「じょっぱりー看護の人花田ミキ」命の尊さを綴る映画制作プロジェクト
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「じょっぱりー看護の人花田ミキ」命の尊さを綴る映画制作プロジェクト 2枚目
「じょっぱりー看護の人花田ミキ」命の尊さを綴る映画制作プロジェクト 3枚目
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支援総額

12,910,000

目標金額 5,000,000円

支援者
709人
募集終了日
2023年3月16日

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2023年02月09日 23:02

「少年・張(チャン)」鎮魂のうた

打たれては逃げきし張は十四歳弟に似し苦力(クーリー)なりき

 

片言をまじえてある日張はいいき「蒋将軍は必ずかえる」

 

軍票を受けとり張は笑顔にて「アーシタマタアイマショウ」とかえりてゆきし

 

当然のことだが、交戦中の中国では、個人的に住民とのつき合いはできなかった。


その中で、病院で働いていた現場の苦力とは、いく人かの知人ができた。

 

その中で、今でも忘れられないのは、少年張である。

 

少年とはいえ、体格がよく、ニコニコとして働いていた。

 

私と同じ病棟付きであったから、弟のように思えて仲がよかった。

 

中国人の苦力を監督する日本兵は、「快々的(カイカイデー)、快々的」と叫びながら、棒をもって、仕事を急がせていた。

 

中国人は、「慢々的(マンマンデー)、没法子(メイファーズ)」ゆっくり、なるようにしかならないというように悠容迫らざるものがあった。

 

そして、粘り強く忍耐心があった。

 

狭くせせこましい日本にくらべ、茫漠とした大陸が、そこに生まれ育った彼らの気風を形づくっているように思えた。

 

なついていた張だったが、ある日一度だけ私に言ったことがある。

 

「蒋将軍は必ずかえる。」

 

今は、日本軍に追いつめられている蒋介石将軍だが、必ず、帰ってきて巻き返すのだと、キッとした表情で言った。

 

ムチをふるわれて、口惜しいおもいで働いていたのだろうとその心情を思った。

 

そして、茫洋とした中国の人たちの底知れぬ底力を感じた一瞬であった。
広い大地、人的資源を含めた、資源が豊かな中国に、畏怖を感じたのもウソではなかった。

 

「張は元気でいるだろうか?」 

 

かの日の張と似た年ごろの少年を見ると、フト思い出す。

 

 

写真はイメージです

 

Suzy Hazelwoodによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1098526/

 

「鎮魂のうた」41-43p

 

---

 

平成14年(2002年)に花田ミキさんが自費出版した「~20世紀におくる~鎮魂のうた」という記録集があります。従軍看護婦として戦場に赴いたときの記録集です。

 

この経験から「命を阻むものはすべて悪」という強い信念を持つようになった経緯を感じていただけると幸いです。

 

今回、ボランティアの皆さまと文字起こしをさせていただきました。ご協力に感謝します。

 

▽1話ずつ紹介しています。

 

鎮魂のうた~20世紀におくる~

I. 日中戦争と病院船

 日中戦争と病院船 地獄の鐘

 江岸のむくろ(南京)

 泥足の兵たち(南京)

 汕頭(スワトウ)作戦 

 霧笛(ムテキ)

 還りなば(上海)

 藻(モ)のからむ病衣(広島・宇品港)

 珠江(シュコウ)をさかのぼる(広東)

 広東野戦病院

 

II. 黄土戦野の病院で

 紫藍色(チアノーゼ)の唇

 花もなき別れ

 明日しれぬ別れの日

 夜の点呼

 夜の銃声

 真冬日は続く

 死線をくぐったものたち

 ぺンチを腰に

 男女別勤務

 帰る日はいつ

 武漢に転身

 華北の病兵たち

 少年・張(チャン)

 しおりのようなひととき

 

III. 第二次世界大戦と私~生と死の海で~

 育てればとられてしまう

 初萩の門

 日米開戦の朝

 非常準備

 鱶(フカ)も敵

 水漬く屍

 少年兵の声

 東条艇が航く

 潮を浴びて

 ゆきかう手旗信号

 つらい船酔い

 大きな虹

 幽鬼の群れ

 軽き担架

 水恋い

 山中の敗走

 

 IV. ふりむけばーーそしていま

 十四歳

 遺されし子ら

 八月の面影

 修羅の青春

 苦しい暮らし父母からの手紙

 色をうとむ

 われらカナリヤ

 

V. 二十世紀におくる鎮魂のうた

 戦争の世紀

 泥沼の日中戦争

 疲れ切った銃後

 若ものたちのいのちを返せ

 自らむちうって

 

リターン

10,000+システム利用料


五十嵐匠監督オンライントークイベントご招待、ウェブサイトへお名前掲載

五十嵐匠監督オンライントークイベントご招待、ウェブサイトへお名前掲載

▶五十嵐匠監督オンライントークイベントご招待します
2024年6月の映画完成後を予定しています。2024年3月中に、日程についてご連絡いたします。参加できない方には録画を期間限定でご覧いただけるようにします。

▶公式のウェブサイトにお名前を掲載します(サイズ小)
映画の公式ウェブサイトに感謝の気持ちを込めて、お名前を掲載いたします。
掲載するお名前は「質問」の回答のところにご記入ください。掲載不要の方は「不要」と書いてください

▶感謝のお礼メッセージをお送りします

▶全国どこからでも映画をオンライン視聴いただけます
5千円コースの説明欄をご参照ください。

申込数
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発送完了予定月
2024年6月

5,000+システム利用料


オンラインで映画を鑑賞いただけます

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▶感謝のお礼メッセージをお送りします

▶全国どこからでも映画をオンライン視聴いただけます映画完成後に、視聴できるURLをお送りします
映画の完成は2024年6月を予定しています。視聴期間は、お知らせから2週間を予定しております。

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