたい

支援総額

1,235,000

目標金額 550,000円

支援者
116人
募集終了日
2019年3月27日

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2018年12月31日 09:53

鯉の生き血と宮沢賢治と母。

スタートをきってから、ずーっと母と家族と過ごしているので、あらたな母のことがいろいろと分かってきたこの頃。

 

母の姉は電話口で、母の思い出話をいろいろと語ります。母は五歳のとき、やはり肺炎になり、危篤状態へ。でも「生肉を貼り、鯉の生き血を飲んだら生還したのよ」と。「強運の持ち主だから絶対大丈夫」と。高熱で髪は天然パーマになった話もついていたかな。鯉の生き血の話は母からも、昔なんどか聞いていたので、昭和初期の医療はすごいなと思ったものでした。ちなみに母は東京の人間です。

 

また、母の姉は、この童話のプロジェクトについても、まして母の書いた童話の中身も知らないのに、童話と関係する話を始めました。

 

昔、母の兄(「本を読んだへび」の主人公でもあるタカシ)が、本の読み聞かせの会をよく開いていたという話。あるとき、そこにゲストスピーカーを呼んで宮沢賢治を朗読してもらったという記憶。「その方の名は、中西 悟堂(なかにし ごどう)さんよ」と叔母が言うので調べてみたら、歌人・詩人で日本野鳥の会の創設者でした。ゲストスピーカーだなんて、ずいぶんと叔父は洒落た会を開いていたのだなぁと。

 

母の大学の卒論は、宮沢賢治だったことも叔母は話してくれました。

それは初耳でした。母は、経済と心理学部を出ているので、それは心理の方のかななどと想像するとどんな卒論だったのだろうかと気になります。

 

母の他の姉も電話口で読み聞かせの会や、宮沢賢治について語りましたので、この「本を読んだへび」という話は生まれるべくして書きあがった作品なのだと思いました。母とすごく深いところでつながっているお話。

 

昭和初期の、読み聞かせ会を覗いてみたい、そんな気分になりました。

 

ところで、意識なく、夢の中を彷徨う母のそばで、実家から運んできた、初期の頃の同人誌「ひまわり」を兄が母の耳元で朗読しています。

そうすると、母の血圧は上昇し、呼吸数も落ちついてきたり。

 

兄の朗読を、妹と聞きながら、母の昔の考えや童話にいろんな思いを馳せ、そこに会話も生まれます。母の童話には90歳くらいのおばあさんがよく登場すること。死んだら花に生まれ変わりたいと書いてあることなど。母の心と頭の中を私たちも今になって体験しています。不思議な感覚。

母を囲んでの、兄の読み聞かせ会もなかなかです。

 

 

リターン

3,000


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応援コース

オリジナルポストカードでの心をこめてお礼のメッセージをお送りします。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

5,000


「本を読んだへび」贈呈コース

「本を読んだへび」贈呈コース

オリジナルポストカードでの心をこめてお礼のメッセージをお送りします。
「本を読んだへび」1冊
オリジナル缶バッチ1個

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

3,000


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応援コース

オリジナルポストカードでの心をこめてお礼のメッセージをお送りします。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

5,000


「本を読んだへび」贈呈コース

「本を読んだへび」贈呈コース

オリジナルポストカードでの心をこめてお礼のメッセージをお送りします。
「本を読んだへび」1冊
オリジナル缶バッチ1個

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56
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1 ~ 1/ 9

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